泳がせ釣りでは生きた小魚を使うため、釣っている間キープした小魚を活かしておく必要がありますよね。
魚をバケツやバッカンの中でキープするには酸素が必須なので、エアーポンプがあると便利です。
釣り用のエアーポンプも売られていますが、持ち出して使うことや、しっかり酸素を送り出すために、用途に応じて選ぶ必要があります。
そこで今回は、泳がせ釣り用のエアーポンプについて、選び方やおすすめ商品をご紹介します。
- 釣り歴15年
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北国生まれのアマチュア釣り師。前職では量販店で釣り具の販売、企画も担当。釣った魚を調理して食べるのも大好きで、美味しい魚のためならフィールド問わずアクティブに挑戦します。
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泳がせ釣りでエアーポンプにこだわるメリット
泳がせ釣りでは、釣ったアジなどの小魚をキープしておいて、餌として使用しますよね。
スカリで海中に沈めてキープすることもできますが、スカリを上げ下げするたびに周囲の魚を警戒させてしまうデメリットがあります。
立地的にスカリを沈ませるのが難しいシーンもありますし、バケツやバッカンに魚をキープしておくのがおすすめです。
エアーポンプがあればキープしている間も酸素を送りこめるので、長時間キープが可能になります。
泳がせ釣りでは餌になる小魚の活きも重要なので、弱らせずにキープできるのもメリットでしょう。
電源内蔵のポータブルのエアーポンプであれば、バッカンのポケットなどに入れられるので、移動時も邪魔にならないのも便利です。
泳がせ釣り用エアーポンプの選び方
熱帯魚の飼育などでエアーポンプを使ったことがある方も多いと思いますが、釣り用のエアーポンプは少し選び方が違います。
専用品も多くあるので、その中から適したものを選べるようチェックするポイントを解説します。
動力のタイプ(充電式・乾電池)
釣り場では電源確保が難しいので、コンセントが必要ないポータブルのエアーポンプがおすすめです。
最も多いのが乾電池式で、電池のコストはかかりますが、電池切れしてもコンビニなどで確保しやすいメリットがあります。
最近は充電式も登場し、電池のコストはかかりませんが、充電忘れや寒い時期に上手く動かないリスクがあります。
スマホのモバイルバッテリーを使用する外部電源式もありますが、端子が水濡れに弱いので釣り用にはおすすめしません。
なお、車が横付けできる場所であれば、シガーソケットから電源を確保し、コンセント式のエアーポンプを使うことも可能です。
エアーの出力・稼働時間
エアーポンプには、空気を直接水に送り込むことよりも、気泡で水をかき回すことで酸素を送り込む出力が必要です。
このため、使用するバケツやバッカンのサイズに合わせて、エアーポンプの出力を選ぶ必要があります。
逆に、強すぎると魚が水流に巻き込まれて弱ってしまうこともあるので、できれば出力調整できるものを選んでおくと安心です。
たいていパッケージに送り出せるエアーの量が時間当たりで表示されているので、チェックしておくといいでしょう。
加えて出力調整ができるものの場合、出力当たりの連続稼働時間も表記されているので、釣っている間使い続けられるかもチェックしましょう。
セット内容(チューブやストーン)
エアーポンプは本体だけでなく、水中に空気を送るためのチューブと、空気を細かくするためのエアストーンが必要になります。
基本的にはセットになっていますが、付属していない場合や、チューブの長さが足りない場合もあるのでチェックしておくと安心です。
また逆流防止バルブも重要で、水がチューブからエアーポンプに侵入し故障するのを防いでくれるので、付属しているものがおすすめです。
もし付属していない場合や、チューブの長さが足りない場合などは、別途購入することも可能です。
国内メーカー品であれば、ほとんどのものが熱帯魚用の商品と互換性があるので、必要なものを買い足して使用しましょう。
本体のサイズ
持ち歩くことを考えると、携帯するときや設置するために本体のサイズも重要になります。
基本的にエアーポンプは出力に合わせてサイズが変わり、高出力のものは本体も大きいです。
出力重視で選ぶのもいいですが、活かしバッカンと呼ばれるものには、エアーポンプ取り付け用のポケットが付いている場合があります。
あまり大きいものはそのポケットに入らない場合もあるので注意しましょう。
泳がせ釣り用エアーポンプおすすめ8選
泳がせ釣りの生き餌キープに使用できる、おすすめのエアーポンプをピックアップしてご紹介します。
解説したポイントを踏まえて、使用シーンに合わせた扱いやすいものを選んでくださいね。
【ニッソー】
乾電池式 エアーポンプ(B-5)
超小型設計で携帯性抜群、価格もお手頃な乾電池式のエアーポンプです。
胸ポケットに入るほどコンパクトで軽量なので、バケツやバッカンのフチなどに引っかけて使用することもできます。
単三乾電池2本で20時間動作し、エアー量は毎分約0.5Lなので、小さめのバケツでキープしながら釣りをする場合におすすめです。
【ハピソン】
乾電池式エアーポンプW(YH-708B)
エアー量の強弱切り替え機能付きで、出力とバッテリー持ちを調整できる携帯式エアーポンプです。
強モードで毎分約1.0L、弱モードで毎分約0.45Lの出力調整ができるので、魚のキープ量や容器の容量に合わせて使用できます。
電源は単1乾電池2本で、弱モードであれば約150時間連続動作可能な省エネ設計も魅力です。
【プロマリン】
エアーポンプST(ANE006)
シンプルな設計で、エアー量を確保しながら価格を抑えた乾電池式エアーポンプです。
スイッチを入れてエアーを送り込む簡易的な作りですが、エアー量は1.5Lと、中型のアジ数匹を数時間活かすには十分な出力を得られます。
細かな機能は必要なく、泳がせ釣りに手ごろなエアーポンプが欲しい方におすすめです。
【ダイワ】
ジェットエアー 214
エアー量切り替え式で、重量も軽く使い勝手のいい乾電池式エアーポンプです。
エアー量は強モードで毎分約1.5L、弱モードで毎分約0.8Lと、泳がせ釣り以外にも様々なシーンに使用できるパワーがあります。
本体重量約190g(電池除く)と軽いので持ち運びの邪魔になりにくく、本体の明るい色は夜釣りで見失いにくいメリットもあります。
【ハピソン】
エアーポンプ 2300
最大毎分約2.3Lと大き目のバッカンでのキープにも対応する、乾電池式の携帯式エアーポンプです。
電子制御で安定した動作が可能で、動作ランプ付きなので、知らないうちに電源が切れて餌が全滅してしまうのも防げます。
スイッチもスライド式で操作しやすいので、寒い時期に手袋を付けたまま扱う場合にも操作しやすいでしょう。
【冨士灯器】
パワーポンプ(FP-3000)
最大毎分3Lのハイパワーで、本体の設計も釣り場での使用におすすめのエアーポンプです。
バッテリーも単一乾電池4本使用で、強で約24時間、弱(約1.5L/分)で約70時間と動作時間が長いのもうれしいポイントです。
本体もIPX6相当の生活防水設計なので、汚れた場合なども丸洗い可能になっています。
【ダイワ】
ジェットエアーアルファ V レッド
2WAY電源式で、環境に合わせて使用できる汎用性の高いエアーポンプです。
持ち歩いて使用する場合は単1形乾電池2本で動作し、車の周辺で釣りができる場合はシガーソケットから電源を取ることができます。
お店で生き餌を購入したときも、移動中に電池を消耗せず持ち運ぶことができますし、釣った魚を活かして持ち帰るときにもおすすめです。
【コトブキ】
充電式エアポンプ オキシー(OXY-1400)
機能的も充実し、エコで使い勝手にも優れた充電式エアーポンプです。
USB給電なので、スマホの充電器が付いていれば車での移動中も充電可能で、充電切れのリスクが少ない設計になっています。
操作パネルが光るので夜釣りでも使いやすく、水量50Lまで対応するパワーもありながら、バッテリーも最大24時間持つ長時間可動設計なのも便利です。
まとめ
泳がせ釣りは餌を元気に活かしておく必要があり、そのためにはエアーポンプは必須のアイテムです。
紹介したように種類も様々なので、コストや使用シーンに合わせながら、適したエアーポンプを選んでくださいね。
泳がせ釣り用エアーポンプの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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