夏用レインウェアおすすめ12選!釣りの雨具(カッパ等)を厳選!

釣りは天気に左右されやすいレジャーで、とくに雨には多くの釣り人が悩まされていますよね。

昨今は夏場に突然の雨も増え、暑い時期に快適に着られる夏用レインウェアの需要は高まっています。

釣りにはカッパもよく用いられますが、アウトドア用に開発された着用感や機能性も求めた機能性ウェアもおすすめです。

そこで今回は、夏の釣りのレインウエアについて、選び方やおすすめ商品をご紹介します。

塩谷純一郎
執筆者
  • 釣り歴15年
  • 釣り具の販売経験あり
  • 全国10都道府県へ遠征

北国生まれのアマチュア釣り師。前職では量販店で釣り具の販売、企画も担当。釣った魚を調理して食べるのも大好きで、美味しい魚のためならフィールド問わずアクティブに挑戦します。

夏用レインウェアの特徴

日本はほぼオールシーズン雨が降る国なので、レインウェアも時期に合わせたものが販売されています。

夏場は保温性は必要なく、汗ばむこともあるので、湿気を逃がせるものが人気で、薄手の素材で作られているものがほとんどです。

また、通り雨など突発的な雨のために、着用して出かけるのではなく、バッグなどに備えておくという用途も多くなるでしょう。

このため夏用のレインウェアでは、雨を防ぐ性能はもちろん、着用時の快適性や携帯性も重視したものが多く販売されています。

夏用レインウェアを釣りで着るメリット・デメリット

もちろん雨を防ぐためにレインウェアを用いるのは有効ですが、釣りにおいて用いるメリットはあるのでしょうか。

デメリットも併せて、夏場の釣りでのレインウェアの必要性を考えてみましょう。

メリット

レインウェアは軽い雨を防ぐのに有効で、体も動かしやすいため、安全を確保できる状況であれば釣り続けられるメリットがあります。

一時しのぎでは傘なども有効ですが、ルアーフィッシングなどの場合は、携帯性も考えるとレインウェアにメリットがあるといえます。

また、昨今のアウトドアブームもあり、レインウェアの種類も非常に多様化しています。

機能性も年々向上し、デザインも多様になっているので、ファッション性も重視したい場合にも、レインウェアがおすすめです。

雨天時に限らず、サーフや渓流での釣りなど、水がかかりやすい環境で、水濡れを防ぐために着用するのもいいでしょう。

デメリット

夏にレインウェアを着用する最大のデメリットは暑さで、夏本番になるとかなり暑さを感じるでしょう。

機能性が向上したといっても、1枚重ね着することには変わりはなく、ある程度熱はこもるので、熱中症に注意しなければいけません。

とくに体をよく動かすルアーフィッシング、なかでもラン&ガンで移動しながらの釣りになる場合は注意が必要です。

また、雨を防げても釣りを続けるべきかは別問題で、雷などのリスクがあればレインウェアを着るよりも、先に安全確保するべき場合も多いです。

雨が降ってから重ね着する場合、膨張式のライフジャケットの動作を妨げる場合もあるので、着方にも注意しましょう。

釣りに適した夏用レインウェアの選び方

レインウェアも様々なものが発売され、価格も様々でそれに合わせて機能性も多様化しています。

夏の釣りに使用する場合はどこに注目して選ぶべきか、重要になるポイントを紹介します。

耐水圧

耐水圧とは、JIS規格で定められた防水性を表記する基準の一つで、数値が高ければそれだけ水を通しにくい指標になります。

基本的に、レインウェアに使用されるナイロンなどの生地には撥水加工はされていますが、水がしみこまないわけではありません。

なので、使用状況に合わせて耐水圧をしっかりチェックする必要があるのです。

一般的な選び方は以下のようになっています。

  • 小雨…耐水圧300mm
  • 中雨…耐水圧2,000mm
  • 大雨…耐水圧10,000mm
  • 嵐……耐水圧20,000mm

もちろん大雨や嵐の中での釣りは危険なので、通り雨に備えるのか、小雨でも釣りに出かけるためなのか用途で選ぶといいでしょう。

透湿度

昨今のアウトドアウェアの生地は、水は通さず湿気は逃がせる透湿性の生地を使う場合が多いです。

これはレインウェアも同様で、雨を防ぎつつ、湿気を逃がせるものであれば、汗ばむような夏場の快適性にもつながります。

カッパは防水性は高い反面透湿性はなく、夏場は汗が逃げやすいよう透湿度はなるべく高いものを選ぶに越したことはないでしょう。

この性能を透湿度と言い、単位は「g/㎡/24h」で、素材1㎡が24時間に何gの水分を逃がせるかを表しています。

ただし、完全に湿気を逃せるわけではないので、インナーウエアでの調整など暑さ対策も必要です。

色(視認性)

釣りは自然の中、しかも水辺で行うことからどうしても事故が多いレジャーで、身の安全確保は重要なポイントです。

安全確保のためには周りに気づいてもらうことも重要で、周りに自分の居場所をアピールするためには、ウェアの色が非常に重要です。

車へのアピールや、万が一事故で動けなくなったとき、人から見つけてもらいやすい色にすることで、命を守ることにもつながります。

最近は黒い服の釣り人も多いですが、雨天で足場や視界が悪い時に着用するレインウェアだけでも、視認性の高い色を選ぶのがおすすめです。

動きやすさ

釣りはロッドの操作や魚の取り込みなど、何かと体を動かすレジャーです。

カッパは動きにくいデメリットがありますが、アウトドア用のレインウェアは動きやすさも重視して選ぶことができます。

サイズ感はもちろん、使用している生地やウェアの設計によっても着用感は変わるので、動きやすさを重視したものを選ぶのも重要です。

最近はキャンプでの着用を前提に、動きやすさ重視で作られているものも増えているので、そういったものから選ぶといいでしょう。

機能性

レインウェアは、防水性だけでなく機能性にもこだわった選び方が可能です。

例えばポケットの作りに関しては、チャック付きや位置、大きさなどの違いがあるので、釣り具を収納することを考えて選ぶことができます。

ほかにも、バックパックを背負う場合は、バックパックごと覆って雨から守ることができるものなどもあります。

釣りに行くシーンをイメージし、こういった細かな機能もチェックして選ぶことで、より快適な釣行を実現できるでしょう。

夏用レインウェアおすすめ12選

紹介したポイントも踏まえ、夏の釣りにおすすめのレインウェアをご紹介します。

釣りのスタイルによっても適したウェアは変わるので、使用状況に応じて適したものを選んでくださいね。

【ザノースフェイス】
クライムベリーライトジャケット

本格的な登山にも使われる、高い性能持つジャケットです。

非常に薄手なので夏場の着用感もよく、裏地構造には透湿度の高いC-KNITバッカーを使用しているので、汗ばむ時期も快適性が高くなっています。

重さもLサイズで約250gと軽く、畳めばコンパクトになるので、ラン&ガンでの釣りで荷物を削減したい場合にもベストです。

【マーモット】
コモドジャケット

オールシーズン様々なシーンに使える、高い汎用性を備えたレインジャケットです。

重ね着した場合にも動きにくさを感じにくく、シームレス構造によって非常に軽量に仕上がっています。

また、環境負荷の少ないリサイクルポリエステルと、PFCフリー撥水材を使用し、自然を愛する人も納得のウエアになっています。

【マーモット】
ストームジャケット

軽量コンパクト、そしてハイコスパと3拍子揃ったレインウェアです。

20デニールのしっかりしたナイロン生地ですが、湿気を逃がせるので夏場の着用も苦になりにくく、耐水圧20,000mmの防水性能もあります。

重さも平均186gと非常に軽量で、持ち歩いても着たまま釣りに出かけてもOKなおすすめモデルです。

【ミレー】
TYPHON 50000 ST JKT

ミレーオリジナルの高い耐水性と透湿性を備えた素材をを使用し、着心地も性能も抜群のレインジャケットです。

伸縮性のある素材を使用しているので、キャスティングを繰り返すルアーフィッシングにもおすすめです。

同シリーズには冬用に最適なモデルもありますが、夏用ならTYPHON 50000 ST JKTがいいでしょう。

【デサント】
BLUE LABEL RAIN WEAR(DGMRJH01W)

本来はゴルフ用ですが、その機能性は釣り用のウェアにもマッチするおすすめ商品です。

体を動かすことを前提に高いストレッチ性能を有し、激しい雨の中でもプレーできるよう防水透湿性能も非常に優れています。

また夏の着用に嬉しい袖のデチャッタブル機能もあるので、特に暑い時期は半袖のレインウェアとしても使用できます。

【ダイワ】
ポケッタブルショートスリーブ レインジャケット(DR-23020J)

レインウェアとしては珍しく、半袖タイプで春や夏のフィッシングシーンでの着用を前提としたフィッシングウェアです。

透湿防水素材のレインマックスを使っているうえに、長袖より暑さを感じにくいので、暑い時期にしか使わない場合にピッタリです。

日差しが強い時期には、アームカバーなどと組み合わせての使用がおすすめです。

【ミズノ】
ベルグテックEX ストームセイバーV(A2JG4A01)

スポーツユースを前提に設計された、上下セットのレインウェアです。

特筆すべきは撥水加工の耐久性で、100回洗っても撥水効果を維持でき、汚しやすい環境での使用もおすすめです。

やや厚手なので暑さは感じやすいですが、夏から秋にかけての夜釣りなどにもぴったりでしょう。

【ミズノ】
アクアブロック レインジャケット ベルグテック(B2JE0A01)

コスパに優れたベルグテック生地を使用し、幅広いアウトドアシーンを視野に入れたレインジャケットです。

価格は抑えても耐水圧約15,000mm、透湿度約10,000g/m2/24hと性能も高く、汗ばむ時期のフィッシングシーンにもちょうどいいでしょう。

なるべく価格を抑えてしっかりした商品が欲しい場合にぴったりのアイテムです。

【カジメイク】
3Dエクストラレインスーツ

最低限の機能性を確保しつつ、価格も抑えて気軽に使える上下セットのレインウェアです。

耐水圧は8,000㎜と小雨程度をしのぐには十分な性能があり、立体裁断によって動きやすさを確保し、釣りでの動きも邪魔しにくくなっています。

透湿性は低いので長時間の着用には向きませんが、通り雨などに備えるアイテムとして優秀です。

【カジメイク】
ポリエステルヤッケ

さっとかぶって着用できるヤッケタイプの雨具で、なによりシンプルで価格が安いのが魅力です。

アウトドアシーンで使用するウェアは寿命が短めになることも多いですが、この価格であれば気軽に買い換えられますね。

筆者もヤッケを携帯していますが、軽量でポケットにも収納でき、突然の雨に備えるにはとてもおすすめです。

【SaphiRose】
アウトドア レインポンチョ

装備品ごと覆って着用できる大型のポンチョで、釣行中の雨の備えとしてもおすすめです。

透湿性は低いですが、ジャケットと違い体を覆わないため、通気性もいいので夏場の使用もおすすめです。

おまけ的な機能として、タープとしても使用できる設計なので、ポールやロープを持っていけば、簡易的な待避所としても使用できます。

【川西】
レインウェア ポケットコート クリア 120cm

様々な機能性素材のレインウェアを紹介してきましたが、実は防水性においては古き良きビニール合羽に勝るものはありません。

透湿性そこありませんが、ゲリラ豪雨のような激しい雨においては、ビニール合羽はとても役に立ちます。

雨の中釣るという用途には向きませんが、撤収作業中の雨除けのためなどに、1枚持っておくことをおすすめします。

まとめ

昨今天候が崩れることが多く、釣りにレインウェアの準備は不可欠になりました。

突然の雨に対応し、そして身の安全を確保するためにも、しっかりしたレインウエアを用意して、釣りを楽しんでくださいね。

紹介アイテム一覧

夏用レインウェアの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。

ザノースフェイス
クライムベリーライトジャケット
マーモット
コモドジャケット
マーモット
ストームジャケット
ミレー
TYPHON 50000 ST JKT
デサント
BLUE LABEL RAIN WEAR(DGMRJH01W)
ダイワ
ポケッタブルショートスリーブ レインジャケット(DR-23020J)
ミズノ
ベルグテックEX ストームセイバーV(A2JG4A01)
ミズノ
アクアブロック レインジャケット ベルグテック(B2JE0A01)
カジメイク
3Dエクストラレインスーツ
カジメイク
ポリエステルヤッケ
SaphiRose
アウトドア レインポンチョ
川西
レインウェア ポケットコート クリア 120cm