スローにフォールで誘うスロージギングは狙える魚種も多く、また柔らかなロッドのアクションを最大限に使う為、体力のない方や女性の方にもおすすめの釣りです。
根魚からマグロまで幅広く楽しめるスロージギングの特徴や初めての方にとってよりわかり易くロッドの選び方を解説し、またコスパ最強のスロージギングロッドの人気のあるおすすめ品を安い順からご紹介していきます。
- 元釣具屋店員
- 釣り歴21年
- 大会出場経験あり
物心付いた頃から釣りを始め、基本的にルアーでターゲットとなる魚は、淡水、ソルトに関わらず狙っています。年間を通して釣れる魚を日々追って、長期連休時は遠征釣行も行っています。当面の目標は100㎏オーバーのクロマグロ、キングサーモンを釣り上げる事です。
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目次
- 1 スロージギングロッドの特徴とは?違いは何?
- 2 初心者や入門に適したスロージギングロッドの選び方
- 3 スロージギングロッドは折れる?扱いに注意!
- 4 コスパ最強のスロージギングロッドおすすめ13選(安い順)
- 4.1 【プロマリン】CBソルティボートSJ(662M)
- 4.2 【メジャークラフト】クロステージ(CRXJ-B63/4SJ)
- 4.3 【メジャークラフト】ジャイアントキリング(GXJ-B62M)
- 4.4 【シマノ】グラップラーBBタイプスローJ(B66-3)
- 4.5 【シマノ】グラップラータイプスローJ(B68-1)
- 4.6 【ダイワ】ブラストSJ(63B-2)
- 4.7 【ダイワ】キャタリナSJ(60B-3)
- 4.8 【パームス】メタルウィッチクエストアルファ(MTTC-631SF)
- 4.9 【パームス】メタルウィッチクエストアルファ(MTTC-685SF)
- 4.10 【テンリュウ】ホライゾンSL(HSL66B-ML)
- 4.11 【テンリュウ】ホライゾンSL(HSL-66B-MH)
- 4.12 【ヤマガブランクス】ギャラハド(623B)
- 4.13 【エバーグリーン】ポセイドンスロージャーカー(PSLJ- 603-6)
- 5 スロージギングロッドに代用できるロッド
- 6 まとめ
スロージギングロッドの特徴とは?違いは何?
通常のジギングロッドはどちらかと言えば張りが強く、ロッドの反発力を活かしてジグにアクションを加えますが、スロージギングは柔らかなアクションで主にフォールで食わせる為、柔らかいロッドが多いのが特徴です。
また細身で粘りのあるロッドが多く、魚とのファイトを存分に楽しめるのが、この釣りの最大の特徴と言えます。
バットからしっかりと曲がるアクションの為、重いジグを操作しても比較的アングラーへの負担が少なく、一日中シャクっても疲労感が少ないのも人気の理由の一つです。
初心者や入門に適したスロージギングロッドの選び方
初心者・入門にはスピニングとベイトロッドのどちらが最適?
スロージギングはフォールでのアタリを積極的に取って行く釣りの為、フリ―フォール時に特にアワセを入れやすいベイトタックルが扱い易いです。
またスピニングタックルと比較し、リールがロッドの上側に配置される為、重心点が高く、200g以上のヘビージグを操作しても疲労感が少なく、誰にでも扱い易いのもおすすめ出来る特徴の一つと言えます。
スロージギングを行う際、特に初心者の方には圧倒的にベイトタックルがおすすめです。
最適な長さの選び方
スロージギングを行うにあたってロッドの長さは重要です。
主にスロージギングはロッド全体を使ってジグにナチュラルなアクションを加える必要があります。
船の真下にジグを落とすバーチカルな釣りにおいては通常、5ft台のロッドを使用することが多いですが、スロージギングの場合は多少長い5ft後半から6ft後半までの長さのロッドをおすすめします。
長いロッドの方がテコの原理でアングラーに負担が掛かる為、体力に自信のない方はスロージギングのロッドの中でも多少短めのロッドを選択すれば安心です。
最適な硬さの選び方
スロージギングはジグにナチュラルなアクションを加える必要がある為、背負えるメタルジグにしては柔らかめのロッドを使用します。
ロッドの硬さについてはターゲット魚種によって異なりますが、以下の硬さを目安にして頂くとわかり易いと思います。
ML(ミディアムライト)、1~2オンスクラス…シーバス、鯛、浅場の根魚
M(ミディアム)、2オンスクラス…青物
MH(ミディアムヘビー)、3~6オンス…大型青物、中深海根魚、マグロ類
上記内容はあくまで目安になりますので、各メーカーの使用ジグ表記ウェイトを確認し、照らし合わせて下さい。
最適な価格の選び方
まず初心者の方や慣れていない方にとっていきなりハイエンドのロッドを購入することは非常にリスクが高いです。
勿論、ハイエンドのロッドは性能も高く、エントリーモデルと比較すると扱い易いロッドも多いですが、全般的にコンセプトが明確になっており、慣れている方や上級者向けに好みが分かれる設計が多いです。
しかしエントリーモデルは全般的にクセが無く、汎用的に使用出来ますので、最初の一本としてはまず1万円程で購入できるエントリーモデルを選択することをおすすめします。
慣れてくるとロッドの好みが分かれてきますので、段階的にミドルクラスやハイエンドモデルに挑戦してみて下さい。
スロージギングロッドは折れる?扱いに注意!
スロージギングはメタルジグを柔らかなアクションで操作する必要があり、それに伴いロッドもスローアクション主体の柔らかいロッドが多いのが特徴です。
ファイト中はロッドのパワーを生かす様なファイトではなく、魚をいなしながらやり取りする事をおすすめします。
またパワーファイトが必要なシーンでは、ロッドを立てずにロッドとラインを一直線にしたストレートポンピングを行う様にしましょう。
スロージギングのロッドはファイトよりもメタルジグのアクションに重きをおいた設計である為、ファイト時の無理は禁物です。
基本的には魚が引いている際は無理に止めようとせずに魚の抵抗が少ない状態で巻く、多少強引なファイトが必要な場合はストレートポンピングの活用を意識しましょう。
コスパ最強のスロージギングロッドおすすめ13選(安い順)
【プロマリン】
CBソルティボートSJ(662M)
釣り具メーカーのプロマリンが販売するスロージギング用ロッドです。
PE2号クラスラインを使用し、200gまでのジグを扱える為、キジハタ等の根魚やワラサやサワラ等の中型青物にも最適な1本で、特に湾内でのジギングにもおすすめ出来ます。
5千円程で購入できる為、初めての方の1本や万が一のセカンドロッドとしても手に入れ易くコスパの高いモデルです。
【メジャークラフト】
クロステージ(CRXJ-B63/4SJ)
ロッドメーカーのメジャークラフトが販売するスロージギング専用にチューンされたジギングロッドです。
メジャークラフトのロッドは基本性能がしっかりしながらも手に入れ安いコスパの高いロッドが多く、中でもクロステージシリーズはバッド部に「クロスフォース製法」を採用し、不意の大物に充分に対応できるパワーがあり非常に人気があります。
青物等をメインターゲットとして、250gまでのジグの使用を想定したエリアでの釣りに最適な1本で、スロージギングのスタンダードとしておすすめです。
【メジャークラフト】
ジャイアントキリング(GXJ-B62M)
メジャークラフトのジギングロッドの中でもクロステージの上位機種にあたるモデルです。
PE3号クラスのラインを使用した青物ジギングに最適なモデルで、スローなアクションであれば表記以上のジグを使用してもしっかりとアクションを加えることが出来ます。
4軸カーボンの採用により強いバットパワーが特徴でクセが無く、高い性能があるおすすめの1本です
【シマノ】
グラップラーBBタイプスローJ(B66-3)
釣り具総合メーカーのシマノが販売するスロージギングのエントリーモデルロッドで、シマノ独自の「ハイパーX」を採用し、ファイト時のロッドのネジれを抑えることで粘り強いパワーが特徴です。
ジグウェイト:250gまでのスロージギングに対応し、根魚や青物など幅広い魚種に対応可能で最初の1本としては充分過ぎる性能があります。
グリップジョイント式の為、持ち運びにも便利なのもこのロッドの特徴の1つです。
【シマノ】
グラップラータイプスローJ(B68-1)
シマノのスロージギングロッドの中でもエントリーミドルクラスのロッドとして人気があるモデルです。
「ハイパワーX」に加え「スパイラルX」を採用することでより力強いブランクスに仕上がっており、ロッド全体で魚のパワーを受け止めながらファイトすることが可能です。
PE1.5号クラスの比較的ライトなスロージギングにおすすめの番手で、湾内ジギングにも最適で青物の強烈な引きにも対応できるワンランク上の高性能なロッドとしておすすめ出来ます。
【ダイワ】
ブラストSJ(63B-2)
釣り具総合メーカーであるダイワが販売するスロージギングにチューンされたジギングロッドです。
ダイワのロッドは粘りがあり、コシのあるブランクスからロッドをしっかりと曲げて魚をいなしながらキャッチするファイトに最適で、不意の大物がヒットしても問題無く対応出来ます。
値段以上に扱い易く、個人的にも特におすすめ出来る1本です。
【ダイワ】
キャタリナSJ(60B-3)
ダイワのロッドの中でもミドルクラスのロッドで「HVFナノプラス」を採用したブランクスにより、ワンランク上の粘り強さが体感出来ます。
250gまでのジグを使用した中型青物や中深海のアカムツジギングにも最適な番手で不意の大物がヒットしても充分にやり取り可能です。
またスロージギングの中では短めのロッドの為、体力に自信のない方にも扱い易く汎用性が非常に高いモデルでもあります。
【パームス】
メタルウィッチクエストアルファ(MTTC-631SF)
ロッドメーカーのパームスが販売するスロージギングロッドです。
東レの「ナノアロイマテリアル」の採用により、強靭な粘りがあり曲げれば曲げる程ロッドのポテンシャルを感じることが出来ます。
また携行性を重視してワンアンドハーフの設計により、車への積載時や飛行機を使用した遠征にも最適なモデルです。
PE1.5号クラスのラインを使用したライトなスロージギングに最適な1本です。
【パームス】
メタルウィッチクエストアルファ(MTTC-685SF)
シリーズの中でもパワーモデルに位置するモデルでPE3.5号クラスのラインで、400gまでのジグを使用するこができ、大型青物やアカムツ等の深場ジギングにも最適なモデルです。
ロッドの長さがある為、多少アングラーへ負担が掛かりますが、良く曲がる為、アングラーへ負担は最小限に抑えてくれます。
【テンリュウ】
ホライゾンSL(HSL66B-ML)
ロッドメーカーであるテンリュウが販売するスロージギングロッドです。
テンリュウは国内ロッドメーカーの中でも自社窯を保有し、ブランクスの製造を国内で行う数少ないメーカーでロッドの性能に定評があります。
良く曲がる粘りのあるブランクスが特徴で、粘りのあるロッドはテンリュウのロッドの強みが非常に活きてきます。
【テンリュウ】
ホライゾンSL(HSL-66B-MH)
シリーズの中で最もパワーのあるモデルで230gまでのジグを使用するシーンに最適で、青物等の引きの強い魚にも充分に対応可能です。
チタンフレームの採用により、パワーのあるロッドの割には持ち重りが少なく、軽快にジャーク出来る為、女性の方にもおすすめの1本と言えます。
【ヤマガブランクス】
ギャラハド(623B)
ロッドメーカーのヤマガブランクスが販売するスロージギングにも使用できるモデルです。
ヤマガブランクスのロッドは曲げて獲るを体感できるロッドで、ベテランアングラーの間でも性能は折り紙つきで非常に評判が高いです。
PE3号クラスのラインを使用した青物全般に使えるモデルで、ジギングにある程度慣れた方におすすめのモデルとしておすすめできます。
【エバーグリーン】
ポセイドンスロージャーカー(PSLJ- 603-6)
ロッドメーカーのエバーグリーンが販売するスロージギングにチューンされたロッドです。
スロージギングのパイオニア的メーカーで、腕に自信のある上級者にもおすすめ出来ます。
ビッグフィッシュにも対応可能なポテンシャルの高い1本で、ビンチョウマグロジギング等にも使用可能です。
スロージギングロッドに代用できるロッド
ライトジギングロッド
スロージギングは柔らかなアクションがメインになりますので、ライトジギングロッドを使用し、ロッドのジグウェイト表記よりも重いジグを使用する事で代用する事ができます。
ロッドのジグウェイト表記をオーバーするメタルジグを使用するとロッドが折れてしまうのでは?と考える方もいるかも知れませんが、基本的に各メーカー共、ある程度余力がある表記設定を行なっています。
またスロージギングは激しくジャークし続ける釣りでもありませんので、問題無いことが殆どです。
現に私もジグウェイト表記〜120gの2オンスクラスの入門ロッドで180gのスロー系ジグを使用し、10kgクラスのブリを釣り上げた事もありますので、ファイトさえ注意すれば十分に対応可能です。
グラス製ロッド
近年、メソッドの多様化に伴い徐々にラインナップが増えてきているグラスロッドですが、スロージギングにも使用することが出来ます。
一般的に普及しているカーボンロッドと比較し、グラスロッドはよく粘り、魚をバラシ難く、スロージギングの様な釣り方には比較的相性が良いシーンも多いです。
デメリットとしては、グラスロッドはカーボンロッドと比較し、重い材質を使用している為、扱いには体力が必要な点が挙げられますが、予想を大幅に上回る魚がヒットしても、カーボンロッドよりも無理が利くファイトが可能というメリットもあります。
タイラバロッド
意外に思う方も多いとは思いますが、近年人気上昇中のタイラバゲームですが、そのタイラバロッドでもライトスロージギングでは代用が可能です。
近年のタイラバロッドはティップが入り込むロッドが多い為、ごく僅かな魚のバイトも拾ってヒットに持ち込むことが出来ます。
ティップが柔らかい為、自ら掛けていく様な釣りには向いていませんが、タイラバの空き時間やちょっとしたライトゲームでは十分に対応可能で、根魚やフラットフィッシュ、小型〜中型青物など五目釣りが楽しめます。
大型魚向けの釣りにはロッドの強さの関係で向きませんので、あくまでもライトゲームの延長としての使用をおすすめします。
まとめ
一言にスロージギングロッドと言えどロッドの味付けは様々で慣れてくると好みが必ず出てきます。
是非やり込んで最適な1本に出会ってください。
スロージギングロッドの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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