近年人気急上昇中のトンジギは、ビンチョウマグロを近海で釣ることができる魅力的な釣りです。
釣り人憧れのターゲットであるマグロを狙う釣りの中では比較的敷居が低いので、オフショアの釣りに慣れない方でもエントリーしやすい釣りです。
ビンチョウマグロはもちろん、キハダマグロやカツオなどが釣れることもありお土産にも期待できます。
ビンチョウマグロは回転ずし寿司ネタとしても有名で、さまざまな食べ方ができるのでぜひ美味しく持ち帰りたいものです。
そんな時に欠かせないのがクーラーボックス。
ですが、大きいと30kgを超えるビンチョウマグロを入れるのにはどのようなクーラーボックスを選べばいいかわからない方も多いことでしょう。
そこで今回はトンジギ用のクーラーボックスについて解説します。
トンジギ用クーラーボックスのサイズなどの選び方やおすすめについてご紹介しますので、クーラーボックス選びの参考にしてみて下さい。
- 元釣具屋店長
- 釣り歴16年
2020年まで大手釣具店で13年間勤務。 ソルトフィッシングがメインで釣り歴は16年程です。 職業柄、主要な釣りは一通り経験をしてきました。
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目次
トンジギ用クーラーボックスの選び方
サイズ
まず、トンジギ用のクーラーボックスとして必要なのはビンチョウマグロを入れることができるサイズです。
アベレージサイズは5～10kgくらいのことが多いですが、20kg、30kgのビンチョウマグロが釣れることもあります。
10kgで1m近くのサイズになるので、そのような大きな魚を入れるためには容量の大きなクーラーボックスを選ばなければなりません。
また、容量だけでなく形状も大事です。
魚を入れやすい横長の形状をしたクーラーボックスを選びましょう。
10kg以下の小型やカツオなどの場合、最低でも50ℓ以上のものを選びましょう。
大型狙いなら70～100ℓくらいの容量がおすすめです。
それでも入らない場合しっぽを落としたり、頭を落す必要があります。
保冷力
クーラーボックスは使っている断熱材によって保冷力が変わります。
鮮度良く持ち帰るためには保冷力が高いモデルを選ぶことが重要です。
保冷力の高さによって価格も上がっていくので、保冷力と予算のバランスを見ながら選ぶといいでしょう。
最も安い素材が発泡スチロール素材で、次が発泡ウレタン素材です。
最も保冷力が高いのは真空パネルです。
真空パネルは上フタのみや、底と広い面の3面に使用しているものなどさまざまです。
価格に応じて選ぶといいでしょう。
トンジギのシーズンは寒い時期もおおいため、船宿から自宅までの移動だけを考えるのであれば極端に保冷力のあるものでなくてもいいでしょう。
遠征で長い道のりを持ち帰る場合には保冷力の高いもののほうが安心です。
また、用意する氷の量も少なくて済むでしょう。
内臓などを処理してクーラーボックスで魚を寝かせたい場合は保冷力のあるものだと、氷が溶けにくく魚が痛む心配も少ないです。
携帯性
魚を入れるだけなら大は小を兼ねるということで大きなものを選べばいいのですが、携帯性を考えるとそうはいきません。
車での釣行の場合、船から車、車から自宅に運ばなければなりません。
一人でも運べる最大サイズのものを選ぶといいでしょう。
キャスター付きのものであれば平坦な道のりの移動は楽になるでしょう。
保冷力の良いもの程、重量も増していきます。
価格、保冷力、重量のバランスを見ながらクーラーボックスを選びましょう。
トンジギ用クーラーボックスおすすめ6選
【ダイワ】
トランクマスターHD Ⅱ SU6000
大型の魚でも対応できる大容量のダイワのクーラーボックスです。
60ℓの6000シリーズは内寸85cmで10kg近いビンチョウマグロでもそのまま入れられます。
上フタは両開きでなのでどちらからでも開閉可能。
丸ごと取り外して洗えるので清潔に保つことができます。
大型の静音キャスターと側面ハンドルで一人での運搬も可能です。
SUは地面からの熱が伝わりにくい底面1面真空パネル仕様。
トンジギや青物釣り、遠征釣りなどにピッタリです。
【ダイワ】
ビッグトランクⅡ8000
ダイワの大容量クーラーボックスです。
内寸79.5cmで10kg弱のビンチョウマグロでもすっぽりと入ります。
500mlのペットボトルだと58本も入るのでキャンプやイベントなどにも最適。
高さもあるので体高のある魚でも使いやすいでしょう。
大型車輪付きで、一人での運搬も可能です。
上フタを除く5面に真空パネルを使用し保冷力も十分。
トンジギの他にも青物や遠征、金目などの深海釣りにピッタリです。
【シマノ】
スペーザホエール リミテッド 65L
シマノのオフショアスタンダードクーラーボックスです。
堅牢なボディで大人が座っても壊れない十分な強度があります。
本体インナー部に抗菌剤を配合したプラスチックを使用し、清潔に使用できます。
3面一体型真空パネルと厚底設計で高い保冷力実現しています。
キャスターとスライド式のハンドルで持ち運びも便利です。
内寸84.5cmで10kg弱のビンチョウマグロならそのまま入るでしょう。
大型サイズのクーラーボックスには安心の閉じ込め防止構造を採用しています。
【シマノ】
スペーザ ホエール ベイシス 60L
シマノの横長タイプクーラーボックスの代表格です。
内寸79.1cmで斜めに入れれば90cmクラスの魚でも入れられます。
上に載っても座っても問題のない堅牢なボディで安心。
インナー部分には抗菌剤入りのプラスチックを採用し清潔な状態を保てます。
大型キャスター付きで持ち運びも楽にできます。
【ダイワ】
トランク大将Ⅲ SU5000X
ダイワのロングボディタイプのクーラーボックスです。
内寸73cmで小型のビンチョウマグロやカツオなどに対応可能です。
フタは両開きで使い勝手がよく、取り外しも可能で洗うのも楽です。
SUクラスは真空パネルを1面使用し、高い断熱性を確保。
サイズはやや小さめですが軽量で、キャスター付きなので持ち運びも楽です。
【igloo】
マックスコールド 165QT
レジャークーラーとしても人気のiglooの大型クーラーボックスです。
ハイエンドクラスのマックスコールドシリーズで、地面からの熱を伝えにくいクールライザー構造やウルトラサーモ断熱材を採用し高い保冷力を誇ります。
156Lの容量で内寸は96.5cmあるので大型の魚も楽々で入れられます。
大漁でも安心の大容量がトンジギにおすすめです。
まとめ
今回はトンジギ用のクーラーボックスについて解説しました。
大型のターゲットの場合、クーラーボックス選びは迷うものです。
レジャーや災害時などにも役に立つので、1台大型のクーラーボックスがあると便利です。
今回の記事を参考にクーラーボックスを選んでみて下さい。
トンジギ用クーラーボックスの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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