ショアジギングロッドは、同じ機種の中に硬さ(パワー)が異なるモデルがラインナップされています。
Mクラスのロッドは適度な硬さで扱いやすく、最初の一本としてもおすすめです。
とはいえ安易なタックル選びは、購入後に後悔してしまうかもしれません。
そこで今回は、ミディアムパワーのショアジギングロッドを厳選して紹介いたします。
メリットやデメリットも解説しますので、初心者の方も参考にしてください。
- 釣り歴21年
- 年間釣行50日以上
愛知県在住で休日はもっぱら釣りのことばかり。20年前、友人に誘わて行った根魚釣りに魅了され自らタックルを揃えるように。今はエギングとジギングメインで、地元愛知や三重を中心に、福井や富山にも遠征します。デカイカをこよなく愛する3児(0~7歳)の父で、いつか一緒に釣り出来る日を夢見て日々奮闘中。
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目次
- 1 M(ミディアム)クラスのショアジギングロッドの特徴
- 2 Mクラスのショアジギングロッドを使うメリット・デメリット
- 3 Mクラスのショアジギングロッドおすすめ10選
- 3.1 【ダイワ】ジグキャスター(90M)
- 3.2 【ダイワ】オーバーゼアAGS(103M)
- 3.3 【シマノ】コルトスナイパーBB(S100M)
- 3.4 【アブガルシア】Salty Stage KR-Xショアジギング(SXJS-9102M40-KR)
- 3.5 【アブガルシア】Salty Styleライトショアジギング(STLS-1062M40-KR)
- 3.6 【オリムピック】Remoto(GORMS-1003M)
- 3.7 【ヤマガブランクス】ブルースナイパー(100M)
- 3.8 【がまかつ】ラグゼコヨーテ(S106M)
- 3.9 【ゼスタ】ランウェイSRF10.3M マルチナビゲーター
- 3.10 【パームス】ショアガンエボルブ(96M)
- 4 まとめ
M(ミディアム)クラスのショアジギングロッドの特徴
ルアーフィッシングに使われるロッドの中で、丁度中間的な硬さを持つのがM(ミディアム)クラスです。
柔らかすぎず硬すぎず、一番使いやすい硬さとして、エントリーロッドに多用されています。
適度に張りがあってバットパワーも備わっているので、初めての方にも扱いやすいと言えるでしょう。
各メーカーによって硬さの違いはあるものの、汎用性の高いオールラウンダーな存在ですね。
ロッドのキャスタビリティが高く、60gまでのジグを使うライトショアジギングを中心に幅広く使われています。
Mクラスのショアジギングロッドを使うメリット・デメリット
最も中間的な硬さのMクラスのショアジギングロッドは、いったいどのような竿なのでしょうか。
ここではメリットとデメリットをまとめました。
メリット
エントリーに最適
ショアジギングは、M~MHクラスのロッドが一般的に使われています。
Mクラスは適度な硬さとしなやかさ、そして柔軟性を兼ね備えており、初心者にも扱いやすいスペックです。
MHクラスはブランクスがやや硬いため、長時間ロッドを振り続けると腕が疲れてヘトヘトになるかもしれません。
その点MクラスはMHクラスより柔軟で、初心者がキャストしてジャークするのに適しています。
使えるルアーが多い
Mクラスのショアジギングロッドは、機種によって若干の違いはあるものの60g程度のルアーまで適合します。
中でも40g前後のルアーが扱いやすく、ブランクスに柔軟性があるため軽いルアーもキャスト可能です。
メタルジグからトップウォーター系プラグまで、使えるルアーの種類とウエイトの幅が広いのがメリットと言えるでしょう。
使えるルアーの幅が広がれば、攻め方のバリエーションが多くなりますね。
トータルバランスが良い
キャスト性能と操作性を兼ね備えたMクラスのブランクスは、柔らかいロッドと硬いロッドの良いとこ取りです。
テクニカルを求める上級者には物足りない面はあるものの、バランスの良いスペックを備えています。
初心者でもロッド性能を引き出すことが可能で、汎用性の高さは申し分ありません。
オールラウンダーに使えるのが、Mクラスのショアジギングロッドです。
デメリット
バイトを弾きやすい
魚のアタリがあってもなかなか乗ってくれない時は、ロッドの硬さが影響しているのかもしれません。
Mクラスのショアジギングロッドは、柔らかいロッドに比べて魚のバイトを弾きやすい傾向にあります。
とはいえ全ての魚に対して弾くわけではなく、魚のサイズやタイミングも関係するので、慎重に合わせることが大事です。
バイトチャンスを逃さないことは、釣果アップにもつながります。
大型青物に不向き
ショアジギングは青物から根魚まで、多種多様なターゲットを狙う釣りです。
Mクラスのロッドは小型~中型青物にはほぼ対応しますが、ヒキが強烈な大型青物に完全対応とはいきません。
大型魚に対してはパワー不足で、足元まで引き寄せることが難しくなります。
掛かった後に走られてラインブレイクになることがあるため、大型青物がフッキングした時は要注意です。
重量ルアーに対応しない
Mクラスのショアジギングロッドは、ルアーウエイトの上限が60g前後です。
30~50gのジグやプラグがメインとなるため、重量のあるルアーは使えません。
またMクラスのフィールドは漁港や堤防が一般的で、磯での大物狙いはさらに硬いロッドを使います。
そのためヒラマサやカンパチなど、磯から大物狙いに使う重量ルアーは適合外です。
Mクラスのショアジギングロッドを選ぶ際は、使うフィールドも頭に入れておいてください。
Mクラスのショアジギングロッドおすすめ10選
【ダイワ】
ジグキャスター(90M)
40g前後のメタルジグで小型青物を狙うのに最適なスペックで、上位機種並みの軽さを持つエントリーロッドです。
やや短めの9.0ftは抜群の操作性を誇り、初心者をはじめ女性や子供に適しています。
他メーカーより若干硬めのミディアムパワーは、トップクラスの遠投性能を手に入れました。
低価格帯では高い知名度と人気を誇る、おすすめショアジギングロッドです。
【ダイワ】
オーバーゼアAGS(103M)
マルチに使えるキャスティングロッドで、103Mはマイルドな調子が特徴のスタンダードモデルです。
10.3ftレングスの遠投力で、30~40gのメタルジグやプラグを沖のナブラまで届けてくれます。
張りのあるMクラスのブランクスは、最高峰ならではの強さと軽さを実現しました。
ショアジギングのハイエンドに相応しいスペックを体感できるロッドです。
【シマノ】
コルトスナイパーBB(S100M)
異次元の振りの軽さでアングラーの圧倒的支持を得る、シマノ屈指のショアジギングロッドです。
メタルジグの遠投に適した10ftのロングレングスでありながら、エントリーロッドとしての操作性を兼ね備えました。
60gまでのジグを扱えるブランクスは、逆に小型ジグの扱いも容易です。
リーズナブルな価格で、初めての一本としてもおすすめです。
【アブガルシア】
Salty Stage KR-Xショアジギング(SXJS-9102M40-KR)
堤防から気軽に青物を狙うのに適したスペックで、30g前後のジグを使うライトショアジギング対応モデルです。
Mクラスのブランクスは強力なバットパワーを搭載し、不意に訪れる大型青物とのファイトにも負けません。
普段はハマチやサワラなど人気ターゲットから、マゴチやヒラメ、シーバスまで狙えます。
汎用性の高いロッドとして、上級者も愛用するほどです。
【アブガルシア】
Salty Styleライトショアジギング(STLS-1062M40-KR)
堤防からの遠投メインに最適なモデルで、50gまでのジグを使い中型クラスまでを狙える実力派です。
10.6ftは足場の高いフィールド向きですが、遠投を必要とするサーフでも問題ありません。
さらにプラッキングに対応しており、トップウォーター系の扱いが容易です。
10ftクラスでリーズナブルかつ扱いやすいロッドとして、初心者に適しています。
【オリムピック】
Remoto(GORMS-1003M)
ショアジギングに必要な飛距離とパワーを兼ね備え、その上で軽さと使用感を追求した本格仕様です。
抜群の剛性感を持つブランクスは、良型サイズの青物に追従する粘りとしなやかさを手に入れました。
80gまでのジグを使えるため、多種多様なターゲットを陸から狙うことができます。
3ピース仕様でコンパクトに収納できるショアジギングロッドです。
【ヤマガブランクス】
ブルースナイパー(100M)
10ftレングスを活かした遠投性能と、ミディアムパワーならではの追従性と操作性に優れたキャスティングロッドです。
コントロール性能に長けているので、初心者や女性アングラーに適しています。
適合ルアーの幅が広く、メタルジグとプラグはどちらを使っても構いません。
魚に主導権を決して渡さない、強いブランクスが特徴のショアジギングロッドです。
【がまかつ】
ラグゼコヨーテ(S106M)
中型青物をメインに狙うライトショアジギングモデルで、繊細なティップが特徴的です。
メタルジグは40gを中心に扱いやすく、軽量リグを使った細かなアクションも得意としています。
ロングレングスを活かした遠投性能で、遠くのナブラも全く苦にしません。
食わせのアプローチで狙った魚を釣り上げる、釣果実績の高いショアジギングロッドです。
【ゼスタ】
ランウェイSRF10.3M マルチナビゲーター
青物からフラットフィッシュまで、多種多様なターゲットを狙える汎用性の高いショアジギングロッドです。
ブランクスは、ベリーからバットにかけてパワーを持たせています。
30~40gのルアーを快適にキャストでき、使用中はストレスを感じません。
多彩なジャーキングやボトムパンピングが可能で、マルチな攻め方ができるテクニカルモデルです。
【パームス】
ショアガンエボルブ(96M)
ライトゲームに適したキャスティングロッドで、35gまでのルアーを快適にキャスト可能です。
張りとしなやかさを兼ね備えたブランクスは、抜群のバットパワーで掛かった魚に決して主導権を渡しません。
9.6ftは遠投に適しており、キャスタビリティはトップクラスの実力です。
テクニカルロッドとして確固たる地位を築いた、上級者好みのモデルです。
まとめ
Mクラスのショアジギングロッドは、中型青物を狙うライトショアジギングの中心的タックルです。
豊富なラインナップから、メリットやデメリットを理解したうえでモデル選びをしましょう。
お気に入りの一本で、ショアジギングを楽しんでください。
Mクラスのショアジギングロッドの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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