釣りにおいてタックル選びに当たってリールと並び重要な道具であるロッドですが、リールと比較してもメーカの数ーが多く、各メーカーそれぞれにロッドの調子やコンセプトが異なり、初心者にとっては迷う方も多いのではないでしょうか。
特にオフショアジギングにおいては、ロッドでジグにアクションを付ける為、ロッドの好みはアングラー毎に好みが分かれるところです。
ここではそんなオフショアジギングのロッドの中でもスピニングロッドに絞って特徴や選び方、おすすめ品をご紹介していきます。
- 元釣具屋店員
- 釣り歴21年
- 大会出場経験あり
物心付いた頃から釣りを始め、基本的にルアーでターゲットとなる魚は、淡水、ソルトに関わらず狙っています。年間を通して釣れる魚を日々追って、長期連休時は遠征釣行も行っています。当面の目標は100㎏オーバーのクロマグロ、キングサーモンを釣り上げる事です。
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目次
- 1 オフショアジギングで使うスピニングロッドの特徴
- 2 オフショアジギングで使うスピニングロッドを使うメリット・デメリット
- 3 オフショアジギングに適したスピニングロッドの選び方
- 4 オフショアジギング用スピニングロッドおすすめ10選
- 4.1 【メジャークラフト】クロステージ(CRXJ-S602/3)
- 4.2 【メジャークラフト】ジャイアントキリング5G (GK5-S63M)
- 4.3 【ジャッカル】バンブルズRB(BBRB-S632)
- 4.4 【テイルウォーク】ジグフォースSSD(S603)
- 4.5 【シマノ】グラップラータイプJ(S62-4)
- 4.6 【ダイワ】キャタリナ(J61MHS)
- 4.7 【パームス】シーラプチャー(STJS-62M+)
- 4.8 【テンリュウ】ジグザムドラッグフォース(JDF621S-2/3)
- 4.9 【テンリュウ】ジグザムディープライダー(JDR631S-5K)
- 4.10 【リップルフィッシャー】セルフィッシュSEB(624)
- 5 まとめ
オフショアジギングで使うスピニングロッドの特徴
オフショアジギング用のロッドは、ショアジギングのロッドと比較し遠投する必要が無い為、6ft前後の短いロッドが主流です。
またロッドのモデルにも依りますが、バット部(ロッドの根元)からロッド全体で曲がり込む様な設計になっており、非常に粘り強いの特徴です。
加えてロッドを脇に挟んでジグをシャクれる様にグリップエンドが長く、釣行時間が長い状況でも疲れ難い様に出来ています。
ベイトタックルと比較するとティップ(穂先)調子の張りがあるロッドも多く、好みによって選択肢が多いのもオフショアジギングにおけるスピニングロッドの特徴でもあります。
オフショアジギングで使うスピニングロッドを使うメリット・デメリット
メリット
オフショアジギングでスピンングロッドを使用する最大のメリットは何と言ってもジグをキャスティング出来る点です。
勿論、オーバーハンドでのキャストは、船上での危険性もありおすすめ出来ませんが、アンダーハンドキャストで30m程であれば問題なくキャスト出来、潮流が弱く、魚の活性が低い状況に斜めに引きながらより長い時間、同じレンジを攻めることも出来ます。
そしてドテラ流し(船を風と潮流に流す方法)の際の、斜め引きもベイトタックルと比較してやり易いです、
デメリット
スピ二ングタックルはキャスト出来るメリットもある反面、ベイトタックルと比較すると構造上、デメリットもあります。
まずスピ二ングタックルはロッドの下側にリールを付ける為、支点の関係で250g以上のジグをシャクるのは体力的に辛いものがあります。
またキャストする際もキャスティング専用ロッドと比較すると、キャストする前提で設計されていない為、ガイドバランスの関係でライントラブルが多くなります。
勿論この点はキャスト技術を向上させれば、必然的にトラブルも少なくなりますので、この点はあまり気にし過ぎる必要はありません。
オフショアジギングに適したスピニングロッドの選び方
長さ
先程も触れましたがオフショアジギングにおけるスピニングロッドの長さは6ft前後のものが多いです。
水深が深くバーチカル(垂直に真下にジグを落とす釣法)では、5ft台後半の比較的短めのロッドの方が扱い易く、体力的にも楽に操作できます。
反対にドテラ流しでラインの角度が付く斜め引きをする状況では短いロッドだとジグにアクションが付け難い為、6ft台前半の長めのロッドがオススメです。
ただあくまでも一般的な例で、釣りを行っていくことで自分なりのメソッドが確立されると、上記通りにする必要もありませんので参考程度にしてみて下さい。
硬さ(パワー)
ジギングロッドは狙う魚、海域、扱うジグによって選択する硬さ(パワー)が異なります。
表記としてはオンスの数字表記、若しくは硬さの英語表記(MLなど)があります。
ロッドの硬さ(パワー)を選ぶ基準としては青物狙いで湾内ジギング等のライトジギングの範囲であれば1~2オンス若しくは~MLクラスで問題なく、ジグの重さは150g程までは快適に使用出来ます。
ターゲットがブリ、ヒラマサ、カンパチ等の大型青物を狙い外洋でのジギングを行う場合は最低でも4オンス以上クラスのロッドを選ぶことでパワー負けせずにファイトすることが可能です。
ロッドアクション(調子)
ジギングロッドは狙う魚、海域、扱うジグによって選択する硬さ(パワー)が異なります。
表記としてはオンスの数字表記、若しくは硬さの英語表記(MLなど)があります。
ロッドの硬さ(パワー)を選ぶ基準としては青物狙いで湾内ジギング等のライトジギングの範囲であれば1~2オンス若しくは~MLクラスで問題なく、ジグの重さは150g程までは快適に使用出来ます。
ターゲットがブリ、ヒラマサ、カンパチ等の大型青物を狙い外洋でのジギングを行う場合は最低でも4オンス以上クラスのロッドを選ぶことでパワー負けせずにファイトすることが可能です。
オフショアジギング用スピニングロッドおすすめ10選
【メジャークラフト】
クロステージ(CRXJ-S602/3)
国内ロッドメーカーであるメジャークラフトが販売するエントリーモデルのシリーズです。
実売価格1万円台前半の価格帯でありながら、基本性能が高くロッドの味付けもスタンダードな為、初心者にも最適なモデルです。
また2ピース仕様の為、持ち運びに非常に便利で、100g程のジグを使用した中型青物を狙った近海ゲームにおすすめ出来ます。
【メジャークラフト】
ジャイアントキリング5G (GK5-S63M)
メジャークラフトのロッドは低価格帯ながらもしっかりとした設計で、非常にコスパが高いロッドが多く、その中でもジャイアントキリングはオフショアゲームのハイクラスロッドとして人気があります。
新製法の「R360構造」により非常に粘り強いブランクスで近海での青物ゲームの最初の1本に最適です。
【ジャッカル】
バンブルズRB(BBRB-S632)
国内ルアーメーカーのジャッカルが販売するロッドです。
バス用ルアーメーカーとして確固たる地位を築いてきたメーカーですが、近年オフショアを始めとして様々なジャンルに進出し、各分野で徐々に人気が出てきています。
PE2号クラスを使用したライトジギングに最適なロッドでサワラやイナダ(ハマチ)等を狙ったゲームに最適です。
グリップが抜けるタイプの為、持ち運びにも便利で小型車でも場所を取らず持ち運ぶことが出来ます。
【テイルウォーク】
ジグフォースSSD(S603)
国内ロッドメーカーであるテイルウォークが販売するジグロッドです。
実売価格2万円程の比較的安価な価格帯ながら基本性能が高く、スタンダードな調子は使う人を選ばず、ジグにアクションを付け易い他、魚がヒットしてもしっかりとロッドが曲がり込み安心してファイトすることが出来ます。
PE3号クラスのラインを使用した近海ジギングに最適なモデルで、ワラサやブリ、中型ヒラマサまでをターゲットとした釣りに相性が良いです。
【シマノ】
グラップラータイプJ(S62-4)
シマノのオフショアジギングシリーズの中でも4オンスクラスのロッドです。
「スパイラルXコア」採用により圧倒的な復元力があるブランクスで多少の大型がヒットしても安心してファイトできます。
PE4号クラスラインを使用し、近海でブリ、ヒラマサ、カンパチなどの大型青物をターゲットにする釣りで非常に汎用性の高い1本です。
多少張りのあるロッドですので、硬めの調子が好きな方におすすめです。
【ダイワ】
キャタリナ(J61MHS)
ダイワのオフショアモデルの中でもソルティガに次ぐハイクラスシリーズです。
良く曲がり、粘りが効くロッドで、ファイト時も魚と無駄な喧嘩をせずにやり取りすることが可能で、粘りが効くロッドが好きな方に最適なロッドとしておすすめ出来ます。
ドテラ流しでの横引きやロッドのベリーで激し過ぎないアクションでジグを操作することに有効的で、ヒラマサやカンパチジギングに最適です。
【パームス】
シーラプチャー(STJS-62M+)
ロッドメーカーのパームスが販売するオフショアゲーム向けシリーズです。
全体的に張りがあるロッドで200gクラスのジグをメインに使用した状況で、大型青物を狙うシーンで活躍するモデルで、ナノマテリアルを採用している為、復元力が非常に高いのが特徴です。
高性能ながら実売価格2万円程で、またグリップジョイント形式になっている為、持ち運びに便利で遠征などにも簡単に持ち運ぶことができるのも特徴の一つです。
【テンリュウ】
ジグザムドラッグフォース(JDF621S-2/3)
国内ロッドメーカーのテンリュウが販売するジギングロッドのハイクラスモデルです。
「C・N・T」と言うナノカーボンを採用したことにより脅威の復元力と粘りがあるロッドで、このシリーズは張りがあるモデルが多い中、スロー気味のアクションによりベリーからバットに掛けてジグを比較的スローにアクションするのに向いています。
近年流行りのローレスポンス系アクションにも最適なモデルで、魚の活性が低くシビアな状況に活躍します。
【テンリュウ】
ジグザムディープライダー(JDR631S-5K)
テンリュウのジギングロッドの中でもドラッグフォースに次ぐハイクラスモデルです。
レギュラーに近いアクションでロッドのベリー部でジグをアクションを付けるのに最適で、魚がヒットしても良く曲がり、いなしながらファイトすることが出来ます。
多少ダルさを感じますが、17㎏のヒラマサやビンチョウマグロにも負けないパワーでキャッチすることが出来たのもあり、多少ヘビーな状況のジギングには安心できるスペックがあります。
【リップルフィッシャー】
セルフィッシュSEB(624)
国内ロッドメーカーのリップルが販売するジギングロッドです。
張りがあるロッドでジグをキビキビ動かし、テクニカルなアクションをするのに最適なモデルで、魚とのファイトもダイレクトに楽しめるハイスペックな一本としておすすめで、ブリやヒラマサ、カンパチを始め、近年人気のビンチョウマグロジギングにもおすすめ出来ます。
まとめ
オフショアジギングのスピニングロッドはオフショアゲームの中でも特にロッドの味付けや好みが分かれ易いです。
最近は材質の進化もあり、軽量且つシャープなロッドが多いですが、それでもロッドとリールのバランスにより持ち重りを感じ易いこともありますので、好みを考えながら最適なロッドを見つけて下さい。
オフショアジギングのスピニングロッドの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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