2023年1月、シマノの新製品発表で大きな話題を集めた、ワールドシャウラリミテッド。
シマノの大人気ルアーロッドであるワールドシャウラのリミテッド版で、まさに高級ロッドと呼ぶのに相応しいモデルです。
その最高峰を体感するために購入したいけど、価格が高いことから、インプレを見て判断したい人も多いはず。
そこで今回は、ワールドシャウラリミテッド 1652R-3を使用したインプレを紹介します。
スーパーレッドとの違いや細かな性能についても解説するので、ぜひご参考にしてください。
- 釣り歴18年
- 年間釣行300日超え
- 調理師資格あり
三浦半島、真鶴半島、伊豆半島の地磯がメインフィールド。ターゲットは主にロックフィッシュで、アカハタやオオモンハタ、メバルを狙っています。家の近くにも海があり、時間があまりない日は近所でシーバス釣りやチニング、アジングなどを楽しんでいます。また調理師資格を持っており、釣り魚を使った料理も得意です。
目次
ワールドシャウラリミテッド 1652R-3が適した魚種やジャンル
ボートシーバス
ソルトシーンでの使用でもっとも適しているのが、ボートからシーバスを狙うボートシーバスです。
10〜50gまでのルアーに対応しているため、ボートシーバスで使用する小型ルアーから15センチほどのビッグベイトまでに対応。
パワーも十分にあるので、ランカーシーバスを狙う秋から冬のボートシーバスにも相性抜群です。
バス釣り
テキサスリグやラバージグといったワームから、ミノーやクランクといったプラグにまで対応し、バス釣りにも高い相性を示します。
6ft6inの長さで、おかっぱりはもちろん、ボートからのバス釣りまで幅広く対応。
キャスト時のロッドのブレも非常に少なく、バスが潜む可能性が高いピンスポットへのキャストも楽々と行えます。
ボートロック
ボートから根魚を狙う、ボートロックにも相性抜群です。
6ft6inの長さでボートでも取り回し良く使用でき、アンダーハンドを要される場面にも対応可能。
近年多くなってきた、乗合船でのボートロックでも楽に扱えるため、持っておくと重宝します。
ショートレングスながらも遠投性能が高く、ボートでも広範囲を探りたい場面に活躍すること間違いなしです。
ジギング
ワールドシャウラリミテッド 1652R-3には、長いグリップのエクステンションバットをつけることでジギングにも対応可能。
ジギングにおいては180gまで対応でき、ライトジギングを汎用的に網羅できます。
しゃくる動作も楽々とこなせるだけでなく、大型の魚がヒットするとしっかりと曲がり込み、引き味を存分に楽しめます。
怪魚
日本のみならず、海外遠征で狙える怪魚もワールドシャウラリミテッド 1652R-3で狙えるターゲットです。
国内では3大怪魚の1つであるイトウ、海外では東南アジアの釣堀でも狙えるバラマンディでも十分に対峙できます。
怪魚相手にはやや柔らかめですが、それでも十分な強度とパワーもあり、安心感のあるやり取りに期待大です。
ワールドシャウラリミテッド 1652R-3のインプレ
第一印象は見た目の美しさと軽さ
ワールドシャウラリミテッドを持ってみて、まず感じたことは、見た目の美しさです。
グリップ周りは落ち着いたカラーリングで、大人の仕上がり。
2018年に発売が開始されたスーパーレッドのワールドシャウラよりも、さらに目立つレインボーカラーに仕上がっています。
通常のワールドシャウラ（写真下）とワールドシャウラリミテッド（写真上）を比較すると、このような感じ。
まさに最高級ロッドのデザインで、見た目にこだわりたいアングラーを魅了します。
そして、ロッドを振ってみると120gの自重を感じさせない軽さに驚きました。
23モデルのアンタレス DC MDを装着しても持ち重りせず、快適な操作感。
見た目だけでなく、軽快な操作感においても、スーパーレッドを凌ぐ仕上がりは必見です。
キャストフィールは快適そのもの
ワールドシャウラリミテッド 1652R-3は50gほどまでのルアーに対応。
その上限となる50gほどのルアーをキャストしても、ロッドが曲がりすぎず、反発力を活かしたキャストを可能にします。
それでいて、下限の10g前後の軽量ルアーに対してもティップがやや曲がり込み、快適にキャストできます。
したがって、どんなルアーにおいてもキャストフィールが快適なところもワールドシャウラリミテッド 1652R-3の魅力。
幅広いルアーに対応でき、1本で多くのルアーを汎用的に扱えます。
しなやかながらもシャキッと感がある
全体的にしなやかながらも、シャキッと感もあり、ルアーを細かく操作するのも得意。
スーパーレッドと比較しても、そのシャキッと感もワンランク上に感じます。
そのシャキッと感を活かすと、ボトム系の釣り、テキサスリグやフリーリグも楽々とこなせます。
またシャキッと感があることで、感度に関してもスーパーレッドよりもワンランク上です。
操作性、感度にこだわりたいアングラーにも、ワールドシャウラリミテッドが最適な1本といえます。
パワーは期待通り
ワールドシャウラリミテッド 1652R-3はバスロッドのMクラスですが、パワーはそれ以上にあると感じます。
ボートロックに使用しても、アカハタを難なくキャッチ。
またエクステンションバットを装着し、ジギングにも専用ロッドに遜色なく対応できます。
まだ掛けていないですが、大型の青物がヒットしても、楽々とキャッチできると予測します。
ワールドシャウラリミテッド 1652R-3をライバルロッドと比較
【シマノ】ワールドシャウラ 1652R-3
| ワールドシャウラ リミテッド | ワールドシャウラ | |
| 番手 | 1652R-3 | 1652R-3 |
| メーカー価格 | 100,000円 | 75,000円 |
| 長さ | 6ft6in | 6ft6in |
| 継数 | 3本 | 3本 |
| 仕舞寸法 | 130cm | 130cm |
| 重さ | 120g | 115g |
| ルアーウェイト | 10~50g | 7~28g |
2018年に販売が開始されたいわゆるスーパーレッドの同番手。
スペック上でもっとも違うところは、対応するルアーの重量です。
通常のワールドシャウラでは7〜28gなのに対し、リミテッド版では10〜50gと重量があるルアーを扱いやすいのが特徴。
また感度や操作性に関してはリミテッド版が上回るところも見逃せないポイントです。
【シマノ】ワールドシャウラ ドリームツアーエディション 1652R-5
| ワールドシャウラ リミテッド | ワールドシャウラ ドリームツアーエディション | |
| 番手 | 1652R-3 | 1652R-5 |
| メーカー価格 | 100,000円 | 83,500円 |
| 長さ | 6ft6in | 6ft6in |
| 継数 | 3本 | 5本 |
| 仕舞寸法 | 130cm | 46.2cm |
| 重さ | 120g | 117g |
| ルアーウェイト | 10~50g | 7~28g |
ドリームツアーエディションは、ワールドシャウラのパックロッドバージョン。
5ピースのパックロッドで、1652R-5で仕舞寸法が46.2cmとかなりコンパクトなのが特徴です。
ただし、しなやかさや感度、操作性などは3ピースのリミテッド版が上回ります。
携帯性にこだわりたい場合には、ドリームツアーエディションも要チェックです。
【ダイワ】ハートランド リベラリスト 763M+RSB-23
| ワールドシャウラ リミテッド | ハートランド リベラリスト | |
| 番手 | 1652R-3 | 763M+RSB-23 |
| メーカー価格 | 100,000円 | 62,500円 |
| 長さ | 6ft6in | 7ft6in |
| 継数 | 3本 | 3本 |
| 仕舞寸法 | 130cm | 96cm |
| 重さ | 120g | 149g |
| ルアーウェイト | 10~50g | 10~60 |
シマノ以外のメーカーのロッドで対抗馬として上がるのがハートランド リベラリストです。
ハートランド リベラリストには6ft台のショートロッドはないですが、近い番手として763M+RSB-23があげられます。
7ft台とやや長めなものの、ボートからおかっぱりまで幅広く対応。
違いとしては軽さで、より軽さを求めるアングラーには、ワールドシャウラ リミテッドを選ぶのがおすすめです。
まとめ
今回は、シマノ最高峰ルアーロッドのワールドシャウラ リミテッドについて解説しました。
ワールドシャウラ リミテッドは実売価格で9万円を超える超高級ロッドです。
最高峰の技術を体感したい人は、ぜひチェックしてみてください。
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