昨今人気のライトゲーム。その中でもメバリングはゲーム性が高く、釣り方も季節により様々です。
尺メバルのようなデカメバルがヒットすると、鋭い引きでスリリングかつエキサイティングでアングラーを魅了します。
尺メバルを釣るためにはいくつかの抑えておきたいポイントがあり、しっかりと狙うことができれば初心者のアングラーでもキャッチできる可能性が高いです。
今回はデカメバルの釣り方及びタックルについて解説します。
- 釣り歴18年
- 年間釣行300日超え
- 調理師資格あり
三浦半島、真鶴半島、伊豆半島の地磯がメインフィールド。ターゲットは主にロックフィッシュで、アカハタやオオモンハタ、メバルを狙っています。家の近くにも海があり、時間があまりない日は近所でシーバス釣りやチニング、アジングなどを楽しんでいます。また調理師資格を持っており、釣り魚を使った料理も得意です。
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目次
尺メバル、デカメバルとは?定義はある?
尺は長さの単位のことで、一尺が30.3センチです。
そのため本来尺メバルというと30.3センチを超えたメバルのことを指しますが、釣り人の間では30センチ超えたら尺メバルとする方が一般的です。
またデカメバルはアングラーにもよると思いますが、25センチを超えたメバルのことを指すことが多いです。
尺メバル(デカメバル)が釣りやすい時期
メバリングのシーズンは地域にもよりますが、11月から5月までが一般的です。
11月から5月の間でも最盛期が2回あり、それについて解説します。
11月から1月の産卵前
11月から1月は産卵前にメバルが荒食いする時期となるため、高活性なメバルを比較的釣りやすい時期となります。
尺メバルもこの時期は釣りやすく、デカメバル狙いにおすすめの時期です。
ただし水温が低下してくる低水温期となる12月下旬から1月上旬はメバルの活性が著しく低下することがあり、状況に合わせた釣り方を強いられることが多いです。
3月から5月の産卵後
3月から5月はメバルが産卵後、体力の回復のため捕食をする回復期となるため、最も釣りやすい時期となります。
そのため尺メバルも狙いやすく、11月から1月よりも簡単にデカメバルが釣れる時期となります。
地域によっては5月を過ぎ、梅雨の時期や夏でも尺メバルが上がることがあるため常に情報収集をすると良いでしょう。
地域ごとの情報はポイント近辺にある釣具店やポイントにいるアングラーから話を聞くと有益な情報を得ることができます。
尺メバルの釣り方とコツ
尺メバルを狙う釣り方は季節や状況によって大きく変わります。
特に季節による水温の変化が一番影響していると考えられます。
先ほど紹介した2つの最盛期でどのようにデカメバルを狙えば良いか解説します。
11月から1月の産卵前に有効な釣り方
この時期は主にジグ単での釣りが有効となります。
ジグ単のアクションとしては、ただ巻きとフォールの釣りが有効となり、特にフォールの釣りでデカメバルが反応することが多いです。
3月から5月の産卵後に有効な釣り方
この時期はジグ単とプラグでの釣りが有効です。
産卵後に活性が高くなったメバルは水面でも捕食するようになるため、プラグでの釣りが特に有効となります。
尺メバルに有効なアクション
より具体的に尺メバルにどのようなアクションが良いか、ジグ単とプラグの操作方法について説明します。
ジグ単
低水温期ではメバルの活性が低いことが多く、その時は1グラム程度の軽量ジグ単でリフトアンドフォールと2グラム程度の重めのジグ単で底付近をズル引く釣り方が有効です。
軽量ジグ単を用いたリフトアンドフォールでは、ハンドル3巻き毎に3秒間リールを止めてジグ単をフォールさせることを繰り返します。
デカメバルに有効なことが多く、習得しておきたい釣り方です。
重めのジグ単で底付近をズル引く釣り方は、ハンドル1回転に2秒を基準にリーリングすると良いでしょう。
プラグ
3月から5月はプラグで釣れることが多くなります。
プラグで釣れる時はメバルの活性が高く、表層でエサを捕食している状況です。
プラグの操作方法としては、ただ巻きとストップアンドゴーが有効となります。
ただ巻きの操作方法としては、ハンドル1回転2秒を目安にリールを巻くとメバルが反応することが多いです。
その時の注意点としては、一定の速度で巻き続けることです。
リールを巻く速度が変化してしまうと反応がないこともあるので要注意です。
ストップアンドゴーでは、ハンドル3回転毎に3秒リールを止めることを繰り返す釣り方が有効となります。
ただ巻きで釣れない時に結果が出ることがあるため、ぜひお試しください。
尺メバル用タックルの選び方
尺メバルを狙うには、尺メバル専用にタックルを準備する必要があります。
尺メバルにどのようなタックルが良いか解説します。
ロッド
尺メバルを狙うためには、磯で釣りをすることが多くなります。
磯は滑りやすい場所や波の高い場所が多く、安全を考えた立ち位置で釣りをする必要があります。
そのためロッドには、最低でも7ft以上のレングスが必要です。
またデカメバルは海藻や根に向かって強烈に走ります。
その強い引きに耐え、強引にやりとりをする必要があるため、パワーのあるロッドを使用する必要があります。
メーカー等にもよりますが、パワー表記でL以上のロッドがおすすめです。
詳しい選び方は尺メバル用ロッドの長さや硬さ等の選び方を解説!をご覧ください。
リール
デカメバルを狙うメバリングでは2500番を使用することをおすすめします。
理由はロッド同様で、リールにもパワーが必要であるためです。
またギアはハイギアを使用しましょう。
デカメバルを遠投して狙う場面では、ノーマルギアに比べハイギアは手返しよく釣りをすることができます。
手返し良く釣りができれば、キャストする回数が増えその分チャンスが増えます。
そういった少しの差が釣果に結びつくことがあるため、ギア比にも注意してリールを選びましょう。
【シマノ】アルテグラ(2500SHG)
2021年の新製品であるシマノのアルテグラは、従来の製品より強度がアップし、軽量化したメバリングに最適なリールです。
今まで上位機種に搭載されていたマイクロモジュールギアⅡがこのアルテグラにも搭載されていて、巻き心地は上位機種にも引きをとりません。
さらに1万円台と手に取りやすい価格も魅力のリールとなっています。
【ダイワ】ルビアス エアリティ(FC LT2500S-XH)
こちらも2021年新製品のルビアスエアリティは非常に軽量なハイエンドモデルのリールです。
2500番で重量が155gしかないにも関わらず、スムーズな巻き心地です。
巻き心地の良さは、プラグやジグ単をただ巻きするときに一定の速度で巻きやすく、釣果アップのためのアドバンテージとなります。
今使っているリールから上位モデルに変更したいと検討しているアングラーにはぴったりのリールです。
ライン
尺メバルにはPEラインとフロロカーボンラインが有効です。
PEは0.4〜0.6号、フロロカーボンは4~8lbが最適な太さです。
ナイロンラインは根ズレに弱く、海藻帯や根まわりで尺メバルを狙う時にはラインブレイクが起こる可能性が高いため、使用を避けた方がいいでしょう。
太いフロロカーボンを使用したい場合は、スピニングタックルだとライントラブルが起こりやすいため、ベイトタックルで使用することをおすすめします。
詳しくはこちらをご覧ください。
リーダー
リーダーはPEラインをメインラインとしてセットしている場合に使用します。
PEラインは根ズレに弱く、岩などに擦れるとすぐにラインブレイクします。
そのためリーダーには根ズレに強いフロロカーボンラインを使用します。
太さとしては8〜10lbを使用し、長さは70センチから1メートルほどにします。
スピニングタックルであまりリーダーを長くするとライントラブルが起こる可能性が高くなります。
しかしベイトタックルではロングリーダーを使用してもライントラブルが起きにくいです。
ベイトタックルでロングリーダーを使用すると、根の起伏が激しいポイントでは根ズレによるラインブレイクをさらに避けることができるようになります。
【山豊テグス】フロロショックリーダー(8lb)
山豊テグスのフロロショックリーダーはコスパが良く、おすすめのリーダーです。
フロロカーボンながらしなやかなラインで、扱いやすいリーダーとなります。
またケースが非常に薄く小さいため、携帯性にも優れています。
デカメバルを狙うポイントでは足場が悪いポイントが多いため、荷物は極力最低限にしたいです。
リーダーのスプールがでかいタイプだと、意外とかさばり邪魔になることが多いので、このサイズ感は非常に扱いやすいです。
【シーガー】グランドマックス ショックリーダー(8lb)
釣り用のラインの代表格のシーガー。
その中で強度が最強クラスのリーダーがグランドマックスショックリーダーです。
強さ、感度、耐摩耗性どれをとってもリーダーの中で最強です。
価格は高めですが、確実にデカメバルがいるというポイントで使用すると尺を超えたメバルがヒットした時にも安心なためおすすめです。
ハードルアー(プラグ)
メバリングにおいてはハードルアーの一種であるプラグと呼ばれるルアーを使用します。
デカメバル狙いで使用するときは、45mm〜90mm程度のプラグを使用すると反応があることが多いです。
プラグにはシンキングペンシル、ミノー、トップウォーターの3種類があり、状況に応じた使い分けが必要となります。
パイロットルアーとしてシンキングペンシルを使用し、レンジを探り、その日一番反応があるレンジが分かったら、そのレンジに合うルアーを選択すると釣果アップできます。
詳しくはこちらをご覧ください。
ワーム
デカメバルには2.5インチのワームが標準サイズとなります。
2.5インチから3インチまでのワームを用意するといいでしょう。
カラーは光を通すクリアー系、光を通さないソリッド系両方を使い分けます。
クリアー系では特にグローグリッターが入ったカラー、ラメが入ったカラーが有効です。
ソリッド系では黒、白が有効なカラーのため、要チェックです。
詳しくはこちらをご覧ください。
ジグヘッド
デカメバル狙いでジグヘッドを使用する場合は、針が太軸なものを使用しましょう。
細軸な針だと、デカメバルがヒットしたときに伸びてしまったり、折れてしまったりすることがあります。
ジグヘッドの重さは水深に合わせて選択する必要がありますが、大体の目安として1g前後と2g前後をメインとして用意すると良いでしょう。
重さ1g前後は、軽量なため沈下速度が遅く、フォールの釣りに有効な重さとなります。
一方2g前後を使用する場合は、沈下速度が速いため、底付近にメバルがいる場合にテンポ良く探ることができます。
状況に応じて使い分けをしましょう。
【Jazz】尺HEAD DX マイクロバーブ Rtype(2.0g)
メバリングにおいて長年定番のジグヘッドとなっている尺ヘッド。
一度は名前を聞いたことがあるアングラーも多いはず。
形状はシンプルで使いやすく、針も強度が高いためデカメバルがヒットしても安心してやりとりができます。
針先が内向きになっており、バレにくく、フッキングが決まりやすいです。
デカメバルに抜群のジグヘッドですが、値段が安くコスパにも非常に優れています。
【ブリーデン】スモウヘッド(0.9g)
ブリーデンから販売されているスモウヘッドは、ライトゲーム用ジグヘッドの中では非常に太軸な0.8mmの針が使用されていることが特徴です。
またヘッドの素材が鉛ではなく、亜鉛素材を使用しています。
亜鉛は軽比重で鉛よりスローにフォールするため、フォールの釣りには最適なジグヘッドです。
まとめ
今回は尺メバルの釣り方及びタックルについて解説しました。
尺メバルはメバリングアングラーにとって一つの目標であり、いつか釣りたいと夢見るアングラーも多いのではないでしょうか。
今回紹介したタックルや釣り方を参考にしていただき、尺メバルをキャッチできることを切に願います。
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