PEラインは1990年以降に発売されて、現在ではルアーフィッシュングの基本的なラインとして認識されています。
そこで今回は、オールマイティに使いこなせるPEライン1号についてお話しさせて頂きます。
強度(ポンド・lb)や選び方のポイント、そしておすすめ商品をまとめました。
初心者の方も活用出来るようにPEライン1号で釣れる魚もご紹介させて頂きます。
ナイロンラインには無いメリットを多く持っていますから、ぜひ、PEラインを活用して下さい。
- 釣り歴20年
- 釣り大会の出場経験あり
静岡県在住。 小学生のころ、父とサビキ釣りをきっかけに釣りに熱中するようになりました。 ルアー釣りがメインですが、餌での上物釣りや底物釣りまで幅広いジャンルを楽しんでいます。 魚は釣るのも食うのも大好きで釣りバカ人生まっしぐらです。 釣り方や魚への拘りが強く数釣りよりも理想の釣りを求めています。 現在の目標はイシダイ70㎝オーバーです。 離島まで足を運んでもなかなか出会えない王者の魅力に憑りつかれてしまいました。
新製品や人気製品をどこよりも安く販売中!
少量入荷のため売り切れ注意!
- クレジットカード決済
- Amazon Pay
- コンビニ払い
1号のPEラインの強度(ポンド・lb)は?
PEラインは太さを号数とポンド(lb)で表記してあり、初心者の方は理解に苦しむ事も少なくありません。
どちらの表記で覚えても問題無いのですが、強度計算がやりやすいのでポンド表記を意識する事をおすすめします。
PEライン1号の場合は20ポンドという事になり、引っ張りに対する強度は9.07㎏となります。
1ポンドは約453gです20×0.453という数式から強度9.07kgが算出されているのです。
この引っ張り強度という数字が非常に大切でPEライン1号の場合は約9㎏の力が掛かればラインブレイクする事を意味します。
ラインの太さばかりに意識を取られますが、ライン選びで大事なのは強度という事を忘れないで下さい。
1号のPEラインで釣れる魚
PEライン1号は約9㎏の引っ張る力に耐える事が出来るので大抵の釣りをカバーする事が出来ます。
釣り方にも応用が効くので、初心者の方はPEライン1号を巻いておけばラインブレイクに悩まされる事がありません。
ショアからの場合、ミノーやワーム、そしてメタルジグのキャスティング、更にエギングまでこなせます。
オフショアの場合はジギング、タイラバにおすすめで不意に掛かる大物もドラグを生かしたファイトでランディングに持ち込めます。
離島で狙うマグロやクエ、ヒラマサなど、特殊な魚で無ければ大抵の魚を釣る事が出来るのです。
また、淡水の場合はベイトタックルで狙うバス釣りのヘビーカバーゲームに最適です。
実際にPEライン1号で狙える身近なターゲットを記しておくので参考にして下さい。
シーバス
シーバスはランカーサイズでも10㎏を超える事が珍しいのでターゲットとして最適です。
一般的に釣り人が掛けて喜ぶ70㎝台のサイズでしたら余裕あるファイトでランディングに持ち込めます。
飛距離も出ますし重量あるバイブレーションをフルキャストしても高切れを起こしません。
ストラクチャーに擦れても耐えてくれるのでランディング率が上がるメリットも得られます。
チヌ(黒鯛)
チヌは憧れの年無しサイズでも重量が3㎏台と比較的軽く、ファイトも底を切れば余裕があるのでPE1号を巻いておけば安心です。
ボトムを叩く事が多く、牡蠣殻や岩場に擦れても簡単にラインブレイクする事がありません。
ストラクチャーに突っ込まれそうになっても強引に浮かせる事も出来るのでランディング率が上がります。
フラットフィッシュ(ヒラメ、マゴチ)
PEライン1号は風や潮の影響を受けにくいので広大なサーフで遠投する釣りに最適です。
座布団クラスのヒラメで10㎏前後、60㎝クラスのマゴチは重くて3㎏程しかありませんから余裕を持って対応出来ます。
遊泳力も強くありませんし、ストラクチャーに突っ込まれる事もありませんから初心者でも安心です。
バラシの多い波打ち際も強引に引き寄せる事が出来るのでバラシの軽減にも繋がります。
アオリイカ、コウイカ
ロッドを大きくしゃくって激しいアクションを起こすエギングはラインに掛かる負担も大きいのが特徴です。
しかし、PEライン1号は引っ張り強度が強いので重いエギでも気にせずしゃくり続ける事が出来ます。
潮の抵抗を受けにくいのでショアからだけでなくオフショアのティップランまでストレスのない釣りが楽しめます。
ブリ
青物として人気の高いブリは大抵が10㎏台ですからPEライン1号を巻いておけば十分勝負出来る魚です。
オフショアだけでなく、ショアからでも大物が掛かる事が多いので貴重なチャンスを逃しません。
まれに13㎏クラスの魚もHITしますが、カンパチやヒラマサのように根に突っ込んで行く事はあまりありません。
ドラグ性能を生かしてじっくり体力を奪いながら寄せてくればランディングに持ち込めます。
真鯛
鯛ラバで狙う事が多い真鯛ですが、メータークラスの大鯛になると約10㎏程の重さになります。
多用されるPE0.8号クラスではかなり厳しいのですが、1号を巻いておけば余裕が生まれます。
岩礁地帯の根ズレが多い海域でも安心して使用出来ますし、根に突っ込まれてもラインブレイクを起こしません。
潮に流される太さでもありませんから、ディープエリアを狙うドテラ流しでも使用する事が出来ます。
根魚
オフショアでアカハタやウッカリカサゴ、アオハタなどの根魚を狙う釣りの攻略に程よい太さがPEライン1号です。
これらの魚は大きくても3㎏程ですから魚の引きでラインブレイクを起こす事はありません。
岩礁地帯特有の根ズレにも強いのでボトムタッチを繰り返して積極的に攻める釣りが楽しめます。
底を切れば後は水圧の変化が魚を弱らせてくれるので、小型のクエやマハタを掛けても十分勝負出来ます。
ブラックバス
バス釣りの中でもPEライン1号のメリットを大きく感じられるのがマットカバーを攻略するヘビーカバーゲームです。
カバーの中でもガッチリ合わせを効かせる事が出来ますし、バスがカバーに潜り込むのを阻止する事も出来ます。
PEラインは比重が軽いのでフロッグとの相性も抜群でヒットした場合、カバーごと引っこ抜く事も出来ます。
1号のPEラインを選ぶ際のポイント
色(カラー)
PEラインはグリーンやイエロー、ブルーなど様々なカラーの商品が販売されています。
先端にリーダーを結束して使用するのでライン自体のカラーによる釣果へ影響は殆どありません。
その為、自分の目でラインの位置が把握しやすいカラーを選ぶようにして下さい。
ナイトゲームが主体の方はイエローを選べば常夜灯周りの薄暗い場所でもしっかりラインの動きを目で追う事が出来ます。
出来るだけナチュラルに海中へ溶け込ませて繊細な釣りを展開したい方はグリーンがおすすめです。
ホワイトカラーもおすすめですが、ラインの劣化が判りにくいのでマメにチェックして下さい。
編み数
PEラインは複数の原糸を丁寧に編み込んで既定の太さになるよう作られています。
編み数が多くなればなるほど、原糸の1本の太さは細くなるので、完成品は真円に近い形となるのです。
その為、編み数の多い商品の方が表面の摩擦が減ってガイドの通りが滑らかになります。
よって、飛距離を求めるキャスティングの釣りやナチュラルなフォールを必要とする鯛ラバは8本編み、12本編みがおすすめです。
しかし、原糸1本の太さが細くなるので根ズレに弱くなると言うデメリットも発生します。
釣り場が岩礁地帯であったり、ストラクチャー周りを攻めるような釣りでは4本編みが適しています。
販売単位
PEラインは100m、200mそして500mなど同じ商品でも複数の販売単位で売られています。
多く買った方がメーター当たりの単価が安くなると考える方も居ますが、PEラインは繋いで使用出来ないので注意して下さい。
リールには号数によるキャパが必ず表示されていますから、きっちり巻ききれる量の商品を選んで下さい。
巻きすぎや量不足は飛距離に影響するだけでなく、ライントラブルを多発するので注意が必要です。
コーティングの有無
PEラインは傷に弱いので表面の摩擦を防ぐコーティングを施した商品が主流です。
程よい硬さを持っており、強風の中でもガイドに絡みにくいのでライントラブルを軽減してくれます。
初心者の方や初めてPEラインを使用する人はライントラブルに悩まされる事もあるのでコーティング有の商品を選んで下さい。
一方、上級者の中には敢えてコーティンが施されていない商品を選ぶ方も少なくありません。
柔軟性がありノットが組みやすい事、軽量なルアーの操作に長けている事にメリットを感じているのです。
マーキングの有無
PEラインの中には一定の距離ごとにマーキングを施してある商品が有ります。
ショアからの釣りでは投点の目安になりますし、オフショアのバーチカルな釣りでは深さの目安にする事が出来ます。
特にオフショアの釣りでカウンターを搭載していないリールを使ったバーチカルな釣りでは必需品と言っても過言ではありません。
ジグの位置を把握しやすくなるのでタナを意識した釣りで効率良く攻める釣りが展開出来ます。
常夜灯周りや近場のストラクチャーを攻める近距離戦ではメリットが無いので単色を選んで下さい。
1号のPEラインおすすめ10選
【ダイワ】
UVF PEデュラセンサー×4+Si² 1号
密に編み込まれた4本編みのPEラインで、表面が滑らかなので音鳴りを起こしにくいのが特徴です。
コーラルレッドの単色と5色のマルチカラーがラインナップされているので釣りシーンに合わせた選択が出来ます。
表面はダイワ独自のシリコン加工が施されており耐久性、滑りの良さを体感出来ます。
原糸1本が太く根ズレにも強いので岩礁地帯やストラクチャー周りの釣りにおすすめです。
【シマノ】
パワープロ Z 1号
ホワイト、イエロー、モスグリーン、そしてオレンジの4色から選べるPEラインです。
耐摩耗性に優れており、根掛りやスレによって傷が付きにくいのでストラクチャー周りを攻める釣りに最適です。
また、細かい砂に擦れても毛羽立つことが少ないのでサーフの釣りで重宝します。
ライントラブルを起こしにくいのでベイトタックルとの相性も良くバックラッシュを軽減出来ます。
【シマノ】
ピットブル 12
高分子量ポリエチレンを12本密に編み込んで作られたPEラインで感度の高さが特徴の商品です。
12本編みの中では価格が非常にリーズナブルで4本編み、8本編と変わらない価格で手にする事が出来ます。
カラーはサイトライムと呼ばれる明るいグリーンで視界性が高くナイトゲームでもラインを見失う事がありません。
【TORAY】
シーバスPE パワーゲーム 1号
8本の原糸を密に編み込みライントラブルを軽減させるハリを持たせたシーバスゲームに最適なPEラインです。
カラーはナイトゲームでも目立つホワイトが採用されており、ラインの流れを目で追ってドリフトさせる釣りに最適です。
コーディングを使用していないので柔軟性も持っており、ノットを組むのが簡単で結束強度もしっかり出ます。
【YGK】
XBRAID UPGRADE X8 PENTAGRAM 1号
命綱と同じ工法で8本の原糸を密に編み込んだPEラインで商品の品質にムラがありません。
表面はスレに強いコーティングが施されており、耐摩耗性が高いので根ズレを気にせず釣りが楽しめます。
ハリが強く直線性が高いのが特徴でキャスト時のライン放出が良く飛距離を伸ばす事が出来ます。
コーディングの耐久性も高く表面の毛羽立ちを起こさないので長く使えるラインです。
【クレハ】
シーガー PEX8 ルアーエディション 1号
ソルトから淡水まで幅広いジャンルで使用出来る8本編みのPEラインでコストパフォーマンスも最高です。
カラーはパッションピンクで視界性が高く、マーキングが施されているので巻き速度の調整も簡単も行えます。
低伸度が非常に低く感度が高いのでルアーの動きが把握しやすく飛距離を生かして広範囲を探る釣りにも最適です。
【サンライン】
SIGLON PE×8 1号
コーディング剤によって表面のハリと滑らかさを実現したオールジャンルで使用出来る8本編みのPEラインです。
手で触って判る程、表面がツルッとしておりガイドの抜けが良いのでキャスティングやジギング、鯛ラバにおすすめします。
耐久性も高くサーフのように細かい砂による傷が気になる場所で使用しても毛羽立ちにくいのが特徴です。
【山豊テグス】
PEレジンシェラー8
ハード樹脂コートを施した8本編みのPEラインで適度な硬さを持っているので直線性が高くライントラブルを軽減出来ます。
撥水性も高いので水を吸収する事が無くガイドに張り付きにくいのが特徴です。
糸鳴りも少なく静かな水辺で繊細な釣りを楽しむ方におすすめのラインです。
伸びが少なく感度が高いので100m先のアタリやルアーの変化も見逃す事はありません。
【ユニチカ】
シルバースレッド®ショアゲームPE
視界性を重視したホワイトブルーで着色されたPEラインで釣りのジャンルを問わず使用出来ます。
表面が非常に滑らかでガイドに擦れる感触を全く感じないのでラインのノイズを嫌う繊細な釣りにおすすめです。
柔軟性も高くノットも組みやすく初めてPEラインを使う方でも結束強度を出しやすいのが特徴です。
【ゴーセン】
ROOTS PE×8
高強力ポリエチレン原糸を8本編み込んで作られたPEラインで国内生産によるクオリティの高さを実感する事が出来ます。
強度、感度、そして耐久性と釣り糸に求められる性能全てをバランス良く詰め込んだラインです。
5色のマルチカラー、ライトグリーンの単色がラインナップされておりシーンに合わせた選択が可能です。
まとめ
PEライン1号はショア、オフショア限らず様々な魚種を相手に出来るオールマイティさが魅力です。
風や潮の影響も受けにくいのでどんな場所に持ち込んでもストレスのない釣りが楽しめます。
10㎏程の大物を釣り上げる事も可能ですから、迷った時はPEライン1号を巻いて下さい。
1号のPEラインの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
さらに探したい方