おかっぱりの釣りはもちろん、バスボートでの釣りにおいても必ず釣り場に一本は持ち込んでおきたいロッドとなるのが、あらゆるルアーと状況で使用することが出来るバーサタイルロッドです。
幅広いシーンで使用することが出来るロッドなので、釣り場に持ち込む、とりあえずの一本としても使用することができ、多くのアングラーにとって最も使用頻度の高いロッドにもなっています。
今回はそんな頼れるバーサタイルロッドの中から究極に幅広く使用できるおすすめのバスロッドをご紹介します。
- バス釣り歴20年
- 年間釣行100日超え
中部地方出身のバス釣りアングラー。小学生から地元河川を中心に釣りを初め、バス釣りの面白さにどんどんのめり込んでいきました。今ではワクワクするような非日常を感じる事が出来るような釣りが大好きで、新規フィールドの開拓にもチャレンジしています。
新製品や人気製品をどこよりも安く販売中!
少量入荷のため売り切れ注意!
- クレジットカード決済
- Amazon Pay
- コンビニ払い
目次
- 1 バーサタイルロッドとは
- 2 バーサタイルロッドを使うメリット・デメリット
- 3 バーサタイルロッドの選び方
- 4 バーサタイルロッドおすすめ14選
- 4.1 【シマノ】ポイズンアルティマ(1610M)
- 4.2 【シマノ】ポイズングロリアス(1610M)
- 4.3 【シマノ】バンタム(170MH)
- 4.4 【シマノ】ワールドシャウラ(1652R-3)
- 4.5 【シマノ】エクスプライド(2610ML)
- 4.6 【シマノ】ゾディアス(166M)
- 4.7 【ダイワ】スティーズ(STEEZ SC C69M+ -ST)
- 4.8 【ダイワ】ハートランド(802MHRB-21)
- 4.9 【ダイワ】ブラックレーベル LG(LG 741MHRB)
- 4.10 【ダイワ】リベリオン(661M/MLFB)
- 4.11 【ダイワ】ブレイゾン(C66M-ST)
- 4.12 【アブガルシア】ニューファンタジスタディーズ(NDC-610MH)
- 4.13 【ノリーズ】ロードランナー ヴォイス LTT(LTT620PMH)
- 4.14 【メガバス】デストロイヤー(F4-66X)
- 5 まとめ
バーサタイルロッドとは
バーサタイルロッドとは、あらゆるルアーとフィールドに対応することができるロッドの事を指します。
近年のバスフィッシングでは、バスロッドメーカーから各釣りに特化した専用ロッドが数多くリリースされていますが、同時にバーサタイルロッドもラインナップされており、各ロッドシリーズの中核的モデルとなっています。
バーサタイルロッドの多くは汎用性を高めるために、ミディアムパワーが採用されていることが多くある他、6フィート6インチ~6フィート10インチ、そして、癖のないレギュラーからファーストテーパーが採用されています。
バーサタイルロッドは、使用することが出来るルアーの幅が非常に広いので、フィールドに持ち込むタックルが限られてしまっているおかっぱりの釣りの基軸とすることはもちろん、バスボートの釣りであっても、フィールドの状況を確認する為の一本として多くのアングラーが使用しているロッドです。
バーサタイルロッドを使うメリット・デメリット
メリット
使用できるルアー範囲が広い
バーサタイルロッドの特徴とも言えるのが、使用できるルアー範囲が非常に広い事です。
ロッド1本で使用することが出来るルアーキャパが広く作り上げられているので、巻物ルアーからボトム的確に検知する必要があるワーミングの釣りまでバーサタイルロッド1本でこなすことが可能です。
数多くの専用ロッドを数多くフィールドに持ち込むことなく、フィールド攻略を行うことが出来るメリットを持っています。
あらゆるフィールドで使える
バーサタイルロッドの高い汎用性は、使用することが出来るルアーのキャパシティーのみでなく、フィールドを問わず使用することが出来るレングスも特徴となっています。
野池やハイプレッシャーレイクで重要となるピンポイントショートキャストとビッグレイクで必要となるロングキャストをこなすことが出来るレングスが採用されているので、フィールドに限定されることなく、使用することが可能です。
あらゆるフィールドに持ち込むことができるので、ホームフィールド以外にも様々なフィールドで釣りを行うアングラーにとっても強い味方となってくれます。
扱いやすい
バーサタイルのロッドの特徴として使用時の癖が少なく、扱いやすいのもメリットの一つとなっています。
多くのバーサタイルロッドは、使用できるルアーの汎用性を高めるために素直なレギュラーテーパーやファーストテーパーが採用されているので、初心者でもキャスト時にしっかりとルアーの重量をロッドに乗せ、鋭いキャストを行うことが出来るようになっています。
バス釣りに慣れていない初心者や、これからバス釣りをはじめる方におすすめしやすい扱いやすいロッドとなっています。
デメリット
最高のパフォーマンスが得にくい
あらゆるルアーに使用できるバーサタイルロッドのデメリットとして、一つの釣りを突き詰めると、各釣りに特化したロッドの使用感に劣ってしまう点があります。
繊細な釣りを行う場合であればファーストテーパーで繊細なティップを持っているロッドの方が、ライトで細かな操作がし易くなりますが、バーサタイルロッドは、ロッドパワー強すぎたり、胴調子のテーパーデザインによって、繊細なアクションが出しにくく感じることがります。
重量の重たいルアーを使用する場合も同様で、ルアーに機敏なアクションを付けるため必要となるロッドパワーがバーサタイルロッドには無い為、キレの無いアクションが出てしまう可能性があります。
ロッドレングスにおいても、フィールド規模にベストマッチしているロッドは、効率力フィールドを周ることができるので、道具としてのパフォーマンスを突き詰めていくと、バーサタイルロッドでは最高のパフォーマンスが得にくいと感じてしまうでしょう。
大型や小型のルアーは使いにくい
バーサタイルロッドは幅広いルアーを使用することが出来るロッドですが、全てのルアーに対して使用が出来るロッドではありません。
特に近年の釣りで多くのアングラーに普及したビッグベイトやスイムベイトなどのルアーは、ルアー重量が大きく、バーサタイルロッドの適性ルアー重量を超えてしまう場合が多くあります。
無理をして使用すると最悪の場合ロッドでロッドの破損に繋がります。
軽量ルアーも同様で、小型ルアーやワームはルアーが軽量であるためキャスト時にロッドが曲げることができないので、キャスト自体が困難になる場合があります。
使用頻度が少なくなる
バーサタイルロッドは非常に便利なロッドですが、フィールドに通い込んで釣り方が明確になるほど、バーサタイルロッドの使用頻度が低下しやすい傾向があります。
ベテランアングラーの多くは、フィールドをサーチ用として使用する場合が多くあり、釣り場でパターンを見つければ、専用ロッドに切り替えて釣り込んでいきます。
釣り場での経験値が高くなるほどバーサタイルロッドの出番が少なくなってくる可能性があります。
バーサタイルロッドの選び方
長さ
バーサタイルロッドを選ぶ時に着目すべきポイントの一つが、ロッドの長さです。
多くのバスロッドでバーサタイルロッドとして作られているのは、6フィート6インチや6フィート10インチのモデルです。
バーサタイルロッドでは、ロングキャスト、ピンポイントキャスト、そしてジャークやトゥイッチなどのロッド操作の全てをこなす必要があります。
各メーカーから出されているバーサタイルロッドのレングスは、それぞれ異なりますが、琵琶湖や霞ケ浦などのビッグフィールド中心で使用する場合は、6フィート10インチを基準とし、野池や小規模フィールドを中心での使用や、ロッド操作を多用する場合は、6フィート6インチを基準とすると良いでしょう。
硬さ
バーサタイルロッドと一言で表しても、ロッドの硬さなどは様々です。
一般的なバーサタイルロッドはミディアムライト、ミディアム、ミディアムヘビーで作り上げられています。
バーサタイルロッドの硬さを選ぶ時には、多用するルアーのウェイトやサイズを参考にして選び出すことがおすすめです。
大型ルアーの使用可能性が低いハイプレッシャーフィールドや、小型のフィールドをメインとして使用する場合はミディアムライトやミディアムを選択し、大型ルアーの使用可能性が高い場合、ミディアムやミディアムヘビーを選択することがおすすめです。
初心者の方でバーサタイルロッドを初めの一本として使用する場合や、フィールドを限定せずに使用したいと考えているアングラーは、ミディアムライトやミディアムパワーを選択すると良いでしょう。
テーパー
バーサタイルロッドのテーパーは多くの場合でレギュラーテーパーからファーストテーパーとなっています。
テーパーデザインはルアーの操作性に影響する部分であり、ファーストテーパーに近づく程、繊細なルアーアクションを演出することが出来ますが、ファーストムービングルアーやトゥイッチやジャークを行うとアングラーに負荷が掛かりやすくなってきます。
僅かな違いではありますが、使用するルアーの操作感に影響を与える部分ですので、ワーミング等の繊細なロッドワークを多用する場合は、レギュラーファーストテーパーやファーストテーパーを選択し、ファーストムービングルアーを多用する場合は、レギュラーテーパーを使用することがおすすめです。
バーサタイルロッドおすすめ14選
【シマノ】
ポイズンアルティマ(1610M)
2022年にシマノとジャッカルのコラボレーションロッドとして、シマノがリリースしているバスロッドの最高峰モデルに位置している一本です。
シマノの最高技術であるスパイラルXコアやアルティメットブランクスデザインが導入されている他、ボックス型のフルカーボンモノコックグリップが採用されており、最高クラスの感度と軽量さを体感することが出来るモデルとなっています。
シマノのあらゆる最先端技術が注ぎ込まれている、最高峰バーサタイルロッドです。
【シマノ】
ポイズングロリアス(1610M)
ジャッカルとシマノのコラボレーションロッドの中核に位置するポイズングロリアスにラインナップされているモデルです。
ワーミングとファーストムービングの両方をこなすことが出来る特性をもちながら、最適なロッド重量バランス設定を行うことで、カタログ値では表すことが出来ない持ち重りも軽減するデザインが取られています。
特に多くのベテランアングラーから高パフォーマンスのバーサタイルロッドとして高い評価を得ている一本です。
【シマノ】
バンタム(170MH)
質実剛健なバスロッドとして多くのバス釣りファンを魅了しているのが、バンタムシリーズです。
170MHはロングディスタンスアプローチが出来るセミロングバーサタイルロッドとしてラインナップされており、1oz以下のハードベイトやジグに対してキレの良いアクションを出すことが出来るファーストテーパーデザインが採用されているロッドです。
ロッドレングスと強靭なバットでロングキャストが出来るのはもちろん、デカバスも難なくリフトアップさせることが出来るパワーをもっています。
ビッグレイクをメインフィールドとするアングラーにおすすめしたいモデルです。
【シマノ】
ワールドシャウラ(1652R-3)
フリースタイルのルアーフィッシングロッドとして、バスはもちろん、様々なターゲットに使用することが出来るモデルです。
ワン&ハーフ構造が取り入れられているロッドであり、バット部分に高弾性カーボン、そしてベリーからティップには中弾性と低弾性カーボンが使用されているので、高い感度を持ちながらキャスト時にはしっかりとロッドが曲がるように作られています。
使用できるルアーウェイトの幅が抜群に広い他、3ピースに分割して持ち運ぶことができるので、日本はもちろん、海外でも使用することが出来る人気ロッドです。
【シマノ】
エクスプライド(2610ML)
シマノロッドの中でもベテランアングラーを中心に高い人気を得ているのが、エクスプライドシリーズです。
もともと多くのバスアングラーから安定した評価を得ているエクスプライドは2022年にフルモデルチェンジを行っており、シマノの先端技術であるカーボンモノコックグリップが搭載されてデザインが一新され、更なる軽量化と高感度化が行われています。
2610MLはスピニングバーサタイルロッドとしてラインナップされているロッドであり、小型の巻物ルアーや、高比重ノーシンカー、I字形ルアーまでライトルアー全般を使用できる1本となっています。
ロングキャストが出来るセミロングレングスでもあるので、おかっぱり、ボートとわずおすすめ出来る一本です。
【シマノ】
ゾディアス(166M)
シマノロッドの中でもコストパフォーマンスが高いロッドとして、初心者から中級アングラーを中心に絶大な支持を得ているのがゾディアスシリーズです。
約2万円以下の価格で購入することが出来るロッドシリーズですが、カーボンモノコックグリップやハイパワーXがブランクに使用されるなど、ハイエンドモデルにも使用されている技術がフィードバックされています。
166Mはベイトバーサタイルロッドの中心的存在となっており、102gの軽量な重量とファーストテーパーデザインで、繊細かつシャープな使い心地を感じることが出来る1本となっています。
【ダイワ】
スティーズ(STEEZ SC C69M+ -ST)
ダイワのバスロッドシリーズ最高峰モデルとして、トーナメントで活躍するトッププロを支えているモデルとなるのが、スティーズシリーズです。
そんなスティーズロッドの中でも、おかっぱりを中心として活躍している川村光太郎プロの監修によって作り上げられたおかっぱりバーサタイルロッドとしてリリースされている、STEEZ SC C69M+ -STです。
バーサタイルロッドとしては非常に珍しく、張りの強いソリッドティップが採用されており、ファーストムービングルアーでのノリの良さと、ワーミングでの繊細な操作が両立できるようになっています。
タフレイクのおかっぱりロッドとして多くのアングラーが信頼を置いているモデルです。
【ダイワ】
ハートランド(802MHRB-21)
ダイワのもう一つの最高峰ロッドとシリーズとしてリリースされているのが、ハートランドです。
村上晴彦プロの監修によって作り上げられているロッドで、おかっぱりをベースとして作り上げられており、細身で筋肉質なブランクと淀みなく美しく曲がるベンディングカーブがベテランアングラーを中心に高く評価されているシリーズです。
一般的なバーサタイルロッドが、6フィート後半から7フィート前半のレングスとなっていますが、このロッドは8フィートの超ロングロッドとなっており、遠投用バーサタイルロッドとして作りあげられています。
ビッグレイクで超遠投を中心とした釣り方を行うアングラーに、おすすめのモデルです。
【ダイワ】
ブラックレーベル LG(LG 741MHRB)
質実剛健をコンセプトとして作り上げられたロッドでダイワバスロッドの中核モデルとなるのが、ブラックレーベルシリーズです。
ブラックレーベルはコンセプトによって2つのシリーズ展開が行われており、このLGシリーズは、しなやかな粘りとバーサタイル性を高めたモデルとなっています。
LG 741MHRBはパワーバーサタイルとしてラインナップされているモデルであり、トルクフルな中弾性カーボンが使用されているので、中型ルアーはもちろん、ビッグベイトまで扱うことが出来るキャパを持っている1本です。
ハイパワー&ロングディスタンスアプローチを可能としているロッドです。
【ダイワ】
リベリオン(661M/MLFB)
ダイワのリベリオンシリーズはプロを初め、ベテランアングラーから支持を受けているダイワの中核モデルになりつつあるモデルです。
661M/MLFBは、バーサタイルロッドとしては珍しく、MLパワーのバットとMパワーのティップを持っているロッドとなっており、ルアー操作時などの弱い負荷に対してはティップのみベントし、負荷が掛かりやすいキャスト、ファイト、巻物ルアーを使用するときにはバットしっかりと曲がり込むロッドとなっています。
穂先のみ柔らかく作り上げられているロッドよりも扱いやすい調子となっているので、ベテランアングラーはもちろん、初心者にもおすすめしたいバーサタイルロッドです。
【ダイワ】
ブレイゾン(C66M-ST)
ダイワのハイコストパフォーマンスロッドとして、多くのアングラーから高い支持を受けているのが、ブレイゾンシリーズです。
ブレイゾンは2021年にフルモデルチェンジを行っており、カーボンモノコックリアグリップや、カーボンレジンを徹底的に減らしたHVFブランクが使用されているので、シャープで筋肉質なブランクが使用されています。
C66M-STはダイワのソリッドティップであるメガトップが採用されているモデルで、細径でありながら強度の強い穂先となっている一本です。
ベテランアングラーが使用しても高い満足度を得ることが出来るバーサタイルロッドです。
【アブガルシア】
ニューファンタジスタディーズ(NDC-610MH)
世界的な老舗釣り具ブランドであるアブガルシアからリリースされているロッドで、現在アメリカトーナメントに参戦している青木大介プロをサポートする為に作り上げられたシリーズです。
ナノカーボンブランクにアブガルシアのブランク技術であるTriarchy Force製法が加えられていることで、強度、重量、感度を飛躍的に向上させているハイパフォーマンスロッドとなっています。
NDC-610MHはスーパーバーサタイルロッドとしてラインナップされている1本であり、ブランクのトルクを活かしてカバーフィッシングとオープンウォーターフィッシングの両方をこなすことが出来るようになっています。
【ノリーズ】
ロードランナー ヴォイス LTT(LTT620PMH)
ノリーズからリリースされているロードランナーシリーズは、アメリカのバストーナメントでも活躍していた田辺哲男プロによって作り出されたロッドシリーズです。
数あるバスロッドの中でも粘り強いトルクを感じることが出来るロッドシリーズとなっており、多くのコアなベテランアングラーから支持を受けているモデルです。
LTT620PMHは、現代のバスロッドがロングレングス化される中、6フィート2インチのショートロッド&パラボリックアクションが採用されているロッドとなっており、正確無比なピンポイントキャストを実現できる1本となっています。
小規模なフィールドはもちろん、ハイプレッシャーフィールドで活躍することが出来るモデルです。
【メガバス】
デストロイヤー(F4-66X)
メガバスのデストロイヤーは1996年から現在までモデルチェンジを繰り返してリリースされているロングセラーロッドです。
F4-66Xは1996年の初代モデルから圧倒的な人気を誇っているバーサタイルロッドであり、バーサタイルロッドの概念を作り出したモデルとも言われています。
最新型のF4-66Xはメガバスオリジナルの5Dグラファイトシステムが採用されており、必要なパワーとトルクを最低限の素材で作りあげることで、非常に軽量且つ、高感度なロッドとして作り上げられています。
まとめ
あらゆるシーンで役に立つロッドであるバーサタイルロッドは常にアングラーを支えてくれるロッドでもあり、高いパフォーマンスが発揮できる間違いのないロッド選びを行う必要があります。
今回ご紹介したバーサタイルロッドはいづれも多くのアングラーが高い信頼を寄せているモデルとなっていますので、是非、バーサタイルロッド選びの参考にしてみてくださいね。
バーサタイルロッドの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
さらに探したい方