22ステラはエリアトラウトに最適?使える番手も解説!

ステラはシマノの汎用スピニングリールの最高峰モデルで、22ステラはその最新型です。

昨今のエリアトラウトは年々テクニカルになり、タックルのスペックも感じやすいため、22ステラの性能を存分に生かせるでしょう。

では具体的にステラのどういった特性や番手がエリアトラウトに適していて、逆に注意するべき点はあるのでしょうか。

そこで今回は、22ステラをエリアトラウトに使う場合に気になるポイントについて徹底解説します。

塩谷純一郎
執筆者
  • 釣り歴15年
  • 釣り具の販売経験あり
  • 全国10都道府県へ遠征

北国生まれのアマチュア釣り師。前職では量販店で釣り具の販売、企画も担当。釣った魚を調理して食べるのも大好きで、美味しい魚のためならフィールド問わずアクティブに挑戦します。

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22ステラはエリアトラウトリールとして最適なのか?

結論から言えば、22ステラはエリアトラウトに最適なリールの一つです。

しかし盤石と言うわけではなく、使用において注意するべき点もあるので、メリットデメリットすべて解説します。

スムーズな巻き心地

元々ステラは巻き心地を重視したモデルでしたが、22ステラでよりそれが向上しました。

ドライブトレインの構造を見直しただけでなく、ローターの慣性を上手く生かすことで、よりリトリーブ時の抵抗感を軽減しています。

エリアトラウトは繊細なリトリーブが不可欠なので、このメリットは非常に大きいポイントになります。

高い耐久性

22ステラの新型のドライブトレインで向上したのは巻き心地だけでなく、強度面もアップしています。

簡単に言えば、ギアの接地面を大きくしたことで、ギアの歯への負担が減り、耐久性を向上させるというものです。

これによってギアの破損を防ぐだけでなく、優れた巻き心地を長持ちさせる効果も期待できます。

オール金属のセミワンピースボディ

22ステラは、前作の18ステラと同様、ボディの素材にマグネシウム合金を採用しています。

加えてリールフットとギアボックスを一体成型のセミワンピース構造を取り入れているため、より剛性とリール本体の一体感があります。

ロッドから伝わる感覚をより無駄なく感じる取ることができるのは、繊細なエリアトラウトでも武器になるポイントです。

スーパースローオシュレートによる密巻き

22ステラが前作と大きく変わった点の一つに、スーパースローオシュレートという構造を取り入れ、ラインを密巻きにしたことが挙げられます。

これはラインをスプールに対してなるべく平行に近く巻く機構で、ライン離れが良く、飛距離が出せるという構造です。

大型ポンドの管理釣り場では飛距離勝負になることもあるので、この構造は武器になるポイントでしょう。

初期不良がやや多かった

22ステラは素晴らしいモデルである反面、事実として初期不良は少なくないモデルでした。

不良と言っても故障ではなく、巻いた時のノイズが気になるといった程度ですが、やはり最高峰モデルだと気になるポイントでしょう。

現在は解消されつつあるので、22ステラの購入を検討している方は、なるべく新しいロットの新品を購入するのがおすすめです。

密巻きの扱いにくさ

密巻きは良いことばかりではなく、取り扱いを間違うとトラブルを起こしやすい機構でもあります。

ラインのヨレなどが影響し、巻かれているラインに引っ掛かって飛び出てしまい、ラインがらみが発生しやすいです。

ラインマネジメントなどしっかり行えば問題ないのですが、やはり何かの拍子でトラブルが起こるのはストレスに感じる方も少なくないでしょう。

軽さでは他のモデルに劣る

22ステラは十分軽量なモデルですが、軽さだけを考えるとほかにもっと軽量なモデルが存在します。

例えばライバル機のイグジスト、シマノでも一つ下位モデルのヴァンキッシュは、軽さ重視のモデルなので22ステラよりも軽量です。

軽さだけが正義ではありませんが、やはりキャスト回数が多く長時間楽しむことが多いエリアトラウトでは、重視したいポイントでしょう。

22ステラのエリアトラウトに使える番手

ステラは幅広い番手が用意されており、エリアトラウトの場合はその中から適したサイズのものを選ぶ必要があります。

具体的にどの番手が、エリアトラウトのどういった状況に適しているのか解説します。

22ステラ 1000SSPG

1000SSPGは、現状の22ステラのラインナップの中では最小の番手です。

ラインキャパシティが少ない分、軽量でコンパクトなので、ライトラインを使った釣りを展開したい場合におすすめです。

ただしギア比が4.4とかなり小さく、巻き感度と言う点は劣るため、ハイギアがいい場合は2000番以上を選ぶといいでしょう。

22ステラ C2000S

ラインキャパシティなどを考えると、2000番は最もエリアトラウトに適した番手です。

昨今はハイギアを好む風潮も強いですが、やはりより滑らかな巻き心地と、スローにルアーを引きたいときは、ノーマルギアにもメリットがあります。

ベーシックなメソッドでエリアトラウトを楽しみたい場合は、2000Sがいいでしょう。

22ステラ C2000SHG

昨今、エリアトラウトではハイギアの優位性も確立されてきました。

ハイギアはローギアに比べて巻き抵抗を感じやすいため、ハンドルで抵抗を感じ取ることでより素早くアタリに対応できるという考え方です。

22ステラであればギア比が大きくても巻き抵抗のストレスはないので、ハイギアのメリットを存分に生かすことができるでしょう。

22ステラ C2500S

管理釣り場では基本的に2500番を選ぶ必要はありませんが、最近は大型トラウトを売りにする管理釣り場も増えていますよね。

そういった場所では太目のラインを使用することがあるので、2500番でないと十分なラインキャパシティを稼げない場合もあります。

大物狙いではパワー勝負になることもあるので、ノーマルギアのほうが対応しやすい場合もあるでしょう。

22ステラ C2500SXG

同じく2500番とやや大き目の番手で、ハイギアよりもギア比の大きいエクストラハイギアを採用したモデルです。

大きいルアーはノーマルギアのほうが巻きのストレスは少ないですが、やはりレスポンスの良さ、巻き感度の良さは捨てがたいメリットです。

最終的には好みの問題になりますが、食わせるまでのことを考えれば、エクストラハイギアモデルもおすすめです。

まとめ

22ステラは、まぎれもないシマノ最高峰のスピニングリールで、エリアトラウトにも適したモデルです。

最高峰の名に恥じないリールであることは間違いないので、納得のタックルを組みたい場合は、ぜひ22ステラを検討してみてくださいね。

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