難易度の高い川スモールを攻略する時に、上級者アングラーが使用するテクニックの一つに、ワームを放置させておき、バイトに持ち込む方法があります。
ワームへアングラーがシェイクしてアクションを行う方法と異なるため、ワーム自体が持っている性能が非常に重要となるり、最適なワームの絞り込みを行わないと、高い効果を得ることが出来ません。
今回は、リバースモールを攻略するための、おすすめ放置ワームをご紹介します。
- バス釣り歴20年
- 年間釣行100日超え
中部地方出身のバス釣りアングラー。小学生から地元河川を中心に釣りを初め、バス釣りの面白さにどんどんのめり込んでいきました。今ではワクワクするような非日常を感じる事が出来るような釣りが大好きで、新規フィールドの開拓にもチャレンジしています。
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目次
川スモールをワーム放置で狙うメリット・デメリット
メリット
アプローチ方法が簡単
川スモールをワーム放置で狙う時のメリットとして、アプローチ方法が簡単であるメリットがあります。
その名の通り、ポイントへワームを送り込んでおき、後は放置してバイトに持ち込むメソッドとなるので、シェイク等のロッド操作は必要としていません。
ベテランの釣り上手なアングラーが使用するテクニックとして知られていますが、タックルセッティングと狙うポイントが明確にわかっている場合は、初心者でも導入しやすいアプローチ方法となっています。
使いどころが分かれば、誰でもトライしやすいのは、放置ワームによるアプローチのメリットの一つです。
警戒心の高いスモールに有効
スモールマウスバスは、ラージマウスバスよりも更に警戒心が高いとも言われており、アプローチ方法が非常に大切になります。
放置ワームのメソッドは、スモールマウスバスの通り道になるポイントへワームを先に送り込んでおき、移動途中のバスが、ワームを見つけてバイトさせる方法です。
この釣り方はワームに無駄な動きが少なく、また、スモールマウスバスが自然とワームを見つけるので、警戒心が少ない状況でバイトさせることが可能です。
簡単にワームを見切ってしまう警戒心の高いスモールは非常に有効なアプローチです。
デメリット
手返しが悪い
ワーム放置で川スモールを狙う時に、デメリットとなってしまうのが、手返しの悪さです。
ワームを放置する釣りでは、ワームをボトムに沈めた状態で、長い時間放置を行い、スモールマウスバスからのバイトを待つ釣りとなります。
1カ所でじっくりと待つ釣りであり、プレッシャーの高い川スモールに対して非常に有効な手法となりますが、アングラー側から積極的にスモールマウスバスがいるポイントへ繰り返しルアーを投入する釣りではないので、手返しの効率が悪くなってしまいます。
ポイントを絞り込む知識と経験がいる
ワーム放置で川スモールを狙う時には、適切なポイントへルアーを送り込み、スモールマウスバスが放置しているワームを見つける必要があります。
手返しが悪い釣り方でもあり、スモールマウスバスの通り道や、居つきのポイントなどが正確に把握できずにワーム放置の釣りを行ってしまうと、バイトを全く得ることが出来ない場合もあります。
透明度の高い川であれば、サイトフィッシングでも有効な方法となりますが、透明度が低い場合は、全くスモールマウスバスが存在してないエリアへアプローチしてしまうリスクが高くなります。
忍耐力が必要となる
ルアーフィッシングの多くは、ロッドアクションや、リーリングを行うことでルアーやワームの存在感をUpさせ、魚へ効率よくアピールすることが一般的ですが、ワーム放置では、これらの操作は必要としません。
ロッド操作に慣れている方だと、ロッドをシェイクしたくなる衝動に駆られてしまったり、短いテンポでルアーを他のポイントへ送り込んでしまう癖がついてしまっているので、スローテンポの釣りが耐え難いと感じてしまうかもしれません。
じっくりとスローに狙う精神力と、忍耐力が必要となる方法なので、ルアーをアクションさせる釣りが好きな方にとっては、慣れが必要になります。
川スモールに効果的な放置ワームの選び方
ワームの比重で選ぶ
ワームを放置して釣る時には、ワームが持っている比重をチェックしておくことが重要となります。
可能な限りナチュラルで、不自然な動きが出ない様にし、ボトムにルアーを置いておくことが重要となりますので、ワーム比重の高いモデルが有利となります。
比重が軽いモデルは、シンカーを必要とするため、動きのナチュラルさが低減されてしまう他、ノーシンカーでは扱いにくく、狙ったポイントに長時間ワームを放置することも出来なくなってしまいます。
ボトムでしっかりと放置することが出来る比重を持ったワームを選択することがおすすめです。
ワームのカラーで選ぶ
警戒心の高いスモールマウスバスを攻略することが可能なワーム放置の釣りを高い次元で実施するには、使用するワームカラーも厳選して選び出すことが重要となります。
ワーム放置の釣りでは、大きなアピールや不自然な動きを出さず、バスへ警戒心が無い状態でバイトさせることが重要となります。
このため、ワーム放置でアプローチをする場合は、出来るだけナチュラルカラーのワームを選ぶことが基本となります。
フィールドの水質に馴染む色や、フィールドのボトムカラーに合わせたカラー選択は、間違いの無い王道の選び方の一つです。
フィールドに溶け込むようなカラーを数種類準備しておき、最も反応の高いモデルを使用すると、更に高い釣果へ結びつけやすくなります。
ワームの形状で選ぶ
ワームの形状も水中でのアピール力には大きく影響する部分であり、ワームを放置して狙う場合には、必ずチェックしておくべきポイントの一つです。
ワームのパーツ点数が非常に多いモデルは川の流れによって、自発的にワームのパーツを揺らめかせてアピールすることが出来るようになりますのが、時として大きすぎるアピールを持つワームは、スモールマウスバスには見切られる場合があります。
パーツ点数が少ないモデルであれば、放置時に見切られることが少なくなるので、ベテランアングラーは、放置するワームも比較的シンプル形状なモデルを多用します。
ワームのボリュームや、水の濁り具合によっても変化しますので、カラーローテーションと組み合わせて、その日のフィールドにアジャストすることが出来るのが理想です。
川スモールの放置ワームおすすめ8選
【ゲーリーヤマモト】
センコー
スモールマウスバス、ラージマウスバスを問うことなく、釣れるワームの代名詞として、ベテランアングラーから初心者まで慕われているワームです。
ゲーリーのオリジナル素材が使用されている高比重なワームであり、多くのアングラーから放置しておくだけで釣れるワームとしても知られています。
ノーシンカー状態でも十分使用することが出来、放置状態でも大きすぎないアクションでプレッシャーの高いバスを攻略することが出来るようになっています。
場所を問わず高い釣果が期待できる王道ワームの一つです。
【ゲーリーヤマモト】
ファットイカ
カバーの釣りや、ワーム放置の釣りで多くのアングラーから信頼されているワームです。
高比重のバックスライド系ワームなので、ノーシンカーでも抜群の飛距離を出すことが出来るようになっており、立ち位置から離れたエリアへもワームを放置したメソッドを行うことが出来るようになります。
メインボディー部分でしっかりとボトムをキープしながら、スカート部分が揺れ動くので、一点でじっくりと放置する釣りに最適なワームとなっています。
【ゲーリーヤマモト】
イモグラブ
無駄の無い形状となっているのが、イモグラブです。
パーツが全く付けられていないワームであり、その名の通りイモ状の形状となっているので、キャスティングで圧倒的な飛距離を出すことが出来るようになっています。
ボトムに放置すると、水流によってボトムを適度に転がすことが出来るようになっており、余分なアピール力でルアーを見切らせることなく、アプローチすることが出来るようになっています。
一口サイズでバイト出来るので、スモールマウスフィッシングではテッパンと呼ばれるワームの一つとなっています。
【デプス】
デスアダー
デカバスハンターが愛用するメーカーの一つとして、数々の人気ワームを作り出しているのが、デプスです。
数あるデプスからリリースされているワームの中でも、古くからデカいバスに有効として知られているのが、デスアダーです。
デスアダーは高比重であり、リブ付きのボディーとピンテールが特徴となっているワームです。
ボトムに着底させていると細かくリブが付けられたピンテールがなびき、バスを引き寄せることが出来るようになっています。
【ジャッカル】
カバークロー
ジャッカルからリリースされているカバークローは、その名の通りカバー攻略用に作り上げられたワームですが、スモールマウスバスの放置メソッドでも有効なワームとして知られています。
一口サイズの高比重ワームであり、3inchクラスのサイズでも7.5gの重量で作り出されています。
一般的なクローワームはパーツ点数が非常に多く、アピール力が強い特徴を持っていますが、このカバークローはパーツ点数が少なく、且つ、小型のパーツが付けられています。
あくまでもナチュラルに誘うことが出来るクロー系ワームとしておすすめです。
【ジャッカル】
ドリフトクラブ
ワームの中でも数少ないカニを模して作られているモデルです。
扁平形状ボディーには左右対称にアームパーツが取り付けられており、水平フォールと、ボトムではアームを自発的に動かした細かなアクションを演出することが出来るようになっています。
カニが生息しているリバーフィールドでは、爆発的な釣果を出すことが出来るポテンシャルを秘めており、クロー系ワームに反応しないスモールマウスバスに口を使わせることも可能となります。
【レイドジャパン】
バギークロー
レイドジャパンからリリースされているバギークローは、放置用のワームとして人気が高いアイテムの一つです。
高比重なボディーに付けられている細くて長いアーム部分は、僅かな水流の変化でも艶めかしく動いてアピールすることが出来るようになっていながら、水押しが強すぎないので、警戒心の高いスモールマウスバスにも見切られにくくなっています。
バックスライドフォールも得意とするワームなので、カバー周りでも高いポテンシャルを発揮することが可能です。
【OSP】
ドライブスティック
OSPからリリースされているドライブスティックは、数あるワームの中でも多彩な使い方を行うことが出来るワームとして人気の高いモデルです。
ドライブスティックは、ワームの腹部に高密度の塩が入れられており、フォール時のゆらめきのアクションと、安定した姿勢制御が出来るように作り上げられています。
放置を行う時には、ピンテールが艶めかしく揺れ動くことが出来るようになっている他、バスが近くにいる状態では、ゆったりとしたフォールでバイトに持ち込むことも出来るようになっています。
まとめ
クレバーなリバーシーバスを攻略することが出来るワーム放置の釣りは、フィールド状況にバッチリ当てはめることが出来れば、高い釣果が期待できるアプローチ方法です。
キャスト後にアングラー側からの入力が少ないアプローチ方法であるため、ワームが持っているポテンシャルが非常に重要であり、信頼しきれるモデルを選択することが重要ですので、是非、今回ご紹介したワームを参考に、ワーム放置の釣りを極めてみてくださいね。
川スモールの放置ワームの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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