バス釣りではワームの使用頻度が非常に高いですが、ワームに使われる素材にはソルト（塩）を含むものと、含まないもの（ノンソルトワーム）に大別でき、両者にメリットデメリットがあります。
今回は塩の有無の違いとおすすめワーム、使い方について紹介いたします。
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ノンソルトワームとは？違いは何？
ノンソルトワームとは、ソルト（塩）を含まない素材を用いて作られたワームを指し、この特性によりソルトインワームと異なった使い方ができます。
塩の比重は2.16g/mL程であり、水 1.0g/mLと比べると2倍以上大きな値になっています。
ちなみに、ワームの主な素材とされているポリ塩化ビニルやエラストマー系素材の比重は、0.90～1.50mg/L程であり、水より軽い1.00以下の素材は水に浮き、これ以上では水に沈むとされています。
ソルトインワームは比重が重く水に沈み易いと言われ、一方、ノンソルトワームは、ゆっくり沈むあるいは水中に浮かべて使えるなどの特徴があります。
ノンソルトワームを使うメリット・デメリット
メリット
水中・上を漂わせることができる
比重が小さい特性を生かし、水中に漂わせながらバスにアピールすることができます。
シャッド系のワームであれば、水中をゆっくりと泳ぐ魚の姿を再現でき、また、トレーラーとして使用することで、スピナーベイトやラバージグのフォール速度を緩やかにし、魚に出会える可能性を高めることもできます。
素材の滑らかさ故に動きが伝わりやすいといったメリットもあります。
頑丈で壊れづらい
塩を含むとそれだけ素材量が少なくなり、フックセットやバイトによるダメージを受け易くなりますが、ノンソルトであれば素材の強度をそのままに、受けるダメージも少なくなります。
つまり、長く経済的にワームを使えるメリットがあります。
デメリット
塩分が入っていない = 食いつき悪くなる？
GARY YAMAMTOで有名なソルトインワームは、数十年もの長い歴史があり、今でも第一線で活躍しています。
諸説ありますが、魚が塩を好み、これを積極摂取しようとするため、食いつきが良くなると言われています。
淡水魚は、体内の浸透圧調整するため一定量の塩類を蓄積する必要がありますが、淡水中に含まれる塩類濃度は極微量であり、貴重な塩類摂取の機会としてバイト率を高めるといった理論です。
ハンドリングし辛くなる。
比重が小さくワームが軽くなることから、キャスティングし辛く、また水に沈みにくくなります。
つまり、単独で用いると狙えるレンジが限定され、使い辛くなってしまうとも言えます。
ノンソルトワームおすすめ10選
【ハイドアップ】
スタッガーオリジナル ノンソルト
シャッドテールワームの代表格と言っても過言ではない、スタッガーオリジナルシリーズのノンソルトタイプです。
浮力と素材の柔軟性を生かし、ノーシンカー、ダウンショット、ジグヘッドなど幅広い仕掛けにマッチします。トレーラーとして、ラバージグとの相性も抜群です。
【イマカツ】
セクシーアンクル ノンソルト
ストレートワームのテール部分が小ぶりのシャッドテールとなっており、これが女性の足首のようにセクシーな形状していることから名付けられたこのワームです。
ストレートワーム特有のナチュラルなアクションと、セクシーアンクルの適度な振動に加え、ノンソルト由来の自然な動きでバスを誘います。
【O.S.P】
ドライブスティック ノンソルト
ベイトフィッシュの形状を模した適度なサイズ感で、安定な体勢を維持しながら、水中のみでなく水面付近でも想像通りのアクションを見せてくれます。
スローなスイミングでバスに十分なアクションをしてくれることから、幅広く信頼を得ているワームです。
【デプス】
ブルフラット ノンソルト
ブルーギルワームとして人気を博しているブルフラットのノンソルトタイプです。
浮力を生かして水中をゆっくりと漂わせながら魚を誘えることから、フリーリグで使われることが多くなっています。
【ダイワ】
スキニースイマー
ノンソルト素材と、ボディとテールから生み出される微振動により、よりナチュラルにベイトフィッシュが発生する振動を再現し、魚に口を使わせてしまう完成度の高い製品です。
ダウンショットやスプリットショットリグでの使用がお勧めです。
【ダイワ】
フィンズバグ
ヘビーカバーからバスを釣り上げるため、ラバージグとの相性が抜群となるように設計された製品です。
フッキング性能を損なわずかつ針持も維持できる最適な厚さに設計され、かつ底でワームを放置しても水流が振動を発生し魚を誘います。
【ジャッカル】
DBユーマ カスミ
ボディに備えられた2対のアームが絶妙な振動を発生させ、さらにテールが水流を捉え漂うことで魚に絶妙なアピールをします。
ジグヘッドでフォールさせるだけで、あたかも生命である様なアクションをしてくれます。
【ミブロ】
ダブルウィップ
ストレートワームに2本の細長いテールを配した独特の形状のワームです。
浮力のあるノンソルト素材由来のボディが水中で漂い、かつアクションがダイレクトに伝わることため、狂った様に魚へアピールします。
【エバーグリーン】
フラットヘッドミノーレジェンドマッチョ 高浮力モデル
ダウンショットリグとの相性は抜群で、メリハリのあるアクションと、サスペンドしてのポージングで魚のバイトを誘います。
一世を風靡し伝説的な人気を集めたこのワームが改良された最新モデルです。
【イッセイ】
スパテラ ノンソルト
ボディに配した細かな溝と、パドル状のテールにより、細いシルエットながら細かな振動や水の動きを発生させることで、魚の食い気を誘います。
10inchサイズからノンソルトタイプが展開されており、ゆっくりとしたフォールと振動でスレた魚にも有効です。
まとめ
普段気にすることはあまり多くないかもしれませんが、ワームの素材を理解することで、最適な使用場面が自ずと導かれます。
水中をゆらゆらと漂う性質のあるノンソルトワームは、より自然にバスへアピールしたい場面での、ファーストチョイスになり得るのではないでしょうか。
ノンソルトワームの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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