鮎友釣り竿は高価という言葉が定着しています。
その通り上級モデルは40万円前後し、レギュラークラスでも20万円前後、低価格モデルが5万円前後かかり、これから鮎釣りを始めようという釣り人には高い壁となります。
しかし毎年のようにマイナーチェンジ、モデルチェンジが行われる鮎竿の世界では、型落ちモデルが存在します。
型落ちモデルは、メーカーとしては早く在庫を無くしたいのです。
モデルチェンジされたとはいえ、性能には大差ありません。
今回は各メーカーの上級モデルから低価格モデルの、型落ちおすすめ鮎竿の解説をしていきたいと思います。
- 釣り歴49年
中学生の頃投げ釣りを始め、社会人になると磯釣りにハマり、その後アユ友釣り、そしてボートからのルアー釣りを始め、現在では夏から初秋はアユ、それ以外はボートでのルアー釣りを楽しんでいます。アユ釣りに関しては、釣った鮎の出荷もしており半漁師的になっています。今後は船からのルアー釣りを極めるのが目標です。
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型落ち鮎竿とは
型落ち鮎竿とは、モデルチェンジ、マイナーチェンジされた新作の前の型です。
未使用であれば、型落ちと言えども3年、5年経過していても問題ありません。
メーカーがインストラクターなどと共に、コンセプトを元に開発したものですから、新作と言っても性能に差はなく、コンセプトを越える変更点がある場合は、ロッドネームも替え新製品として発売します。
つまり、同じロッドネームである以上、新作も型落ちも基本的には同じものと考えていいのです。
型落ち鮎竿を使うメリット・デメリット
メリット
ズバリ、在庫がある限り新作より安く買えます。
新品で、新作より2割以上安く買えるのではっきり言ってお買い得です。
性能にほとんど大差がないので、自分が納得すればいいだけです。
もう一つ中古販売市場で思わぬ安値で買えたりします。
中古の場合は誰かが使用していた竿の為、必ずキズなどを画像で確認し納得する必要があります。
素材が薄く作られている鮎竿は、少しのキズでも致命傷になる可能性があります。
デメリット
竿が破損した場合、部品が製造中止になっている可能性があります。
目安としては、発売開始より10年間は各メーカーは部品の製造を行っています。
それを越えると部品が無いので、ロッド修理専門業者に依頼しなくてはなりません。
特に中古で購入した古いロッドなどは、部品がない為、修理代が買った価格より高くなったりします。
新作との変更点が大きい場合の、他人の視線が気になる事が挙げられます。
全く気にしない人は関係ないですが、見た目で変更点がわかるのが嫌な人はやめた方がいいでしょう。
型落ち鮎竿おすすめ8選
ダイワ、シマノ、がまかつの3メーカーよりモデルチェンジ、マイナーチェッジされた竿を厳選いたします。
ダイワ
銀影競技 スペシャルシリーズ
トーナメント仕様に作られ、軽さを追求し、ダイワの最新技術をすべてを兼ね備えた上級モデルです。
競技スペシャルはタイプが多いですが、全てに型落ちがあるわけではありません。
河川と鮎のサイズ、そして自分の釣りのスタイルに合わせた選択が必要です。
ある程度、鮎友釣りを経験された中級以上の釣り人に最適の竿です。
新品では40万円近い竿ですが、30万前後で販売されています。
プロトギアシリーズ
ダイワの中級モデルで、軽量化はもちろん最新装備が搭載されています。
銀影競技スペシャル同様、河川と鮎のサイズに合わせたタイプがあり、すべてに型落ちモデルがあるわけではありません。
自分のスタイルに合わせた選択が必要で、入門者にもお勧めのロッドです。
発売当初より人気が出ず、新作が13万円前後なのに対し、型落ちは10万円前後で販売されています。
性能はダイワの中級モデルですので全く問題なく、いい買い物です。
アンバサーシリーズ
ダイワの低価格モデルで、引き抜きタイプのみの早瀬、急瀬の2種類があります。
セカンドロッドに最適と言われますが、メインロッドとして使えます。
軽量化もされており、特に初心者などには最適です。
新作6万円前後が、型落ちは5万円前後で販売されています。
中級、上級モデルとの違いは何かというと、重さです。
それでも最長モデルの9mでも260g~308gと軽く、片手操作も可能です。
プライムアユシリーズ
ダイワの超低価格モデルです。
8m~9mで、早瀬と急瀬があり、全て引き抜きタイプです。
超低価格だけあって、竿の重さは否めませんが、これから友釣りを始めようという若い釣り人には十分扱えるロッドです。
マルチズームタイプもあり、コストパフォーマンスは優れています。
ダイワ独自の基本装備は装備されているので安心です。
新作は4万円前後で販売されていますが、型落ちは2万台と破格です。
シマノ
リミテッドプロシリーズ
シマノが誇る最新技術が全て投入され、驚異の軽量化を実現した最高級モデルです。
H2.0~H3.0の硬さを揃え、新作は37万円前後ですが、型落ちは30万円前後とかなり安く買えます。
製造が多かったのか、型落ちの販売数が多く、上級モデルを1本買いたいという方にはお勧めです。
ラインナップは全て9mで、あとは自分にあった硬さを選ぶだけという選択も楽です。
プロセレクトシリーズ
8m~9.5m、H2.6~H3.5までと、数釣りから巨鮎まで狙える選択肢の多い中級モデルです。
シマノの最新技術はほとんど装備され、先調子から引き抜き調子まであります。
新作が16万円前後なのに対し、型落ちは11万前後で販売されています。
製造数が多く、在庫も多い為、型落ち製品はたくさん販売されています。
河川と鮎のサイズ、そして自分のスタイルに合わせた選択が出来ます。
ナイアードシリーズ
シマノの低価格モデルで、長さは7m~9m、硬さはH2.75~H3.0まであります。
中小河川から大河川の大鮎まで狙えるロッドです。
シマノ独自の基本構造は装備されており、重量も9mで260g~285gと軽く、片手操作も楽に出来ます。
入門者から上級者まで使えるお勧めロッドです。
がまかつ
がま鮎スピカシリーズ
8.5m~9m、硬中硬から超硬まで揃った中級モデルです。
中級者から上級者をターゲットにしたバランス重視のロッドです。
独自の製法で軽量化され、9m超硬でも310gと驚異の重量です。
数釣りから、巨鮎まで狙える一押しのロッドです。
がまかつの竿は価格が下がらないと言われるだけあって、新作に対し1万円前後しか安くありません。
まとめ
価格帯とバリエーションの多い鮎竿の中でも、価格を抑えることが可能な型落ちの鮎竿を解説しました。
鮎友釣りは、河川にタイプや、釣れる鮎のサイズ、自分のスタイルによって変わります。
また初期は小型でも、終盤は尺鮎の釣れる河川もあります。
そんな奥深い鮎友釣り、自分にあった竿を見つけるお手伝いが出来ればと思います。
型落ちの鮎竿の購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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