ズームサファリ完全ガイド!インプレや他機種比較も!

昨今、釣り場への移動手段の多様化などで、汎用ロッドでもマルチピースのパックロッドが人気ですよね。

パックロッドは価格が一つのネックでしたが、それに一石を投じたのが、アブガルシアのズームサファリです。

価格を抑えただけでなく、デザイン面でも他社のパックロッドとは一線を画すモデルになっています。

そんなズームサファリについて、その特徴やラインナップに合わせた用途、インプレなどを徹底的に解説します。

塩谷純一郎
執筆者
  • 釣り歴15年
  • 釣り具の販売経験あり
  • 全国10都道府県へ遠征

北国生まれのアマチュア釣り師。前職では量販店で釣り具の販売、企画も担当。釣った魚を調理して食べるのも大好きで、美味しい魚のためならフィールド問わずアクティブに挑戦します。

アブガルシアのズームサファリとは

ズームサファリは、2020年にアブガルシアから発売されたパックロッドです。

トラウトフィッシング用に愛用されることが多いですが、様々な番手が用意されており、海水淡水問わずに使用することができます。

またデザインも特徴的で、グリップは2色のコルクを使用し、ブランクの塗装も各モデルで違います。

全体的にクラシカルなイメージで、キャンプギアのような風合いですね。

加えて価格が抑えられているのも魅力の一つで、ルアーフィッシングをこれから始めたい方からも人気が集まっているモデルです。

オリジナルカラーのズームサファリを含んだ、フィッシングエントリーキットも発売されています。

ズームサファリはベイトとスピニングがラインナップ

ズームサファリの目を引くポイントの一つに、ベイト、スピニングどちらも豊富に用意されていることが挙げられます。

まずは具体的にどのようなラインナップになっているか確認してみましょう。

ベイトロッドは4種類

ズームサファリのベイトモデルは4機種で、スピニングモデルよりもパワーと長さの選択肢はやや少ないです。

それでも同価格帯の汎用パックロッドと比較すると、ベイトモデルのラインナップは充実していると言えます。

クラシカルなルックスで、同社のアンバサダーシリーズと組み合わせたいデザインですね。

型番 購入 硬さ ロッドタイプ ティップ 長さ(ft) 長さ(m) 継方式 継数 テーパー 仕舞寸法(cm) 自重(g) 先径/元径(mm) ルアーウェイト(g) ルアーウェイト(oz) ジグ(g) エギサイズ(号) 錘負荷(号) ナイロン(lb) フロロ(lb) PE(号) ハリス(号) カーボン含有率(%) メーカー価格
ZMSC-464L
L ベイト 4.6 1.37 4 41.4 90 1.2/- 2~8 4~8 4~8 95 14000
ZMSC-565L
L ベイト 5.6 1.68 5 39.0 104 1.4/- 2~10 4~12 4~12 95 15000
ZMSC-665M
M ベイト 6.6 1.98 5 44.6 151 1.7/- 9~28 8~16 8~16 95 16000
ZMSC-765L
L ベイト 7.6 2.29 5 52.1 153 1.25/- 2~15 6~12 6~12 95 17000

スピニングロッドは5種類

スピニングタイプは5種類で、長さやパワーが充実しており、様々な釣りに対応できます。

短いものから長いものまで、パワーはベイトモデルより弱いものから選べるので、ネイティブトラウトなどとも相性がいいでしょう。

アブガルシアの公式動画でも組み合わせているように、オールドリールのカーディナルと非常に合うデザインと言えますね。

型番 購入 硬さ ロッドタイプ ティップ 長さ(ft) 長さ(m) 継方式 継数 テーパー 仕舞寸法(cm) 自重(g) 先径/元径(mm) ルアーウェイト(g) ルアーウェイト(oz) ジグ(g) エギサイズ(号) 錘負荷(号) ナイロン(lb) フロロ(lb) PE(号) ハリス(号) カーボン含有率(%) メーカー価格
ZMSS-404UL
UL スピニング 4.0 1.22 4 37.3 76 2~6 3~6 3~6 95 11000
ZMSS-505L
L スピニング 5.0 1.52 5 35.6 88 2~8 3~6 3~6 95 12000
ZMSS-605L
L スピニング 6.0 1.83 5 42 113 2~10 4~8 4~8 95 13000
ZMSS-705ML
ML スピニング 7.0 2.13 5 49.4 144 3~20 4~10 4~10 95 14000
ZMSS-805M
M スピニング 8.0 2.44 5 56.5 147 5~25 8~12 8~12 95 15000

ズームサファリの評価は?インプレを総評!

ズームサファリは魅力たっぷりのロッドですが、口コミを見るといくつか気になる点もありました。

SNSやECサイトで公開されているズームサファリのインプレから、気になる点をまとめてご紹介します。

悪いインプレ

  • 多少先重りする
  • 硬めで感度が悪い
  • グリップの握り心地が気になる

安いパックロッドなので仕方ない部分ではありますが、やはり継数が多いため持ち重りは気になるようです。

また、ブランクのセッティングが硬めなので感度が悪く、小物釣りとの相性が悪いという意見も見受けられます。

グリップが樹脂なのでやや滑りやすいという点は、筆者も実際に使用していて少し気になったポイントです。

良いインプレ

  • バイク移動・自転車移動にピッタリ
  • パワーがある
  • 竿袋がいい

ズームサファリのインプレを見ると、やはり短い仕舞寸法が便利だというレビューが最も目につきました。

見た目よりもパワーがあり、Lのロッドを使っているときに、雷魚が外道で釣れても問題なかったという心強いレビューもあったほどです。

またキャンパス生地の専用ロッドケースの評判も良く、ロッドのデザインとよくマッチしていますね。

ズームサファリを釣りスタイル別に解説

ズームサファリは豊富なラインナップで、様々な魚種に対応できます。

メーカーに記載のある魚種をまとめると以下の表の通りになります。

しかし、ルアー釣りなのかエサ釣りなのかは明記されていないので、注意が必要です。

そこで、筆者の考えを交えながら具体的にズームサファリのラインナップはどのような釣りに適しているか解説します。

アジング

ズームサファリにはライトなロッドも多いので、それらをアジングに使用できます。

本格的なアジングロッドに比べると、感度や投げられるルアーの軽さなどの面で劣るものの、十分釣ることができます。

エサ釣りにも使用できますし、ルアーで狙う場合はフロートを付けて投げると釣りやすくなるでしょう。

汎用性を活かして、アジを中心に漁港や堤防から五目釣りをする際にもおすすめです。

型番 購入 硬さ ロッドタイプ ティップ 長さ(ft) 長さ(m) 継方式 継数 テーパー 仕舞寸法(cm) 自重(g) 先径/元径(mm) ルアーウェイト(g) ルアーウェイト(oz) ジグ(g) エギサイズ(号) 錘負荷(号) ナイロン(lb) フロロ(lb) PE(号) ハリス(号) カーボン含有率(%) メーカー価格
ZMSC-464L
L ベイト チューブラ 4.6 1.37 4 FR 41.4 90 1.2/- 2~8 4~8 4~8 95 14000
ZMSC-565L
L ベイト チューブラ 5.6 1.68 5 FR 39.0 104 1.4/- 2~10 4~12 4~12 95 15000
ZMSC-765L
L ベイト チューブラ 7.6 2.29 5 F 52.1 153 1.25/- 2~15 6~12 6~12 95 17000
ZMSS-404UL
UL スピニング チューブラ 4.0 1.22 4 FR 37.3 76 - 2~6 3~6 3~6 95 11000
ZMSS-505L
L スピニング チューブラ 5.0 1.52 5 FR 35.6 88 - 2~8 3~6 3~6 95 12000
ZMSS-605L
L スピニング チューブラ 6.0 1.83 5 F 42 113 - 2~10 4~8 4~8 95 13000

メバリング

ズームサファリはライトなモデルでもハリが強いので、メバルの力強い引きにも対応しやすいロッドです。

7.6ftの長めのモデルもあるため、足場が高い場所や手すりのあるポイントでも釣りやすいでしょう。

軽量なリグに対応できるモデルは少ないので、フロートを取り付けて投げるか、プラッキングで楽しむのがおすすめです。

ベイトモデルもあるので、ライトロックフィッシュとの兼用タックルとしても使用できます。

型番 購入 硬さ ロッドタイプ ティップ 長さ(ft) 長さ(m) 継方式 継数 テーパー 仕舞寸法(cm) 自重(g) 先径/元径(mm) ルアーウェイト(g) ルアーウェイト(oz) ジグ(g) エギサイズ(号) 錘負荷(号) ナイロン(lb) フロロ(lb) PE(号) ハリス(号) カーボン含有率(%) メーカー価格
ZMSC-464L
L ベイト チューブラ 4.6 1.37 4 FR 41.4 90 1.2/- 2~8 4~8 4~8 95 14000
ZMSC-565L
L ベイト チューブラ 5.6 1.68 5 FR 39.0 104 1.4/- 2~10 4~12 4~12 95 15000
ZMSC-765L
L ベイト チューブラ 7.6 2.29 5 F 52.1 153 1.25/- 2~15 6~12 6~12 95 17000
ZMSS-404UL
UL スピニング チューブラ 4.0 1.22 4 FR 37.3 76 - 2~6 3~6 3~6 95 11000
ZMSS-505L
L スピニング チューブラ 5.0 1.52 5 FR 35.6 88 - 2~8 3~6 3~6 95 12000
ZMSS-605L
L スピニング チューブラ 6.0 1.83 5 F 42 113 - 2~10 4~8 4~8 95 13000

シーバス

シーバスで使える番手

種類は多くはありませんが、ズームサファリの長めのラインナップの一部はシーバスフィッシングにも使用できます。

マルチピースながらブランクにパワーがありコシが強いので、シーバスとも相性がいいでしょう。

やや短めではあるものの1種類ベイトモデルも選べるので、パワーファイトやピン打ちを狙いたいシチュエーションにも対応できます。

最近はポイント移動が必要なシーンも多いので、携帯性に富んだパックロッドは一本持っておきたいですね。

型番 購入 硬さ ロッドタイプ ティップ 長さ(ft) 長さ(m) 継方式 継数 テーパー 仕舞寸法(cm) 自重(g) 先径/元径(mm) ルアーウェイト(g) ルアーウェイト(oz) ジグ(g) エギサイズ(号) 錘負荷(号) ナイロン(lb) フロロ(lb) PE(号) ハリス(号) カーボン含有率(%) メーカー価格
ZMSC-665M
M ベイト チューブラ 6.6 1.98 5 FR 44.6 151 1.7/- 9~28 8~16 8~16 95 16000
ZMSS-705ML
ML スピニング チューブラ 7.0 2.13 5 F 49.4 144 - 3~20 4~10 4~10 95 14000
ZMSS-805M
M スピニング チューブラ 8.0 2.44 5 FR 56.5 147 - 5~25 8~12 8~12 95 15000

エギング

エギングで使える番手

ズームサファリにはエギング推奨モデルもあり、ティップにハリがあるのでアクションも付けやすいでしょう。

アブガルシアの推奨モデルはスピニングのみですが、ベイトモデルにも使用できるスペックがあります。

やや先重りが気になるので、長時間の使用したい場合は専用ロッドに劣るものの、気軽なエギングなら十分楽しめます。

なおSiCガイドではないので、PEラインを使う場合は、糸が絡んでないか注意しながら使用すると安心です。

型番 購入 硬さ ロッドタイプ ティップ 長さ(ft) 長さ(m) 継方式 継数 テーパー 仕舞寸法(cm) 自重(g) 先径/元径(mm) ルアーウェイト(g) ルアーウェイト(oz) ジグ(g) エギサイズ(号) 錘負荷(号) ナイロン(lb) フロロ(lb) PE(号) ハリス(号) カーボン含有率(%) メーカー価格
ZMSC-665M
M ベイト チューブラ 6.6 1.98 5 FR 44.6 151 1.7/- 9~28 8~16 8~16 95 16000
ZMSC-765L
L ベイト チューブラ 7.6 2.29 5 F 52.1 153 1.25/- 2~15 6~12 6~12 95 17000
ZMSS-605L
L スピニング チューブラ 6.0 1.83 5 F 42 113 - 2~10 4~8 4~8 95 13000
ZMSS-705ML
ML スピニング チューブラ 7.0 2.13 5 F 49.4 144 - 3~20 4~10 4~10 95 14000
ZMSS-805M
M スピニング チューブラ 8.0 2.44 5 FR 56.5 147 - 5~25 8~12 8~12 95 15000

渓流トラウト

渓流トラウトで使える番手

ズームサファリは渓流トラウト用として人気で、筆者も購入したモデルの一つは渓流で使用していました。

ULモデルにおいてもティップのハリが強めなので、ミノーイングはかなり快適に楽しめるモデルというイメージです。

また、携帯性に関しても渓流の険しい道でも収納しておけば全く邪魔にならないので、大変便利です。

ネイティブトラウトロッドの選択肢の一つとして、頭に入れておいていいモデルの一つでしょう。

型番 購入 硬さ ロッドタイプ ティップ 長さ(ft) 長さ(m) 継方式 継数 テーパー 仕舞寸法(cm) 自重(g) 先径/元径(mm) ルアーウェイト(g) ルアーウェイト(oz) ジグ(g) エギサイズ(号) 錘負荷(号) ナイロン(lb) フロロ(lb) PE(号) ハリス(号) カーボン含有率(%) メーカー価格
ZMSC-464L
L ベイト チューブラ 4.6 1.37 4 FR 41.4 90 1.2/- 2~8 4~8 4~8 95 14000
ZMSC-565L
L ベイト チューブラ 5.6 1.68 5 FR 39.0 104 1.4/- 2~10 4~12 4~12 95 15000
ZMSS-404UL
UL スピニング チューブラ 4.0 1.22 4 FR 37.3 76 - 2~6 3~6 3~6 95 11000
ZMSS-505L
L スピニング チューブラ 5.0 1.52 5 FR 35.6 88 - 2~8 3~6 3~6 95 12000
ZMSS-605L
L スピニング チューブラ 6.0 1.83 5 F 42 113 - 2~10 4~8 4~8 95 13000

エリアトラウト

エリアトラウトで使える番手

ズームサファリはトラウトフィッシングへの対応力が高いロッドなので、一部エリアトラウトに使用できるモデルもあります。

エリアトラウトロッドに比べると投げられるルアーが重めで、曲がりも弱いのはデメリットでしょう。

ただしポンド型でも重めのルアーを使う場合は適していますし、ストリーム系の管理釣り場であればむしろ使いやすいのでおすすめです。

電車やバイク、自転車で管理釣り場まで移動したいときにも便利なモデルです。

型番 購入 硬さ ロッドタイプ ティップ 長さ(ft) 長さ(m) 継方式 継数 テーパー 仕舞寸法(cm) 自重(g) 先径/元径(mm) ルアーウェイト(g) ルアーウェイト(oz) ジグ(g) エギサイズ(号) 錘負荷(号) ナイロン(lb) フロロ(lb) PE(号) ハリス(号) カーボン含有率(%) メーカー価格
ZMSS-404UL
UL スピニング チューブラ 4.0 1.22 4 FR 37.3 76 - 2~6 3~6 3~6 95 11000
ZMSS-505L
L スピニング チューブラ 5.0 1.52 5 FR 35.6 88 - 2~8 3~6 3~6 95 12000
ZMSS-605L
L スピニング チューブラ 6.0 1.83 5 F 42 113 - 2~10 4~8 4~8 95 13000

湖・本流トラウト

湖・本流トラウトで使える番手

湖や本流など、広いフィールドで大型トラウトを狙う場合も、ズームサファリが活躍します。

パックロッドでありながらパワーがあり、ベイトモデルからも2モデル選べるので、パワフルなトラウトとやり取りする場合も安心でしょう。

湖や本流用のマルチピースのトラウトロッドとして考えると、コスパに優れているのもメリットの一つと言えます。

ややライト気味のラインナップが多いので、軽めのルアーを使用する場合におすすめです。

型番 購入 硬さ ロッドタイプ ティップ 長さ(ft) 長さ(m) 継方式 継数 テーパー 仕舞寸法(cm) 自重(g) 先径/元径(mm) ルアーウェイト(g) ルアーウェイト(oz) ジグ(g) エギサイズ(号) 錘負荷(号) ナイロン(lb) フロロ(lb) PE(号) ハリス(号) カーボン含有率(%) メーカー価格
ZMSC-665M
M ベイト チューブラ 6.6 1.98 5 FR 44.6 151 1.7/- 9~28 8~16 8~16 95 16000
ZMSC-765L
L ベイト チューブラ 7.6 2.29 5 F 52.1 153 1.25/- 2~15 6~12 6~12 95 17000
ZMSS-605L
L スピニング チューブラ 6.0 1.83 5 F 42 113 - 2~10 4~8 4~8 95 13000
ZMSS-705ML
ML スピニング チューブラ 7.0 2.13 5 F 49.4 144 - 3~20 4~10 4~10 95 14000
ZMSS-805M
M スピニング チューブラ 8.0 2.44 5 FR 56.5 147 - 5~25 8~12 8~12 95 15000

バス釣り

ズームサファリはトラウト用として人気ですが、バスフィッシングにもよく使用されています。

また、8ftのモデルを除いてほとんどのラインナップがバス用として推奨されており、選択肢の幅が広いのもメリットです。

もちろん好みで選んでも問題ありませんが、硬めのロッドは長めのラインナップが多いので、フィネス向きのロッドを選ぶのがおすすめです。

近所での気軽な釣りから遠征まで、幅広いシーンに活用できるでしょう。

型番 購入 硬さ ロッドタイプ ティップ 長さ(ft) 長さ(m) 継方式 継数 テーパー 仕舞寸法(cm) 自重(g) 先径/元径(mm) ルアーウェイト(g) ルアーウェイト(oz) ジグ(g) エギサイズ(号) 錘負荷(号) ナイロン(lb) フロロ(lb) PE(号) ハリス(号) カーボン含有率(%) メーカー価格
ZMSC-464L
L ベイト チューブラ 4.6 1.37 4 FR 41.4 90 1.2/- 2~8 4~8 4~8 95 14000
ZMSC-565L
L ベイト チューブラ 5.6 1.68 5 FR 39.0 104 1.4/- 2~10 4~12 4~12 95 15000
ZMSC-665M
M ベイト チューブラ 6.6 1.98 5 FR 44.6 151 1.7/- 9~28 8~16 8~16 95 16000
ZMSC-765L
L ベイト チューブラ 7.6 2.29 5 F 52.1 153 1.25/- 2~15 6~12 6~12 95 17000
ZMSS-404UL
UL スピニング チューブラ 4.0 1.22 4 FR 37.3 76 - 2~6 3~6 3~6 95 11000
ZMSS-505L
L スピニング チューブラ 5.0 1.52 5 FR 35.6 88 - 2~8 3~6 3~6 95 12000
ZMSS-605L
L スピニング チューブラ 6.0 1.83 5 F 42 113 - 2~10 4~8 4~8 95 13000
ZMSS-705ML
ML スピニング チューブラ 7.0 2.13 5 F 49.4 144 - 3~20 4~10 4~10 95 14000

ナマズ

ナマズで使える番手

種類は少ないですが、身近でパワフルなファイトが楽しめるナマズゲームもズームサファリで対応できます。

近所の川や水路などを移動しながら釣るときは、ズームサファリのようなパックロッドを自転車に乗せて移動するのが便利でしょう。

ハリがあるブランクは、ナマズ用ルアーのキャスティングでは有利に働くポイントになります。

アブガルシアの推奨はZMSC-665Mのみですが、引っこ抜いてランディングしなければ、スピニングのZMSS-705MLもおすすめです。

型番 購入 硬さ ロッドタイプ ティップ 長さ(ft) 長さ(m) 継方式 継数 テーパー 仕舞寸法(cm) 自重(g) 先径/元径(mm) ルアーウェイト(g) ルアーウェイト(oz) ジグ(g) エギサイズ(号) 錘負荷(号) ナイロン(lb) フロロ(lb) PE(号) ハリス(号) カーボン含有率(%) メーカー価格
ZMSC-665M
M ベイト チューブラ 6.6 1.98 5 FR 44.6 151 1.7/- 9~28 8~16 8~16 95 16000
ZMSS-705ML
ML スピニング チューブラ 7.0 2.13 5 F 49.4 144 - 3~20 4~10 4~10 95 14000

コイ釣り

コイ釣りで使える番手

ズームサファリの一部には、コイ釣りへの使用を推奨しているモデルがあります。

コイは日本の淡水域ではトップクラスにトルクのある魚なので、それに対応できるということはロッドへの自信の表れとも取れますね。

もちろんランディング時はネットの使用が推奨されますが、やり取りできるだけでも十分なパワーがあると言えます。

グリップエンドには美しい装飾があるので、置き竿する場合は傷が付かないよう注意するのがおすすめです。

型番 購入 硬さ ロッドタイプ ティップ 長さ(ft) 長さ(m) 継方式 継数 テーパー 仕舞寸法(cm) 自重(g) 先径/元径(mm) ルアーウェイト(g) ルアーウェイト(oz) ジグ(g) エギサイズ(号) 錘負荷(号) ナイロン(lb) フロロ(lb) PE(号) ハリス(号) カーボン含有率(%) メーカー価格
ZMSS-705ML
ML スピニング チューブラ 7.0 2.13 5 F 49.4 144 - 3~20 4~10 4~10 95 14000
ZMSS-805M
M スピニング チューブラ 8.0 2.44 5 FR 56.5 147 - 5~25 8~12 8~12 95 15000

ロックフィッシュ

ズームサファリはロックフィッシュとも相性が良く、メーカー推奨で7モデル、スペックから考えると9モデルすべて使用可能です。

もちろん活躍できるシチュエーションは違い、ライトロックから、堤防などからの遠投まで、それぞれ使用できます。

短くてライトなモデルは、足元に仕掛けを落とし込んだり、穴釣りにおすすめです。

他の釣りのために購入したものを使用して、ロックフィッシュ狙いに挑戦してみるのもよさそうですね。

型番 購入 硬さ ロッドタイプ ティップ 長さ(ft) 長さ(m) 継方式 継数 テーパー 仕舞寸法(cm) 自重(g) 先径/元径(mm) ルアーウェイト(g) ルアーウェイト(oz) ジグ(g) エギサイズ(号) 錘負荷(号) ナイロン(lb) フロロ(lb) PE(号) ハリス(号) カーボン含有率(%) メーカー価格
ZMSC-464L
L ベイト チューブラ 4.6 1.37 4 FR 41.4 90 1.2/- 2~8 4~8 4~8 95 14000
ZMSC-565L
L ベイト チューブラ 5.6 1.68 5 FR 39.0 104 1.4/- 2~10 4~12 4~12 95 15000
ZMSC-665M
M ベイト チューブラ 6.6 1.98 5 FR 44.6 151 1.7/- 9~28 8~16 8~16 95 16000
ZMSC-765L
L ベイト チューブラ 7.6 2.29 5 F 52.1 153 1.25/- 2~15 6~12 6~12 95 17000
ZMSS-404UL
UL スピニング チューブラ 4.0 1.22 4 FR 37.3 76 - 2~6 3~6 3~6 95 11000
ZMSS-505L
L スピニング チューブラ 5.0 1.52 5 FR 35.6 88 - 2~8 3~6 3~6 95 12000
ZMSS-605L
L スピニング チューブラ 6.0 1.83 5 F 42 113 - 2~10 4~8 4~8 95 13000
ZMSS-705ML
ML スピニング チューブラ 7.0 2.13 5 F 49.4 144 - 3~20 4~10 4~10 95 14000
ZMSS-805M
M スピニング チューブラ 8.0 2.44 5 FR 56.5 147 - 5~25 8~12 8~12 95 15000

タチウオ

タチウオで使える番手

ズームサファリには、一部のモデルですが、タチウオワインド用に対応する番手が用意されています。

ブランクに粘りがあるので、ワインドアクションを出しやすいロッドと言えるでしょう。

一般的なワインドロッドと比較すると若干短めなので、あまり遠投が必要ない、接岸している場合におすすめです。

Oリングガイドなので、ワイヤーリーダーを使用する場合、サルカンがガイドとぶつからないよう注意しましょう。

型番 購入 硬さ ロッドタイプ ティップ 長さ(ft) 長さ(m) 継方式 継数 テーパー 仕舞寸法(cm) 自重(g) 先径/元径(mm) ルアーウェイト(g) ルアーウェイト(oz) ジグ(g) エギサイズ(号) 錘負荷(号) ナイロン(lb) フロロ(lb) PE(号) ハリス(号) カーボン含有率(%) メーカー価格
ZMSS-705ML
ML スピニング チューブラ 7.0 2.13 5 F 49.4 144 - 3~20 4~10 4~10 95 14000
ZMSS-805M
M スピニング チューブラ 8.0 2.44 5 FR 56.5 147 - 5~25 8~12 8~12 95 15000

サーフフィッシング(ヒラメ・マゴチなど)

サーフで使える番手

1モデルではありますが、サーフからのヒラメやマゴチを狙うルアーフィッシングに使用できるモデルもあります。

8ftでパワーはMとスペック的には申し分なく、パワーがありスムーズに曲がるブランクは平物の引きにも対応できるでしょう。

反面、より遠投を狙う場合などにはやや心もとないのも事実なので、本格的な釣りよりは、サブ的な役割がおすすめです。

もちろん、電車や自転車などでサーフに移動したい場合にもおすすめです。

型番 購入 硬さ ロッドタイプ ティップ 長さ(ft) 長さ(m) 継方式 継数 テーパー 仕舞寸法(cm) 自重(g) 先径/元径(mm) ルアーウェイト(g) ルアーウェイト(oz) ジグ(g) エギサイズ(号) 錘負荷(号) ナイロン(lb) フロロ(lb) PE(号) ハリス(号) カーボン含有率(%) メーカー価格
ZMSS-805M
M スピニング チューブラ 8.0 2.44 5 FR 56.5 147 - 5~25 8~12 8~12 95 15000

ウルトラライトショアジギング(ハマチ・サワラなど)

ULSJで使える番手

ズームサファリの8ftモデルでは、ハマチやサワラ、サバなど小型の青物を狙うことも可能です。

ただしルアーウエイトは最大で25gまでなので、ライトショアジギングに対応するのは難しいでしょう。

ジャンルで言えばマイクロショアジギングやウルトラライトショアジギングに相当するジグを使用するのがおすすめです。

ZMSS-805Mは様々な釣りに使用できるので、ショアからのルアーフィッシングを楽しみたい方なら1本持っておいていいロッドと言えます。

型番 購入 硬さ ロッドタイプ ティップ 長さ(ft) 長さ(m) 継方式 継数 テーパー 仕舞寸法(cm) 自重(g) 先径/元径(mm) ルアーウェイト(g) ルアーウェイト(oz) ジグ(g) エギサイズ(号) 錘負荷(号) ナイロン(lb) フロロ(lb) PE(号) ハリス(号) カーボン含有率(%) メーカー価格
ZMSS-805M
M スピニング チューブラ 8.0 2.44 5 FR 56.5 147 - 5~25 8~12 8~12 95 15000

ズームサファリのよくある質問

ズームサファリはおすすめのロッドですが、実際の使用感など不安な点も多いでしょう。

そこでズームサファリについてのよくある質問について、ズームサファリを愛用していた筆者がお答えします。

ズームサファリは折れる?折れやすい?

安いマルチピースのロッドだと、やはり強度的な点は不安になりますよね。

ズームサファリに関しては、実際に使用した感触だと弱いという印象はなく、むしろ丈夫そうな印象があります。

ティップに関しても、ULのモデルなどでもそこまで細くないので、特別取り扱いに注意する必要もないでしょう。

実際、筆者は1年間メインでズームサファリを使用していましたが、折れや破損はありませんでした。

ただし、特別に破損に強い構造を取り入れているわけではないので、通常のロッド同様に取り扱いには注意が必要です。

また、仕舞寸法を活かしてバッグなどに入れて持ち歩くことも多いかと思うので、携帯中に負担がかかっていないか注意しましょう。

テレスコ(振り出し)モデルはある?

ズームサファリは全9モデルすべてがスピゴットジョイント(印籠継)のマルチピースで、テレスコピックモデルは現在用意されていません。

しかしズームサファリシリーズは今後ラインナップが追加される可能性もあります。

一部ではテレスコピックモデルのプロトタイプがテストされている様子もリークされているので、続報をチェックしたいですね。

アブガルシアには、汎用ルアーロッドのクロスフィールドや、トラウトロッドのトラウティンマーキスナノにテレスコピックモデルがあります。

もしズームサファリのテレスコピックロッドが待ちきれないという方は、そういったモデルもチェックしてみましょう。

ベイトフィネスに使える番手はある?

ベイトフィネスの定義は、一般的に5g以下のルアーをベイトタックルで使用することです。

その定義に当てはめて考えると、ズームサファリではZMSC-464LZMSC-565Lが該当します。

筆者はZMSC-464Lを使用していましたが、リールの性能が十分であれば、3g程度のルアーであれば十分キャスティングできました。

スプーンやスピナーなど金属系のルアーや、ヘビーシンキングミノーであればティップもよく曲がるので、キャスティングしやすいです。

スペック表記では2gから対応可能になっていますが、リールの性能にも寄るものの、ある程度練習が必要という印象です。

PEラインに対応している?ガイド交換は必要?

メーカーからは、特にPEラインの使用の可否は公表されていません。

SiCではなくOリングガイドが採用されていますが、OリングでもPEラインは使用できるモデルもあるので、この点で判断はできないでしょう。

実際、筆者もズームサファリでPEラインを使用したことがありますが、通常利用の範疇では、特段切れるようなことはありませんでした。

ただし、ガイドにPEラインが引っ掛かってしまうことは少なからずあったので、ナイロンラインのほうが快適だったというのが正直なところです。

必須とまでは言えませんが、可能であれば、PEラインと相性がいいガイドに交換したほうがおすすめです。

ズームサファリをライバル機種と比較

マルチピースの汎用ロッドは近年注目のジャンルなので、他社からも似たコンセプトのモデルが多いです。

それらのライバル機と、ズームサファリを比較して考えてみましょう。

【ダイワ】ルアーニスト モバイル

引用:Amazon

ダイワの入門用の汎用ルアーロッドをパックロッドにした、コスパに優れるモデルです。

ルアーニストモバイルの方が長いものが多いですが、ラインナップ数はズームサファリのほうが豊富で、ズームサファリには5ピースもあります。

遠投を重視したい場合はルアーニストモバイルが選びやすく、それ以外ではズームサファリのほうが選択肢が多いでしょう。

【パームス】クワトロ

引用:Amazon

隠れた名パックロッドの一つで、黄色のブランクも目を引くモデルです。

ラインナップ数はズームサファリと同じ9種類になっていますが、やや長さは短めで、パワーについてはクワトロのほうが幅広く選べます。

ズームサファリよりも軽いルアーを使ったり、パワーが必要なシーンでは、クワトロのラインナップがそれを補ってくれるでしょう。

【シマノ】フリーゲームXT

引用:Amazon

シマノ肝いりのフリースタイルを実現する、手ごろな価格で高性能なマルチピースロッドです。

ベイトとスピニングどちらも用意されており、充実の18種類のラインナップで、フィールドやターゲットを問わずに選ぶことができます。

ただし価格の面ではズームサファリが勝るので、性能とラインナップをどこまで求めるかで選び分けるといいでしょう。

まとめ

ズームサファリは価格を抑えただけでなく、デザイン面でも魅力的なパックロッドです。

ライバル機種も続々と増えていますが、そんな中でも目を引くモデルなので、ぜひ一度手に取ってその魅力を体感してみてくださいね。