青物だけでなく、根魚や真鯛、シーバス、ヒラメなど、さまざまなターゲットを狙える人気ルアーフィッシングのジギング。
ジギングに使用するルアーをジグと呼び、鉛を中心にさまざまな素材のモデルが販売されています。
ジグの素材のなかで人気が高いのがタングステンで、使用してみたいアングラーも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、タングステンジグのおすすめ商品を紹介します。
人気が高い商品を紹介するので、ぜひご参考にしてください。
- 釣り歴18年
- 年間釣行300日超え
- 調理師資格あり
三浦半島、真鶴半島、伊豆半島の地磯がメインフィールド。ターゲットは主にロックフィッシュで、アカハタやオオモンハタ、メバルを狙っています。家の近くにも海があり、時間があまりない日は近所でシーバス釣りやチニング、アジングなどを楽しんでいます。また調理師資格を持っており、釣り魚を使った料理も得意です。
目次
- 1 タングステンジグとは？特徴は？
- 2 タングステンジグを使うメリット
- 3 タングステンジグを使うデメリット
- 4 タングステンジグの選び方
- 5 タングステンジグおすすめ15選
- 5.1 【ダイワ】TGベイト
- 5.2 【ダイワ】TGベイト SLJ
- 5.3 【ダイワ】TGベイトスリムSLJ（スーパーライトジギング）アデル
- 5.4 【ダイワ】ソルティガ FKジグ TG（タングステン）
- 5.5 【メジャークラフト】ジグパラ バーチカル タングステン
- 5.6 【メジャークラフト】ジグパラ タングステン
- 5.7 【ジャッカル】バンブルズジグTG SLJ
- 5.8 【ハヤブサ】ジャックアイTG
- 5.9 【ハヤブサ】ジャックアイ TG スイム
- 5.10 【ボーズレス】TG トウキチロウ
- 5.11 【アクアウェーブ】メタルマジックTG
- 5.12 【クレージーオーシャン】オーシャンフラッシュTG
- 5.13 【スミス】TG チビマサムネCB
- 5.14 【ジーク】RサーディンTG
- 5.15 【デュオ】ドラッグメタルキャストTG
- 6 まとめ
タングステンジグとは？特徴は？
タングステンジグとは、タングステン素材を使用したジグのことです。
タングステン素材の特徴は、比重が高いこと。
まず比重は1よりも大きいものは水に沈み、1よりも小さいものは水に浮きます。
ジグに使用されることが多い鉛の比重は、11.30～11.36gです。
一方、タングステンは19.30gと、鉛の1.7倍ほどの比重があります。
この比重が1.7倍ほど違うことがメリット、デメリットをもたらします。
ターゲットによっては、タングステン素材に好反応を示すことがあるので、チェックしておきましょう。
タングステンジグを使うメリット
シルエットを小さくできる
比重が高いタングステンを使用したジグは、鉛素材のジグに比べてコンパクトになることが最大のメリットです。
シルエットが大きいジグに反応しにくい、イサキや真鯛を狙うときには、タングステンジグが効果的。
またシルエットがコンパクトになるタングステンジグは、ほかにもたくさんのメリットを生みます。
喰わせ力が高い
シルエットが小さなタングステンジグは、ターゲットに口を使わせやすいのがメリットです。
活性が低いターゲットを狙うときやプレッシャーが高いフィールドでは、シルエットが大きい鉛素材のジグに反応が悪くなることも。
そんなときに活躍するのがタングステンジグで、渋い状況下でも貴重な一尾をヒットさせやすく、釣果アップを見込めます。
遠投性能が高い
シルエットが小さなタングステンジグを使用すると、空気抵抗が少なく、鉛素材のジグよりも遠投しやすいのがメリットです。
遠投して魚がいそうなポイントを探りたいけど、あと少し届かない、そんなときに効果的なのがタングステンジグ。
広範囲を探りたいときにもタングステンジグが役立つので、遠投したい場面にはぜひ使用してみてください。
底が取りやすい
コンパクトなタングステンジグは空中だけでなく、水中でも抵抗を受けにくいため、フォール速度が速い特徴があります。
フォール速度が速いと、ジギングで重要になる底取りを行いやすくなるのがメリットです。
特に軽いジグを使用したときに難しくなる底取りですが、タングステンジグを使用すると、簡単にできるようになりますよ。
タングステンジグを使うデメリット
フォール速度が速すぎることがある
タングステンジグはフォール速度が速いのがメリットですが、それがデメリットになることもあります。
特にデメリットを感じるのは、フォールをゆっくりと見せたいとき。
フォールをゆっくりと見せたいときには、鉛素材のジグが最適です。
タングステンジグでゆっくりとフォールさせたいときには、形状にこだわって選ぶことをおすすめします。
水押しが弱い
タングステンジグはシルエットが小さいため、水を押す力が少ないこともデメリットです。
ターゲットや状況によっては、水押しが少ないタングステンジグには、反応を示しにくいことも。
水流を発生させてアピールしたいときには、鉛素材のジグを使用するのがおすすめ。
タングステンジグだけでなく、鉛素材のジグも用意し、水流を意識して使い分けてみましょう。
価格が高い
タングステンジグは価格が高いのもデメリットです。
重量が重たいタングステンジグは、5000円ほどする場合もあり、鉛よりもかなり高い価格に設定されています。
しかし、タングステンジグは価格以上の効果があります。
タングステンジグだからこそ釣れたということも少なくないので、価格は高いですが、ぜひ購入してみてください。
タングステンジグの選び方
重さ
タングステンジグは、水深や潮流の速さに合わせて、底が取れる重さを選択することが重要です。
底が取れない重さを使用すると、タナがわからなくなり、再現性を高められません。
また底がわからないと根がかりを起こし、高価なタングステンジグを失う可能性もあります。
おかっぱりでも、オフショアでも、底がしっかりと感じ取れる重さを使用し、タナを意識しながら釣りをしましょう。
またジグの重さ選び方の基準となるのが水深の2倍の数字。
例えば、水深が50mある場所では100g、80mでは160gを選びます。
ただし、タングステンジグは、鉛素材よりもワンランク軽い重量でも底が取れることも意識しておきましょう。
カラー
タングステンジグを選ぶときには、ターゲットがヒットしやすいカラーを選ぶことが重要です。
ターゲットにより、好むカラーが大きく異なります。
例を挙げると、イサキはシルバー系やゴールド系、真鯛は緑金、赤金、ピンクがヒットしやすいカラーです。
また人気が高い青物は、イワシカラーのようなナチュラル系、赤金やピンクのようなアピール系が効果的。
近年注目を集めている根魚を狙うネギングでは、赤金、シルバー系、UVカラー、グローカラーが有効です。
このようにターゲットが反応しやすい複数カラーのタングステンジグを用意し、その日の状況に合わせて使い分けをしましょう。
バランス
タングステンジグにも、鉛素材のジグと同様で、センターバランス、リアバランス、フロントバランスの3タイプがあります。
センターバランスはジグの中心に重心があるタイプで、水平フォールをしたり、ダートをしたりするのが得意です。
リアバランスはジグの後方に重心があるタイプで、フォール速度が速かったり、遠投できたりします。
またフロントバランスのジグは、ロッド操作で激しく動き、バイトの間を与えやすいのが特徴的です。
ジグのバランスもカラー同様で、ターゲットによって使い分けます。
タングステンジグおすすめ15選
【ダイワ】
TGベイト
タングステンジグのなかで人気が高く、おかっぱり、オフショア問わず使用できるのがTGベイトです。
主にキャスティングに対応し、小さなシルエットで抜群の遠投性能を誇ります。
そのため、ナブラに向かってキャストするときには、大きなアドバンテージになります。
水平に近い姿勢でフォールするので、弱ったベイトを演出するのも得意です。
【ダイワ】
TGベイト SLJ
TGベイトの名を冠したスーパーライトジギング対応モデルで、30〜80gまでをラインナップしているおすすめの商品です。
フックセッティングにこだわって作ってあり、ジグに食いついたターゲットをヒットさせやすいのが魅力的。
またジグ本体にフックが絡まるトラブルを避けやすいのも特徴的で、より快適にスーパーライトジギングを楽しめます。
【ダイワ】
TGベイトスリムSLJ（スーパーライトジギング）アデル
スリム形状のタングステンジグで、以前販売されていたTGベイトスリムを復刻する形で作られたおすすめの商品です。
細身のベイトフィッシュのコウナゴやキビナゴがいるときには効果を発揮し、これでないと反応が少ないなんてこともあります。
細身形状で水を押す力も少なく、水流を発生させにくいため、活性が低いターゲットを狙うときにも効果的です。
【ダイワ】
ソルティガ FKジグ TG（タングステン）
フォール速度が速く、リアクションバイトを狙うのに最適なおすすめのタングステンジグです。
フォール速度が速くてもフラッシングをし、ターゲットに強くアピールできるのが特徴的。
青物はもちろん、根魚、真鯛などさまざまなターゲットを狙えます。
引き抵抗が少ないので、ジャークを軽快にできるのも魅力的です。
【メジャークラフト】
ジグパラ バーチカル タングステン
船下にジグを落とすオフショアのジギングに対応し、万能の形状で場面を選ばずに使用できるおすすめの商品です。
ワンピッチやフォールといった基本的なアクションはもちろん、ただ巻きでも効果的にターゲットにアピール。
カラーラインナップは少ないものの、効果的なカラーが厳選されている印象。
青物、真鯛、根魚などを狙うときには特に効果を発揮します。
【メジャークラフト】
ジグパラ タングステン
ショアからのジギングで、ターゲットの活性が低く、シルエットが小さなジグを使用したいときにおすすめ。
リアバランスでキャストしたときに回転することなく飛び、遠投できるのが魅力的です。
また定番カラーに加えて、ご当地カラーもラインナップされています。
オフショアキャスティングでも使用できるので、持っておいて損はありません。
【ジャッカル】
バンブルズジグTG SLJ
タイラバに使用されているようなネクタイを搭載している珍しいジグで、ネクタイがヒラヒラと動き誘えるのが魅力的。
細身のシルエットをしていながらも、クイックな動きを演出できます。
またフォールアクションも絶妙で、バランスの良さを感じられます。
青物だけでなく、真鯛、根魚のようにさまざまなターゲットを狙えるのも魅力です。
【ハヤブサ】
ジャックアイTG
超小さなシルエットをしているのが特徴的で、シラスや小さなイワシを偏食するマイクロベイトパターンに効果があるジグです。
ダートせずに直線的な動きをしやすいため、ダートするジグを嫌う真鯛狙いには特に効果を発揮します。
シルエットが小さいので、底取りがしやすく、潮流が速いエリアや深場にも対応しやすいです。
【ハヤブサ】
ジャックアイ TG スイム
スイミングアクションに特化しているジグで、ただ巻きだけでも十分にターゲットを狙える便利な商品です。
泳ぎやすいジグでもフォール速度が速いため、底取りをしやすいのも魅力的。
おかっぱり、オフショア問わず使用できるので、持っておくと重宝します。
左右で異なるフラッシングをするのも特徴で、リアクションバイトも狙えます。
【ボーズレス】
TG トウキチロウ
イサキをジグで狙うイサキジギングでは定番で、小粒なシルエットで口が小さなターゲットも狙いやすいおすすめのジグです。
フォール時にはスパイラルしながらフラッシングし、ターゲットにアピール。
センターバランスなので、ジャークすると激しくヒラを打ち、水平姿勢になります。
またスイミングでは、テールを左右に振るのが特徴です。
【アクアウェーブ】
メタルマジックTG
近年大流行しているブレードジグの定番商品で、タングステンを使用することでシルエットが小さいのが特徴です。
特に使用しているアングラーが多いのが、サワラをキャスティングで狙うとき。
サワラがシラスや極小のイワシを捕食しているときには、最強ともいえるほどの効果があります。
カラーラインナップが豊富なので、ターゲットに合わせて選択できます。
【クレージーオーシャン】
オーシャンフラッシュTG
タングステンを使用していてもフォール中のフラッシングが強く、ターゲットにアピールできるおすすめのジグです。
特に相性が高いのがオフショアのスーパーライトジギングやライトジギングですが、おかっぱりの釣りにも対応します。
重さは25〜180gとかなり幅広くラインナップされているため、さまざまな場面で使用できます。
【スミス】
TG チビマサムネCB
センターバランスを採用しているタングステンジグで、主にイワシパターンを想定して作られているおすすめの商品です。
あまり動かしすぎないことが操作するコツで、弱めのロッド操作でも十分にアピールできます。
フォール中に緩めのフラッシングをしてアピールするため、フォール中のバイトを狙いたいときにも最適です。
【ジーク】
RサーディンTG
ショアキャスティングから、オフショアのスーパーライトジギングにまで対応できるタングステンジグです。
フォール時にはローリングし、ロッド操作では左右にスライドしてターゲットにアピール。
ジグの後方に重心があるため飛行姿勢が安定しやすく、遠投できるのもRサーディンTGの魅力です。
【デュオ】
ドラッグメタルキャストTG
タングステンを使用し、鉛よりもコンパクトで、かつ細身の形状をしていてスレた魚でもヒットしやすいのが魅力的。
主におかっぱりからキャストをして、ターゲットを狙うときに使用します。
マイクロベイトを捕食するターゲットを狙うときに、効果があります。
小粒で遠投性能も高く、広範囲を探りたい場面にも相性抜群です。
まとめ
今回はタングステンジグのおすすめ商品を紹介しました。
タングステンジグは鉛素材のジグよりもシルエットがコンパクトで、喰わせ力が高いことが最大のメリットです。
タングステンジグを使用し、さまざまなターゲットを狙ってみましょう。
タングステンジグの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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