シマノのステラはスピニングリールの最高峰で釣り人の憧れと言っても過言ではないでしょう。
1992年に登場して以降、幾度となくモデルチェンジが繰り返されていますが、2022年にモデルチェンジされた「22ステラ」も発売前から熱狂的な釣り人に注目の的です。
本記事では数多くある番手の中から「2500SHG」に限定して特徴やインプレ、他機種との比較を解説していきます。
- バス釣り歴20年
- 年間釣行100日超え
中部地方出身のバス釣りアングラー。小学生から地元河川を中心に釣りを初め、バス釣りの面白さにどんどんのめり込んでいきました。今ではワクワクするような非日常を感じる事が出来るような釣りが大好きで、新規フィールドの開拓にもチャレンジしています。
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目次
22ステラ 2500SHGの特徴(スペックや搭載技術)
22ステラ 2500SHG
品番 | 2500SHG |
ギア比 | 5.8 |
実用ドラグ力(Kg) | 2.5 |
最大ドラグ力(Kg) | 4 |
自重(g) | 205 |
スプール 径(mm)/ストローク(mm) | 47/17 |
糸巻量ナイロン(号-m) | – |
糸巻量ナイロン(lb-m) | 5-110,6-95,8-70 |
糸巻量ナイロン(mm-m) | 0.16-150,0.18-120,0.20-95 |
糸巻量フロロ(号-m) | – |
糸巻量フロロ(lb-m) | 4-130,5-100,6-80 |
糸巻量PE(号-m) | 0.6-200,0.8-150,1-120 |
最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 86 |
ハンドル長さ(mm) | 55 |
ベアリング数BB/ローラ― | 12/1 |
夢屋スプールタイプ | S-33 |
夢屋ハンドルノブタイプ | A |
夢屋ハンドルタイプ | H-11 |
夢屋ハンドルスクリューキャップタイプ | HC-2 |
夢屋リールスタンドタイプ | CandE |
本体価格(円) | 87,600円 |
22ステラ 2500SHG の「S」と「HG」の意味
「2500SHG」の番手に含まれる英数字「S」と「HG」の意味を解説します。
「S」の意味
「HG」は「ハイギア」を意味しており、活用シーンとしては手返しが必要になる状況で真価を発揮します。
「HG」の意味
「S」は「シャロースプール」の意味で、糸巻き量が少なくても成立する釣りスタイルにマッチします。
22ステラ 2500SHG が活躍する魚種と状況
22ステラの2500SHGは、主にブラックバスやシーバスを狙うアングラーに好まれる番手です。
他にもトラウトやエギングにも活用でき、ルアーフィッシングでは重宝されるモデルとなっています。
バス釣り
22ステラ 2500SHGはバス釣りに最適なモデルとしてラインナップされています。
22ステラ 2500SHGに搭載されているスプールは、シャロースプールとなっており、フロロカーボンラインで5lb-100m,6lb-80mの設定です。
スピニングリールで使用する小型~中型プラグやワームを使用したフィネスな釣りに多用されるライン太さをジャストフィットさせることが可能です。
ボディーサイズは最も汎用性の高いサイズとなっており、必要十分なパワーを発揮することができるので、バス釣りにおけるバーサタイルスピニングリールとして使用することが出来る番手となっています。
特にステラの剛性感やシルキーな巻き心地は、リーリングを中心とした巻物の釣りとの相性は最適となります。
22ステラ 2500SHGの旧モデルと比較
18ステラ 2500SHGと比較
品番 | 22 ステラ 2500SHG | 18 ステラ 2500SHG |
ギア比 | 5.8 | 6.0 |
最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 86 | 89 |
インフィニティクロス | ✓ | – |
インフィニティループ | ✓ | – |
インフィニティドライブ | ✓ | – |
アンチツイストフィン | ✓ | – |
DURAクロス | ✓ | – |
22ステラ2500SHGの前モデルとなる18 ステラ2500SHGは多くのアングラーから非常に高い評価を得ていたモデルです。
22ステラ2500SHGとの比較で、最も大きな違いとなるのが、インフィニティクロスやインフィニティループを代表とするシマノ最新技術の導入有無です。
18 ステラの時点でも最高のパフォーマンスを発揮しているリールでしたが、これらの最新技術が22ステラに導入されることで、更なる巻き心地の向上やトラブルレス性能の向上が行われています。
18ステラ2500SHGも22ステラ2500SHGと全く同じ使用用途で使うことが可能であり、巻物ルアーを中心とした巻き抵抗のあるルアーには最適なモデルです。
22ステラの2500SHGと近い番手を比較
22ステラ C2500SXGと比較
品番 | 22 ステラ 2500SHG | 22 ステラ C2500SXG |
ギア比 | 5.8 | 6.3 |
最大ドラグ力(kg) | 4 | 3 |
自重(g) | 205 | 175 |
糸巻量フロロ(lb-m) | 4-130,5-100,6-80 | 4-130,5-100,6-80 |
最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 86 | 87 |
ハンドル長さ(mm) | 55 | 45 |
同じ22ステラでも2500SHGの他にも、バス釣りで使用されるモデルにC2500SXGが存在します。
C2500SXGはボディーサイズがワンサイズ小さい2000番クラスとなっており、スプールには2500SHGと同サイズが搭載されているモデルとなります。
C2500SXGはエクストラハイギアが搭載されていますが、小型サイズのリールであるため、1回転あたりのライン巻取り量は、ほぼ2500SHGと同様になります。
リール自体のボディーが小さいので、I字系など巻き抵抗の少ないルアーをメインとして使用する場合や、海釣りでのサビキ釣りや、チョイ釣りに使用するにもおすすめのモデルです。
もちろん、ステラのシルキーで上品な巻き心地を維持しながら可能な限りタックルの重量を軽量化したい場合にもC2500SXGはおすすめです。
22ステラ 2500SHGの下位モデルと比較
20ツインパワー 2500SHGと比較
品番 | 22 ステラ 2500SHG | 20ツインパワー 2500SHG |
ギア比 | 5.8 | 6 |
最大ドラグ力(kg) | 4 | 4 |
自重(g) | 205 | 210 |
糸巻量フロロ(lb-m) | 4-130,5-100,6-80 | 4-130,5-100,6-80 |
最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 86 | 89 |
ベアリング数BB/ローラ― | 12/1 | 9/1 |
ボディー材質 | Mg | Al&CI4+ |
同じ2500SHGを持つリールである20ツインパワー 2500SHGはステラの下位モデルに当たる存在です。
20ツインパワー 2500SHGはカタログ数値上ではボディーサイズ、ギア比、重量等などステラ2500SHGと非常に似たモデルとなっています。
ステラと異なる点は最新技術の導入有無に加えて、ボディー材質の違いによる剛性感、そして巻きの質感に影響するウォームシャフト部分のベアリング有無などです。
全体的な性能はステラに軍配が上がりますが、多くのアングラーからツインパワーでも十分な性能を持っていると評価されており、高いコストパフォーマンスを感じることが出来るようになっています。
基本的にステラ 2500SHGと同様にバス釣りにおいてバーサタイルに使用することが出来るモデルです。
ステラは程の高い剛性感が無い為、釣行回数があまり多くない方や、同じリールを複数台導入するためにコストパフォーマンスを重視したいアングラーにはツインパワーがおすすめです。
19ヴァンキッシュ 2500SHGと比較
品番 | 22 ステラ 2500SHG | 19 ヴァンキッシュ 2500SHG |
自重(g) | 205 | 165 |
ボディー材質 | Mg | Mg |
ローター材質 | Al | CI4+ |
ハンドル材質 | Mg | CI4+ |
ステラが堅牢でシルキーな巻き心地を持っているリールに対し、軽量でクイックなレスポンスを持っているリールとなるのが、ヴァンキッシュです。
22ステラ 2500SHGの重量が205gであることに対して、19ヴァンキッシュ 2500SHGは165gと非常に軽量に作り上げられています。
ヴァンキッシュのローターとハンドルには軽量で強度の高いCi4+が使用されており、ハンドルノブも薄めのタイプが採用されているので、ステラよりもライトな巻き感とクイック操作が出来るモデルとなっています。
特にフィネスなワーミング等、繊細な操作感と感度を重視したい場合には、ヴァンキッシュがおすすめとなります。
22ステラ 2500SHGと近い他メーカー機種と比較
【ダイワ】
イグジスト LT2500S-Hと比較
品番 | 22 ステラ 2500SHG | イグジスト LT2500S-H |
ギア比 | 5.8 | 5.8 |
最大ドラグ力(kg) | 4 | 5 |
自重(g) | 205 | 160 |
糸巻量ナイロン(lb-m) | 5-110,6-95,8-70 | 4-150 |
最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 86 | 82 |
ローター材質 | Al | ZAION |
日本の2大釣り具メーカーの一つであるダイワのフラグシップモデルとしてラインナップされているイグジストは、ステラとは異なった視点で最高の性能を突き詰めて作り上げられたモデルです。
ローター部分にはカーボン含有樹脂のZAIONが使用されており、軽量でありながらタフ、そして軽快でシルキーな巻き心地を持っているリールとして作り出されています。
リーリングを中心としたルアーに最高のパフォーマンスを発揮できるステラに対して、ライトで軽快な釣りを楽しむことが出来るリールとなっているので、トーナメントアングラーはもちろん、フィネスな釣りを極めたいアングラーにはおすすめなモデルです。
22ステラ 2500SHGのインプレ総括
様々なサイトを調査し、印象的なインプレをピックアップしました。
見た目や巻き心地は満足している人が大半ですが、飛距離やトラブルレスの向上には体感できなかった人も多い印象です。
飛距離やトラブルの少なさに期待を寄せている方は慎重に検討した方が良いでしょう。
また、初期不良が混じっているようなので、ネットで購入した際は動作確認を必ず行いましょう。
22ステラ 2500SHGのインプレ
2022年モデルのステラを予約しており、到着してから何度か使用を行いました。
手持ちで2018年モデルのステラも持っていますが、2018年モデルでも最高と思えた巻き心地も2022年モデルは更にその上をいくものとなっていました。
スローオシュレートが搭載されているので、密巻きが出来るようになっているのでキャスト時の放出感は高いと思えますし、ベールを返しただけでラインがパラパラと放出されるようになっていますが、キャスト時の劇的な飛距離Upは感じ取ることが出来ません。
トレブル防止機能としてアンチツイストフィン等が付いていますが、ラインのテンションを全く張らずに使用した時にはバックラッシュが発生したので、あくまでバックラッシュのリスクを低減するにとどまっています。
まとめ
数あるスピニングリールの中でも最高の巻き心地と剛性感を持っている22ステラ 2500SHGはリリースされてからまだまだ間もないですが、既に多くのアングラーが導入し、ハイエンドとして間違いのない性能が高く評価されています。
今回ご紹介したポイントを新たなリール選びの参考にして、最高のタックルを釣り場に持ち込んでくださいね。
スピニングリールの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
さらに探したい方
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