「デカいイカが狙って釣れる!」との評判からオモリグ人気は急上昇中で、専用ロッドも近年多く発売されるようになりました。
通常のイカメタル仕掛けで無反応な時、オモリグに変えてみると反応が全く違うこともありますので、専用のロッドが1本あると全く違う展開が期待できます。
今回の記事では、2023年版の専用オモリグロッドについて解説していきます。
おすすめ商品や、コスパに優れた値段の安いロッドまでピックアップしていますので、ぜひ参考にしてみてください。
- オモリグ専用ロッドの特徴
- オモリグ専用ロッドの選び方
- オモリグ専用ロッドのおすすめ商品
- 釣り歴20年
- 大会上位入賞経験あり
東北の豊かな海で主に根魚やイカメタル、マダイに没頭しています。 内陸住みなので海までは車で1時間半。それでも毎週ドラマを求めて通い続けています。 坊主上等で納得できる釣りを追い求めるストイックアングラーです。 夢は自分の船を持って誰も知らないポイントを開拓することです。
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目次
オモリグ専用ロッドの特徴
- 7フィート前後と長めの設計
- やや固めでMH~Hクラス、MAX40号を操作可能
オモリグ専用ロッドの殆どはスピニングタックルで、通常のイカメタルロッドよりも長めの7フィート前後に作られています。
理由は、仕掛けが長いことによる「取り込みづらさ」を解消するためです。
また、ロッドが長いことで棚を広範囲に探ることができ、ヒットゾーンをいち早く見つけることも可能です。
オモリグでは30~40号を使うこともありますので、パワーのあるMHクラスのロッドが主流になっています。
オモリグは、イカの重みを感じて合わせる「乗せの釣り」ですので、レギュラーテーパー気味に作られていることも特徴です。
オモリグ専用ロッドを使うメリット・デメリット
メリット
- 長い仕掛けの扱いが楽なこと
- キャストも可能なこと
- 潮流に負けない強さがあること
オモリグは吹き流しの仕掛けになりますので、オモリからエギまで約1メートルほどの間隔が取られるのが一般的です。
通常のロッドだと取り込みに苦労しますが、長さのあるオモリグ専用ロッドであれば、かんたんに抜き上げることができます。
また、通常イカメタルロッドは、ロッドに重みを乗せてのキャストが難しい仕様になっています。
一方のオモリグ専用ロッドは、ティップ部は少し固めでレギュラーテーパー気味に作られているので、重さをロッドに乗せてキャスティングすることが可能です。
オモリグは潮に乗せる釣りですので、潮流が早いときでも、ロッドがしっかりと踏ん張ってくれる強さを持っていることは、アドバンテージになります。
デメリット
- 長さがある分取り回しにはコツがいる
- 細かいアタリを取るには向かない
一方で長さがある分、胴の間に入った時や釣り人の間隔が狭い時には取り回しにコツが必要です。
イカメタルロッドは非常に繊細に作られており、ぶつけたり、倒したりするとあっけなく折れることがありますから、注意が必要です。
また、キャスティングを想定した強めのティップになっていますので、イカパンチなどの揺れるようなアタリを取る釣りには向きません。
通常のイカメタルで使えないことはありませんが、オモリグ専用ロッドはオモリグ専用として割り切って使うことをおすすめします。
オモリグに適したロッドの選び方
種類
オモリグロッドの種類はスピニングロッドとベイトロッドの2種類。
それぞれ得意とする状況が異なるため、使い分けることで釣果アップが期待できます。
また、近年はベイトでオモリグを行う方が増えており、メーカーでもベイトモデルのラインナップを増やしているのがトレンドです。
スピニングロッド
スピニングロッドはキャスティングして広範囲に探る釣りに適しています。
船の明暗に潜む大型のイカを狙う場合や、棚をいち早く見つけたいときにはスピニングロッドを使用してみましょう。
キャストに失敗してもバックラッシュの心配がないため、安心して攻められます。
また、キャスティングで狙うことにより、縦方向だけではなく横方向への誘いができるのも魅力です。
ベイトロッド
ベイトロッドは、巻き上げパワーが必要な重い仕掛けを使用する場合に有効です。
潮やリグの重さで巻き上げが大変なときでも、ベイトリールのパワーを利用してグイグイ巻き上げできます。
また、棚を刻んで細かくアプローチするバーチカルな展開にもおすすめ。
キャスティングをする場合にはバックラッシュなどに注意する必要があるため、スピニングと使い分けしましょう。
長さ
オモリグロッドは、6.5~7.5フィートほどの長さのものが良いでしょう。
イカの取り込みや、誘いにメリハリをつけるには、長いロッドのほうが有利です。
しかし、長さが増すごとに釣り人の手に掛かる負担が増加しますので、自分の体力とも相談してロッドを選びましょう。
硬さ・重さ
オモリグで使用するオモリは、通常20号前後を中心に30号まで、潮の早いところだと40号が使えれば十分でしょう。
ロッドは40号まで使えるものであれば全域をカバーできるので、潮が早い時でも釣りが成立します。
M~MHクラスを選ぶとオモリグロッドとしては、どんな状況でも対応可能になるのでおすすめです。
調子
オモリグはキャストして明暗部を狙うことも多いと思います。
そのため、ロッドは仕掛けの重みを乗せてキャストできる、レギュラーテーパーのものが良いでしょう。
感度
感度については目で見てアタリを判断する「目感度」と、手の感触でアタリを判断する「手感度」の2種類があります。
目感度で重要なのは、ティップの色や曲がり方。
オレンジや白、黄色など見やすい色に塗装されているかチェックしましょう。
ロッド適合の範囲を大幅に超えたオモリを使った場合も、感度は悪くなる傾向があるため、注意が必要です。
手感度については、長さや素材などさまざまな要素があります。
短ければ手感度も目感度も向上する傾向がありますので、感度を重視する方は短めの製品をチェックしてみましょう。
また、シマノの上位機種のようにアタリ感度を増幅する「カーボンモノコックグリップ」を搭載するなど、工夫が施されたモデルもあります。
グリップ
オモリグロッドのみならず、イカメタルロッドは基本的に脇に挟んで、体全体でロッドや仕掛けの重みを受けられるようになっています。
バスロッドのようにグリップエンドが短く脇に挟み込めないものだと、腕にすべての負荷がかかり、腕を痛めることにも繋がりかねません。
専用ロッドでない場合でも、グリップがしっかりと脇に挟み込めるものを使用したほうが良いでしょう。
メーカー
有名釣具メーカーであれば、使用者も多いため、ロッドのクチコミやレビューを参考にできるといったメリットがあります。
また、保証がしっかりしていたり、メンテナンスや修理などを考えた場合も有名メーカーが有利でしょう。
イカメタルロッドの有名メーカーとしては、シマノ、ダイワ、メジャークラフト、がまかつ、テイルウォーク、天龍、ヤマガブランクスなどがあげられます。
しかし、釣り人にもロッドテイストの好みがあると思いますので、メーカー毎のコンセプトを理解した上で、好みのロッドを選ぶと、最も納得できると思います。
価格帯
オモリグ専用ロッドは何も高価格帯のみにラインナップされたものではなく、手頃な値段でも購入可能です。
当然、価格が上がるにつれて性能も上がります。
ラインナップとしては、1万円から5万円ぐらいまで幅広くありますので、自分の予算に合ったものを購入していただくのが良いでしょう。
おすすめロッドについて、予算別にピックアップしましたので紹介していきます!
【初心者向け】安いオモリグロッドおすすめ5選
【メジャークラフト】
NEW ソルパラ イカメタル(SPXJ-S702XH/OMORIG)
12~40号(50~160g)のオモリに対応するコスパ最強のロッド。
実売価格1万円以下のため、予算が無いけどラインナップにオモリグ専用ロッドを加えたいという人にピッタリです。
大型のイカに負けないパワーを持ち、イエローの穂先でしっかりとアタリを見極めることが可能な1本。
【ダイワ】
エメラルダス X イカメタル(70MLS-S)
10~40号(40~150g)に対応するオモリグロッド。
ブレーディングXで補強したバッド部により、シャキッとした使用感が特徴。
オレンジに塗装されて見やすくアタリの取りやすいティップ、糸絡みしないガイドなどオモリグに必要な基本性能を抑えつつ、価格もリーズナブルな優秀なロッドです。
【メジャークラフト】
三代目 クロステージ イカメタル(CRXJ-S702H/OMORIG)
10~30号(30~120g)に対応するレギュラーテーパーモデル。
マイクロピッチクロスフォースで補強されたブランクスは、下位機種ソルパラのオモリグ専用ロッドよりもパワーは格段に上。
オモリグに最適化されたテーパーで、穂先の動きだけでは分かりにくかったアタリをとることが可能です。
通常のイカメタルにも使えるロッドなので、登場機会も多いでしょう。
【シマノ】
セフィアSSメタルスッテ S70MH-S/R
2022年に追加になったシマノのオモリグロッドのスピニングタイプ。手の届きやすい低価格帯のモデルでも、しっかりとシマノの良さを感じられる製品です。
対応する水深は20〜100m以上、20〜40号のヘビーシンカーを使用した釣りでも「スパイラルX」「ハイパワーX」搭載のブランクスで、軽々と攻略が可能。
オモリグ初心者や中級者以上にもおすすめの1本です。
【シマノ】
セフィアSSメタルスッテ B68M-S/R
2022年追加になったシマノのオモリグロッドは、ベイトタイプもおすすめ。
水深10〜80mに対応し、オモリは10〜30号を使用可能です。
スパイラルガイド設定で糸のスレを防止して感度を向上し、スピニングには難しいとされる繊細な棚調整やバーチカルな釣りをこなせるロッドになっています。
センターカットの2ピースですがきれいなベンドカーブを描くことができ、持ち運びも簡単。
渋い状況やバーチカル攻略に使ってみたいロッドです。
【中級者向け】人気なコスパが良いオモリグロッドおすすめ7選
【ダイワ】
エメラルダス MX イカメタル(OR70MLS-S)
10~40号(40~150g)に対応するオモリグモデルです。
高重量リグのキャストからシャクリまでしっかりこなせるバッドを持ち、ティップ部には蛍光オレンジで塗装されたメガトップを採用。
細部にわたってこだわりの詰まったロッドで、上位機種に引けを取らない性能を誇ります。
この価格帯では、最もコスパに優れるロッドでしょう。
【テイルウォーク】
SSD METALIKA(S68H/FSL)
10~40号(40~160g)に対応する、フルソリッドモデル。
大型イカの引きに合わせてどこまでも曲がりこむソリッドブランクスは、パワー負けすることなくしっかりとイカをリフトすることが可能です。
疲労軽減のためにグリップの形状も考えられており、非常に使いやすいモデルに仕上がっています。
【ヤマガブランクス】
バトルウィップ (OR 72/C)
25~40号(93~150g)に対応するオモリグ専用ロッド。
全体的にハリのあるブランクスでロッド全体でアタリを取るロッドです。
25号~40号を軽々とキャストして広範囲にアプローチできます。
手感度を頼りに掛けていくことを得意とする、唯一無二の強いロッドです。
【がまかつ】
スピードメタルR(S610MH)
10~30号(38~112g)に対応する2021年発売の最新オモリグモデル。
軽量バランス設計で持ち重り感を排除し、快適な操作感を追求しています。
糸ふけの出やすいオモリグ仕掛けであっても、手首をひねるだけでしっかりとフッキングまで持っていける調子に設定しているため、ストレスなく使えるロッドです。
【天龍】
ブリケイド スクイッド AR (AR66B-FML)
12~40号(45~150g)に対応するベイトタイプのオモリグロッド。
深場・二枚潮・急流などでも活躍できるパワーと、アタリを繊細に捉えるティップを合わせ持ち、幅広く活躍できるのが特徴です。
日本製でロッドに対するこだわりも強く、信頼のおけるロッドメーカーとしても評判です。
【シマノ】
セフィア XR メタルスッテ S70M-S/R
セフィアのXRシリーズは、CI4シリーズをフルモデルチェンジして新たに立ち上げられたもの。
ロッドブランクスには、スパイラルXコアを使用してより強く、そしてより軽く作られています。
なかでもS70M-S/Rは、比較的やわらかめなオモリグロッド。
ブランクス全体が反発してリグにアクションを付けられるため、使っていて体に負担を感じにくいことが特徴です。
水深10〜80m、オモリは10〜30号と使用範囲も広く、どこのエリアでも活躍できる魅力があります。
【シマノ】
セフィア XR メタルスッテ (B68MH-S/R)
カーボンモノコックグリップを搭載した感度が良いオモリグロッド。
リアグリップをカーボン一体成型の中空構造化することで、情報伝達力を高めているのが特徴です。
また、スパイラルXコアをを採用したブランクスはネジレやつぶれにも強く、細くてパワーのあるのが魅力。
カウンター付きのリールと組み合わせれば、細かく棚を刻みながらイカを攻略可能です。
水深20〜100m以上、20〜40号のオモリに適合します。
【上級者向け】ハイエンドな高級オモリグロッドおすすめ5選
【ダイワ】
エメラルダス EX イカメタル OR70MLS-SMTT
ダイワのハイエンドオモリグロッド。
特筆すべきは80gという驚異的な軽さです。
カーボンフレームを使用した「AGS」や「エアセンサーシート」を搭載し、7フィートというロングロッドでも持ち重り感を0に近づけています。
10〜40号までの幅広いオモリに対応し、コレ一本でほとんどの状況に対抗可能です。
「SMT」チューブラートップは目感度はもちろん、手感度でもイカのアタリが分かるほど繊細。自分からかけていくような新しいオモリグが楽しめるロッドです。
【シマノ】
セフィア メタルスッテ エクスチューン(S70MH-S/R)
20~40号(75~150g)対応のオモリグ専用ロッドでシマノ上位モデル。
カーボンモノコックグリップは、普通の竿では感じ取ることができないような繊細なアタリを手元まで伝え、海中の情報を感覚として把握することが可能です。
ハイレスポンスソリッドのティップはオモリグモデル専用に設計されたティップを採用し、しっかりとリグをはじき出して、思い通りの場所まで飛ばすことが可能になっています。
【ハリミツ】
墨族 ダイケン リミテッド (S70H)
50号(188g)まで対応可能なパワーモデル。
激流や水深が深いときに使う、50号のオモリを扱えるバッドを持つロッドです。
チタン合金トップを採用し、強度と感度を極限まで高め、厳しい時合の僅かなアタリも積極的に掛けていくことができます。
【シマノ】
セフィア メタルスッテ エクスチューン(B68M-S/R)
10~30号(40~110g)対応のオモリグ用ベイトロッド。
人間工学に基づいて開発された、「フロントトリガーグリップ」を搭載したことにより、疲れを軽減して長時間の誘いを可能にします。
硬めのソリッドティップでアタリを感じつつ、ロッド全体でフッキングし、ごりごり巻き上げられる力強さはベイトモデルならでは。
オモリグをバーチカルに落とし込む時には、最も重宝するロッドでしょう。
【ダイワ】
エメラルダス EX イカメタル(OR63MLS-SMTT)
オモリグロッドのなかではレングスが短めの6.3ftを採用したモデル。
77gという軽さと短さで、キャストのしやすさや取り回しの良さが魅力です。
ティップ部には「SMT」チューブラーを搭載し、感度が非常に良いのも嬉しいポイント。
重量のあるリグを扱えるパワーも兼ね備えているため、短くても幅広い号数のリグを扱えます。
2022年の新製品のオモリグロッドおすすめ3選
【バレーヒル】
レトログラードX(RGXS-65S-OMSP)
40号(150g)まで対応可能なレギュラーファーストテーパーのロッド。
オモリグのエキスパート船長とタッグを組んで開発された、オモリグに特化したスペシャルな1本です。
一般的な30号50mの水深を得意とし、粘りとパワーでしっかりとイカを釣り上げることが可能です。
【カンジインターナショナル】
月弓(608)
10~30号(37~113g)に対応するハイエンドモデルです。
ディープエリアや高負荷時の巻き上げパワーの増長のため、ロッドの復元力を高めるとともにテーパーについて試行錯誤し、最適なバランスを追い求めたモデル。
ややスローテーパー気味に設計されたブランクスは、釣り人の負担を減らしてくれますが、パワー負けすることはありません。
目感度を高める特徴的なヘラウキのようなティップも◎。
【テイルウォーク】
METALZON TZ(S67MH/FSL)
10~40号(40~160g)に対応するフルカーボンソリッド仕様のオモリグロッド。
フルソリッドならではの、「どこまでも曲がり込んでいくベンドカーブ」は病みつきになること間違いなし。
トルザイトリングとチタンフレームで磨きのかかった、レーシング仕様のロッドです。
バランスが良く長時間の釣行でも、疲れることなく誘い続けることができます。
まとめ
今回の記事では、オモリグ専用ロッドについて紹介してきました。
今年はとりわけ多くのオモリグロッドが誕生し、その注目度の高さが伺えます。
オモリグロッドが1本あると、釣りのバリエーションが大幅にUPしますので、ぜひ1本手にして自分の引き出しに加えてみてください。
それではまた!
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