渓流釣りにおいて必須アイテムとも言えるウェーダー。
ウェーダーとは、着る長靴と言われており、水の中に入って釣りをする場合などに水の侵入を防いでくれる役割を持っています。
各メーカーから素材やソールなど様々な種類のウェーダーが発売されています。
数千円で買える安いものから機能性抜群で高価なものまであり、どれを選んで良いか分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ウェーダーの選び方とコスパの良いおすすめのウェーダーを10個厳選してご紹介させていただきます。
神奈川県在住。海釣りから渓流釣りまで幅広いジャンルをシーズンに合わせて楽しんでいます。友人にライトショアジギングに誘われたのをきっかけに釣りにハマり、今では毎週のように釣りに出かけています。渓流ベイトフィネスをメインに、渓流に行けないときは近所でシーバス、メバル、タチウオなどを狙っています。最近はボートでのロックフィッシュ、タイラバなどにも挑戦中です。
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渓流釣りにウェーダーは必要?いらない?
渓流釣りは、川を遡上しながら魚を釣り上がっていく釣りです。
魚を狙う時だけでなく、移動中も川に入らなくてはならない場面もあります。
夏場であれば多少濡れてもすぐに乾くので大丈夫という方もいらっしゃいますが、水に濡れると体温や体力を予想以上奪われてしまいます。
比較的長時間釣行を行うことの多い渓流釣りでは、ウェーダーは必須アイテムです。
渓流釣りに適したウェーダーの選び方
ウェーダーには様々な種類があります。
長さや素材など使う場面によって最適なものを選ぶことで、快適に釣りを楽しむことができます。
ここでは、渓流釣りに適したウェーダーの選び方をご紹介させていただきます。
長さの種類や選び方
ウェーダーの長さは大きく分けて3種類あります。
チェストハイウェーダー
1つ目はチェストハイウェーダーという胸の高さまであるウェーダーです。
ウェーダーの中では一番長く、深い川でも入っていけます。
渓流釣りでは最も使用率が高いのがこのチェストハイウェーダーです。
ウェストハイウェーダー
2つ目はウェストハイウェーダーという腰の高さまでのウェーダーです。
ウェストハイウェーダーはチェストハイウェーダーに比べると蒸れにくく、移動の際などにも動きやすくなっています。
ヒップハイウェーダー
3つ目はヒップハイウェーダーという股下までの高さのウェーダーです。
一番短いウェーダーで、動きやすく、蒸れにくいですが、浅い川にしか入れないため、使っている方はほとんどいません。
真夏の渓流などでは、乾きやすく、水を通す素材でできたゲーターというアイテムを使うことで涼しく釣りを楽しむこともできます。
ソールの種類や選び方
ウェーダーのソールは様々な種類がありますが、渓流で使うのは主に4種類を使い分けます。
ラジアルソール
ラジアルソールはオーソドックスなゴムでできたソールのことで、様々な地面で使えますが、苔や濡れた岩などの場所では比較的滑りやすいという特徴があります。
フェルトソール
フェルトソールはその名の通り、ソール部分にフェルト(不織布)が使われており、濡れた岩や苔の上などの滑りやすい場面でもしっかりとグリップしてくれます。
スパイクソール
スパイクソールはラジアルソールにスパイクピンが付いたもので、岩のくぼみなどにピンが引っかかることでグリップします。
引っかかるところのないツルツルした岩などでは逆に滑りやすくなってしまうので注意が必要です。
フェルトスパイクソール
フェルトスパイクソールはフェルトソールにスパイクピンを付けたもので、スパイクソールとフェルトソールの良いところを両方持っています。
比較的オールマイティに使えるソールなので、渓流初心者の方にもおすすめのソールです。
生地素材の種類や選び方
渓流釣りで使うウェーダーの生地素材は大きく4種類あります。
ゴム引き生地
ゴム引き生地はその名の通り、表面がゴムでコーティングされたウェーダーで、漁師さんが着ているウェーダーをイメージしてもらうと分かりやすいです。
比較的安価で防水性抜群ですが、透湿性はほぼないので、渓流釣りにはあまりおすすめできません。
ナイロン生地
ナイロン生地もゴム引き生地と同じく比較的安価に入手することができます。
裏面がゴムでコーティングされているものが多く、透湿性もほぼありません。
渓流解禁直後や秋以降に活躍する生地です。
防水透湿生地
ゴアテックスという製品が有名な防水透湿生地は、水は通さず、汗などの湿気は良く通すので、夏場でも快適に使うことができます。
防水透湿生地は機能性は非常に良いですが、その分値段も高くなりがちです。
ネオプレン素材
ネオプレンはウェットスーツにも使われる素材で、防水性と保温性が抜群なので、寒い時期に活躍します。
しかし、透湿性はないので暑い時期には蒸れて快適性が低くなってしまいます。
形状の種類や選び方
ウェーダーの形状はブーツ一体型とストッキング型の2種類があります。
ブーツ一体型
ブーツ一体型はその名の通りブーツまでが一体となっているウェーダーで、比較的安価なものが多いです。
ブーツが一体となっているため、歩きづらくなってしまうという面もあります。
ストッキング型
ストッキング型はウェーダーの上にウェーディングシューズを履くタイプのウェーダーで、非常に歩きやすいのが特徴です。
釣りをするフィールドに合わせてウェーディングシューズを変えることで、様々な地面に対応することができるのもメリットです。
しかし、ブーツ一体型にくらべて値段が高いものが多いというデメリットもあります。
安い渓流釣りウェーダーおすすめ3選
ここでは低価格帯のウェーダーに絞って3つご紹介させていただきます。
渓流を始めたばかりでどれを買っていいかわからないけど、最初からあまり高いものは…という方におすすめの製品をご紹介させていただきます。
【プロックス】
テフロンポリエステルウェーダー
プロックスのテフロンポリエステルウェーダーは、テフロン撥水加工を施したポリエステルの表地、裏地にはPVCが使われており、防水性や撥水性は抜群です。
裏地がPVCのため、透湿性はあまりありませんが、オールシーズン使えるウェーダーです。
ソールもラジアル、フェルト、フェルトスパイクと3種類用意されているので、使うシーンに合わせて適切なソールのものが選べます。
値段もお手頃なので、初心者の方にもおすすめのウェーダーです。
【DRESS】
チェストハイウェーダー エアボーン
DRESSのチェストハイウェーダー エアボーンは、ナイロン生地のウェーダーですが、裏面にメッシュ加工が施されており、汗をかいた後のべたつき感を低減してくれます。
ブーツのかかと部分に足をかけて脱ぎやすくする「キックオフ」が装備されているので、着脱のしやすさも良好です。
ソールはラジアルソールとフェルトスパイクソールの2種類が用意されており、フィールドに合わせて使い分けることができます。
機能性も良く、値段もお手頃なオールシーズン対応のウェーダーです。
【X’SELL】
チェストハイウェーダー420D
X’SELLのチェストハイウェーダー420Dは、ナイロン生地のウェーダーで、インナーメッシュを採用しているため、比較的蒸れにくいのが特徴です。
ラジアルソールとフェルトピンソールが用意されているので、使うシーンに合わせて選ぶことができます。
安いだけでなく、万が一の破れに備えて補修用の生地と接着剤も付属しているので、長く使えるウェーダーです。
機能性も良いコスパ重視の渓流釣りウェーダーおすすめ7選
ここでは価格だけでなく、機能性も重視したいという方のために、コストパフォーマンスが高いウェーダーをご紹介させていただきます。
【シマノ】
DS3 ウェーダー
シマノのDS3 ウェーダーは、防水透湿のDRYSHIELD素材3Lを使用しており、夏場などの汗をかく季節でも快適に釣りを楽しむことができます。
フェルト、フェルトピン、ラジアルソールの3種類から使うシーンに合わせて適切なものを選ぶことができます。
釣り具のトップブランドであるシマノのウェーダーは、誰もが安心して使える高性能なおすすめのウェーダーです。
【ダイワ】
スーパーブレスウェーダー
ダイワのスーパーブレスウェーダーは、ダイワ独自の4層構造防水透湿素材「ブレスアーマー」を採用したウェーダーです。
藪漕ぎなどでトゲやイバラが刺さってしまった場合でも、時間とともに穴を水滴以下のサイズまで小さく元に戻す性質があるので、水漏れを最小限に抑えることができます。
立体裁断を採用しているので、動きやすく、渓流でも使いやすいおすすめのウェーダーです。
【リトルプレゼンツ】
N3 チェストハイブーツウェーダー
リトルプレゼンツのN3 チェストハイブーツウェーダーは、リトルプレゼンツオリジナルの3レイヤー防水透湿素材「LIPTEX-N3」を採用したブーツ一体型ウェーダーです。
カーブド・フロント・シームというウェーダーの縫い目を前側に持ってきた上でカーブさせる製法で、内股部分の擦れによる生地へのダメージを防いでおり、耐久性が高いのが特徴です。
フェルトソールのブーツが一体型となっており、滑りやすい苔などの上でも安定してグリップできます。
【リトルプレゼンツ】
AQ ZIPハイブリットブーツウェーダー
リトルプレゼンツのAQ ZIPハイブリットブーツウェーダーは、防水透湿素材のLIPTEX-N3とクロロプレン素材を組み合わせたハイブリットウェーダーです。
透湿素材のウェーダーは、解禁直後やシーズン終盤等では寒くなってしまいがちです。
しかし、AQ ZIPハイブリットブーツウェーダーはひざ下が4mm厚のクロロプレン素材となっているため、保温性や耐久性が非常に高くなっています。
ブーツにはフェルトソールを採用し、歩きやすく、オールシーズン快適に使えるおすすめのウェーダーです。
【パズデザイン】
BS チェストハイブーツウェーダー
パズデザインのBS チェストハイブーツウェーダーは、ブレスシェード3レイヤーという透湿素材にPVCのブーツを合わせた一体型のウェーダーです。
ラジアルソールのRDとフェルトソールのFSがラインナップされているので、使うフィールドに合わせて最適なソールを選ぶことができます。
歩行時にウェーダーが邪魔にならないよう3D立体裁断されておりますので、動きやすく、使い勝手の良いおすすめのウェーダーです。
【ダイワ】
スーパーブレスストッキングウェーダー
ダイワのスーパーブレスストッキングウェーダーは、ブレスアーマーを採用した防水透湿生地のストッキング型のウェーダーです。
ストッキングタイプのウェーダーなのでブーツの種類やソールを自由に選べ、フィールドによってブーツを変えることで様々な場面で使うことができます。
非常に歩きやすく、疲れにくいおすすめのウェーダーです。
【Foxfire】
エキスパートツーシームウェーダー
Foxfireのエキスパートツーシームウェーダーは、防水・透湿性に優れたゴアテックス素材を使ったストッキングタイプのウェーダーです。
脚部前面には特殊な6レイヤー構造を持たせることで、快適性と耐久性の大幅な向上につなげています。
非常に高価なウェーダーですが、性能はもちろん、所有感も非常に高いので、渓流釣りをメインにされている方には特におすすめのウェーダーです。
まとめ
今回は渓流釣りに使うウェーダーの選び方と、おすすめのウェーダーを10個ご紹介させていただきました。
川を遡上しながら釣りを行う渓流釣りでは、ウェーダーは必須アイテムです。
使用する時期やフィールドによって適切なウェーダーを選ぶことで、非常に快適にストレスなく釣りを楽しむことができます。
今回の記事を参考に、ぜひ皆さんにぴったりのウェーダーを選んでください。
渓流釣りのウェーダーの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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