ナイロンウェーダーは、渓流やサーフなどでのウェーディングに使用するアイテム。
クロロプレンなど他の素材のウェーダーと比べて安価に購入できるため、初心者から上級者まで幅広く人気を集めています。
しかし、ダイワやシマノ、プロックスなどさまざまなメーカーから多くの種類が発売されているため、どれを選んだら良いのか分からないという声も。
そこで今回の記事では、おすすめのナイロンウェーダーについてご紹介します。
動きやすいPVC素材のものや、立体裁断のものもピックアップしていますので、ぜひ参考にしてナイロンウェーダーを選んでみましょう。
- 釣り歴20年
- 大会上位入賞経験あり
東北の豊かな海で主に根魚やイカメタル、マダイに没頭しています。 内陸住みなので海までは車で1時間半。それでも毎週ドラマを求めて通い続けています。 坊主上等で納得できる釣りを追い求めるストイックアングラーです。 夢は自分の船を持って誰も知らないポイントを開拓することです。
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目次
- 1 ナイロンウェーダーの特徴
- 2 ナイロンウェーダーを使うメリット・デメリット
- 3 デメリット
- 4 ナイロンウェーダーの選び方
- 5 ナイロンウェーダーおすすめ10選
- 5.1 【プロックス】ブリザテックポリカウェダー チェスト PX320
- 5.2 【TideWe】PVCウェーダー 防水釣り用スーツ チェストハイ型
- 5.3 【BASARO】エアレガート チェストハイウェーダー
- 5.4 【DRESS】チェストハイウェーダーエアボーン
- 5.5 【シマノ】ハイパーウェーダー FF-055T
- 5.6 【シマノ】DS+4 ストレッチウェーダー FF-000V
- 5.7 【ブルーストーム】ネオプレンソックス ウェーダー BSJ-SWD2
- 5.8 【ダイワ】フィッシングウェーダー FW-3202R
- 5.9 【ダイワ】ラジアルウェーダー RW-1301
- 5.10 【リトルプレゼンツ】N3 チェストハイウエーダー W-46
- 6 ナイロンウェーダーのよくある質問
- 7 まとめ
ナイロンウェーダーの特徴
ナイロン素材のウェーダーは、手頃な価格と高い摩耗性が特徴です。
安価なモデルは「とりあえず道具一式を揃えたい」という方におすすめ。
快適性は他の素材に及ばない部分もありますが、ナイロンウェーダーを持っているだけで立ち位置の選択肢が大幅に増え、さまざまな場所で釣りができるようになります。
また、ナイロンウェーダーは耐摩耗性が高いことも特徴。
草木の擦れには比較的強いため、藪こぎをして釣り場まで移動するときでも安心して使用できます。
ただし、岩などの硬いものに擦り付けてしまったり、スパイクピンで踏みつけてしまったりした場合は、破損につながることも。
水が染み込んでくるウェーダーを履き続けるのは不快なため、取り扱いには注意しましょう。
ナイロンウェーダーを使うメリット・デメリット
メリット
立ち位置の選択肢が増える
ナイロンウェーダーを使用すると水の中に立ち入って釣りができるため、魚との距離が近くなることがメリットです。
より沖のポイントにルアーを投げられたり、水の中を移動して誰も入れないポイントに入れたりすることで、フレッシュな魚にアプローチできるため、釣れる可能性がぐっと高くなります。
値段が安い
ナイロンウェーダーの最大のメリットは値段です。
安いものだと5000円以下で購入できる製品も販売されており、これから釣りを始める方や、破損して買い直す方でも気軽に手をのばすことができます。
ウェーダーはどんなに高いものでも、消耗品の一面を持つアイテムです。
そのため、安いナイロンウェーダーを買い直して使うのも手段のひとつです。
軽い
ナイロンウェーダーは軽さも魅力の一つ。
特に長時間歩く渓流や、サーフの釣りはウェーダーが重いだけで疲労の原因になることもあります。
また、釣り竿やルアー、クーラーボックスなど、釣りに必要な道具がたくさんある場合も多いです。
そのため、軽いウェーダーを使用して少しでも負担を減らすことが重要。
ナイロンウェーダーは素材が軽いため、釣り人の負担軽減にはぴったりです。
高機能なものもある
ナイロンウェーダーといっても、安いものから高いものまでたくさんのモデルがあります。
高いものの中には、防水透湿素材やコーデュラナイロンなどを使用した高機能なものもあり、快適に使用できるのが魅力。
近年は猛暑でウェーダーを着るのが辛い日も多いため、機能性を重視して選ぶのもおすすめです。
デメリット
夏場には向いていない製品もある
値段の安いナイロンウェーダーは汗や水蒸気を発散する透湿性がほとんどないため、ウェーダーの中が蒸れることがあります。
夏場などのウェーディングではウェーダー内に熱がこもり、汗で服が濡れてしまうことも。
濡れたまま長時間歩くと、靴擦れなどの原因にもなりますので、夏場は適宜休憩をとってウェーダーを脱ぐなどの対策が必要です。
履いたまま転倒すると危険
ウェーディング最中に転倒してしまうと、ウェーダーの中に溜まっている空気が下半身を持ち上げ、起き上がれなくなることがあります。
特に潮の流れが速く水深のあるサーフなどでは注意が必要です。
ウェーディングの際は必ずライフジャケットを着用して、上半身が持ち上がるようにしましょう。
ナイロンウェーダーの選び方
丈の長さで選ぶ
自分が行く釣り場の水深に応じてウェーダーの丈の長さを選択します。
例えば、浅瀬の釣りやバス釣りなど水深が比較的浅い場合は、お尻から下を保護する「ヒップウェーダー」で十分対応可能。
長靴のように使えて持ち運びもかんたんなため、気軽に使いたい方にもおすすめです。
渓流などある程度の水深がある場合には「ウェストハイ」。
波のある場所には向きませんが、ヒザからヒップほどの水深までは対応できるため、比較的万能に使うことができます。
最も丈の長い「チェストハイ」は、腰までしっかり浸かって釣りをするシーンにおすすめのタイプ。
胸の高さまでしっかりと保護するため、サーフや本流の釣りで活躍するウェーダーです。
靴底のタイプで選ぶ
靴底のタイプは「フェルトタイプ」「フェルトスパイク」「ラジアル」の3種類。
それぞれ対応できるフィールドが異なります。
フェルトタイプが得意とするフィールドは、渓流やゴロタ浜などの苔の生えた岩があるポイント。すべての靴底の中で最も汎用性があるのが特徴です。
フェルトに金属のピンが付いたフェルトスパイクタイプは、ゴツゴツした岩の上などが得意。
磯などの足場の悪いポイントでもしっかりとグリップして、体を安定させられます。
また、サーフや堤防での使用にはラジアルソールのものがおすすめ。
フェルトと違って砂を噛み込むことがなく、コンクリートの上も歩きやすいのが特徴です。
一方、苔の上ではとても良く滑るため、注意する必要があります。
また、「ソックスタイプ」のウェーダーもおすすめです。
ソックスタイプは、場所に合わせてアウトソールのウェーディングシューズを別途購入することで、いろいろなシーンで使えるモデル。
靴が独立しているため、とても動きやすいのが魅力です。
動きやすさで選ぶ
ウェーダーを履いたときの動きやすさも製品選びの大事なポイント。
ウェーダーを履いたまま数キロ移動することも少なくないため、動きづらいものでは釣りに集中することができません。
PVC加工されたものは、生地が柔らかいため違和感が少ないのが特徴。
また、透湿素材のものは汗をかいても蒸れにくいため、移動の多い釣りには適しています。
さらに、大きすぎるものだとうまく歩くことができないため、サイズ選びも大事なポイント。
ウェーダーの中にはスリムタイプの製品もありますので、体型に応じて適切なものを選ぶようにしましょう。
ナイロンウェーダーおすすめ10選
【プロックス】
ブリザテックポリカウェダー チェスト PX320
透湿性も兼ね備えたコスパの良いナイロンウェーダー。
撥水性の高さと透湿性を兼ね備える「ブリザテックPC」を採用し、内部の快適性が高いことが特徴の製品です。
また、メッシュ層がボディ側にあり、ベタつかないのも魅力。
渓流からサーフまで場所を選ばず使えるチェストタイプのため、どんなシーンでも活用できるウェーダーです。
【TideWe】
PVCウェーダー 防水釣り用スーツ チェストハイ型
手頃な価格が魅力的なナイロンウェーダー。
表地にPVC素材を使用しています。
立体裁断によって動きやすい形状を採用しているため、足を上げても引っかかりを感じることが少なく、歩きやすいことが特徴。
洗濯後に干すための専用ブーツハンガーも付属し、手入れにまで気を配っている製品です。
5000円以下で購入できる製品の中では、非常に使いやすい製品といえます。
【BASARO】
エアレガート チェストハイウェーダー
独自のサイズ設計で動きやすさを追求したナイロンウェーダー。
太ももや股下部分の調節を行っていて動きやすいと評判の製品です。
PVC加工で撥水性も高く、釣行後の汚れを洗浄する際もかんたん。
腰回りには浸水防止用のベルトが付属し、転倒した際の水の侵入を防げる点もおすすめポイントです。
【DRESS】
チェストハイウェーダーエアボーン
磯ロックなどにおすすめな厚手のナイロンウェーダー。
フェルトスパイクピンの靴底を採用し、磯歩きなどの際はピンが岩をグリップ。
また、苔などが生えている場所でもフェルトが絡むため、ずり落ちを防止できるウェーダーです。
ブーツはPVC一体成型で日本人の足型に合わせているため、甲高・幅広の方にもぴったり。
磯ロックや湖のウェーディングにおすすめの製品といえます。
【シマノ】
ハイパーウェーダー FF-055T
擦れに強い特殊素材を使用したナイロンウェーダー。
タスランナイロンを使用し、藪こぎなどの擦れにも強く、耐久性に優れるのが特徴です。
また、特殊PVC素材を使用した柔らかいブーツは履き心地も良く、ソールのフェルトが縫い付けられているのも魅力。
接着しているものよりも剥がれにくく耐久性があるため、長期にわたって使用したい方におすすめのウェーダーです。
【シマノ】
DS+4 ストレッチウェーダー FF-000V
サーフからのショアキャスティングにおすすめなナイロンウェーダー。
足幅が広いラジアルソールを採用し、砂に埋もれにくく長時間の釣行でもストレスなくできるのが魅力。
また、ブーツはラバー素材を採用し、深場での使用でも水圧によるつぶれを抑制できるため、足先を保護できるのもポイント。
さらに、内部には3mm厚の発泡材を使い断熱することで、足先の冷えを防ぐことができます。
冬場はもちろん冷たい水に長時間浸かる方に非常におすすめの製品です。
【ブルーストーム】
ネオプレンソックス ウェーダー BSJ-SWD2
スリムで動きやすく、耐久性も高いナイロンウェーダー。
胴回りのダブつきを抑制することでスリムなフィット感を実現し、動きやすさを追求していることが魅力の製品。
通常のナイロンの7倍の強度を持つ「コーデュラナイロン」を採用しているため、藪こぎなどハードな環境での使用におすすめです。
【ダイワ】
フィッシングウェーダー FW-3202R
機動性の高いスリムフィット裁断により水の抵抗を受けにくいナイロンウェーダー。
屈曲性の高い「スーパーキュービックセンサーソール」を採用し、足の裏の曲げ伸ばしがかんたん。
しっかり地面をグリップできるため、バランスよく歩くことができます。
また、一体成型のPVCブーツは紫外線に強く、長持ちするのも特徴。
ウエストハイタイプのため、上半身の服装で暑さ対策が可能なウェーダーです。
【ダイワ】
ラジアルウェーダー RW-1301
長靴感覚でライトに使えるナイロンウェーダー。
ショート丈のPVCラジアルブーツを採用し、機動性が高いことが魅力の製品です。
浅瀬の使用や、朝露で湿った釣り場での使用には最適。
コンパクトに折り畳めて持ち運びもしやすいため、釣行の際に持っていくと便利です。
【リトルプレゼンツ】
N3 チェストハイウエーダー W-46
2004年に発売され、今なお高い人気を誇るナイロンウェーダーです。
透湿防水素材の「LIPTEX-N3」を使用し、防水性はもちろん耐久性が高いことが魅力の製品。
ソックスタイプのため、ウェーディングシューズを自由に変更することで、様々な場所で使うことができます。
また、縫い目の干渉による生地のダメージを防ぐ「C.F.S」と、立体裁断を実現し、運動性能が高いことも特徴。
基本性能や汎用性が高いことから、初心者から上級者まで幅広い方におすすめの製品です。
ナイロンウェーダーのよくある質問
修理・補修はできますか?
傷の大きさにもよりますが、ナイロンウェーダーの修理・補修は可能です。
補修の最もかんたんな方法は、ウェーダー補修用のボンドを使用すること。
ピンホールや多少の引っかき傷であればかんたんに治すことが可能です。
また、大きめの傷にはパッチを当てて修理することがおすすめ。
どちらも自分で修理できます。
【ダイワ】 ウェーダー補修ボンドⅡ
【リトルプレゼンツ】ウェーダーリペアキット AC-83
また、メーカーによっては修理依頼を出すことも可能。
しかし、破損具合によってはそれなりの値段がするため、事前に金額を確認して依頼しましょう。
手入れ方法を教えてください
手入れの方法は、釣行後すぐにたらいやバケツなどに浸漬させて塩抜きをし、手洗いするのがおすすめ。
汚れや匂いが気になる場合は、食器用洗剤などの中性洗剤とスポンジを使用して、優しく洗浄します。
たわしなどの繊維の硬いものでゴシゴシ擦るのは、素材剥離につながるため、おすすめしません。
素材剥離したものについては補修ができなくなるので注意しましょう。
また、乾燥が不十分だと匂いが発生する原因にもなるため、上下を交換しながら入念に干すことをおすすめします。
まとめ
今回の記事では、ナイロンウェーダーの選び方やおすすめ製品について紹介してきました。
ウェーダーを使って釣りの行動範囲を広げることで、魚に出会える確率を上げることができます。
快適性も視野に入れながら、長く使えるものを選びましょう。
ナイロンウェーダーの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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