タモジョイントの固着解消&防止方法!ランディングシャフトの外し方!

タモ枠を折りたたみ、ランディングツールをコンパクトに持ち運ぶのに必要なタモジョイント。

タモジョイントは金属でできていることが多く、錆が発生し、ランディングシャフトに固着する場合があります。

固着した場合にはメーカーで外してもらうことも可能ですが、料金がかかるため、自ら外す方法についても要チェックです。

そこで今回は、タモジョイントの固着解消・防止方法について解説します。

固着を解消するのに効果的なアイテムを紹介するので、ぜひご参考にしてください。

山下洋太
執筆者
  • 釣り歴18年
  • 年間釣行300日超え
  • 調理師資格あり

三浦半島、真鶴半島、伊豆半島の地磯がメインフィールド。ターゲットは主にロックフィッシュで、アカハタやオオモンハタ、メバルを狙っています。家の近くにも海があり、時間があまりない日は近所でシーバス釣りやチニング、アジングなどを楽しんでいます。また調理師資格を持っており、釣り魚を使った料理も得意です。

タモジョイントの固着の外し方・治し方は?

塩分除去ムースを噴霧する

塩分を除去し、塩がみを解消するために効果的な塩分除去ムースを噴霧すると、固着を解消できる場合があります。

タモジョイントのネジ部が綺麗に洗浄できておらず、タモジョイント周辺に塩が付着している場合に塩分除去ムースが効果的。

使い方としては、ネジ部に浸透するように、吹きかけて数分放置し、タモジョイントが外れるかチェックします。

何度か吹きかけても外せない場合には、ほかの方法で外すことを検討しましょう。

防錆潤滑スプレーを使用する

タモジョイント周辺に錆が発生している場合には、防錆潤滑スプレーを使用して、錆を落として固着を解消するのが効果的です。

使い方はネジ部に浸透するように、タモジョイントに防錆潤滑スプレーを吹きかけるだけ。

固着がひどい場合には、繰り返し何度もスプレーを吹きかけて、時間をかけて様子を見ます。

防錆潤滑スプレーは塩がみに対する効果はかなり低いと考えられるので、塩がみが考えられるときには不向き。

あくまでも錆を解消させる方法として使用しましょう。

マリーン用潤滑剤を使用する

塩分除去ムースや防錆潤滑剤で固着を解消できない場合には、マリーン用浸透潤滑剤を使用するのがおすすめ。

マリーン用潤滑剤とは、船体の金属パーツに使用して、防錆・防湿・潤滑性能を発揮するアイテムです。

使い方はほかのアイテムと同じで、吹きかけてネジ部に浸透させて、少しの間放置し、固着が解消しているかチェックします。

ゆっくりと時間をかけながら、1日ほど吹きかけては固着が解消しているかを確認しましょう。

どうしても固着を解消できないときはメーカーに頼る

上記の方法でどうしても固着を解消できない場合には、メーカーに送って、固着を解消してもらう方法もあります。

ただし、メーカーに送った場合には、修理料金が発生するため、事前に金額を確認しておくのがおすすめです。

メーカーに送ると、固着を解消できる可能性が高くなるだけでなく、固着を解消する手間も省けます。

また、固着を解消するときに発生したパーツの破損にも対応してくれる場合もあり、何かと便利です。

直接メーカーに依頼するか、釣具店を経由して依頼するかの2パターンがあるのでチェックしておきましょう。

タモジョイントの固着防止する方法は?

外して洗浄する

タモジョイントの固着を防止するためにもっとも効果的なのが、シャフトから取り外してネジ部をよく洗浄することです。

ネジ部をしっかりと洗浄できていれば、タモジョイントを数年使用しても固着するトラブルはほとんど発生しません。

ただし、遠征釣行のときには注意が必要で、車での移動中にタモジョイントが固着してしまう可能性があります。

そのため、通常の釣行でももちろんですが、遠征釣行でもなるべく早めに洗浄することも重要。

ペットボトルに水を入れて持ち運び、釣り終了後にタモジョイントを取り外して洗浄しておきましょう。

外して保管する

長期保管するときには、タモジョイント、ランディングシャフト、タモ枠をすべてバラバラにして保管するのがおすすめ。

各パーツを装着したままにしておくと、しっかりと洗浄していても錆が発生して、固着してしまう場合があります。

外しておけば、長期間使用していなくても固着する可能性はゼロで、次回使用するときにも安心です。

また、取り外して保管することで、洗浄後にしっかりと乾燥でき、タモジョイント自体を末長く使用できます。

注油する

ランディングツールを使用してときには、タモジョイント、ランディングシャフト、タモ枠の各ネジ部を注油するのも重要。

注油をすることで塩がみや錆が発生するのを防ぎ、固着を防止できるようになります。

オイルの種類に関しては、リールに使用するオイルでも十分に対応可能です。

また、オイルのなかには金属の表面に被膜を発生して、腐食や錆を防止できるタイプもあるのでチェックしておきましょう。

タモジョイントの固着解消&防止方法3選

呉工業 KURE CRC 6-66

主成分 鉱物油、防錆剤、石油系溶剤
内容量 315ml
船舶用の潤滑剤でタモジョイントの固着防止にもおすすめ

船舶の金属パーツに使用する潤滑剤で、金属表面に薄く強固な被膜を作り、腐食や錆を防止できるおすすめの商品。

金属表面などに付着した水分や湿気を強力に除去する性能にも長けています。

噴霧すると、防錆・防湿・潤滑性能を発揮し、タモジョイントを長持ちできるのも特徴。

固着を解除するのにも効果的で、持っておくとさまざまな場面で役立ちます。

製品サイズ 164×Φ66mm
重量 330g
消防法分類 第3石油類、危険等級Ⅲ

呉工業 KURE CRC 5-56

主成分 鉱物油、防錆剤、石油系溶剤
内容量 320ml
錆を落としたいときに効果的

タモジョイントに錆が付着して、固着してしまったときに使用したいおすすめの商品。

あらゆる金属パーツに使用でき、防錆・潤滑・清浄・防湿効果を発揮するのが特徴です。

浸透力が高く、金属表面の水分と置換することで薄い被膜を作り出し、潤滑性と防錆性を発揮します。

釣具以外にも使用でき、さまざまな場面で重宝すること間違いありません。

製品サイズ 163×Φ66mm
重量 340g
消防法分類 第3石油類、危険等級Ⅲ

リアルメソッド ソルトウォッシュムース

主成分 -
内容量 180ml
塩分や汚れを浮かす便利なムース

釣具のポイントを運営するタカミヤのオリジナルブランドのリアルメソッドからリリースされているムース。

塩分や汚れを浮かす特徴があり、水で流すことでしっかりと洗い流せます。

固着したときはもちろん、固着していないときにネジ部に使用するのもおすすめ。

他の釣具にも使用でき、持っておくと重宝します。

製品サイズ -
重量 -
消防法分類 -

まとめ

今回は、タモジョイントの固着解消&防止方法について解説しました。

ランディングツールは使用後に洗浄しないと、タモジョイントなどのネジ部が固着する可能性があります。

しっかりと洗浄し、まずは固着するトラブルを防止しましょう。