シュノーケリングを楽しんでいる最中にマスクが曇ってしまい、困った経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
マスクが曇ってしまう原因には、鼻呼吸が多いことによる結露やレンズ表面の皮脂汚れが挙げられます。
シュノーケルマスクが曇らないようにするためには、専用の曇り止めを使用するのがおすすすめです。
この記事では、曇り止めを使うメリット・デメリットをはじめ、おすすめアイテムや代用可能な方法についてご紹介します。
目次
シュノーケルマスク向け曇り止めを使うメリット
クリアな視界を維持できる
曇り止めを使う一番のメリットは、クリアな視界を維持できることです。
カラフルな魚や彩り豊かなサンゴ礁が楽しめる海に出かけても、マスクが曇っていてはせっかくの楽しみも半減してしまいます。
海の中の景色を存分に楽しむには、良好な視界が欠かせません。
マスク曇りのストレスを避けるためにも、曇り止めの使用はとても大切です。
集中してシュノーケリングを楽しめる
マスクが曇ってしまったときは、マスクを顔から浮かして海水を少し入れ、再び外に流すマスククリアをすると曇りを解消できます。
慣れれば決して難しいものではありませんが、初心者の方には難しく感じられることもあります。
シュノーケリングに集中するためにも、始めたばかりの頃は特に、曇り止めを使用するのがおすすめです。
安全性が高まる
海の中には、注意しなければならない危険な生物も多く生息しています。
目立ちやすいゴンズイやミノカサゴはすぐ見つけられますが、水面を漂うクラゲはなかなか気づかないこともあります。
マスクが曇っていたために、気づかず触れてしまっては大変です。
安全性を高める意味でもしっかりと曇り止めをし、視界を維持することをおすすめします。
シュノーケルマスク向け曇り止めを使うデメリット
購入費用がかかる
一度購入すれば繰り返し使えるシュノーケルセットとは違い、曇り止めは消耗品のため、都度購入していく必要があります。
曇り止め自体はそこまで高価な商品ではなく、比較的手軽な価格帯で入手できるものも多くあります。
快適なシュノーケリングを楽しむためにも、比較検討して自分に合った曇り止めを選ぶと良いでしょう。
準備に手間がかかる
ジェルタイプや液体タイプの曇り止めは、指などで塗布した後に水洗いする工程が必要です。
塗りむらを防ぐには丁寧な塗布が必要なため、使い始めの頃は手間に感じられることもあるでしょう。
慣れるためにも継続して使うことをおすすめしますが、手軽さを重視したい方はスプレータイプの曇り止めを選ぶと良いでしょう。
紛失する可能性がある
曇り止めは持ち運びやすくコンパクトに作られていますが、その反面、紛失しやすいものでもあります。
あらかじめ自宅で塗布し、水洗いする直前の段階にしておく方法もありますが、塗りむらが出やすくあまりおすすめできません。
紛失を防ぐため、気になる方はメッシュポーチなどを用意し、ほかの小物類とまとめて収納しておくと良いでしょう。
シュノーケルマスク向け曇り止めの選び方
水中用のものを選ぶ
最も重要なのは、水中用の曇り止めを選ぶことです。
曇り止めはシュノーケルマスクの内側に塗布しますが、シュノーケリング中にマスクがずれ、隙間から海水が入ることもあります。
水中用の製品を使うことで曇り止めが流れるのを防ぎ、効果を維持してマスクが曇るのを防ぐことができます。
購入の際は表示を確認し、ダイビングや水泳、水中用などの記載があるものを選ぶようにしましょう。
形状・タイプで選ぶ
曇り止めには形状により、ジェルタイプ、液体タイプ、スプレータイプなどの種類があります。
それぞれメリット、デメリットがあるため、使用頻度とそれぞれの性質を理解して選ぶことが大切です。
日常的にシュノーケルを楽しみ、曇り止めの効果をより長く維持したい方には、ジェルタイプや液体タイプがおすすめです。
ただし、毎回指で塗布する必要があり、慣れるまでは手間に感じることもあります。
たまに楽しむシュノーケルで手軽さを重視したい方には、スプレータイプのほうが扱いやすいでしょう。
しかし、スプレータイプは一回の使用量が調節できず、消耗が早くなりがちです。
そのため、コスパを重視する場合は、ジェルタイプや液体タイプのほうがおすすめです。
肌の弱い人や子供には低刺激のものを選ぶ
シュノーケルマスクは、肌の薄い目元回りで使用するものです。
目や人体への刺激は考慮されていますが、肌の弱い方やお子様が曇り止めを使うときは、さらに低刺激性のものを選ぶと良いでしょう。
食品にも使用される界面活性剤を使用した製品や、ベビー用品にも使われる成分を用いた低刺激性の曇り止めをおすすめします。
シュノーケルマスク向け曇り止めおすすめ7選
【SAS】
アンティフォグ(SAS20910)
シュノーケリング愛好家や、プロのダイビングインストラクターの間でも愛用者の多い曇り止めです。
中身はとろみのある液状で、2滴ほどマスクのレンズに垂らして指で直接塗布した後、水で洗い流して使用します。
ほかの製品と比べると高価ですが、曇り止めの効果は申し分なく、長時間使用できます。
ボトルが小さめのため、紛失には注意が必要です。
【McNett】
シードロップ(40220)
こちらは曇り止めだけでなく、レンズクリーナーとしても使用できる製品です。
長い間愛用しているマスクは、どうしても皮脂汚れなどでレンズが曇りやすくなってしまいます。
曇り止め処置の際に、レンズの外側も一緒に洗えるので、メンテナンスを1本で簡単に行うことができます。
液体のため塗りむらが出にくく、扱いやすい製品です。
【McNett】
シーゴールド(40851)
強力な曇り止めを使いたい方には、こちらのシーゴールドがおすすめです。
レンズクリーナー効果はありませんが、高い曇り止め効果でクリアな視界を維持できます。
やや硬めのジェルのため、人によっては塗りむらが出やすいと感じることもあります。
曇り止めを使うのが初めての方は、ほかの製品を試してからこちらを検討すると良いでしょう。
【GULL】
ピュアデミスター(GA-5055)
日本の老舗ブランド、GULLから発売されている曇り止めです。
GULLは自然環境に負荷をかけないことを理念として掲げており、自然環境と人体に配慮した製品づくりを行っています。
食品にも使用される界面活性剤を使用しているため、安心して使用することができます。
環境にやさしく人体への影響も少ない製品を選びたい方に、特におすすめです。
【FOGLESS】
フォグレスプラス
肌が弱い方やお子様が使う場合には、こちらのフォグレスプラスがおすすめです。
ベビー用品にも使用される原料を使い、目への刺激を低減しています。
ブルーの通常タイプの曇り止めもありますが、ピンク色のフォグレスプラスのほうが低刺激性は重視されています。
こちらもボトルが小さめのため、紛失には注意が必要です。
【REEF TOURER】
ANTI-FOG TREATMENT(TEC52)
ボトルの先端についたスポンジで直塗りができるため、ネイルケアを楽しむ女性も扱いやすく、レンズに爪を当てずに使えます。
直接指を使わないので、その分レンズへの皮脂汚れの付着も防ぐことができます。
また、細かい部分にも塗りやすいため、シュノーケルマスク以外にスイミングゴーグルにも使いやすい曇り止めです。
【Hele I Waho】
ANTI-FOGスプレー(802660010000)
できるだけ手軽に使いたい方には、こちらのスプレータイプの曇り止めがおすすめです。
広い範囲に塗布しやすく、レンズの大きな一眼タイプのシュノーケルマスクにも楽に使用することができます。
しかし、スプレータイプはジェルや液体タイプと比べると、早く消費しがちです。
うっかり切らすことのないよう、残りの量には注意しながら使用しましょう。
シュノーケルマスクの曇り止めに代用できるものはある?
曇り止めの代用には、台所用中性洗剤や歯磨き粉をレンズに塗布し、水で洗い流す方法がよく知られています。
ご家庭にあるもので代用可能ですが、これらはあくまで代用であり、目の近くでの使用が推奨されているものではありません。
目や皮膚への影響や安全性を考えると、専用の曇り止めを使うのがおすすめです。
まとめ
せっかくお気に入りのシュノーケルセットを揃えても、曇ってしまったレンズでは思い切り海の中を楽しむことはできません。
適切に曇り止めを使用し、クリアな視界で思う存分、海の世界を楽しみましょう。
シュノーケルマスク向け曇り止めの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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