世界最高峰のリールと言われるステラシリーズ。
定期的にモデルチェンジが繰り返され、常に最新の技術をまとって登場しています。
ステラが発売される年になると、注目商品として話題となります。
2022年のステラは特に注目度が高く、一部機種では品薄状態が続いています。
今回はそんな22ステラの中でも最も大きな番手であるC5000XGのついて解説します。
そのような釣りに使えるのか、他のリールと何が違うのかなどをご紹介しますのでリール選びの参考にしてみて下さい。
- 元釣具屋店長
- 釣り歴16年
2020年まで大手釣具店で13年間勤務。 ソルトフィッシングがメインで釣り歴は16年程です。 職業柄、主要な釣りは一通り経験をしてきました。
目次
22ステラ C5000XGの特徴（スペックや搭載機能等）
22ステラ C5000XG
| 番手 | C5000XG |
| ギア比 | 6.2 |
| 実用ドラグ力（Kg） | 7 |
| 最大ドラグ力（Kg） | 11 |
| 自重（g） | 260 |
| スプール 径（mm）/ストローク（mm） | 52/19 |
| 糸巻量ナイロン（号-m） | 4-190,5-150,6-125 |
| 糸巻量ナイロン（lb-m） | – |
| 糸巻量ナイロン（mm-m） | 0.35-175,0.40-120 |
| 糸巻量フロロ（号-m） | 4-170,5-135,6-115 |
| 糸巻量フロロ（lb-m） | – |
| 糸巻量PE（号-m） | 1.5-400,2-300,3-200 |
| 最大巻上長（cm/ハンドル1回転） | 101 |
| ハンドル長さ（mm） | 57 |
| ベアリング数BB/ローラ― | 44896 |
| 夢屋スプールタイプ | S-28 |
| 夢屋ハンドルノブタイプ | A |
| 夢屋ハンドルタイプ | H-11 |
| 夢屋ハンドルスクリューキャップタイプ | HC-2 |
| 夢屋リールスタンドタイプ | CandE |
| 本体価格（円） | 91,900円 |
22ステラ C5000XGの「C」「XG」の意味
「C」の意味
22ステラ C5000XGという番手にあるCの意味は、コンパクトサイズ仕様を意味しています。
コンパクトサイズ仕様とはワンランク下のボディサイズで胴番手の糸巻き量をカバーするリールです。
C5000XGの場合は4000番のボディサイズでありながら5000何クラスの糸巻き量があるので、軽量コンパクトながら太いラインにも対応できます。
「XG」の意味
XGはギア比を表しています。
XGはエキストラハイギア仕様を意味しており、ギア比設定の中で最も高いギア比です。
巻き上げは最も速い代わりに、巻き感はやや重くなってしまうことがあります。
22ステラ C5000XGが活躍する魚種と状況
青物
サーフや磯などでのショアジギングに「C5000XG」は最適です。
5000番クラスの糸巻き量があるので、遠投と強度のあるラインを巻く必要があるショアジギングにはぴったりです。
XGで巻きも速いので、高速アクションや高速回収にも適しているため手返しの良い釣りを実現してくれます。
PEライン2号300mの糸巻き量で遠投をしても安心の糸巻き量といえるでしょう。
耐久性も向上し、高負荷なショアジギングでも安心して使用できます。
超密巻きのインフィニティループを採用し、遠投にも適しています。
フラットフィッシュ
サーフでのフラットフィッシュにも「C5000XG」は対応できます。
5000番クラスの糸巻き量ながら、4000番クラスのボディサイズで軽快なキャストに適しています。
10ft以上のロッドを使って遠投をするサーフでの釣りにはぴったりなボディサイズです。
XGで素早い回収ができ、ランガンで攻めるサーフのフラットフィッシュには最適です。
マイクロモジュールギアⅡを搭載し、ボトムの感覚やアタリを取りやすい滑らかな巻き感を実現しています。
ヒラスズキ
パワー、トルク、スピードが必要な磯でのヒラスズキ狙いにも「C5000XG」は適しています。
ラインスラッグを素早く回収しなければ岩などにラインが巻いてしまう荒磯での釣りにはXGは最適。
操作性のいいコンパクトな4000番クラスのボディサイズに太い糸でも巻ける5000番サイズの糸巻き量は、2号以上の太いPEラインを使うことのあるヒラスズキ釣りにはぴったりです。
アルミラウンドノブ搭載で、トルクのあるヒラスズキとの力強いファイトが可能です。
22ステラ C5000XGの旧モデルと比較
【シマノ】
18ステラ C5000XGと比較
| 品番 | 22ステラ C5000XG | 18ステラ C5000XG |
| ギア比 | 6.2 | 6.2 |
| 最大ドラグ力（Kg） | 11 | 11 |
| 自重（g） | 260 | 260 |
| 糸巻量ナイロン （号-m） | 4-190,5-150,6-125 | 4-190,5-150,6-126 |
| 糸巻量ナイロン （mm-m） | 0.35-175, 0.40-120 | 0.35-175,0.40-121 |
| 糸巻量PE （号-m） | 1.5-400, 2-300, 3-200 | 1.5-400,2-300,3-201 |
| 最大巻上長 （cm/ハンドル1回転） | 101 | 101 |
| ハンドル長さ（mm） | 57 | 57 |
| 本体価格（円） | 91,900円 | 85,900円 |
前モデルの18ステラにもC5000XGの同番手があります。
基本スペックは数値上ではほとんど変わりませんが、使用されている技術がアップしています。
ギア歯面の設計や正常技術の向上によってギアの負担を分散できるインフィニティクロスの採用で約2倍の耐久性を実現。
よりタフな釣りにも対応できます。
新素材のドラグワッシャーを採用し、滑らかなドラグ性能は18ステラと変わらず耐摩耗性を大幅に向上しています。
22ステラのC5000XGと近い番手を比較
【シマノ】
22ステラ 4000MHGと比較
| 品番 | 22ステラ C5000XG | 22ステラ 4000MHG |
| ギア比 | 6.2 | 5.7 |
| 最大ドラグ力（Kg） | 11 | 11 |
| 自重（g） | 260 | 260 |
| スプール 径（mm） ストローク（mm） | 52/19 | 52/19 |
| 糸巻量PE（号-m） | 1.5-400,2-300,3-200 | 1.2-250,1.5-200,2-150 |
| 最大巻上長 （cm/ハンドル1回転） | 101 | 93 |
| ハンドル長さ（mm） | 57 | 55 |
| 本体価格（円） | 91,900円 | 88,800円 |
4000MHGと比較するとギア比の違いと糸巻き量の違いが特徴です。
4000MHGはハイギアタイプのため、C5000XGと比べて巻き上げスピードは遅くなります。
その分トルクはあるので巻きはやや軽くなります。
ミディアムスプールを採用しているのでノーマルスプールよりやや浅めのスプールを搭載。
5000番クラスまでの糸巻き量が必要ない場合は、4000MHGのほうが適しています。
22ステラ C5000XGの下位モデルと比較
【シマノ】
ヴァンキッシュC5000XGと比較
| 品番 | 22ステラ C5000XG | 19ヴァンキッシュ C5000XG |
| ギア比 | 6.2 | 6.2 |
| 実用ドラグ力（Kg） | 7 | 6 |
| 最大ドラグ力（Kg） | 11 | 11 |
| 自重（g） | 260 | 220 |
| スプール 径（mm） ストローク（mm） | 52/19 | 52/19 |
| 糸巻量PE（号-m） | 1.5-400,2-300,3-200 | 1.5-400,2-300,3-200 |
| 最大巻上長 （cm/ハンドル1回転） | 101 | 101 |
| ハンドル長さ（mm） | 57 | 57 |
| 本体価格（円） | 91,900円 | 64,000円 |
下位モデルのヴァンキッシュの同番手と比較すると数値上ではほぼ同じですが、自重はヴァンキッシュのほうが40g軽くなっています。
マグナムライトローターを搭載しているので巻き出しの軽さが特徴です。
巻き感度が必要な釣りにはヴァンキッシュを、タフさが必要な釣りにはステラがおすすめといえるでしょう。
22ステラ C5000XGと近い他メーカー機種と比較
【ダイワ】
22イグジスト LT5000-CXHと比較
| 品番 | 22ステラ C5000XG | 22イグジスト LT5000-CXH |
| ギア比 | 6.2 | 6.2 |
| 最大ドラグ力（Kg） | 11 | 10 |
| 自重（g） | 260 | 220 |
| 糸巻量PE（号-m） | 1.5-400,2-300,3-200 | 2-300 |
| 最大巻上長 （cm/ハンドル1回転） | 101 | 105 |
| ハンドル長さ（mm） | 57 | 60 |
| 本体価格（円） | 91,900円 | 108,000円 |
22イグジスト LT5000-CXHと比較すると、スペックは非常に近いことがわかります。
軽さはイグジストに分があります。
モノコックボディやタフデジギアの採用でタフさや耐久性、軽さを実現しています。
ややステラよりも繊細な釣りに向いているので、感度などを必要とする釣りには22イグジスト LT5000-CXHがおすすめです。
22ステラ C5000XGはタフさを必要とする釣りには適しているといえるでしょう。
【ダイワ】
ルビアスエアリティ LT4000-CXHと比較
| 品番 | 22ステラ C5000XG | ルビアスエアリティ LT4000-CXH |
| ギア比 | 6.2 | 6.2 |
| 最大ドラグ力（Kg） | 11 | 10 |
| 自重（g） | 260 | 200 |
| 糸巻量PE（号-m） | 1.5-400,2-300,3-200 | 1.5-200 |
| 最大巻上長 （cm/ハンドル1回転） | 101 | 99 |
| 本体価格（円） | 91,900円 | 60,900円 |
ルビアスエアリティ LT4000-CXHは軽量コンパクトな特徴なリールです。
軽量、高剛性のフルメタルモノコックボディでフラッグシップを超える軽さと、高い耐久性で繊細で感度が必要な釣りに最適。
トルクフルかつタフな釣りにはステラがおすすめです。
22ステラ C5000XGのインプレ総括・考察
22ステラ C5000XGのインプレを見ると、巻き感の良さを評価する声が多く見られました。
見た目も今までのステラよりもシックでかっこいいとの評価もあります。
XGながら巻き重りを感じないフィーリングも好評。
密巻きのインフィニティループの恩恵で、ラインの放出がスムーズなため飛距離が出やすいという声も見られます。
22ステラ C5000XGのまとめ
22ステラ C5000XGについて解説しました。
18ステラを大きく超える巻き感だとの評判もあり、2022年話題の新製品です。
最高峰のリールだけに、かなり高額な価格です。
しかし発売が遅れたこともあり、なかなか手に入らない程人気です。
一度使うと他のリールは使えないともいわれるステラシリーズ。
迷っている方はぜひ一度体感してみてはいかがでしょうか。
商品の購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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