21ネッサXRを徹底解説!注目インプレや評価も紹介!

サーフ釣りではシビアなコンディションになると僅かな潮、地形の変化を捉えて繊細なアプローチを掛ける必要がでてきます。

ミドルクラスのロッドでしたら感度も高いので得られた情報を生かして魚の居場所を探れるでしょう。

そこで今回は『遠投性』『パワー』そして感度のバランスがよい21ネッサXRを評価と共に解説させて頂きます。

21ネッサXRのライバル機種もご紹介されて頂きますのでロッド選びの参考にして頂ければ幸いです。

柏崎隆之
執筆者
  • 釣り歴20年
  • 釣り大会の出場経験あり

静岡県在住。 小学生のころ、父とサビキ釣りをきっかけに釣りに熱中するようになりました。 ルアー釣りがメインですが、餌での上物釣りや底物釣りまで幅広いジャンルを楽しんでいます。 魚は釣るのも食うのも大好きで釣りバカ人生まっしぐらです。 釣り方や魚への拘りが強く数釣りよりも理想の釣りを求めています。 現在の目標はイシダイ70㎝オーバーです。 離島まで足を運んでもなかなか出会えない王者の魅力に憑りつかれてしまいました。

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21ネッサXRとは

シマノが販売するネッサシリーズはシーバスロッドに比べてバットパワーが強いサーフ専用ロッドです。

3つのモデルがラインナップされており、21ネッサXRはミドルクラスのロッドとして位置づけられています。

サーフロッドに求められる遠投性とパワーを兼ね備えており、上級者も納得して使える仕上がりとなっています。

カーボンモノコックグリップを採用することで感度を向上させておりルアーから伝わる情報を生かすことができるでしょう。

21モデルよりベイトロッドもラインナップされたのでよりパワーを生かした釣りが楽しめるようになりました。

型番 購入 硬さ ロッドタイプ 長さ(ft) 長さ(m) 継方式 継数 仕舞寸法(cm) 自重(g) 先径/元径(mm) ルアーウェイト(oz) ジグ(g) PE(号) カーボン含有率(%) メーカー価格
S104M
M スピニング 10.4 3.15 並継 3 110.0 170 2.1 8~36 MAX42 0.8~2 99.0 45000
S108M+
M+ スピニング 10.8 3.25 並継 3 113.3 172 2.2 8~42 MAX48 0.8~2 98.7 46100
S112M+
M+ スピニング 11.2 3.40 並継 3 118.3 180 2.1 8~42 MAX48 0.8~2 98.9 46600
S110M/MH
M/MH スピニング 11.0 3.35 並継 3 116.6 190 2.3 8~56 MAX56 0.8~2 98.7 47600
S106MH
MH スピニング 10.6 3.20 並継 3 116.6 175 2.3 10~50 MAX56 0.8~2 98.9 46600
S100MH+
MH+ スピニング 10.0 3.05 並継 3 106.6 167 2.3 10~50 MAX65 1~2.5 98.7 47100

21ネッサXRの評価は?インプレを総評!

良いインプレ

  • 軽いので軽快なキャストが楽しめる
  • 感度が高く着底の感触が判りやすい
  • ショアジグングロッドの代用に使える
  • 仕舞い寸法が短いので持ち運びに便利
  • デザインがかっこいい

21ネッサXRを購入した方の多くが軽さ、感度に関して高い評価を下しています。

軽くて強度が高いCI4+をブランクスに使用しカーボンモノコックボディで感度を上げた結果といえるでしょう。

また、3本継による携帯性のよさ、デザイン性を高く評価している声も多く寄せられていました。

このように実釣性能以外の部分に関する評価も高いので上級者のセカンドロッドにも最適と判断できるでしょう。

悪いインプレ

  • 異音が気になりフルキャストできない
  • パキパキ音が気になり釣りに集中できない
  • リールシートのスクリュー下から芯が露出してきてポッキリ折れます

21ネッサXRの悪いインプレで最も目立つのはパキパキという異音に関する書き込みです。

フルキャストしなくても異音が発生するのでキャストするのが怖いと感じている方を多く見掛けました。

リールシートのスクリュー下から芯が露出してきてポッキリ折れる現象も報告されています。

これは初期不良としてとして扱われるのでシマノに問い合わせをして無償交換して貰うとよいでしょう。

21ネッサXRで狙える主な魚種

ヒラメ・マゴチ

21ネッサXRはカーボンモノコックグリップを採用することで高感度に仕上げられています。

底が砂地のサーフでも着底の感触が掴みやすくバイブレーションメタルジグでヒラメやマゴチを狙う釣りに適しています。

ルアーから伝わる情報もダイレクトに感じ取れるので目では確認できない潮の流れや離岸流も察知できるでしょう。

シーバス

10ftを越える長さでありながら非常に軽いため操作性の高さを生かしてミノーを使ったシーバス釣りを楽しめます。

周りに障害物のない湾岸エリアや河口部では遠投性を生かして広範囲に散ったシーバスへアップローチできます。

細かいアクションを多用したフィネススタイルを楽しめばスレたシーバスに口を使わせることもできるでしょう。

青物

食い込みのよい柔軟なティップを搭載していますがベリーからバットに掛けてのパワーが強いので青物の引きにも負けません。

遠投性に優れているため堤防やサーフからメタルジグをフルキャストしてナブラ撃ちを楽しむことができます。

30gを越える大型のポッパーを扱えるので磯場からトップゲームで中型の青物を狙うのもよいでしょう。

サクラマス

21ネッサXRにはベイトロッドがラインナップされているので巻物系ルアーを軽快に操作することができます。

流れの強い大型河川や河口部でミノーをレスポンスよく操作できますからリアクションバイトで食わせるサクラマス釣りに最適です。

魚を掛けるとスピニングロッドのようにポンピングせずゴリ巻きすればファイト時間が短くなりバラシを軽減できます。

21ネッサXRの全ラインナップを解説

21ネッサXR S104M

ミノーやワームの操作を軸においたベーシックなロッドとなっており、スムーズな曲がりの調子に設計されています。

10~30gの操作性に長けており高い感度を有しているのでサーフでボトムコンタクト頻繁に行う釣りに最適です。

繊細なアクションを加えられる操作性も兼ね備えておりフィネススタイルでの釣りも展開できるロッドです。

硬さ M
ロッドタイプ スピニング
長さ 10.4 ft / 3.15 m
継方式 並継
継数 3本
仕舞寸法 110.0 cm
自重 170 g
先径/元径(mm) 2.1
ルアーウェイト(oz) 8~36
ジグ(g) MAX42
PE(号) 0.8~2
カーボン含有率 99.0 %
メーカー価格 45,000円
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21ネッサXR S108M+

40gクラスのルアーをフルキャストして広範囲を探ることができる王道のサーフロッドです。

高感度のティップでルアーから情報を得ながら魚の居場所をサーチしてバットパワーで寄せるサーフの基本スタイルが再現できます。

遠投性と軽さを兼ね備えているのでライトショアジギングを楽しむこともできます。

硬さ M+
ロッドタイプ スピニング
長さ 10.8 ft / 3.25 m
継方式 並継
継数 3本
仕舞寸法 113.3 cm
自重 172 g
先径/元径(mm) 2.2
ルアーウェイト(oz) 8~42
ジグ(g) MAX48
PE(号) 0.8~2
カーボン含有率 98.7 %
メーカー価格 46,100円
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21ネッサXR S112M+

21ネッサXRの中で最も長く遠投性を最優先した設計で作られているのが特徴です。

11ftを越えるロッドですので足場の高い釣り場や波の高い日のサーフも攻略できます。

バットパワーが強いので遠距離でのフッキングも甘くなることはありません。

高い感度も有しているのでタコベイトを使ったサーモン釣りにもおすすめのロッドです。

硬さ M+
ロッドタイプ スピニング
長さ 11.2 ft / 3.40 m
継方式 並継
継数 3本
仕舞寸法 118.3 cm
自重 180 g
先径/元径(mm) 2.1
ルアーウェイト(oz) 8~42
ジグ(g) MAX48
PE(号) 0.8~2
カーボン含有率 98.9 %
メーカー価格 46,600円
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21ネッサXR S110M/MH

21ネッサXRで唯一、感度と食い込みの良さを兼ね備えたソフチューブトップを搭載したロッドです。

潮の流れが緩く波の静かなサーフでもルアーを通じて僅かな変化を捉えることができるので魚の居場所を確実に見つけられます。

ルアーをデッドスローで巻いても位置を把握できるのでナイトサーフの攻略にも適しています。

硬さ M/MH
ロッドタイプ スピニング
長さ 11.0 ft / 3.35 m
継方式 並継
継数 3本
仕舞寸法 116.6 cm
自重 190 g
先径/元径(mm) 2.3
ルアーウェイト(oz) 8~56
ジグ(g) MAX56
PE(号) 0.8~2
カーボン含有率 98.7 %
メーカー価格 47,600円
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21ネッサXR S106MH

高反発なブランクスを採用しているため50gを越えるヘビーなルアーも少ない力で大遠投することができます。

ガチガチのパワーロッドではなく柔軟性も持ち合わせているためタメを効かせたファイトが楽しめます。

大型の青物や真鯛、オオニベを狙うモンスターゲームを楽しむ方はこのロッドをお選びください。

硬さ MH
ロッドタイプ スピニング
長さ 10.6 ft / 3.20 m
継方式 並継
継数 3本
仕舞寸法 116.6 cm
自重 175 g
先径/元径(mm) 2.3
ルアーウェイト(oz) 10~50
ジグ(g) MAX56
PE(号) 0.8~2
カーボン含有率 98.9 %
メーカー価格 46,600円
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21ネッサXR S100MH+

50gを越える重量級のメタルジグやポッパーの使用を想定して開発されたロッドです。

パワーゲームに適したブランクスを採用しているためブリやシイラのように引きの強い大型を相手にできます。

パワーロッドでありながら30g前後のルアーも操作できるのでマイクロベイトパターンもストレスなく攻略できるでしょう。

硬さ MH+
ロッドタイプ スピニング
長さ 10.0 ft / 3.05 m
継方式 並継
継数 3本
仕舞寸法 106.6 cm
自重 167 g
先径/元径(mm) 2.3
ルアーウェイト(oz) 10~50
ジグ(g) MAX65
PE(号) 1~2.5
カーボン含有率 98.7 %
メーカー価格 47,100円
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21ネッサXR B104M+

21ネッサXRの中で1本だけラインナップされているサーフゲームに特化したベイトロッドです。

スムーズに曲がる調子に仕上げられているためキャスト時のトラブルが軽減されます。

パワーを生かした巻き上げができるので巻物系のルアーを使った釣りにおすすめです。

ビッグベイトを使って大型河川でランカーシーバスを狙うのもよいでしょう。

硬さ M+
ロッドタイプ ベイト
長さ 10.4 ft / 3.15 m
継方式 並継
継数 3本
仕舞寸法 110.0 cm
自重 175 g
先径/元径(mm) 2.1
ルアーウェイト(oz) 10~45
ジグ(g) MAX50
PE(号) 1~2
カーボン含有率 97.4 %
メーカー価格 46,600円
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21ネッサXRをライバル機種と比較

【ダイワ】ルアーニスト

引用:Amazon

21ネッサXRよりも安い価格で販売されている汎用性の高いエントリーモデルのルアーロッドです。

遠投性、操作性に優れているためサーフの釣りからシーバス釣りまでこなすことができます。

MHパワーのロッドは元ガイドをダブルフットに交換することで耐久性を上げているので青物狙いに最適です。

【ダイワ】オーバーゼア グランデ(サーフモデル)

引用:Amazon

21ネッサXRに性能は似ていますがややマイルドな調子に仕上げられています。

タメを効かせてじっくり寄せるファイトを楽しみたい方はこちらを選ぶとよいでしょう。

最もサーフロッドらしい性能を持っているのは30g前後のルアー操作に長けた103Mです。

軽快な操作性を生かして様々なルアーを意のままに操作してアプローチできます。

【ヤマガブランクス】EARLY for Surf

引用:Amazon

21ネッサXRと同じく遠投性、パワー、そして感度を兼ね備えたサーフロッドです。

軽量なブランクスがヘビーなルアーを遠投する展開においても体力の消耗を抑えてくれます。

サーフロッドでありながら遠投性が求められる様々な釣りに対応できる汎用性の高さをもっています。

フィネススタイルを追及する方は21ネッサXR にはない99MLを選択するとよいでしょう。

まとめ

21ネッサXRは遠投性とパワーだけでなく感度も重視して作られた実釣性能の高いミドルクラスのサーフロッドです。

ただし、不具合も報告されているのでキャスト時の異音、芯の露出がみられた場合はシマノに連絡して交換して貰うとよいでしょう。

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