タングステンのジグヘッドおすすめ4選!アジング等に使うメリットは?
タングステン製のルアーと言えば、最近ではメタルジグやタイラバで多く見られるようになってきました。
小さなシルエットと早いフォールスピードで時に圧倒的な釣果の差が出るルアーです。
ジグヘッドにもタングステン製の製品が存在します。
しかし、アジングなどのライトゲーム向けの製品がほとんどなのが現状です。
そこで今回は、なぜタングステンのジグヘッドは少ないのか?といったところを含め、私的な考察も交えながら解説いたします。
もちろんおすすめのジグヘッドもご紹介しますよ。
- 釣り歴30年
愛知県出身在住。物心ついた時から竿を握り、小学生のころ近所の野池に釣りに行くようになり、完全にハマる。二十歳前後までバス釣りをメインに様々な釣りを経験し、現在はソルトをメインに日夜竿を振り回す。流行り、メディアに捕らわれない釣り方を日々模索中。マイボートを購入し、のんびりおにぎりを食べるのが目標。
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目次
タングステンとは
タングステン(W)とは金属の一種で、ルアーではTGと表記されていることがおおいです。
比重は19.3(水を1とした基準)あり地球上の物質の中でも重い物質です。
重く、ジグヘッドの素材でも一般的な鉛の比重が11.35ということからもその重さがわかります。
融点(溶ける温度)は非常に高温な約3400℃(一般的な鉄で約1500℃)。
また、非常に硬い金属としても知られています。
身近なものでは電球のフィラメントなどに利用されてきました。
硬く、融点が高いことから加工が困難な素材です。
しかし、ジグヘッドで使われているタングステンと呼ばれるものは、タングステンそのものではなく「タングステン樹脂」を使っているものが多いです。
タングステンの粉末に樹脂などを混ぜ、成形を用意にしたものが使われています。
同じ重さでサイズや価格に差があるのはタングステンの含有量が異なっているからです。
比重は13前後になり、鉛とそこまで大差がありません。
他のシンカーなどでは焼結タングステン、タングステン合金が使われており、比重は18前後、重さを実感できます。
タングステンのジグヘッドを使うデメリット・メリット
デメリット
タングステンは高価な素材です。
そのため製品の価格が高いことが最大のデメリットです。
ロックフィッシュなどの根がかりが頻発するような釣りでは敬遠されがちです。
鉛のサイズ感でアピール力が上がる、真鍮の輝きでフラッシング効果を得る、といった考え方もあるので適材適所といったところでしょう。
メリット
メリットとして、鉛のように有害性がないため、エコな素材として注目されています。
また、ライトゲーム、アジング界においては、タングステン製ジグヘッドがそれなりに販売されています。
もともと軽量で風や流れの影響を受けやすいジグヘッドを、少しでも小さくしてその影響をすくなくできる、同じ大きさでより重くして飛距離を稼げるといったメリットがあるからです。
ヘッドが硬い故、着底などの感度も多少上がります。
正直それ以外にタングステンのジグヘッドにあまりメリットは無いように思います。
むしろソルトゲーム用のタングステンジグヘッドはライトゲーム用途以外見かけたことがありません。
前述したようにタングステン樹脂は鉛と比重があまりかわりません。
作ったところで鉛と対してサイズの変わらない、環境には配慮されているが高価なジグヘッドでしかありません。
おそらく需要は少ないでしょう。
ソルトゲーム用のジグヘッドでタングステン製のものが少ないのはここにあると思います。
一方、淡水(主にバスフィッシング)ではそれなりに普及していますが、エコの観点からタングステン製でないと大会で使えない、といった規制の賜物でしょう。
いいことですね。
タングステンのジグヘッドおすすめ4選
【ダイワ】
TG 月下美人 SWライトジグヘッドSS
ライトゲーム用のジグヘッドです。
比重が約18のタングステン合金製ヘッドを採用し、鉛製ヘッドに比べワンサイズコンパクトになっています。
0.5gから8gまでのバリエーションがあるため、対象魚によって使い分けてください。
【ダイワ】
月下美人アジングジグヘッドTG
上記モデルのアジングに特化したモデルです。
同じく高比重のタングステンを採用していて、フックがアジング専用設計になっています。
掛けに特化したショートシャンクのオーブンワイドゲイプフックに、マアジに効くと言われているが本当に効くかどうかはわからない金メッキ使用になっています。
こちらも0.5gから3gまでのラインナップです。
もう少し軽いのを出してほしいと個人的に思います。
【シマノ】
ソアレ タングステン ファインヘッド
シマノ、ソアレシリーズのアジング用タングステンジグヘッドです。
比重などの情報は不明ですが、高比重のタングステン採用でヘッドサイズを小さくしています。
アジング専用のフック設計で、吸い込みやすく、かかりやすい形状になっています。
1.2gから2.5gまでのラインナップで、ディープを攻めるにももってこいのウェイトです。
【ジャングルジム】
ジャコヘッドTG
一風変わった製品がおおいジャングルジムからジャコヘッドTGをご紹介します。
デザインはだれでも使いやすい癖のない素直なデザイン。
ラインアイが大きく、暗いなかでもラインが通しやすいように配慮されています。
側面がフラットになっていて、重さが表記されているところがこの製品のとくにおすすめなところです。
パット見て重さがわかるのは、現場では意外と便利です。
ラインナップは0.6gから3gで、様々な釣りに対応できるでしょう。
まとめ
ソルト対応のタングステンジグヘッドはラインナップがかなり限られているのが現状です。
しかし流れの早いエリアや、ディープを攻めたいときなど、適材適所で強い武器になってくれるでしょう。
是非一つ二つタックルボックスに忍ばせておいてみてください。
使う機会が出てくるはずです。
タングステンのジグヘッドの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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