近年、関東圏でも釣れるようになり、爆発的に人気が高まっているキハダマグロ釣り。
その釣り方は大きく分けると3つあり、それぞれの釣り方によって使用するタックルが異なります。
3つの釣り方とは、キャスティング、ジギング、エサであり、その釣り方に応じてスピニングリール、手巻きのベイトリール、電動リールと、適しているリールが異なってきます。
ここでは、そんなキハダマグロのそれぞれの釣り方に適したリールの選び方と、おすすめの製品を紹介していきます。
是非参考にして頂ければと思います。
- 元大手釣具メーカー勤務
- 釣り歴20年
幼い頃、父親に連れられて行ったハゼ釣りをきっかけに釣りに大ハマり。 釣り好きが高じて、学生時代に釣具店で働き、大学卒業後は約4年間 釣具メーカーにてリール開発をしておりました。 メーカー勤務時代に釣りの幅が大きく広がり、ジャンルを問わず旬の魚を追い求めています。
新製品や人気製品をどこよりも安く販売中!
少量入荷のため売り切れ注意!
- クレジットカード決済
- Amazon Pay
- コンビニ払い
目次
キハダマグロ釣り用キャスティングリールの選び方
キャスティングでは、スピニングリールが使用されます。
糸の放出性が高く飛距離が出るからです。
使用糸は4~6号ですが、ライントラブルの観点から6号をおすすめします。
細糸を使うとトラブル発生率が高くなってしまうのです。
6号が300m以上巻けるリールを選ぶと良いかと思います。
また飛距離を伸ばすため、大口径スプールの大型番手が好まれる傾向があります。
キハダマグロ釣り用キャスティングリールおすすめ4選
【ダイワ】
ソルティガ(14000-XH)
現段階でスピニングリール最強と言っても過言ではないダイワのハイエンドモデル。
キハダマグロの引きに耐えることはもちろん、大口径ギアと完全防水ボディにより滑らかな回転の持続も実現しています。
またモノコック構造とアルミローターの採用により、高負荷時にも撓みを感じることがありません。
撓みが最小限になったことで、ハンドルに加えた力がロスすることなくローターへと伝わってくれて、他にはないパワフルな巻き上げが可能です。
【シマノ】
ステラSW(14000XG)
ドラグ性能を求める方におすすめのリール。
キハダはもの凄い速さでドラグを引き出します。
ドラグが高速回転した際には熱が発生してドラグワッシャーの摩耗や溶け繋がり、それによってドラグ力が低下してしまいます。
当製品はシマノ独自の熱放出機能が搭載されており、この問題を軽減しています。
ダイワハイエンドのソルティガも新機構ドラグを搭載していますが、断続的な引き出しによるドラグ力低下に関しては、当製品が優っている印象です。
【ダイワ】
セルテートSW(14000-XH)
女性にもおすすめの軽量モデル。
現段階において、当リールは同番手最軽量です。
ハイエンドのソルティガベースで、ローターをアルミからザイオンに変更したものが当製品です。
ザイオンの方が撓みは生じるのですが、充分快適に釣りができるレベルです。
むしろソルティガのギア等主要部をそのまま受け継ぎながらも、より軽く定価も4万円以上も安いので、ザイオンローターを搭載した当製品の方が良いのではないかと個人的には考えます。
【ダイワ】
BGMQ(14000-H)
これからキハダを始める方におすすめのコスパが高いリール。
ハイエンドモデルと同構造のモノコックボディが搭載されており、高剛性、高耐久、贅肉の削減を実現しています。
ハイエンドモデルと比べるとギア材質が異なるため、どうしても滑らかな巻き心地の持続性という点では劣ります。
しかしながら、ボディの撓み量や防水性に関しては同等レベルのため、高性能なのです。
できるだけ予算を抑えてキハダ釣りに望みたいという方にはおすすめです。
キハダマグロ釣り用ジギングリールの選び方
ジギングの中にも、ジギングと呼ばれるものとスロージギングと呼ばれるものがあります。
ノーマルのジギングではできるだけジグを速く落とすため、糸の放出スピードが速いスピニングリールが使用されます。
使用糸が3~4号ですので、その太さが300m以上巻けるものを選ぶと良いでしょう。
スロージギングでは、ノーマルのジギングのようにシャクるのではなく、リールの巻き上げによって竿を曲げてその反発でジグを動かすのが一般的です。
ですので巻き上げ効率が良く、重いジグも巻き上げやすい両軸リールを使用します。
ノーマルのジギング同様に使用糸は3~4号です。
300m巻けるものが良いでしょう。
また、高いドラグ力を出すためにレバードラグ方式と言われるリールが使用されます。
その名の通りレバーが搭載されており、それによりドラグ調整を行います。
構造上、高いドラグ力を出すことができるのです。
キハダマグロ釣り用ジギングリールおすすめ3選
【ダイワ】
セルテートSW(8000-H)
体への負担を軽減する軽量リール。
上記キャスティング用リールでも触れましたが、当シリーズはソルティガより軽くて安いモデルです。
もちろんソルティガに劣る点はあるものの、総合的にみると当製品が優っていると言えるほどおすすめです。
ジギングにおいては1日中シャクるので、特に軽さを求める方が多いかと思います。
大口径ギアと豊富なテクノロジーの採用により充分な耐久性も兼ね備えています。
ジギングでは特に活躍すること間違いなしです。
【ダイワ】
セルテート(LT5000D)
細糸でスリリングなゲームを楽しみたい方におすすめ。
2.5号300mというキャパで、キハダにしては細糸仕様です。
2.5号だと細すぎると思う方もいるかもしれませんが、上手くやり取りをすれば35kgくらいまでなら充分釣り上げることが可能です。
上級者向けにはなりますが、軽いタックルを使ってスリリングなゲームを楽しみたいという方には是非使って頂きたいリールです。
【シマノ】
オシアジガーFカスタム(2000NRHG)
フォールスピードを調節できるスロージギングに適したリール。
スロージギングではフォールのアタリが多く、いかにルアーを漂わせてターゲットに食いつかせるかが肝となります。
そこで、当製品に搭載されているフォールレバーが非常に役に立ちます。
従来フォールスピードはなかなか調節が難しかったのですが、このレバーが搭載されたことで、簡単に調節が可能になりました。
スロージギングをするなら、このリール以外選択肢はないでしょう。
キハダマグロ釣り用エサ釣りリールの選び方
バーチカルな釣りかつ仕掛けが重いので、巻き上げ効率を重視して両軸リールを使用するのが一般的です。
好みによって、電動リール派と手巻き派がいます。
当然電動の方が仕掛け回収とファイトが楽にできますが、敢えてキハダと人力で勝負したいという方もいるのです。
糸の太さに関しては8~10号が主流ですが、糸強度が高いに越したことはないので、何か理由が無い限りは太いものを選ぶことをおすすめします。
糸巻量に関しては、使用糸が500m以上巻けるリールが良いでしょう。
300mあれば成立するのですが、高切れしたときに安心して釣りを継続するには500m以上のキャパが欲しいところです。
ルアーフィッシングのように激しくアクションすることは無いので、リールが多少大きくなっても糸巻量を確保することをおすすめします。
キハダマグロ釣り用エサ釣りリールおすすめ3選
【ダイワ】
シーボーグ(800MJ)
高い操作性と強靭な巻き上げ力で、ターゲットをスピーディに引き寄せます。
ダイワ独自のジョグパワーレバーの搭載により、竿を両手で握ったままON/OFFの切り替えが可能で、圧倒的な操作性の高さを誇ります。
またダイワ特注のカスタムモーターが搭載されており、高い巻き上げ力とその巻き上げ負荷にも耐えられる性能を発揮しています。
これらの性能のおかげで、ターゲットに主導権を渡すことなく引き寄せることが可能です。
【シマノ】
ビーストマスター(6000)
軽くてスタンディングファイトも楽にできます。
上記のダイワ電動リールと比較して、同等な糸巻量を確保しながら400gも軽いリールです。
女性や体力に自信の無い方にとっては、この軽さが武器になることでしょう。
カタログスペック上の巻き上げ力はダイワ製品に劣るものの、そこは大手メーカーのシマノがキハダゲーム用として売り出しているリールですから、充分なポテンシャルを秘めていると考えて良いと思います。
【シマノ】
タリカ(25Ⅱ)
ターゲットとガチンコ勝負したい強者向けの手巻きリール。
この手のリールは巻き心地が非常に悪いのですが、当製品は比較的快適な巻き心地です。
また無駄な性能の排除とワンピースボディ、腐食防止処理等により、とにかくタフなリールに仕上がっています。
キハダのみならず大型カンパチの突っ込み等にも対応できる強靭なリールです。
まとめ
ここまでの解説で、同じターゲットでも釣り方によって使用するリールが大きく異なることはご理解頂けたかと思います。
まずはご自信が行く海域や乗る船でのメジャーな釣り方を調べ、どの釣り方をするか選択してみてください。
そして、それに合ったタックルをお選び頂ければと思います。
キハダマグロ釣りは簡単にヒットしないので、魚を掛けるまで長い道のりになる方がほとんどです。
それだけに、掛かった時の興奮と釣り上げた時の感動は本当に大きいと、キハダ釣り師は口を揃えて言います。
数少ないヒットのチャンスを逃さないよう正しいタックル選びをして頂き、1人でも多くの方に感動を味わって頂けたらと思います。
キハダマグロ釣りのリールの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
さらに探したい方