「オオモンハタ」と「キジハタ」は一見するとよく似ていて、混同されることが多い根魚です。
どちらもオフショアジギングで釣れることが多いのですが、外道にしておくには勿体無いレベルと言えます。
では、スズキ目ハタ科どうしで似ている両者を見分けるには、どうすれば良いのでしょうか。
そこで今回は、オオモンハタとキジハタの違いについて、様々な観点からその特徴を比較していきます。
外見や味など、釣りの豆知識としてお役立てください。
- 釣り歴21年
- 年間釣行50日以上
愛知県在住で休日はもっぱら釣りのことばかり。20年前、友人に誘わて行った根魚釣りに魅了され自らタックルを揃えるように。今はエギングとジギングメインで、地元愛知や三重を中心に、福井や富山にも遠征します。デカイカをこよなく愛する3児(0~7歳)の父で、いつか一緒に釣り出来る日を夢見て日々奮闘中。
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オオモンハタとキジハタの違いとは?
オオモンハタとキジハタは、ベテランでも混同するほど似ている魚です。
ここではその違いについて、外見や味、値段などから比較していきますので、ぜひ参考にしてください。
外見の違いについて
オオモンハタは黄褐色の班が特徴
オオモンハタは長い楕円形で側扁し、体色は黄褐色で暗色の斑が密生しているのが特徴です。
尾ビレの先端に白い縁取りがあり、ここを頼りにオオモンハタを見分けるアングラーもいます。
また班の色や大きさが個体によって異なるため、初心者の方は一見してオオモンハタと見分けるのは難しいでしょう。
キジハタは橙色の斑点が体側にある
キジハタはオオモンハタと形や模様がよく似ていますが、小豆色から明るい黄色まで斑点があるるのが特徴です。
また尾ビレ先端の縁取りに色の変化が見られないことから、オオモンハタとの大きな外見上の違いと言えるでしょう。
値段の比較について
キジハタは関西では高級魚「アコウ」
キジハタは関西方面では「アコウ」の別名で知られ、味わいの良さから超高級魚として重宝されています。
元々は西日本中心の魚でしたが、現在は相模湾以北でも釣れるため、関東でも高級魚として扱われている魚です。
キジハタは春から夏にかけてが旬で、「冬のフグ、夏のアコウ」と言われるほど高級魚のたとえとなりました。
オオモンハタは高級魚として安定した存在
オオモンハタは知名度が高く、高級魚として安定感ある存在です。
旬は夏場と言われていますが、年中味が落ちない点はキジハタに勝るとも劣らないでしょう。
特に大型サイズのオオモンハタは超高級魚として重宝され、今や西日本だけでなく関東方面でも釣ることができます。
㎏あたり3000〜4000円で取引されることもあり、キジハタ同様にかなりの高級魚です。
どちらも美味で絶品
オオモンハタはゼラチン質が少ない上品な白身が特徴で、煮付けや汁にすると味が引き立ちます。
また刺身などの生食もおすすめですが、その場合はひと手間加えてカルパッチョやマリネなどにするとなお良いでしょう。
キジハタは血合いが弱く透明感ある白身が特徴で、刺身から煮付けまでオオモンハタ同様に最高の味を楽しめます。特に旬となる春から夏にかけては、絶品の刺身や薄造りを堪能することが可能です。
まとめ
オオモンハタとキジハタは体長40㎝前後に成長し、どちらもジギングで出現しやすい高級魚です。
一見すると似ているため混同しやすいですが、そんな時は特徴の違いを知ったうえで釣り場で対処しましょう。