釣った魚を美味しく食べるための技術が〝脳締め〟と〝神経締め〟です。
「素人には難しい」と考えてしまいがちな脳締めと神経締めですが、専用のアイテムが販売されているので、思ったよりカンタンに処理できます。
使いやすい脳締め用のピックや、神経締めに使うワイヤーの太さや長さの解説と、おすすめのモデルをご紹介します。
釣り魚として人気のヒラメやアジをよりおいしく食べてみませんか。
- 海外遠征経験あり
- 釣り歴30年
- 年間釣行100日程
千葉県在住の中年アングラー。 幼少期はブラックバスやブルーギル釣りを嗜む。 現在は、国内外を旅をしながら釣り歩くのがライフワーク。 ルアーやヘチ釣りのような隙間時間にふらっと行ける釣りを好む。 海外遠征経験は、中国、モンゴル、タイ、台湾、ミャンマー、ラオス、韓国等。
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魚を神経締めする効果や必要性
魚はストレスを感じると旨味成分であるATP(アデノシン三リン酸)が消費され味が落ちてしまいます。
ATPは脳や脊髄から消費される物質なので、ATP消費防止のため脳締めと神経締めが有効です。
また、脳締め神経締めを施すと魚は活動を停止し、暴れて生じる打ち身や打撲も最小限に抑えられ鮮度が保たれます。
適切な締め処理を施すことによって数日~1週間程度美味しい状態が維持できます。
魚の神経締めワイヤー&ピックの選び方
長さ
ワイヤーの長さは、全長50㎝くらいまでの魚には30㎝~35㎝程度の長さ、100㎝を超えるサイズの魚の場合は75㎝~80㎝くらいの長さが使いやすいです。
全長より長いワイヤーは長すぎて持て余してしまうので、気持ち短い方が使い勝手が良いでしょう。
太さ
全長30㎝くらいまでのサイズの魚は0.8㎜、それ以上の大型の魚には1㎜~1.5㎜くらいの太さがあると使いやすいです。
ワイヤーの太さが適切でないと上手く神経に入っていないので、対象魚のサイズに合った太さを選定しましょう。
素材
素材は金属繊維を編み上げたワイヤー製と、形状記憶合金の2種類が市場を独占しています。
ワイヤー製のものは丈夫ですが変形してしまうことから若干使う時にコツが要ります。
この弱点をカバーするために形状記憶合金が採用されているモデルが多いです。
神経締めワイヤーの使い方
頭から入れるワイヤーの使用方法
魚の大小を選ばず使える慣れると便利な使用方法。
①魚の眉間(目と目の間)にピックを差しこみ側線まで貫通させます。
②ピックで開けた穴から神経(ワイヤーで触れると魚が反応する場所)を探しワイヤーを通します。
③何度もワイヤーを往復させて完全に脊髄を破壊します。
尻尾から入れるワイヤーの使用方法
中型魚から大型魚に向いている初心者でも簡単な方法。
①魚の眉間にピックを差込み脳死状態にする。
②魚の尻尾を包丁で切り落とす。
③尻尾から脊髄に沿ってワイヤーを通し往復させて脊髄を破壊します。
魚の神経締めワイヤー&ピックおすすめ8選
【ルミカ】
A20292 神経絞メ セットミディアム
ピックとワイヤーがセットになっている便利なモデルです。
50㎝~60㎝クラスの魚を対象としたサイズは汎用性が高くクロダイやシーバス、岸から釣れるカツオなど色んな魚種に使用できます。
【ルミカ 】
神経締めセット ショート
アジやサバ、メバルなどの小型魚専用のワイヤー&ピックセットです。
小型魚は沢山釣れる種類が多いので、使い方を習得に向いています。
慣れれば使用方法は同じなので大型魚でも応用が効くので初心者におススメです。
【吉見製作所】
形状記憶合金神経絞め 鮮度たもつ君 マダイ用
頭の固いマダイでもねじ込み易い形状のピックという特徴があるので、魚種を選ばず使用できる優秀なワイヤー&ピックセットです。
また、形状記憶合金を使用しているのでコンパクトに収納できます。
【タカ産業】
アジ神経締め T-116
長いピックのような形状なので、頭から差し込みそのまま脊髄を破壊できるワイヤーの使用なしで使える初心者向きのモデルです。
サビキ釣りのような小型魚が沢山釣れる釣りでの使用に向いています。
【ダイワ】
ナイフ フィッシュピック85
ワイヤーとセットになっているピックは収納性が低いので、鋭利な先端部分がむき出しになり危険です。
このフィッシュピックはバタフライナイフの様に収納できるので、小さなお子様連れの釣りの際も安心です。
別途ワイヤーの購入が必要ですがおススメです。
【Belmont】
活け締めピック ショート MP-219
「活け締めピック」の名は伊達じゃないサクサクとした刺さり具合が気持ちがいいピックです。
活締めのコツは「ためらわない事」ですので、刺さりやすさは重要なポイント。
この点をしっかり押さえている頼もしいピックですが、神経締めには別途専用のワイヤーの用意が必要です。
【Belmont】
形状記憶合金神経締メΦ1.0㎜×50㎝ MP-224
最も多くの釣り人に釣られているであろう、40㎝から60㎝の中型魚に使いやすい神経締めワイヤーです。
ピックがセットになっているモデルではありませんが、握りやすい持ち手と形状記憶合金特有の〝まるめて収納〟できる便利さに多くのファンがいます。
【吉見製作所】
形状記憶合金神経絞め 鮮度たもつ君 1.0-50cm
別途ピックの使用をおすすめしますが、形状記憶合金なので収納しやすく強度も中型魚には程よい使いやすいモデルです。
このモデルは魚の尻尾を切り落とし脊髄に入れて使います。
頭からワイヤーを入れるよりも脊髄が視認しやすいので初心者向きです。
まとめ
沢山釣って美味しく食べるのは釣りの醍醐味です。
釣った魚は「思い出効果」で普段よりおいしく感じるものですが、神経締めなどの適切な処置を施すと料亭顔負けの味になり、楽しい思い出に花を添えてくれます。
本稿を参考に美味しい魚を食べて頂ければ幸いです。
魚の神経締めワイヤー&ピックの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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