今回の記事はホッグ・クロー系ワームの徹底解説です。
バス釣りで釣れる使い方や、おすすめのリグ、そして年中使えるテクニックも公開します。
各メーカーから様々なアイテムがリリースされています。
その中でも、筆者が信頼を置いているホッグワームとクローワームおすすめ15選をご紹介します。
ぜひ最後まで読んでホッグワーム・クローワームでデカバスを狙いに行きましょう。
- 釣り歴24年
- 海外遠征経験あり
愛知県在住。普段はブラックバスや雷魚、シーバス、ロックフィッシュなどのルアー釣りがメインです。国内外を週末弾丸遠征で釣り歩くスタイル。石垣島、タイ、マレーシアでの釣りが大好きです。今後の目標は、日本三大怪魚制覇やカヤックでGTを釣る事、アマゾン・ボルネオ・パプアニューギニア・パリ遠征など、夢が尽きません。
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目次
ホッグ系・クロー系ワームとは?
ホッグ・クロー系ワームとは、エビやザリガニ、蟹といった甲殻類を模したソフトルアーのことです。
大半のモデルが大きな爪のパーツを2本備えており、見た目はまさに甲殻類。
手足のパーツも多くボリューム感のあるボディをしているので、アピール力は抜群のルアーです。
日本中フィールドを選ばずどこでも使えて、ボトムを狙うどのリグとも相性抜群です。
ラバージグの定番トレーラーでもあります。
バス釣りルアーとして古くから存在しており、多くのアングラーが愛用しています。
筆者もカバー狙いの定番として年中常備し重宝しています。
ホッグ系・クロー系ワームが活躍する時期!冬は使える?
特に効く時期は春と夏です。
春は産卵前に荒食いしているイメージを持ってる方が多いですが、水温が上がらない早春は、シャローにいても本調子で動くことができません。
そんな春バスはシャローカバーに着いて水温が上がるのを待っています。
ボリュームのあるホッグ・クローワームでアシ際やテトラを狙うと産卵前のデカバスに出会えます。
夏はザリガニシーズンで、全国どこのフィールドでもクローワームのカバー狙いが有効です。
そして、冬は使える?との疑問ですが、問題なく使えます。
しかし冬はエビやザリガニの姿が見えないため、釣り人側の感覚的に信じて投げれません。
水温が低く少ない労力でお腹を満たしたいブラックバスは、ボトムにいるボリュームのあるゆっくりとしたものに反応が良く、ラバージグ+クローが最適です。
ホッグ系・クロー系ワームを使うメリット・デメリット
メリット
まずはメリットですが、ボトムを狙うリグであればどんな使い方にも対応できるため、一袋常備していればオールラウンダーとして使えます。
日本では、エビやカニがいないフィールドの方が少ないため、どこに行ってもマッチザベイトすることが可能です。ここはかなりのメリット。
爪や手足のパーツが多く、水流やわずかなアクションで大きくアピールしてくれますので初心者にも使いやすいです。
ボリューム感重視の高比重モデルが多く、ベイトタックルで扱えるため、より太いラインで安心してカバーを狙えます。
デメリット
デメリットとしては、爪や手足がありパーツが多いので空気抵抗によりどうしても飛距離が伸びません。
またパーツが多いため、カバーでのすり抜け性能が悪くウィードエリアや水草の中など、あまりにも濃いカバーには向きません。
草とパーツが絡んで切れてしまったり、根掛りの原因となります。
しかし、シャローカバー狙いでは飛距離は必要なく、濃いカバー周辺ではストレートワームを使用することで解決できます。
ワーム自体は優秀ですので、適材適所で使い方を間違えなければ、デメリットを感じることは無いと言えます。
ホッグ系・クロー系ワームの選び方や使い分け
よく「ホッグ」と「クロー」ワームの違いを聞かれるのですが、これと言った明確な違いは無く、同じポイントで同じ使い方、同じ役割を果たします。
使っていて個人的に感じる違いは、クロー系に比べてホッグ系の方がパーツの数が多く、手足の他にカーリーテールやリブが着いているモデルも存在します。
一方、クロー系はシンプルなエビ型や、爪を持った甲殻類をリアルに意識したデザインが多いです。
ボディアクションの他に、水押しや波動で大きくアピールしたい時はホッグ、ナチュラルに餌に見せて食わせたい時はクロー、そんな使い分けが良いです。
サイズ(大きさ)
使用するサイズ感ですが、野池でも湖でも万能に使えるのは4インチ前後が最適です。
餌となるエビやザリガニと大きさもマッチしており、一番自然に使用できます。
これよりも小さな2〜3インチモデルを使用する場合は、小さなモエビやヤゴなどの水生昆虫が発生する夏に効果を発揮します。
サイズを落とせば様々な魅せ方ができることもメリットです。
冬の厳寒期は極端にサイズを上げてみてください。
ラバージグに6インチのホッグをトレーラーにすることをおすすめします。
カラー(色)
カラーに関しては、正直に言って好みでOKです。
甲殻類や水生昆虫は、もともと地味な色しか存在しません。
ブラックやグリーン系などはバスから見てもとても自然です。
派手なカラーであっても新鮮であっていい刺激になります。
筆者が一番実績があるカラーは、ブラックとクリア系です。
理由としては、ボトムで砂煙を上げてアピールするので、自分で巻き上げた濁りで存在感が消えないように濁りの中でも目立つブラックとクリア系を好んで使っています。
ホッグ系・クロー系ワームおすすめ15選
【O.S.P】
ドライブクロー
キングオブクローワーム。
定番中の定番で、まずは迷ったらこれです。
わずかな水流でも揺らめく独自の柔らかなマテリアルで生命感のある動きを追求されています。
大きな爪と細い触覚パーツが特徴です。
サイズとカラーが豊富で様々な状況に対応できます。
【ジャッカル】
チャンクロー
大きな爪にはパドルテールを備えており、さらに先端はカーリーテールを採用しています。
複雑な波動でハイアピールを実現し、スレたデカバスに有効的。
従来のクローワームとパーツの多いホッグワームの融合系で、新世代クローワームの代表格です。
テールがあるためスイミングでも使用可能でさらに汎用性を増しています。
【ケイテック】
クレイジーフラッパー
知る人ぞ知る名作です。
特徴的な形状の各パーツから発する微波動がバスに猛アピール。
密度の濃い硬いマテリアルで作られており頑丈なため、密度の濃いカバー周りでも壊れることなく攻めれます。
フォール中やボトムでお腹が下に向くよう、下部にだけ高比重ソルトを配合。
水中姿勢を保つように様々な工夫がされた設計です。
【メガバス】
ボトルシュリンプ
長くて独特な形状をしたアームが最大の特徴で、小刻みにピリピリと震え他では出せないアクションを可能にします。
テキサスピグでのカバー攻めはもちろんですが、お尻の部分に安定感をもたらす設計になっており、ネイルシンカーを入れたネコリグでも抜群の姿勢を保ちます。
サイズ、カラー共に豊富なラインナップです。
【デプス】
ベコンクロー
2本のアームの先端が大きく丸く、さらにブツブツの突起が特徴的。
抵抗が大きく掛かるため水押しが強いです。
ラトルカプセルを埋め込むことが可能で、甲殻類のカチカチという音をリアルに再現できます。
触覚部の長いカーリーがフォールでも強烈に作用し、遠くのバスにも気付かせます。
【フラッシュユニオン】
ユニオンクロー
細部までリアルに作り込んだクローワームです。
手、足、触覚と作りもシンプルでナチュラルな存在感。
またこちらも大きな爪が備わっており、爪に重心がいくため遠心力で飛距離をアップさせる設計です。
ユニオンクローもラトルを挿入可能で、リアルなボディと音で完全に餌と認識させる食わせの切り札です。
【フラッシュユニオン】
アバカスシャッド
甲殻類のボディにシャッドテールを融合。
小刻みに素早くボトムを移動させれば、エビが逃げ惑うようなアクションと波動を実現。
ユニオンクロー同様に、ラトル挿入可能です。
エビの匂いフォーミュラー配合でバスの鼻にもアピールし、動きの鈍い春のカバー攻略にピッタリです。
【エバーグリーン】
キッカーバグ
うちわのような平らで大きなアームが特徴で、強烈な水押しが可能です。
全てのパーツ先端が小さなボール状になっており、フォール姿勢の安定と微波動を目的としていますが、見た目も可愛くてGOODです。
テキサスリグやラバージグのトレーラーが最も活躍できます。
【ノリーズ】
エスケープツイン
国内クローワームの中でもトップクラスのボリュームと存在感を誇るエスケープツイン。
ボディに対して平行に生える各パーツは抵抗少なく水中を進み、着底時にパッと大きく左右に大きなパドルが開くことで他にはないアクションを実現。
ビッグバスハントに欠かせないワームの1つです。
真冬にラバージグのトレーラーとしての使用が実績高いです。
【ゲーリーヤマモト】
5インチクロー
ゲーリークローシリーズで最大サイズのモデルですが、余計なパーツが一切なくシンプルなため、非常に使いやすいサイズ感です。
パーツが少ないため、カバー周りにも強く、飛距離も出せます。
ゲーリーならではの豊富なカラーバリエーションと独自マテリアル。
テキサスリグで果敢に攻めましょう。
【メガバス】
TKツイスター
存在感のある太いボディと長い2本のアームが特徴です。
通常はアーム側がお尻になるようにフックに刺しますが、反対にアーム側が頭になるよう逆刺しして使用すると、ノーシンカーリグでバックスライドします。
杭周りの縦ストラクチャーや、葦の中へ直接入れ込む釣り方で、数々のデカバスの実績ありです。
飛距離も抜群に良いです。
【ゲットネット】
ジャスターホッグ
ボディに対して一本にまとめられた大きなパドルが特徴です。
ホッグ系のワームには珍しく高浮力素材で作られており、ボトムでテールが浮き上がる姿勢になります。
ダウンショットリグではボトムに対し平行姿勢を保つため、細かいシェイキングに対しハイレスポンスでアクションに反映することが可能です。
3.3インチが最もオススメです。
【レイドジャパン】
バトルホッグ
ホッグとクローの全てを詰め込んだレイドジャパンの傑作です。
カーリーの触覚とと大きな爪はスイミングで最も威力を発揮し、バサロ運動のように上下に揺れ動きます。
ボトムバンプだけでなく、フォール時やピックアップ寸前まで気が抜けません。
サイズとカラーも豊富で、状況に合わせて選びましょう。
【デプス】
デスアダーホッグ
デプスがホッグワームの最終形とリリースし数々のビッグバス実績があります。
くびれを設けたワイドボディとデスアダーから継承しているリブからは生命感に溢れる水押しと、アームによるアピールが加わることで、普通のホッグワームでは狙えない魚を攻略。
デプスならではの豊富なカラーバリエーションも魅力です。
【ディースタイル】
D2ホッグ
D2ホッグで一番注目するべきは、コンパクトなボディからの強烈な波動です。
ホッグの爪がシャッドテールハンドになっており、食わせのサイズ感とバルキーワームの波動をマッチさせた唯一無二の存在です。
野池や釣り人の多いタフエリアで周りと差を出すには、このような他にない特徴のワームが効果的です。
ホッグ系・クロー系ワームを使ったリグ
テキサスリグ
ホッグ・クロー系ワームといえば、最も使われるのはテキサスリグです。
ボトムでの釣りに特化した設計のワームですのでテキサスリグでの使用が最適です。
オフセットフックでカバーやストラクチャーに対して根掛りを恐れずタイトに攻めることができます。
あまり早く動かさず、じっくりとズル引きさせ、たまにパッと跳ね上げてやることでリアクションバイトを誘発します。
また跳ね上げのアクションを見切った魚であっても、ルアーを見続けていれば着底して倒れる時に食うことがあるので気を抜かずに当たりを待ちましょう。
砂煙をあげながらのズル引きも春や冬に効きます。
ネコリグ
お尻の方が太くなっている設計でボディバランスの良いワームであれば、ネコリグも可能です。
お尻の先端にネイルリグを刺してやります。1g前後から3gあたりが目安です。
糸が太いとアクションが妨げられるので、スピニングタックルでやりましょう。
ワーム中心部にチョン掛けするため、ボディに長さがありアーム類がしっかりと揺らめくモデルでの使用が良いです。
カバー周りでは根掛りが多発しますので、軽めの岩盤エリアや砂利などハードボトムの地形や護岸に着いているバスに有効的です。
高浮力モデルを使えばボトムに垂直立ちが可能で、放置でも水流で勝手にアクションしてくれます。
ダウンショットリグ
高浮力モデルや、アームが平らでバサロ運動できるワームはダウンショットリグも有効です。
例えばカバー周りにいるバスは、ボトムにべったりと着いている魚ばかりではなく、すこし浮いているポジションだったり、自分よりも上のレンジを意識している魚に対してはリーダーを長めに入れたダウンショットが効きます。
テキサスリグを入れて反応がないポイントでもダウンショットなら釣れる場合はそのような理由です。
またテトラの穴の中へ入れる時は、オフセットフックでのダウンショットが最も適しています。
他のリグだと穴の中で並行姿勢を保つことができないため、テトラの中で並行姿勢を保ちシェイキングが可能なダウンショットにはかなりのアドバンテージがあります。
ホッグ系・クロー系ワームの釣れる使い方
ノーシンカー
おすすめ15選のTKツイスターの欄でも書きましたが、意外と知られていませんがノーシンカーリグも可能です。
①ボディが太く短いこと
②パーツが少ないこと
③高比重であること
を満たせばノーシンカーでカバーの中に入れることができます。
キャストするのではなく、足元のシャローカバーを太糸のベイトタックルで打っていきます。
一度ボトムまで落とし、中層まで上げてチョンチョンとシェイクするとガツンとバイトがあります。
クローワームの刺し方は中層でシェイクする時にアームを上に向けてフワフワ漂わせたいので逆刺しします。
モデルによってはバックスライドするようになるので最奥までワームを入れ込むことが可能です。
シャローカバーにバスが着きやすい春と秋におすすめです。
ゴミ溜まりと直リグ
ゴミ溜まりを発見したら試してみてください。
直リグに1ozシンカーを装着し、極力パーツの少ないクローワームをセット。
重たいシンカーでゴミ溜まりを貫通させ、10cmほど入れた表層でチョンチョンとシェイクです。
下にバスがいれば間違いなくバイトがあります。
ここで直リグである理由ですが、テキサスリグですとシンカーがゴミ溜まりを貫通した後にワームだけがゴミに引っかかってしまい、中に入らないことがあります。
ワームとシンカーが一体化している直リグであれば、シンカーとワームを同時に貫通させることができるのでそこがポイントです。
他のワームも試しましたが、クローワームが圧倒的にバイトがあります。
ゴミ溜まりの下は暗いので、存在感とボリュームがあるクローワームだからこそしっかりと気付かせることができます。
まとめ
ビッグベイト系のド派手な釣りが流行の時代です。
だからこそ原点に返って、昔からあるルアーでの釣りを磨くことで周りと差をつけ、自分にしか釣れない魚を狙いましょう。
今回紹介した知識、テクニック、紹介したワームでぜひデカバスを狙ってください。
ホッグ・クロー系のワームの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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