釣り人の憧れでもある魚、マグロ(キハダマグロ)を狙ったキハダキャスティングは、お金のかかる釣りとしても知られています。
それもそのはず、100㎏を超えることもあるキハダは魚の中でもトップクラスに引きが強く、その引きを受け止めるだけの高性能なロッドが必須です。
しかし、近年はロッドの製造技術が向上していることもあり、コスパの良い安いキハダキャスティングロッドも存在しています。
当記事では、コスパの良い安くて使えるキャスティングロッドをご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
- 釣り歴15年
- 様々なジャンルの経験
兵庫県出身愛媛県在住。5歳頃から釣りを始め、今も毎週釣りに通うほどの釣り好き。得意な釣りはメバリングやエギングですが、ショアジギングやバスフィッシングなど、ほぼすべてのルアーフィッシングを経験しています。釣りの世間イメージを「充実した趣味」にすることが夢です。
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目次
キハダキャスティングロッドの価格相場!コスパが良いのはいくら?
キハダキャスティングで使用されるロッドは、5万円を超える製品が多くなっており、5万円-10万円というのが相場になります。
この価格相場は釣りの中でもトップクラスに高く、やはりキハダキャスティングはお金のかかる釣りだと言わざるを得ません。
しかし、中には5万円を下回るキハダキャスティングロッドが存在するのも事実。
コスパが良いキハダキャスティングロッドというのは、5万円以下で充分な性能を持ったロッドであると言えるでしょう。
コスパ重視で安いキハダキャスティングロッドを使うメリット
気軽に始められる
コスパ重視で安いキハダキャスティングロッドを使うメリットとして、最も大きいのはキハダキャスティングを気軽に始められることです。
高いロッドに高いリール、ルアーやラインを揃えるとなると、なかなかキハダキャスティングに手を出せないのも事実。
しかし、ロッドを5万円以下に抑えることができれば、リールやルアー合わせて15万円以下でキハダキャスティングを始めることができます。
気軽に使いやすい
10万円近くする高いロッドを買ってしまうと、使用時には傷を付けないように神経質になってしまいがちです。
もちろん釣り具を大切にすることは安いロッドでも必要なのですが、必要以上に神経質になってしまうとかえって扱いにくさを感じてしまうでしょう。
その点、コスパ重視の安いロッドであれば気軽にルアーをキャストすることができ、それは釣果にも大きく繋がってくるでしょう。
ルアーにお金を使える
コスパ重視の安いロッドを購入し予算を余らせることができれば、その分ルアーにお金をかけることができます。
キハダキャスティングで使用するルアーも釣りの中ではトップクラスに高価で、3,000円前後することが多いです。
しかし、ルアーはシンペンやポッパーなど、さまざまな種類のさまざまなサイズをたくさん持っておくに越したことはありません。
魚からすればロッドが何とか、リールが高いか安いかは関係なく、ルアーが美味しそうに見えるかどうかが大切なのです。
コスパ重視で安いキハダキャスティングロッドを使うデメリット
あまり種類がない
キハダキャスティングロッドは5万円以上する製品が非常に多く、5万円以下のコスパ重視の安いロッドはあまり種類がありません。
そのため、自分の好きなメーカーや好きなデザインのロッドが選べないことも。
しかし、種類が少ないとはいえ充分にキハダキャスティングを楽しめるロッドも多いので、キハダキャスティングを楽しむのであれば安いロッドでも大丈夫。
まずはコスパ重視の安いロッドでキハダキャスティングを楽しみ、慣れてきてから自分の好きなメーカーのロッドを買うのも良いかもしれません。
性能面での不安
高いキハダキャスティングロッドにはブランクスの素材や補強など、それなりの技術が使用されています。
しかし、コスパ重視のキハダキャスティングロッドにはそのような技術を搭載できないのも事実。
そのため性能面ではやはり高いロッドと比較すると不安が残ってしまうでしょう。
とはいっても近年はロッド製造技術も大きく向上しており、安いロッドでも充分な性能を持ったものが多く販売されています。
釣れない時にロッドのせいにしてしまう
安いロッドを使ってキハダをばらしてしまうと、ばらした原因をロッドのせいにしてしまいがちです。
それはもっと高価なロッドを買っておけばよかったという後悔に繋がってしまい、ロッドに不満を抱いてしまうでしょう。
もちろんばらした原因はロッドにあるのではなく、他の要因にあることがほとんどです。
安いロッドを使う際には釣れない原因をロッドのせいにしてしまわないよう、完璧なタックルセッティングが必須です。
コスパ重視の安いキャスティングロッドおすすめ8選
製品 | シマノ グラップラーBB タイプC S82MH | メジャークラフト 三代目クロステージ キャスティング 80TUNA | アブガルシア オーシャンフィールド オフショアキャスティング 80MH | ダイワ ヴァデル C80MS・Y | ジャクソン オーシャンゲート オフショアキャスティング 707M | ゼニス カレントライン キャスティズム 85MH | メジャークラフト ジャイアントキリング 86TUNA | ダイワ アウトレイジBR C81-5 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
価格 | 19,476円 | 16,368円 | 13,860円 | 17,802円 | 18,048円 | 27,720円 | 27,126円 | 25,819円 |
特徴 | 安心できるシマノ製のコスパ最強ロッド | しっかり使える!コスパ最強ロッドの代名詞 | カーボンテープでブランクスが補強されたキハダキャスティングロッド | 最高峰モデルの曲がりを踏襲したエントリーロッド | 安くてもカッコイイ&使えるキャスティングロッド | ブランクス設計が魅力的なキハダキャスティングロッド | 確かなパワーと扱いやすさを持った実力派ロッド | 軽さ&パワー バランスのとれたキャスティングロッド |
詳細 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
シマノ グラップラーBB タイプC S82MH
シマノが展開しているエントリー向けシリーズ、BBシリーズのオフショアキャスティングモデル。
実売価格2万円程度でキハダキャスティングロッドを手に入れることができるので、予算を抑えたい方にとっては大きな選択肢となります。
ハイパワーXによるブランクス補強や、オーシャンガイドと呼ばれる高強度なガイドを搭載するなど、コストパフォーマンスはさすがシマノ。
とにかく安心できるロッドが欲しい、そんな方はこの製品を選んでおけば問題ありません。
メジャークラフト 三代目クロステージ キャスティング 80TUNA
コスパ最強ロッドの代名詞とも言える「三代目クロステージ」シリーズのオフショアキャスティングモデル。
ブリやサワラといった身近なターゲットから、ヒラマサやGTそしてキハダマグロにまで対応する幅広いラインナップが特徴です。
もちろんバット部分はマイクロピッチクロスフォースにより補強されているので、パワーの面でも不満はなし。
グラップラーBBタイプCと並んでおすすめしたい安いキャスティングロッドです。
アブガルシア オーシャンフィールド オフショアキャスティング 80MH
ダイワやシマノと並ぶ大手釣り具メーカーである、アブガルシアから販売されているコスパ重視のキハダキャスティングロッド。
ブランクスにはX状のテーピングによる補強がされており、マグロの強い引きにも粘り強く対応してくれます。
定価が2万円以下となっており、実売価格では15,000円を下回ることも。
とにかく安いロッドがほしい、そんな方は購入を検討してみてください。
ダイワ ヴァデル C80MS・Y
ソルティガやキャタリナなどダイワの最高峰キャスティングロッドと同じ曲がり方をし、同じように魚を浮かしてこられるエントリーロッド。
大手釣り具メーカーであるダイワだからこそできるコストパフォーマンスであり、2万円以下のロッドとは思えないパワーと扱いやすさを誇っています。
また、ガイドリングには全てSiCリングが採用されていることも大きな特徴。
80MSは80gまでの比較的小さめのルアーを使った釣りに適しています。
ジャクソン オーシャンゲート オフショアキャスティング 707M
ジャクソンが展開しているコスパ最強のロッドシリーズ「オーシャンゲート」のオフショアキャスティングモデル。
オーシャンゲートは2万円以下でありながらそうとは思えないデザインと使用感が特徴であり、多くのアングラーが入門用としておすすめしています。
実際にガイドにはSiCリングについで高性能なアルコナイトリングが採用されており、キハダマグロの強い引きでもPEラインの性能を引き出してくれるでしょう。
ゼニス カレントライン キャスティズム 85MH
ゼニスというロッドメーカーが販売している、ブランクス設計にこだわられたキハダキャスティングロッド。
穂先部分に異なる強さのカーボン繊維を使用することで、軽さはありながらも粘り強いロッドに仕上がっています。
ここまでにご紹介してきたロッドと比較すると1万円ほど高価ですが、その分ロッドのパワーで魚を浮かせることができるでしょう。
これからキハダキャスティングを本格的に楽しんでいきたい方におすすめのロッドです。
メジャークラフト ジャイアントキリング 86TUNA
安いロッドを販売していることで知られるメジャークラフトの中でも、上位モデルとして位置付けられているのがジャイアントキリング。
上位クラスとは言っても実売価格は2万円台。
バット部分には四軸カーボンとクロスフォースが組み合わされており、価格以上の粘り強さとパワーを持っています。
さらに、ガイドは全てSiCリングのKガイドであることも特徴。
2万円台でありながら、他社のミドルクラスに匹敵する性能を持ったコスパ最強のキハダキャスティングロッドです。
- メリット
-
- 余裕のあるパワー
- 倍の値段のロッドと大差ない
- デメリット
-
- なし
ダイワ アウトレイジBR C81-5
ダイワのオフショアキャスティングロッドシリーズ「アウトレイジ」の中でも、お求めやすい価格が魅力的なモデル。
上位機種と同等の設計がされており、どんなシーンでも軽さとパワーを活かした釣りのできるバランスの良さが特徴です。
粘り強いことが特徴の「HVF」を「X45」で補強しており、パワー面では不足なし。
これからキハダキャスティングを本格的に上達させたい方にこそ使っていただきたいロッドです。
まとめ
以上ここまで、キハダキャスティングにおいてコスパ重視の安いロッドを使用するメリットやデメリットを解説するとともに、おすすめ製品をご紹介してきました。
近年はロッド製造技術がかなり向上しており、2万円台でもキハダキャスティングを楽しめるロッドがたくさんあります。
特に今回ご紹介したロッドはどれも価格以上の性能を持っており、入門用としては充分すぎるロッドばかりです。
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