タイラバゲームはフォールと巻きを繰り返す釣りなのでラインの選択が非常に重要です。
伸縮性が無く強度が強い事が条件となるのですがこれに当てはまるのはPEラインです。
ラインを選ぶ際、皆様が最も迷うのは何号の太さ(号数)をどれだけの長さ巻けば良いのかだと思います。
そこで今回は、そんな疑問を解決し種類豊富なPEラインの中から自分の釣りにピッタリのラインが選択できるよう解説したいと思います。
また、タイラバにおすすめのPEラインについても記載しますので皆様の参考になれば幸いです。
- 釣り歴20年
- 釣り大会の出場経験あり
静岡県在住。 小学生のころ、父とサビキ釣りをきっかけに釣りに熱中するようになりました。 ルアー釣りがメインですが、餌での上物釣りや底物釣りまで幅広いジャンルを楽しんでいます。 魚は釣るのも食うのも大好きで釣りバカ人生まっしぐらです。 釣り方や魚への拘りが強く数釣りよりも理想の釣りを求めています。 現在の目標はイシダイ70㎝オーバーです。 離島まで足を運んでもなかなか出会えない王者の魅力に憑りつかれてしまいました。
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目次
- 1 タイラバ用ラインはPEラインが良い理由
- 2 タイラバ向けPEラインの太さ(号数)等の選び方
- 3 タイラバでPEラインを交換する間隔
- 4 タイラバ用PEラインおすすめ16選
- 4.1 【よつあみ】エックスブレイド オードラゴンX4(高比重PEライン)
- 4.2 【よつあみ】XBRAID SUPER JIGMAN X4
- 4.3 【よつあみ】XBRAID SUPER JIGMAN X8
- 4.4 【シマノ】PEライン 炎月 G5(高比重PEライン)
- 4.5 【サンライン】SIGLON PE×4
- 4.6 【サンライン】SIGLON PE×8
- 4.7 【ゴーセン】ROOTS PE×4
- 4.8 【ゴーセン】ROOTS PE×8
- 4.9 【ダイワ】UVF PEデュラセンサー×4+Si²
- 4.10 【ダイワ】UVF 紅牙 デュラセンサー×8+Si2
- 4.11 【デュエル】HARDCORE X4プロ
- 4.12 【デュエル】HARDCORE X8
- 4.13 【クレハ】シーガー PE X8
- 4.14 【ラパラ】PEライン ラピノヴァX
- 4.15 【バリバス】VARIVAS 8 マーキング
- 4.16 【メジャークラフト】弾丸 BRAID X8
- 5 タイラバのショックリーダーの長さや太さ(号数)の目安
- 6 まとめ
タイラバ用ラインはPEラインが良い理由
PEライン最大の特徴は伸縮性が低く感度が高いため魚の反応やタイラバの動きがダイレクトに伝わる事です。
着底や潮の流れを読み取って狙ったレンジを外さないことが釣果に繋がるタイラバにはベストマッチなラインなのです。
また、同じ号数で比較した場合、ナイロンの約2倍の強度を持つためラインを半分程度の太さにすることが出来ます。
潮の流れをもろに受け、ディープエリアの攻略も必要なタイラバにとって抵抗が少なくなる細いラインの使用は必須条件なのです。
PEラインの使用によって海中の様子が手に取るように判り、潮の影響も最小限に抑えることが出来るのでストレスない釣りが可能となるのです。
タイラバ向けPEラインの太さ(号数)等の選び方
太さ(号数/強度)の選び方
お勧めの太さ(号数/強度)
ライン選びで真っ先に考えるのが自分の釣りに適した太さ(号数/強度)だと思います。
一般的にタイラバで使用されるPEラインの太さは0.6~1.5号で、最も多く使用されているのは0.8~1.0号です。
80cmオーバーの大型真鯛がHITしてもしっかりやり取り出来れば0.8号で十分です。
キャストも織り交ぜ広範囲を探る釣りスタイルの方は0.8号、初心者の方は1.0号をお勧めします。
状況に応じた選択
狙うポイントのシチュエーションや真鯛以外にどんな魚がHITする可能性があるのかもラインの太さ選びに関わってきます。
PEライン欠点は根ズレに弱い事ですからボトムが起伏の激しい岩礁地帯の場合は1.0~1.2号をお勧めします。
ブリ、ヒラマサのような青物やクエ、マハタのような大型の根魚が潜んでいるポイントでは1.2~1.5号まで上げておいた方が無難です。
太いラインはラインブレイクを防いでくれますがその分、潮の影響をモロに受けるので操作性が悪くなります。
操作性を殺さないギリギリの太さを選択する難しさもタイラバゲームの醍醐味です。
このように1つの太さで全ての釣りはカバーできないので釣り場の特徴をしっかり掴んで使い分けることが大事なのです。
巻く長さの選び方
リールに巻くライン長さは釣りをするポイントの水深の2倍が基本となります。
タイラバの場合、水深100m以内のポイントがほとんどですから200m巻いておけば間違いありません。
ディープエリアを攻略する際は潮によってラインが流させることも考慮して300m巻いておけば安心です。
また、ドテラ流しでの釣りがメインの方は通常と違って斜めにラインが出て行きますので300m巻いておけば安心です。
ラインブレイクや根が掛かりでラインをロストすることがありますから余裕を持った巻き量をお勧めします。
色(カラー)の選び方
カラーに関してはさほど気にすることが無く自分が見やすいカラーを選択して下さい。
PEラインはホワイト、グリーンのような単色と一定間隔でラインの色が変わるものの2種類に大別されます。
価格が安いのは前者ですが魚の居るレンジを意識して攻略するタイラバにおいては後者をお勧めします。
どれだけラインを出して巻き取ったのか一目で判りますから非常に便利です。
ただし、カウンター付きのリールを使用している方は価格を抑えることが出来る単色カラーをお勧めします。
撚り糸の数の選び方
PEラインは原糸を編み込んで作られているので4本撚りや8本撚りのような表記がされています。
同じ号数で比較すると4本撚りより8本撚りの方が細い原糸で作られているのです。
細い原糸で作られたPEラインはガイドを通る感触が滑らかになり糸な鳴りが軽減されます。
タイラバは感度重視の釣りですから出来る限りラインノイズを減らす必要があるので8本撚りがお勧めです。
ただし、PEラインの扱いに慣れていない初心者の方や根ズレの多いポイントでは敢えて4本撚りの選択もお勧めします。
種類(従来型PEライン/高比重PEライン)
PEラインを語る際に必ずと言って良い程、話に持ちあがるのが比重についてです。
具体的な数字で表すと海水の比重は約1.025、PEの比重は0.97ですから水に沈みにくい事が判ります。
現在販売されているPEラインは従来型PEラインと高比重PEラインに分けられます。
タイラバにおいては縦の釣りが基本となりますから高比重PEラインの方が使いやすいのは事実です。
しかし、100g以上のタイラバを使用する場合は従来型PEラインでも問題ありません。
高比重PEラインの特徴が生かせるのは100g以下のタイラバを使用する場合や糸を払い出すドテラ流しの釣りです。
自分のタックルや釣り方に応じて選ぶのが正解であり高比重でないと使えないわけではありません。
タイラバでPEラインを交換する間隔
PEラインは耐久性が高いのでナイロンラインのようにすぐに劣化することはありません。
釣りの頻度や道具の保管状況によって差は出ますが半年から1年での交換をお勧めします。
どうしても致命的な劣化によるチャンスロスが気になる方はシーズンごとか半年ごとに交換しておけば安心です。
見た目では劣化が判断しにくいのですが長く使用すると毛羽立ちが発生しますのでこのタイミングを交換の目安にしても構いません。
タイラバ用PEラインおすすめ16選
【よつあみ】
エックスブレイド オードラゴンX4(高比重PEライン)
特殊マイクロフッ素繊維の周りに超高強度PEを高密度に編み込んだ4本撚りのPEラインです。
カラーは単色マーキングシステムと5カラードがラインナップされています。
比重1.40と海水より比重が大きいので沈下速度が速くドテラ流しでも糸が浮き上がることがありません。
スレにも強く感度抜群でラインスラッグも少ないためボトムの感触がしっかり手元に伝わります。
【よつあみ】
XBRAID SUPER JIGMAN X4
よつあみの技術を惜しげもなく投入したコスパ最高の4本撚りのPEラインです。
カラーは10mごとに変化する5色のマルチカラーがラインナップされています。
圧倒的安定強力を約束する独自技術WX組工法で作られているので信頼性も抜群です。
パリッとした張りがありダイレクトな操作感が味わえるのでタイラバゲームにピッタリのラインです。
【よつあみ】
XBRAID SUPER JIGMAN X8
曇天でも視界性抜群でスムーズなライン捌きが体感できる8本撚りのPEラインです。
カラーは10mごとに変化する5色のマルチカラーがラインナップされています。
耐久力抜群で結束強度が落ちにくいため長時間の釣りでも安心して使用できます。
ピンとした張りがある割に柔軟性もしっかり確保されているので非常に使いやすいラインです。
【シマノ】
PEライン 炎月 G5(高比重PEライン)
G-CROSS工法で作られた高比重フッ素繊維に4本のPE原糸を編み込んだ4本撚りのPEラインです。
カラーは10mピッチで変化する5色に1mピッチでマーキングされています。
1.36の高比重が特徴のPEラインで糸のフワつきを感じさせない釣りが体感できます。
速い潮の流れの中でも糸ふけが出にくく水中に馴染みやすいラインですから底取りが非常に簡単です。
【サンライン】
SIGLON PE×4
見やすい鮮明なカラーと色落ちを抑えた耐久性抜群の4本撚りのPEラインです。
カラーはライトグリーン単色と10mごとに変化する5色のマルチカラーがラインナップされています。
扱いやすくコスパも最高なPEラインですからマメにライン交換したい人にはお勧めです。
感度が高く超強力特性により明確なアタリが手元に伝わりパワフルなファイトが楽しめます。
【サンライン】
SIGLON PE×8
ミクロピッチ製法で丁寧に編み込んだ滑らかさが特徴の8本撚りPEラインです。
カラーはライトグリーン単色と10mごとに変化する5色のマルチカラーがラインナップされています。
バランス良い真円構造によりガイド通過時の嫌なノイズを極限まで低下させています。
糸鳴りも少ないので縦の釣りだけでなく広範囲を探るキャステイングにも最適です。
【ゴーセン】
ROOTS PE×4
日本国内のゴーセン自社工場で作られた安心クオリティの4本撚りPEラインです。
カラーはライトグリーン単色と10mごとに変化する5色のマルチカラーがラインナップされています。
選び抜かれた高強力ポリエチレン原糸は感度、強度、耐久性ともに抜群です。
適度なハリとコシが特徴で操作性も抜群ですから違和感なく魚にアピールすることが可能です。
【ゴーセン】
ROOTS PE×8
ガイド通過時のノイズが少なく糸鳴りも気にならない8本撚りPEラインです。
カラーはライトグリーン単色と10mごとに変化する5色のマルチカラーがラインナップされています。
高強力ポリエチレン原糸を使用しているので強度、感度、耐摩耗、耐久性ともに抜群です。
着底の感触や潮の変化もしっかり手元に伝わるので状況を想像しながら魚を誘いだすことが可能です。
【ダイワ】
UVF PEデュラセンサー×4+Si²
密に編み込まれた4本撚りPEラインはラインとしてのクオリティが高くトラブルが少ないのが特徴です。
カラーはコーラルレッド単色と10mごとに変化する5色のマルチカラーがラインナップされています。
ダイワ独自の特殊繊維加工により直線強力が10%UPしているので思い切ったファイトも可能です。
4本撚りとは思えないしなやかさと糸鳴りの軽減はストレス無い釣りが楽しめます。
【ダイワ】
UVF 紅牙 デュラセンサー×8+Si2
新原糸TOUGH PE採用により耐摩耗性を300%向上させた8本撚りPEラインです。
カラーはこだわりの5カラーで視認性の良いダブルマーキングが施されています。
最近流行のディープエリア攻略も視野に入れて400mもラインナップされています。
ある程度の硬さが確保されているので感度も抜群ですし直進性に優れ糸ふけも気になりません。
【デュエル】
HARDCORE X4プロ
原糸に世界的ブランド東洋紡の超強力ポリエチレン繊維を使用した4本撚りPEラインです。
カラーはイエロー単色と10mごとに変化する5色のマルチカラーがラインナップされています。
PEとは思えないハリとコシが特徴的で潮の流れが速い場所でも糸ふけを軽減できます。
一般的なPEラインと比較して伸縮性が半分しかありませんから感度抜群です。
【デュエル】
HARDCORE X8
マイクロピッチブレイデッド加工(8本組)によって作られた8本撚りPEラインです。
カラーはシルバー、ミルキーブルー単色と10mごとに変化する5色のマルチカラーがラインナップされています。
滑らかでソフトなラインですからノットを組んだ時に結束強度が出やすいのが特徴です。
強度、感度、耐久性のバランスが良く安心して使用できるラインです。
【クレハ】
シーガー PE X8
超強力ポリエチレン繊維(イザナス)を密に編み込んで作られた8本撚りのPEラインです。
10m毎にカラーが異なるマルチカラーを採用しているのでカウンターが付いていないリールでもHITレンジを再度、狙う事が出来ます。
PEラインの中でも伸びが少ないので感度が高く、ディープエリアのドテラ流しにも最適です。
【ラパラ】
PEライン ラピノヴァX
10m毎に視界性の良い5色のカラーを塗り分けしてある4本撚りのPEラインです。
1m、5mの部分にもマーキングが施されているので目でラインを見ながら正確な等速巻きが楽しめます。
また、感度が高いので軽いタイラバを使用してもしっかり動きを感じ取る事が出来ます。
コストパフォーマンスに優れているので定期的にラインを巻き替える神経質な方におすすめの商品です。
【バリバス】
VARIVAS 8 マーキング
編み込みの密度が高く、直線強度に優れた8本撚りのPEラインで大鯛とも安心してファイトする事が出来ます。
耐久性も高く色落ちや毛羽立ちが発生しにくいので釣行回数少ない方でしたらワンシーズン使用しても問題ありません。
また、伸びが少ないので感度が高く僅かな潮の変化もしっかり手元に伝えてくれる商品です。
【メジャークラフト】
弾丸 BRAID X8
日本製のPEラインですが手に取りやすい価格で販売されており初心者にもおすすめのラインです。
新設計の編み込み方法で8本の原糸を密編みしているので伸度が低く、感度に優れているのが特徴です。
また、適度なハリを持たせてあるので、ベイトロッド特有のガイドからラインが垂れ下がる事による絡みも軽減出来ます。
タイラバのショックリーダーの長さや太さ(号数)の目安
ショックリーダーの長さは5m(3ヒロ)が基本でラインを巻いたときにリールの中まで入り込みますが気にする必要はありません。
結束部がガイドを通過しますがキャストする釣りでは無いですし釣りをしている時はラインが出た状態なので問題ないのです。
ショックリーダーの太さに関しては道糸で使用するPEラインと同程度のものを使用します。
ラインブレイクの際は結び目かリーダーが切れるようにセッティングするのが基本なのです。
0.8~1号のPEラインを使用する場合は16lbのショックリーダーと組み合わせるとバランスが取れます。
まとめ
手軽に大物真鯛が狙えるタイラバにおいて最も重要なのは海中の状態を体で感じ取る事です。
その為には感度抜群で強度が強いPEラインを使いこなすことが必須条件となります。
ギリギリのラインセッティングでスリルを味わうのも、太いタックルで夢を追うのも自由です。
自分にピッタリのラインシステムを見つけ出してタイラバゲームをお楽しみください。
タイラバのPEラインの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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