バッカンはフィッシングシーンに多用途で使える便利なアイテムで、磯釣りでも様々な用途に使用されます。
餌を混ぜるためのバッカンは必須ですし、簡易生簀(ライブウェル)として使用したり、もちろんタックルボックスとしても使用できるでしょう。
では様々なバッカンがある中で、磯釣りに適したものはどう選ぶといいのでしょうか。
そこで今回は磯釣り用のバッカンについて、基本的な選び方や、おすすめ商品をご紹介します。
- 釣り歴15年
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北国生まれのアマチュア釣り師。前職では量販店で釣り具の販売、企画も担当。釣った魚を調理して食べるのも大好きで、美味しい魚のためならフィールド問わずアクティブに挑戦します。
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目次
- 1 磯釣りでバッカンにこだわるメリット
- 2 磯釣り用バッカンの選び方
- 3 磯釣り用バッカンおすすめ10選
- 3.1 【マルキュー】パワーバッカンセミハードTRVII
- 3.2 【オーナー】POマキエバッカン TYPE2 40cm
- 3.3 【サンライン】ハードバッカン 40cm(SB-232)
- 3.4 【シマノ】バッカンEX ハードタイプ(BK-114R)
- 3.5 【ダイワ】イソ バッカン 40
- 3.6 【イソギア】セミハードバッカン 36cm(KP-180)
- 3.7 【プロマリン】EVAハードバッカンDX ロッドスタンド付 36cm(AEH403-36)
- 3.8 【イソギア】キーパーバッカン 45cm(KMY-1502)
- 3.9 【シマノ】フィッシュバッカン リミテッドプロ ハードタイプ(BK-121R)
- 3.10 【ダイワ】トーナメント クールキーパーバッカン(FD45(A))
- 4 まとめ
磯釣りでバッカンにこだわるメリット
バッカンは広く釣りに使われるアイテムなので、安価なものや、ほかの釣りに使っているもので済ませる方も多いですよね。
では磯釣り用にバッカンをこだわって購入するには、どのようなメリットがあるのでしょうか。
磯場での使い勝手
磯は足元がごつごつしていて、安定している場所を探す方が難しいですよね。
そういった場所はバッカンと相性が悪く、適当なバッカンを使うと使い勝手が悪かったり、すぐにぼろぼろになってしまったりします。
しっかり磯場での使用に適したものを選ぶことで、使い勝手を改善し、長持ちさせてあげることも可能です。
荷物の携帯性
磯に入る場合は、釣りをすることだけでなく、移動をすることも考えて準備しなければいけません。
何度も往復すると大変ですし、他の釣り人の邪魔にもなりかねないので、なるべく荷物はまとめて持ち歩くことが重要でしょう。
バッカンはかさばるアイテムですし、収納や持ち歩きを考えて選ぶことで、準備や撤収も楽になります。
拡張してより便利に
バッカンは収納ボックスとしての使い道だけでなく、最近は拡張して使えるものも増えています。
例えばロッドホルダーを付けられるものなどもあり、竿のみならずタモを挿して置いたりと便利です。
必ずしもそういった道具が必要になるわけではありませんが、用途に応じて拡張できれば、より使い道の幅が広がるでしょう。
磯釣り用バッカンの選び方
では具体的に、磯釣り用にバッカンを購入する際は、どのような選び方が重要になるのでしょうか。
磯釣りで使う上での基本的なポイントから、少し意識したい機能についても解説します。
用途を定めて選ぶ
磯釣りにおいて、餌を練るためのバッカンは必須になりますが、それ以外にも様々な用途があります。
釣った魚を一時的にキープする生簀的な役割や、道具を入れるための用途に使用する場合もあるでしょう。
それぞれ求める機能などが違うので、それぞれの用途に合わせて選ぶようにしましょう。
特に生簀として使用する場合は、エアーポンプ取り付け用の穴が開いているなど、構造的な特性も重要になります。
ツールボックスとして使う場合も、外にも荷物が入れられるスリットや、小物ケースとのサイズの相性なども踏まえて選ぶといいでしょう。
なお、行き帰りは荷物を入れておいて、現地では荷物を出して生簀として使うような兼用を前提に選ぶもおすすめです。
ハード・セミハードタイプがおすすめ
バッカンは、その作りによってソフトタイプとハードタイプに分けられることが多いですが、磯釣り用にはハードタイプが安心です。
ソフトタイプは軽量で折りたためるメリットがありますが、その分素材に傷や破れが起こりやすく、磯場には適しません。
また、ソフトタイプは地面がフラットな場所でないと形が保ちにくいので、この点でもハードタイプの方が使い勝手がいいでしょう。
柔軟性がありつつ形を保ってくれるセミハードタイプも、ハードタイプ同様に使いやすいです。
可能であれば、硬い素材の底板が付いたものであれば、より磯での使い勝手が向上するので、可能な限り底板付を選ぶといいでしょう。
なお水汲みバッカンなど、常に置いておく必要がない用途に関しては、折り畳みでコンパクトになるソフトタイプが便利です。
サイズ(容量)
バッカンは、大きければ大きいほど便利ではありますが、磯釣りの場合、持ち運びも考えて最低限のサイズにするのがおすすめです。
ソフトタイプであれば畳んでまとめることもできますが、ハードタイプだとそのままのサイズで持ち歩くので、不要に大きいサイズはNGです。
餌入れ用としておすすめのサイズは40cm幅で、このサイズであれば携帯の邪魔にもならないですし、容量としても十分でしょう。
もちろんそこまでの容量がいらない場合は、必要に応じて一回り小さい30cm台のものを選んでもOKです。
活かしバッカンとして使う場合、磯でのターゲットはやや大きいので、もう一回り大きいサイズのほうがおすすめです。
磯釣り用バッカンおすすめ10選
上記したポイントを踏まえて、磯釣りにおすすめのバッカンをご紹介します。
幅広い用途を想定してピックアップしたので、ぜひチェックしてみてくださいね。
【マルキュー】
パワーバッカンセミハードTRVII
高い機能性から、プロからも評価の高いセミハードタイプのバッカンです。
前モデルで好評だった使い勝手はそのままに、塩ガミに強い太番手ファスナーや、高さのある底足グリップなど、より磯での使い勝手が向上しました。
また、サイドポケットを装備したことにより、小物の収納やごみのキープも可能になり、より便利なアイテムとなっています。
【オーナー】
POマキエバッカン TYPE2 40cm
EVAボディとハード底で軽さと堅牢さを兼ね備え、メンテナンス性にも優れたマキエバッカンです。
ドットボタンの多点設計によりフタの開放の自由度が高く、収納式ハンドルはトランクなどでの収納力を高めてくれます。
底の内側が洗いやすいよう加工されており、簡易ポケットや上蓋のメジャーなど細かい部分でも利便性を高めています。
【サンライン】
ハードバッカン 40cm(SB-232)
剛性感と耐久性に優れ、磯での使用にも適した、ハードタイプのバッカンです。
極厚のEVA素材を使用したことで多少の傷では破れることなく、本体がテーパー形状なので型崩れしにくい設計になっています。
拡張性などはありませんが、その分シンプルで使い勝手がよく、耐久性を重視して餌用バッカンが欲しい方におすすめの商品です。
【シマノ】
バッカンEX ハードタイプ(BK-114R)
シンプルながら基本的な機能を充実させた、ベーシックで決定版ともいえるハードタイプのバッカンです。
新型のガチットハンドルは重さを分散してくれるので持ち歩きやすく、かつ収納時も邪魔にならなず、利便性を向上させています。
また内部がフラットな構造なので荷物を収納しやすく、撒餌入れとしてもメンテナンス性に優れています。
【ダイワ】
イソ バッカン 40
お手頃価格ながら使い勝手の良さを重視した、磯用マキエバッカンです。
軽量で柔軟性の高い素材にステンレスフレームを仕込んだ構造で、軽さと型崩れのしにくさを両立しています。
底部は撒餌の掬いやすさや洗いやすさも重視した作りで、この価格にしてしっかり細部まで作りこまれている印象です。
【イソギア】
セミハードバッカン 36cm(KP-180)
一回り小さい36cmサイズで、価格も抑えながら磯での使用にしっかり対応したセミハードタイプのバッカンです。
塩ガミしにくい太番手ファスナーにフタを開放できる凹凸ボタン、軽量活自立性のいいEVA素材など、大手ブランド品にも劣らない作りになっています。
それでいてこの価格なので、安く使えるバッカンを探している方におすすめの商品と言えます。
【プロマリン】
EVAハードバッカンDX ロッドスタンド付 36cm(AEH403-36)
低価格ながら便利な装備品も標準装備した、コスパにも優れるハードバッカンです。
ハードEVA素材なので型崩れの心配がなく、ロッドスタンドも2本ついているので、竿やタモのキープにも便利です。
ロッドスタンドを取り付けられる商品は多いですが、2本標準装備でこの価格なら非常にコスパに優れていると言えます。
【イソギア】
キーパーバッカン 45cm(KMY-1502)
簡易生簀から撒餌練りまで、マルチに使えて機能性も高いキーパーバッカンです。
生簀としての使用を前提に、エアチューブを入れる空気穴やエアポンプホルダーも装備し、加えてロッドホルダーまで標準装備と充実しています。
もちろんマキエバッカンとして使っても差し支えないので、価格を考えても一つ持っておいて損のない商品と言えるでしょう。
【シマノ】
フィッシュバッカン リミテッドプロ ハードタイプ(BK-121R)
オールインワンの多機能な設計で、ひとつ持ち歩くと非常に便利なハードタイプのバッカンです。
基本的にはフィッシュバッカンとしての設計ですが、簡易ロッドホルダーなども装備され、使い勝手のいいバッカンになっています。
デザイン性にも優れていますし、防水性のショルダーベルトやネームシールなど、渡し船でありがたい作りもうれしいですね。
【ダイワ】
トーナメント クールキーパーバッカン(FD45(A))
保冷機能を備えた、いわゆるクールバッカンと言われるタイプのアイテムです。
簡易断熱設計で、夏場などの使用では撒餌の痛み防止になりますし、生簀として使用する場合も、水温の上昇を抑えられるメリットがあります。
取り外し可能なメッシュセパレーターなど機能性も抜群なので、夏場の磯釣りを楽しむ方にはぜひ用意してほしいアイテムです。
まとめ
磯釣りにバッカンは不可欠なアイテムで、紹介したように専用品も用意されているほどです。
使い勝手に関しては様々なので、コストや求める機能を見合わせて、お気に入りの磯釣り用バッカンを見付けてくださいね。
磯釣り用バッカンの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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