シュノーケリングは誰でも手軽に楽しめる一方、海難事故が発生しやすいレジャーです。
急に足がつったり、思った以上に沖に出てしまったりなど、事故は思いがけないアクシデントや不注意がきっかけで起こります。
事故を防ぐには、シュノーケリング用ライフジャケットの着用が有効です。
この記事では、シュノーケリング用ライフジャケットの必要性や選び方をご紹介するとともに、おすすめ11選についてご紹介します。
目次
- 1 シュノーケリングでライフジャケットは必要?
- 2 シュノーケリング用ライフジャケットの選び方
- 3 シュノーケリング用ライフジャケットおすすめ11選
- 3.1 【REEF TOURER】シュノーケリングベスト 大人用(SV1600)
- 3.2 【REEF TOURER】シュノーケリングベスト スリム(RA0402)
- 3.3 【REEF TOURER】シュノーケリングベスト コンパクト(RA0408)
- 3.4 【Rrtizan】シュノーケリング用フローティングベスト(3597972359108)
- 3.5 【CAPTAIN STAG】シュノーケリングベスト スリム(UX-4504)
- 3.6 【Hele i Waho】シュノーケリングベスト(80667001)
- 3.7 【MORGEN SKY】ライフジャケット(SKY101)
- 3.8 【REEF TOURER】シュノーケリングベスト 子供用(SV1500)
- 3.9 【FINE JAPAN】ジュニアフローティングベスト(FV-6116)
- 3.10 【CAPTAIN STAG】フローティングベスト 子供用 幼児用(MC-2554)
- 3.11 【HeleiWaho】シュノーケリングベスト キッズ(806850028700)
- 4 まとめ
シュノーケリングでライフジャケットは必要?
令和4年1月に海上保安庁が発表した「令和3年における海難発生状況(速報値)」によると、令和3年に発生したシュノーケリング中の事故者数は24人。
内12人が死亡しており、死亡者数は過去5年間で最多となっています。
シュノーケリング中の死亡者数は、マリンレジャー全体の約6割を占めており、死亡率が極めて高いです。
海上保安庁は、シュノーケリングが手軽な一方で、誤った取り扱いや認識で事故につながる危険性が非常に高いと、注意を呼び掛けています。
シュノーケリングを楽しむときは、シュノーケリング用ライフジャケットを着用し、万全の安全対策で臨むのをおすすめします。
シュノーケリング用ライフジャケットの選び方
桜マークの意味を理解する
平成30年2月より、国土交通省は全ての小型船舶に乗る方にライフジャケットの着用を義務化し、基準をクリアした製品に桜マークを付与しています。
「ライフジャケット 選び方」で検索すると、桜マークの有無が挙げられていることも多いでしょう。
しかし、ライフジャケットはあくまで救命胴衣であり、遊泳には適さないものも多いです。
そのため、シュノーケリングには、同等の浮力を備えつつ遊泳しやすいシュノーケリングベストが多く使用されています。
シュノーケリングベストはあくまで遊泳用のため、桜マークのないものがほとんどです。
桜マークは小型船舶用の基準だと意味を理解したうえで、遊泳用のシュノーケリングベストを選ぶことをおすすめします。
身体に合ったサイズと浮力で選ぶ
シュノーケリング用ライフジャケットを選ぶときは、できるだけ身体にフィットするサイズを選ぶのがおすすめです。
小さすぎると着脱がしにくく、大きすぎると水上でジャケットが浮かび上がってしまうためです。
さらに、小さなお子様が使用する場合は、抜け落ちるのを防ぐために、股下ベルト付きを選んでおくと安心でしょう。
また、浮力を検討する目安ですが、おおよそ体重の10%程度と言われています。
体重50kgの方であれば浮力5.0kg、体重70kgの方であれば浮力7.0kgが目安です。
大柄な体格で、しっかりとした浮力を求めたい方は、浮力をベースに検討するのもおすすめです。
色で選ぶ
緊急時の発見しやすさを考慮すると、ライフジャケットはオレンジや蛍光色など、目立つ色を選ぶのがおすすめです。
特にお子様が着用するときには、目印になるように派手な色を選ぶとよいでしょう。
目につく色合いは、ビーチでの迷子防止にも重宝します。
しかしながら、大人の場合は目立つ色が恥ずかしいと、着用を敬遠する方もいらっしゃるでしょう。
シュノーケリング用ライフジャケットの着用は、命を守るために必要です。
落ち着いたスタイリッシュなデザインのジャケットもありますので、派手な色合いが苦手な方も、お好みに合わせて選ぶとよいでしょう。
タイプと携帯しやすさで選ぶ
シュノーケリング用ライフジャケットには、主にフローティング式と膨張式の2つのタイプがあります。
フローティング式は固定式とも呼ばれるもので、内蔵された発砲素材により、装着時から浮力が確保されています。
着用するだけで手間がなく、安定した浮力を得られるのが特徴です。
一方で、膨張式は風船のように専用バルブから空気を送り込んで膨らませ、使用します。
使用するたびに膨らませる手間はありますが、携帯や保管に便利なため、何泊かの旅行や家族の人数が多いときに重宝します。
ただし、経年劣化やアクシデントで穴が開いてしまうと、浮力の確保ができず危険なため、シーズンごとに必ず状態のチェックを行いましょう。
ホイッスルや持ち手の有無で選ぶ
ライフジャケットには、万が一のときを考えて、自分の位置を知らせるためのホイッスルがついているものがあります。
流されてしまったときなど、大声を出すとそれだけで体力を消耗しますので、少ない力で大きな音が出せるホイッスルは欠かせません。
また、お子様の年齢によっては、持ち手がついているタイプもおすすめです。
持ち手がついていると、たとえばボートから落水しかけたときや、とっさに海面から顔をあげさせたいときなどに便利です。
ホイッスルや持ち手の有無は、シュノーケリング用ライフジャケットの種類によって異なります。
判断するポイントは人により異なりますので、自分がどこまで安全性を求めたいかで選び分けるとよいでしょう。
シュノーケリング用ライフジャケットおすすめ11選
【REEF TOURER】
シュノーケリングベスト 大人用(SV1600)
ジッパータイプで着脱がしやすく、緊急時に居場所を伝えるホイッスルも備えたシュノーケリングベストです。
斜め掛けの股ベルトも付いており、足に食い込みにくいため、長時間でも快適に使用できます。
背中には、とっさのときにつかめるセーフティーハンドルも備え付けられており、安全性に高く配慮されたベストです。
【REEF TOURER】
シュノーケリングベスト スリム(RA0402)
従来品と比べて浮力を75%に抑え、身体にフィットした使い心地を追求したシュノーケリングベストです。
首回りもすっきりとしているので動きやすく、アクティヴに泳ぎまわりたい方におすすめです。
浮力が抑えられているため、泳ぎに不安がある方は、浮力の強い通常タイプから検討するとよいでしょう。
【REEF TOURER】
シュノーケリングベスト コンパクト(RA0408)
こちらはフローティング式ではなく、自分で息を吹き込んで使用する膨張式のシュノーケリングベストです。
使わないときはコンパクトに折りたためるので、旅行での携行に便利です。
ネオプレーン素材をさらにポリウレタンコーティングナイロンで加工しているため、丈夫で着心地もよく、長い間愛用しやすいアイテムでしょう。
【Rrtizan】
シュノーケリング用フローティングベスト(3597972359108)
鮮やかなカラーラインナップが特徴の、膨張式フローティングベストです。
ジッパーで着脱がしやすく、脱げにくいように両太ももにつけるベルトも備わっています。
空気を入れる量により、浮力は30kgから100kgの重さまで幅広く適用できるのが特徴です。
背面はメッシュ素材で作られており、通気性も良く、快適に使用できます。
【CAPTAIN STAG】
シュノーケリングベスト スリム(UX-4504)
日本のアウトドア総合ブランドCAPTAIN STAGと、ダイビング&シュノーケリング器材の老舗タバタが共同開発したシュノーケリングベストです。
従来品よりも浮力を75%抑え、フィット感を高めたスリムタイプのベストで、落ち着いた色味がおしゃれな見た目です。
股ベルトはあえてなくし、腰のウエストベルトを調整してベストの浮き上がりを調整します。
【Hele i Waho】
シュノーケリングベスト(80667001)
塩化ビニール素材でできており、浮き輪を着用しているようなイメージで使用する、膨張式シュノーケリングベストです。
軽量かつコンパクトで、空気を入れる量により、自分で浮力やフィット感の調整ができるのが特徴です。
シュノーケリングベストを検討中だけれど使用頻度が低いため、手軽に使えるものが希望という方におすすめでしょう。
【MORGEN SKY】
ライフジャケット(SKY101)
国際的な安全認証である、CE認証を取得したライフジャケットです。
浮力7.5kg以上と高い浮力を誇り、体重110kgまでの方も安心して使用できます。
ストラップの長さを変えることで、各々の体型に合わせて動きやすいよう、フィット感を調整できます。
丈夫なネオプレーン素材が使われており、印象的な迷彩柄が目をひくライフジャケットです。
【REEF TOURER】
シュノーケリングベスト 子供用(SV1500)
先にご紹介したREEF TOURERの大人用シュノーケリングベストの、子供用シュノーケリングベストです。
緊急時の位置を知らせるホイッスル付きで、大人用と同じ安全性能を備えています。
家族全員分を同じシュノーケリングベストで揃えると、種類ごとの使い方の違いを覚える必要がなく、管理しやすくなるのでおすすめです。
【FINE JAPAN】
ジュニアフローティングベスト(FV-6116)
豊富なデザインが嬉しい子供用フローティングベストです。
前面ファスナーとバックルで着脱がしやすく、内側ではありますが、緊急時に備えてのホイッスルも付属しています。
また、スナップボタン付きポケットも付いており、小物の収納も可能です。
脇部分の開き具合をベルトで調節できるため、お子様の体型に合わせたフィット感の調整が可能です。
【CAPTAIN STAG】
フローティングベスト 子供用 幼児用(MC-2554)
4~10歳の子供用のほか、2~3歳の幼児用もラインナップされたフローティングベストです。
幼児はまだ顔をつけて泳ぐことが難しいので、仰向けで休めるヘッドレストが付いたタイプがおすすめです。
海水浴のときも、浮き輪だと抜け落ちることがあり危険なため、小さなお子様には特にフローティングベストの着用をおすすめします。
【HeleiWaho】
シュノーケリングベスト キッズ(806850028700)
肩回りや胴回りに、調節しやすいアジャスタブルベストを採用することで、幅広い体型に合わせて調整しやすいのが特徴です。
内部素材には発泡ポリエチレンが使用されており、十分な浮力が確保できます。
乾くのに時間がかかるという口コミも見受けられるため、使用後はしっかりと水洗いし、時間をかけて陰干しすることをおすすめします。
まとめ
楽しい思い出を作るためのシュノーケリングで悲しい事故を起こさないためにも、安全対策は不可欠です。
シュノーケリング用ライフジャケットを適切に着用し、安全なシュノーケリングを楽しみましょう。
シュノーケリング用ライフジャケットの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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