近年ではビンナガマグロ等の比較的小型のマグロジギングも人気になってきており、以前よりマグロ釣りへの敷居が低くなってきてる為、多くの人に楽しめる釣りになってきました。
それでもマグロはマグロ。
やはり他の魚とは引きも段違いで、用意するタックルもそれ相応の物が必要になります。
ここではそんなマグロジギングにおすすめで且つ比較的安いジギングロッドの選び方やおすすめをご紹介していきます。
- 元釣具屋店員
- 釣り歴21年
- 大会出場経験あり
物心付いた頃から釣りを始め、基本的にルアーでターゲットとなる魚は、淡水、ソルトに関わらず狙っています。年間を通して釣れる魚を日々追って、長期連休時は遠征釣行も行っています。当面の目標は100㎏オーバーのクロマグロ、キングサーモンを釣り上げる事です。
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マグロジギングロッドは高い安いで何が変わる?
マグロジギングを突き詰めているハイエンドモデルはものにもよりますが、5万円以上の価格帯のロッドが多いですが、初めて間もない方にとってはいきなりこの価格帯のロッドを用意するのは簡単ではないでしょう。
ハイエンドロッドは一般的にロッドの粘り、自重等より高性能な仕様になっていますが、タックルの進化により安いロッドの場合でも実用には充分なものが多くなってきています。
実際には価格が高くなれば操作性は高くなりますが、安いからロッドが折れやすい等のことは少ないので安心して使用して下さい。
マグロジギングロッドの相場価格!安いの基準は?
マグロと言う魚を追う釣り人は基本的に突き詰めている方が多いので、やはりハイエンドクラスのロッドを使用する方が多い印象があります。
特に5万円以上のロッドは非常に人気で、多くの方がこのクラスを使用しています。
狙う魚が大きい為、安いロッドでも他の釣りとは異なり1万円程で購入出来るエントリモデルは性能、信頼性の部分でもおすすめ出来ず、最低でも2万円弱~3万円程のものがおすすめで信頼して使用出来ます。
安いマグロジギングロッドを選ぶ際のポイント
ベイトタイプがおすすめ
マグロジギングを始める場合、基本的にはベイトタックルがおすすめです。
何故かと言うとマグロは比較的フォールでのバイトが多く、ベイトタイプの方がフォールアクションでのバイトが取り易いからです。
またスピニングリールと比較して構造上ベイトリールの方が巻き上げ力が高く、ロッドの力だけでなくリールの巻き上げ力のみでも魚を寄せることが出来易い為、この点もベイトタックルの方が向いている理由となります。
曲げる事を想定したロッドを選ぶ
マグロ類は通常の魚と比較しても持久力が高い為、ヒットしてからキャッチまで短期決戦ではなく、長時間のファイトとなることが大半です。
この際、張りの強いロッドを選ぶとファイト時にアングラーへの負荷が強くなり、身体が持たなくなります。
強くても良く曲がるロッドであれば、魚の引きをロッドがしっかりと吸収してくれ、ファイトも大分楽になるのでしっかりと曲がるロッドがおすすめです。
グリップは長いロッドがおすすめ
これも長時間ファイトを想定した仕様になりますが、長時間ファイトの場合、常時脇抱えでのロッド保持では体力の消耗が激しい為、時にはグリップエンドを下腹部に当てたファイトの必要性が出てきます。
この際、グリップが短いと腰当てファイトが非常にし難く、逆に辛くなってしまうこともあります。
ですからマグロロッドを選ぶ場合には、個人の体格に合わせてある程度グリップ長の長いものがおすすめです。
パワーは強いロッドがおすすめ
先程、良く曲がるロッドをおすすめしましたが、曲がるからと言ってペタンペタンのパワー不足のロッドを選ぶことはおすすめできません。
柔らかいロッドの場合でも、ラインとロッドを一直線にしたいわゆる「ストレートファイト」で対応が可能ですが、ロッドでの遊びが無い分、慣れない方がやると高確率でバレる原因になります。
ですからなるべくは良く曲がりながらもロッドの力で充分マグロをリフト出来るパワーのあるロッドをおすすめします。
安いマグロジギングロッドおすすめ6選
【シマノ】
グラップラーBBタイプJ(B56-6)
シマノのエントリーモデルのベイトタイプのジギングロッドです。
2円以下の非常に安価な価格帯にも関わらず、クラスを超えた性能があり、リフト力、粘り強さ、扱い易さのどれを取ってもこの価格帯のロッドとしては最高峰です。
20㎏程のマグロに対応出来、近年流行りのトンボジギングはもちろん、キハダジギングにもマッチします。
【シマノ】
グラップラータイプJ(B56-7)
グラップラーBBの兄弟機種でワンランク上の価格帯です。
シャープな使い心地を始め、非常に強い粘り、リフトパワーはある程度大型のマグロ類にも最適です。
正直、この価格帯で同性能のロッドは見渡しても殆どないと思います。
30㎏以上のキハダマグロはもちろん、ディープエリアのカンパチジギングにも対応できる汎用性も兼ね備えています。
【メジャークラフト】
ジャイアントキリング5G(GK5-B60H)
エントリーモデルの価格帯の多いメジャークラフトですが、中でもこのジャイアントキリングシリーズはオフショアでの大型魚をターゲットとしてチューンされているシリーズで、この価格帯の中では粘り強さ、パワーと非常に優秀なロッドです。
20㎏クラスまでのマグロ類に最適なシリーズで、その他にもカンパチ、ヒラマサゲームなどにも対応可能です。
【ダイワ】
ヴァデル(J60MHB)
ダイワのエントリーモデルで充分なパワーと基本性能、手に入れ易い価格帯などマグロジギングを始めたい方には最適な一本です。
安いながらもダイワのロッドの特徴が感じられ、しっかりと魚をキャッチすることが出来ます。
10㎏クラスの比較的小型のマグロジギングや青物ジギングに最適な一本です。
【ダイワ】
アウトレイジBR(J60B-4)
ダイワのエントリーミドルクラスのジギングロッドで良く曲がり、且つパワーのあるしなやかなブランク性能はダイワの優れたロッド製造技術が感じられます。
曲げれば曲げる程ロッドが仕事をする為、アングラーへの負担も比較的少なく済みます。
15㎏以下のマグロ類に最適なモデルで、トンジギを始め、ブリ等の大型青物にもマッチします。
【テンリュウ】
ジグザムワイルドマーク(JWM5101B-5)
国内ロッドメーカーのテンリュウのジギングロッドシリーズで、中でもこのモデルは3万円程の価格帯で、非常に粘り強いロッドになっています。
安価なマグロジギングロッドの中では、とびぬけて粘りが強く、強烈なマグロの引きにもしっかり対応することが出来ます。
これ一本で20㎏クラスのマグロ類やカンパチ、ヒラマサと多くの魚種をターゲットに出来ます。
まとめ
安いマグロジギングロッドと言っても通常のエントリーモデルのジギングロッドと比較すると高価と感じる方も多いと思います。
しかし相手はマグロ。
エントリーモデルと言ってもロッドの性能も上げなくてはファイト中にポキッと折れてしまうことはザラです。
ぜひ高性能で安いロッドを見つけて思い出に残る一匹を釣り上げて下さい。
安いマグロジギングロッドの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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