スピナーベイトはそのままでも十分に釣れるルアーですが、使用する時にトレーラーワームを付けている人とそうでない人がいます。
トレーラーは実際に必要なのか?なぜ付けるのか?付けない人のほとんどが知らずにいるのではないかと思います。
実際にメリットがたくさん存在しますし、アピール力やウェイト等、ちょっとした変化でバイト数に差が出ます。
今回の記事では、筆者のおすすめトレーラーワームの紹介と、メリット・デメリット、必要な場面や付け方など徹底解説していきます。
- 釣り歴24年
- 海外遠征経験あり
愛知県在住。普段はブラックバスや雷魚、シーバス、ロックフィッシュなどのルアー釣りがメインです。国内外を週末弾丸遠征で釣り歩くスタイル。石垣島、タイ、マレーシアでの釣りが大好きです。今後の目標は、日本三大怪魚制覇やカヤックでGTを釣る事、アマゾン・ボルネオ・パプアニューギニア・パリ遠征など、夢が尽きません。
新製品や人気製品をどこよりも安く販売中!
少量入荷のため売り切れ注意!
- クレジットカード決済
- Amazon Pay
- コンビニ払い
目次
- 1 トレーラーワームとは
- 2 スピナーベイトのトレーラーワームは必要?いらない?
- 3 スピナーベイトにトレーラーワームを使うメリット・デメリット
- 4 スピナーベイト用トレーラーワームの選び方(使い分け)
- 5 スピナーベイト用トレーラーワームおすすめ15選
- 5.1 【O.S.P】ドライブシャッド
- 5.2 【JACKALL】リズムウェーブ
- 5.3 【JACKALL】アンモナイトシャッド
- 5.4 【KEITECH】スイングインパクト ファット
- 5.5 【Deps】デスアダー
- 5.6 【O.S.P】ドライブスティック
- 5.7 【mibro】ダブルウィップ 5インチ
- 5.8 【ゲーリーヤマモト】4インチグラブ
- 5.9 【O.S.P】アクショントレーラー
- 5.10 【一誠】キャラメルシャッド
- 5.11 【EVERGREEN】ヘッドシェイカー
- 5.12 【ハイドアップ】スタッガースティック
- 5.13 【JACKALL】リズムワグ
- 5.14 【Deps】デスアダーグラブ ツインテール
- 5.15 【ハイドアップ】スタッガーオリジナル
- 6 スピナーベイトのトレーラーワームの付け方
- 7 まとめ
トレーラーワームとは
まずは意味から説明していきます。
スピナーベイトの使用時に、フックにワームをセットして使う方法があります。
トレーラーワームとは、その際に取り付けるワームのことを指します。
スピナーベイトだけでなく、ラバージグやチャターベイトにセットする際も用いられる用語です。
ワームをセットすることで、スピナーベイトのブレードだけでなく、ワームのナチュラルな波動がプラスされたり、見た目もボリューム感が増してアピール力向上に繋がります。
『スピナーベイトに対してはこのワームを付ける』、といった基本形式は存在せず、様々な組み合わせを試すことも楽しみの1つであり、実際に釣果に差が出ることも事実です。
自分だけの必勝パターンを持つと釣りがもっと面白くなります。
スピナーベイトのトレーラーワームは必要?いらない?
冒頭にも書きましたが、基本的にスピナーベイトはトレーラー無しでも十分釣れるルアーです。
投げて巻くだけで釣れるように各メーカーが、それぞれの技術を注ぎ込み、完成度の高いアイテムが出揃っています。
そういった意味では、トレーラー自体必要ないものかもしれません。
では、なぜ付ける必要があるのか?疑問を持つかと思いますが、とことんスピナーベイトを使い込んでいると見えてくることがあります。
それは、状況によってはトレーラーが無いと攻められないポイントや、トレーラーが無いと食ってこないパターンが確実に存在しているからです。
必要か?いらないか?の問題ではなく、『今は必要』と『今はいらない』を理解して使い分けることが答えだと感じます。
スピナーベイトにトレーラーワームを使うメリット・デメリット
メリット
まずは付ける必要がある状況下においてのメリットから見ていきましょう。
ブレード+ワームのナチュラルな波動でアピール力向上
メジャーフィールドなど、人的プレッシャーが常に掛かっているポイントではバスもブレードの波動やフラッシングを見飽きています。
そこでグラブやシャッドテールをトレーラーとしてセットすることで、ナチュラルな波動がプラスされ、バスからすれば新鮮なルアーになります。
抵抗が掛かることで浮力が向上
ワームのテールにより水の抵抗が掛かり、速く巻くと浮き上がってきます。
これは、シャローやボトムに障害物が多いエリアなどで、中層以上を巻きたい場合に活きてきます。
ウィードエリアで根掛りを避けながら表層付近を巻いてくることも可能です。
抵抗によりスローに巻くことが可能
こちらも抵抗に伴うメリットで、ルアーが浮き上がってくる分だけスローに巻くことが可能になります。
通常、ある程度の速さで巻かないと沈んでしまうため、攻め切れなかったポイントをじっくりとアピールしながらスローに巻くことができます。
浮き上がることさえ理解すれば、根掛りを気にすることなく、巻きスピードでレンジを自由自在に刻むことが容易になります。
デメリット
トレーラーワームをセットすることで発生するデメリットです。
ソルトインのワームを使用するとフックが錆びる
こちらはノンソルトワームを使用することで回避できますが、高比重モデルにあるソルトインワームを付けたまま保管すれば、2〜3日でワームに触れていたフックが錆びてしまいます。
もったいないですが、毎回ワーム交換するようにしましょう。
もしくは外して保管し、再利用もOKです。
スピナーベイトはフック交換ができないため、ルアーごと交換にならないように要注意です。
フッキングが悪くなる
太くボリュームのあるワームをトレーラーにすると、フックが隠れてしまうためフッキングが悪くなります。
またトレーラーの存在感が強すぎても、ワームに食ってしまうためミスバイトが発生します。
ワームは適度な大きさを考え、セット後にフックポイント(針先)と、ゲイブ(針の湾曲部)がしっかりと出ていることを確認しましょう。
真っ直ぐキレイにセットしないと泳ぎに影響が出る
トレーラーワームを真っ直ぐキレイにセットしないと、水中姿勢が斜めに崩れてしまったり、ブレードも上手く回らなかったりと本来の動きに悪影響を与えます。
これは初心者に起きがちですので、何回も経験を重ねて慣れていく必要があります。
使用済みのワームで練習してから本番用を付けるようにしましょう。
スピナーベイト用トレーラーワームの選び方(使い分け)
ワーム種類
シャッドテール
最もメジャーに使用されています。
ボリューム感のあるボディと、大きなテールのついた小魚を模したワームです。
メリットで挙げたように、テールが効いて抵抗を受け、浮き上がる力が発生します。
ブレードにスレたバスに対してナチュラルに攻めたい時や、アピール力をアップさせたい時、狙いのレンジをゆっくりと巻きたい時に使用します。
各メーカーから多種多様なアイテムがリリースされており、スピナーベイトとの組み合わせは無限にあると言えます。
ルアーの大型化が進み、スピナーベイトも1ozクラスが登場する時代です。
シャッドテールワームであれば、大型スピナーベイトの存在感にも負けない波動でしっかりとトレーラーとしての役割を果たします。
スティックベイト
棒状のストレートワームです。
テールなどのパーツはなくシンプルなデザインで、シャッドテールのような波動は生みだしません。
しかしトレーラーとしては有能で、テールとはまた違ったメリットがあります。
主にボリューム感を増したい時、シルエットを大きく見せたい時、ウェイトを増して飛距離を出したい時、スキッピングを決めたい時に使用されます。
大きなバスに狙いを定めた釣りに使用するイメージです。
ワームによってはボディにリブがあり、テールとはまた違った水押しを生むモデルもあります。
スティックベイトの特性上、高比重のソルトインモデルが多数存在しますので、トレーラーとして使用する際は、錆びないように注意しましょう。
グラブ
シャッドテールよりも昔から存在し、ゲームフィッシングにおけるワームの原点とも言えるルアーです。
太めのボディにカーリーテールを備えており、巻くとピロピロ動き微波動を発します。
グラブもシャッドテール同様に、テール部の抵抗により浮力を生むため、同じメリットを受けることができます。
多種多様なバリエーションのシャッドテールに対して、昔から変わらず存在し続けるあまり、グラブはそこまで種類が豊富ではありません。
大型のグラブもほとんどないため、3〜4インチのグラブを小型スピナーベイトに対してのトレーラーとして使用することをおすすめします。
サイズ
サイズの選び方は、基本的には4〜5インチが使いやすいですが、スピナーベイトの大きさによるので購入する際はしっかりと確認しましょう。
デメリットにも挙げましたが、ワームのボディが太すぎるとフックポイントやゲイブが隠れてしまい、フッキングが著しく低下しますのは要チェックです。
また、ボディが長すぎるとワームに食いつきミスバイトが発生します。
スピナーベイト本体の半分くらいの長さがスカートから出ているくらいが丁度いいです。
またブレードよりもテールの方が波動が強い場合はバランスを崩すので、あくまでもサブ的な存在として考え選ぶといいです。
フィールドのベイトフィッシュに対してあまりにも不自然な大きさのワームだと逆効果になるので、しっかりと見極めましょう。
色(カラー)
カラーの選択は、正直言って自由に好みでOKだと筆者は考えています。
カラーで食わせる要素のない釣りだと考えているので、何色でも釣れます。
しかし、あまりにも不自然な色をしていると、釣り人目線で見て『こんな色で食うのか?』と、疑ってしまいルアーの力を信じて投げ切ることができなくなります。
釣り人のメンタルを保つためには、スピナーベイトのスカートの色に合わせて自然な仕上がりにするか、ベイトフィッシュに合わせて選ぶと安心できます。
無難な選択としてはクリア系のワームであればどんなスピナーベイトにも合うので、迷う場合はクリア系をおすすめします。
スピナーベイト用トレーラーワームおすすめ15選
【O.S.P】
ドライブシャッド
最も人気のシャッドテールの1つです。
安定した姿勢を保つので、初心者で多少付け方が下手でも問題なく泳ぎます。
泳ぎ出しも早く、それでいて足元までしっかりと泳ぎきります。
フォールでもテールがしっかりと泳ぐので、スピナーベイトの釣りに幅を持たせることができます。
針持ちが悪いので、頻繁にチェックし傷んだら交換が必要です。
【JACKALL】
リズムウェーブ
浮き上がる浮力を利用し、ゆっくりと一定レンジを巻いてきたい時に重宝します。
ブレードの回転が止まりそうなスピードでも泳ぐので、デッドスローに巻くことも可能です。
筆者は早春の低水温期に、速いと追いきれないバスをスピナーベイトで釣る時に使用しています。
ジャッカルならではの、カラー豊富でどのスピナーベイトにも合います。
【JACKALL】
アンモナイトシャッド
カラーバリエーションが豊富で、どんなスピナーベイトにも合わせることができます。
ボディを左右にロールさせる勢いの動きで、ボリューム感と強波動を両立しており、安定した水中姿勢も魅力のため泳ぎが崩れにくいです。
アピール力が強いので、シングルブレードだと負けてしまうため、大きめのダブルブレードのスピナーベイトにおすすめです。
【KEITECH】
スイングインパクト ファット
2.8〜7.8インチまでサイズが細かくラインナップされています。
トレーラーとしておすすめは4.3インチです。
サイズにボリュームがあるので、大きめのスピナーベイトにおすすめです。
針持ちも良いので、何回も脱着可能です。
大きなリブとワイドテールでナチュラルかつアピール力は抜群で、濁った時や広範囲にバスが散っている状況におすすめです。
【Deps】
デスアダー
シルエットを大きくし、存在感でアピールする場合はデスアダーが適しています。
平らなボディをしているので、フックの大きさで刺し方を変えれます。
また速く巻きたい時は縦刺し、抵抗を受けて浮かせたい時は横刺しを選べます。
トレーラーとして使用することで、ブレードの水流で尻尾のピンテールがフリフリとアクションします。
【O.S.P】
ドライブスティック
スティックベイトは高比重モデルが多いですが、ドライブスティックは低比重で塩が少ないため錆にも安心して使用できます。
丈夫で鉢持ちもいいので、スキッピングでカバーに入れたい時に使用します。
太すぎず、適度なボリュームがしっくりときます。
ナチュラルなカラーが多く、マッチザベイトも狙えます。
【mibro】
ダブルウィップ 5インチ
2本の長いテールは先端が2mmしかないので、泳ぎながらもゆらゆらとアピールします。
細身のシルエットで、あまり存在感を出しすぎず、ナチュラルに誘いたい時におすすめです。
細身のメリットはまだあり、抵抗の影響をあまり受けないため、トレーラーが付いていない時のように速く巻くことも可能です。
【ゲーリーヤマモト】
4インチグラブ
バスアングラーであれば誰もが知っている不朽の名作。
性能は文句なしで、正直グラブはこれがあれば他に何もいりません。
小さめのスピナーベイトのトレーラーに最適です。
高比重で多量の塩を含みますので、付けっぱなしにすると錆びてしまうので要注意です。
重量があるので飛距離もアップします。
【O.S.P】
アクショントレーラー
トレーラーワームに特化した専用設計になっています。
ノンソルトで針へのダメージも考慮され、刺すときも失敗しないようにセンタースリットが入っています。
ブレード+4本のテールが不規則にアクションし、バスにも新鮮なルアーに見えているに違いありません。
針持ちも抜群にいいのでコスト面でもおすすめです。
【一誠】
キャラメルシャッド
強波動のテールはもちろんのこと、ブロック状のリブを備えた扁平ボディが最大の特徴です。
複雑な乱水流を起こしながら巻くことで、通常のシャッドテールとは違うアピールでスレたバスにも飽きさせません。
アピール重視、しかしフィールドはスレているといった状況で、しっかりとバスを寄せたい時に選んでみてください。
【EVERGREEN】
ヘッドシェイカー
柔らかいのに針持ちがいい新素材を採用しています。
エビやベイトフィッシュの成分を配合しニオイで寄せる力も備えています。
長さがあるので、大型のスピナーベイトに最適です。
おすすめはローストクリアカラーで、ルアーが大型であっても見切られることを最小限に抑えます。
【ハイドアップ】
スタッガースティック
単体で使用する際は、i字系で使用すると最も効果を発揮するルアーです。
i字で巻くには、完璧な水中姿勢とバランスを必要とするため、このワームの完成度の高さが伺えます。
ボリューム感を出しつつ、しっかりと速く巻きたい時に最適です。
ニオイもついているため寄せる力もあります。
【JACKALL】
リズムワグ
甲殻類イメージの、艶めかしい2本のテールが超微波動を生みます。
高比重モデルのため、飛距離もアップ。
ナチュラルに誘いたい時に選んでください。
ボディの下半分にのみ高比重化が施されているため、下向きに刺してやれば浮き上がりも抑えることができます。
【Deps】
デスアダーグラブ ツインテール
今の時代、貴重なツインテールグラブです。
ボディも肉厚で、ソルトインの高比重モデル。
テールの波動も強烈なため、1oz〜クラスの大型スピナーベイトでビッグバスに狙いを定めた釣りに最適です。
あまり使っている人を見かけないので、とにかく人と違ったトレーラーで差を出したい方におすすめです。
【ハイドアップ】
スタッガーオリジナル
リブを備えたボディと、アピール抜群のテールといった構図をいち早く備え、現在のシャッドテールの元祖と言っても過言ではない存在です。
サイズバリエーションとカラーが豊富で、万能に使えます。
シャッドテールで、とにかく迷ってしまった場合は元祖のスタッガーを選べば間違いありません。
スピナーベイトのトレーラーワームの付け方
ジグヘッドにワームを刺すときと同じで、刺し始めでしっかりと頭のセンターから入れて、針を出す時も、お腹のセンターから出してやることが最大のポイントです。
指す前にしっかりと針を出すお腹の位置を確認しないとワームが真っ直ぐになりません。
長さが合わない時はカットするのもいい方法です。
スピナーベイトのトレーラーの付け方等を説明しているいい動画を見つけたので貼っておきます。
動画に登場するスピナーベイトと、ワームの大きさやバランスもぜひ参考にしてください。
動画の中で、メリットとして『浮き上がりを抑える』という表現がありますが結局は、浮かせながらレンジをキープするとおっしゃっているので、考え方は同じだと思います。
まとめ
トレーラーワームが必要な状況をご理解頂けたかと思います。
巻いている最中に突如『ガツンっ』とリーリングを止められるバイトを味わうと病みつきになります。
今までスピナーベイトで釣ったことない人や苦手な人にぜひフィールドで試して欲しいです。
スピナーベイトのトレーラーワームの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
さらに探したい方