ワカサギ釣りは座った状態で楽しむ釣りなので、座るための道具も非常に重要で、マットのような敷物を用意するのも選択肢の一つです。
氷の上で使うことを考えると椅子は使い勝手が悪いシーンも少なくないため、氷上ワカサギ釣りでは防寒マットを愛用している方も多いです。
専用品も売られていますが、代用品も使用できるので、選択肢が多いのもメリットでしょう。
そこで今回はワカサギ釣り用のマットについて、選び方や代用品を含めたおすすめ商品をご紹介します。
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北国生まれのアマチュア釣り師。前職では量販店で釣り具の販売、企画も担当。釣った魚を調理して食べるのも大好きで、美味しい魚のためならフィールド問わずアクティブに挑戦します。
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ワカサギ釣りでマット（敷物）を使うメリット
ワカサギ釣りは決まった場所で座り続ける釣りなので、快適に座るための道具は必須です。
折り畳み椅子なども選択肢に入りますが、マットには具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。
椅子よりもバランスがとりやすい
長時間座る場合、椅子のほうが体への負担は少ないですが、氷の上で使用することを考えると、椅子は少々バランスが悪いです。
腰が高くなるので釣りにくい上に、氷上ワカサギ釣りでは脚が氷に刺さりこんでしまい、バランスが取れなくなることもあります。
マットであれば椅子に比べて安定感がありますし、多少凹凸がある場所でも使用できます。
寒さ対策
座るだけであればグラウンドシートでも問題ありませんが、ワカサギ釣りは寒い時期の釣りですし、冷たい地面の上に座れば寒さが伝わりますよね。
クッション性のマットなら断熱性もあるので、お尻から伝わる寒さを防ぐことができます。
折り畳みのアウトドアチェアなどは座面が薄めの素材が多く、冷気が伝わりやすいので、その点でもマットにメリットがありますね。
荷物の軽量化
防寒マットは主にスポンジ状の素材を使用しているので、軽量なものが多いです。
折りたたみ椅子は金属のフレームがあるため重いものも多いですが、マットなら移動するときも負担になりにくいでしょう。
特に複数人でワカサギ釣りに行く場合は荷物も多くなるので、より軽量なマットを選ぶのがおすすめです。
ワカサギ釣り用マットの選び方
具体的にどういったマットがワカサギ釣り用に適しているか、選び方のポイントを解説します。
ワカサギ釣り専用のマットは少なく、代用品を使うことも多いので、選び方を抑えて代用品もチェックしてみてくださいね。
クッションの厚み
クッションの厚みは座り心地だけでなく断熱性にも影響するので、ワカサギ釣り用のマットでは重視したいポイントです。
厚手のクッションは座り心地が良く、地面からの熱も遮ってくれますし、腰の位置が高くなるので長時間座るのにも適しています。
氷上ワカサギ釣りの場合は、地面の氷に凹凸があることも多いので、厚手でクッション性のあるものがおすすめです。
ただし、厚みがあるものは持ち歩くときにかさばるデメリットがあるので、駐車場から釣り場まで距離がある場合は邪魔になることもあります。
このため、秋口のボートや浮船での釣りなど、そこまで断熱性が必要ない場合は薄手でコンパクトになるものもおすすめです。
座面のサイズ
座面のサイズは商品によって様々なので、購入時にチェックしておきましょう。
座面の幅は広めのほうが座りやすそうに見えますが、厚手の素材の場合は沈み込んで安定感が悪いので、腰の幅に合わせて選ぶのがおすすめです。
もし座面を広く取りたい場合は、EVA素材などで出来た、沈みにくい硬めのマットを選ぶといいでしょう。
また前後幅も様々あり、寒い時期はあぐらをかいた時に足もクッションに乗せられるサイズがおすすめです。
収納サイズ（携帯性）
ワカサギ釣りは車を横付けできる釣りではないので、荷物はある程度まとめておく必要があります。
厚手のマットも折りたたむことはできますが、収納サイズは大き目で持ち歩きにくいものも多いです。
大きいと風も受けやすいので、ソリで運ぶ場合などは飛ばされないよう注意しましょう。
キャンプ用の座布団は収納サイズを重視したものも多いので、荷物を小さくまとめたいときにおすすめです。
キャンプ用座布団やヘラクッションで代用もおすすめ
ワカサギ釣り専用として売られているクッションは少ないので、気に入ったものが見つからないことも多いでしょう。
そんな時は、ヘラブナ用クッション（ヘラクッション）や、キャンプ用座布団などで代用するのもおすすめです。
ヘラクッションは釣り用として売られているので実用性も高いですし、携帯性なども考えられているので使い勝手もいいでしょう。
キャンプ用座布団は種類が豊富で、サイズや価格なども幅広く、細かくこだわって選びたい場合におすすめです。
ワカサギ釣り用マットおすすめ8選
上記したポイントを踏まえて、ワカサギ釣り用におすすめのマットをご紹介します。
時期や釣り場の環境に合わせて、使いやすいものを選んでくださいね。
【ささめ針】
ワカサギ鬼楽クッション（SAT79）
地面からの冷気が気になる氷上ワカサギ釣りにも対応する、シンプルで使い勝手のいいスポンジ製のマットです。
2cm厚の硬質スポンジなので地面からの冷気を遮断し、凹凸がある場所で長時間座っても快適な作りになっています。
折り畳みはできませんが、その分座面が広く、持ち運びハンドル付きで軽量なので携帯性も良好です。
【プロックス】
アウトドア畳 0.3畳（PX36403）
職人が手仕上げで作った、実用性も高いワカサギ釣り用のコンパクトな畳です。
本格的な畳と同じ作りを採用し、厚みもありしっかりしているので重をかけても安定感し、断熱性も高く氷上ワカサギ釣りにも適しています。
耐水性も高い作りになっているので水が染みてくることもなく、汚れた場合も丸洗い可能で、見た目だけじゃない実用性が魅力です。
【バンドック】
フォールディング ザブトン（BD-514）
コスパに優れ、畳めばコンパクトに持ち運べる、アウトドア用座布団です。
展開すると40×30cmと広い座面が確保でき、折りたためば30×9.5×3.5cmと非常にコンパクトで、持ち歩きの邪魔になりません。
ドーム船やボートでのワカサギ釣りなど、荷物をコンパクトにまとめたいシーンにおすすめです。
【キャプテンスタッグ】
インフレーティングザブトン（UB-3007）
ウレタンフォームとエアバッグの組み合わせで、携帯性と実用性を両立したアウトドア座布団です。
ウレタンのみのマットよりもクッション性と断熱性に長け、収納時は専用ケースに入れれば外径60×厚さ320mmと非常にコンパクトになります。
家族やグループで釣りに行く方など、複数のマットを持ち歩きたい方にもおすすめです。
【魚釣三昧】
段差クッション
ヘラブナ釣りやワカサギ釣り、ボートでの釣りなど様々なシーンに対応する折りたたみクッションです。
段差付きタイプなので楽な姿勢で座ることができ、必要に応じて上下団分離できるので、座り方の自由度も高い作りになっています。
Dカン付きなので、マット自体の落下防止はもちろん、竿の尻手ロープを固定するのにも便利です。
【ダイワ】
20クッションLT（C）
ワカサギ釣り用としての評価も高い、ヘラブナ釣り用のクッションマットです。
適度な厚みと柔軟性で座り心地がよく、2面設計なので、座面の高いクッション、展開して段差クッション、簡易背もたれなど使い方も幅広いです。
裏面は滑り止めになっているので、ボート釣りやドーム船での使用でも滑りにくく快適です。
【プロックス】
EM超段差クッション（PX813B）
こちらもヘラブナ釣り用のクッションで、楽な姿勢で座れる段差の大きいタイプです。
展開すると約13cmの段差があるので、腰に負担の少ないあぐらをかいた状態で座りやすく、脚への負担も少なくなります。
その分厚手で重さもあるため携帯性には劣りますが、快適性を重視したい方は検討する価値ありの商品です。
【TITIROBA】
ゲルクッション 特大 カバー付き（ZD-03-H）
少し変わり種ですがぜひチェックしてほしいのが、近年ワカサギ釣りで徐々に人気を集めているゲルクッションです。
高いクッション性があるので長時間座るのにも適していて、水濡れにも強く、カヤックフィッシングなどでの愛称者もいます。
断熱性はないので、氷上ワカサギ釣りの場合は別途熱を遮断できる素材と組み合わせて使うのがおすすめです。
まとめ
座って長時間釣ることの多いワカサギ釣りでは、座るためのアイテムも釣り具同様に重要なアイテムです。
マットなどの敷物には椅子にも勝るメリットがあるので、ぜひ適材適所使い分けて、快適な釣行を楽しんでくださいね。
ワカサギ釣り用マットの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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