フライフィッシングは主にトラウトを狙う釣り方で、もちろん渓流釣りでも有効です。
しかしフライフィッシングは元々英国で生まれた釣りなので、日本の渓流は想定していない釣り方でもあります。
このため日本型の渓流でフライフィッシングを楽しむには、それに合わせた道具が必要で、特にロッド選びにはこだわるべきでしょう。
そこで今回は、渓流釣り用のフライロッドについて、選び方やおすすめ商品をご紹介します。
- 釣り歴15年
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北国生まれのアマチュア釣り師。前職では量販店で釣り具の販売、企画も担当。釣った魚を調理して食べるのも大好きで、美味しい魚のためならフィールド問わずアクティブに挑戦します。
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目次
- 1 渓流フライロッドにこだわるメリット
- 2 渓流フライロッドの選び方
- 3 渓流フライロッドおすすめ15選
- 3.1 【M MAXIMUMCATCH】Ultra-lite 4wt 7ft
- 3.2 【アキスコ】エイシス フライロッド ケンプファー(ASKF 763-4)
- 3.3 【Echo】LIFT 7’6″ #3(Lift-376)
- 3.4 【river peak】JP6 7’6″ #3
- 3.5 【M MAXIMUMCATCH】CHALK Stream 6’6″2wt
- 3.6 【ティムコ】ユーフレックス・インファンテ 664-4 ブルー・グレー
- 3.7 【キャップス】KID’S6 グラファイトロッド(6023)
- 3.8 【バリバス】iD イワイドリフト(ID783-4)
- 3.9 【天龍】フェイテス ベーシックマスター(FBM763-2)
- 3.10 【バリバス】ライトトレイル(LT-704-4)
- 3.11 【ティムコ】ユーフレックス Jストリーム(JS792-4)
- 3.12 【ティムコ】ユーフレックス グラスマスター(703-4)
- 3.13 【SAGE】ファウンデーション(590-4)
- 3.14 【シマノ】アスキス(J731)
- 3.15 【river peak】フライロッド #1 OIKAWA
- 4 まとめ
渓流フライロッドにこだわるメリット
フライフィッシングではロッド選びが非常に重視されますが、こと渓流においては、よりロッドの持つファクターが多くなります。
具体的にはどのような点が変わるのか、渓流でフライロッドにこだわるメリットについて解説します。
キャスティング動作のしやすさ
フライフィッシングではラインを振り回すように操るため、比較的大きなキャスティング動作になりますよね。
日本の渓流は草木が生い茂っている場所が多いため、ロッドの取り回しにこだわらないと、ロッドが振れるポイントが限定されてしまいます。
このため長さにこだわって選ぶことで、釣りができるポイントを増やせるメリットがあります。
キャスティング精度の向上
日本のトラウトフィッシングのメインフィールドになる渓流は、岩の間を縫うように成形され、流れも複雑です。
その流れを読んでピンポイントにフライを打ち込むための、キャスティングの精度が必要になります。
番手やアクションなどにこだわて選ぶことでキャスティングの精度を上げることができるので、渓流ではロッドにこだわるメリットが大きいです。
魚とのやり取りのしやすさ
日本の渓流ではそこまで大きな魚はターゲットにならず、30cmあれば大きいと言われますよね。
このため魚とのやり取りを考えても、ロッドの柔軟や取り回しが重要で、ロッドによってその性能は変わります。
もちろん北海道など渓流でも良型の魚が釣れる場所もあるので、地域性も踏まえた上で適切なロッドを選ぶ必要があります。
携帯性
渓流釣りでは、駐車ポイントから入渓ポイントまで歩くことも多いですし、険しい山道を歩くことも多いでしょう。
この時に重要になるのがロッドの携帯性で、トラブル防止のためにも重視したいポイントです。
ロッド自体の長さに加えて、仕舞寸法なども重視することで、取り回しに加えてどう持ち歩くかの自由度も上がります。
渓流フライロッドの選び方
では、上記したようなメリットを得るためには、具体的にどのようなフライロッドを選ぶべきなのでしょうか。
渓流用のフライロッドを選ぶ際は、スペック表から以下のようなポイントをチェックしてみましょう。
短めのロッドがおすすめ
フライロッドはルアーロッドよりも長いものが多く、入門用として売られているものの多くは8~9ftが中心です。
これはこの程度の長さがあったほうが、キャスティング時にラインを操作しやすくなるからです。
管理釣り場や本流、開けた里川などであればこの長さでも問題ありませんが、日本の渓流だとこの長さは使いやすいとは言えません。
フライロッドにも4ft台のショートロッドもありますが、そこまで短いとかなりキャスティングは難しくなりますし、選択肢も狭まります。
これらを踏まえて考えると、渓流用のフライロッドは7ft前後のものがおすすめです。
番手は~♯5
フライロッドは投げられるフライラインの番手が決まっていて、タックルバランスを考えて番手を選ばなければいけません。
番手は、大きくなるほど大きい(空気抵抗が強い)フライを投げやすく、フライを遠くに投げられるようにもなります。
反面、番手が大きくなるとそれに合わせてロッドが硬くなってしまう傾向があるため、柔軟性を活かしたい渓流の魚とのやり取りには相性が悪いです。
これらのバランスを踏まえて考えると、ロッドの番手は♯1~5までがおすすめです。
初心者の方の場合、基準となるのが♯4で、この程度のラインであれば比較的投げやすく、かつロッドが固すぎないので扱いやすいでしょう。
なおオイカワなどを専門に釣る場合は#4では強すぎるので、♯1前後を選ぶといいでしょう。
仕舞寸法
フライロッドの中では短めと言われる7ft台のロッドですが、それでも2m以上あるため、携帯性がいいとは言えません。
昨今のフライロッドは主に3ピース以上になっているため、そこまで携帯性に劣るものはないでしょう。
しかし渓流釣りでは、駐車ポイントから入渓ポイントまで移動してから準備することもありますよね。
坂道や岩を登るようなシチュエーションもあり、ぶつけるとロッドの破損にもつながるので、そういった場合は仕舞寸が短いものが便利です。
7ft前後のロッドであれば、4ピース以上であれば仕舞寸が50cm程度に収まるので、移動するときも邪魔にならないでしょう。
アクション(テーパー)の選び方
渓流では魚が付く場所がおおよそ決まっているため、狙いを定めてフライを打ち込むのが重要です。
フライロッドの場合、同じ番手で同じ長さでも、アクションによってキャスタビリティが変わり、キャスティング精度にも影響します。
フライロッドにおいても、「ファスト」「ミディアム」「スロー」の3種類のテーパーがあるので、購入時にチェックしておきましょう。
渓流においては、適度にロッドの柔軟性を活かせるミディアムテーパーが好まれますが、あえてほかのテーパーを選ぶのも一つの方法です。
プレゼンテーションはやや気を使いますが、ファストテーパーはラインの操作性が良く、初心者の方でもラインの操作をしやすいです。
スローテーパーはややタイミングを掴むのに苦労しますが、より自然なプレゼンテーションをしやすいメリットがあります。
渓流フライロッドおすすめ15選
上記したポイントを踏まえて、渓流用におすすめのフライロッドを厳選してご紹介します。
入門用からハイエンドまで幅広く厳選したので、予算などに合わせてチェックしてくださいね。
【M MAXIMUMCATCH】
Ultra-lite 4wt 7ft
入門用や予備のロッドとしてもおすすめの、渓流にマッチする安価なフライロッドです。
長さは7ft、ラインは♯4に適合するので渓流にもちょうどよく、4ピースなので携帯性も良好です。
細かい部分の仕上がりについても言うことなく、番手や長さも細かくラインナップされているので、好みに合わせて選ぶこともできます。
【アキスコ】
エイシス フライロッド ケンプファー(ASKF 763-4)
コストパフォーマンスを重視しながらも、フライロッドとして過不足のない作りで、入門用にぴったりのモデルです。
ミディアムファーストアクションは初心者の方にも投げやすく、かつやり取りしやすい粘りがあります。
7.6ftとやや長めではありますが、渓流だけでなく里川や管理釣り場などでもフライフィッシングを楽しみたい方におすすめです。
【Echo】
LIFT 7’6″ #3(Lift-376)
フライフィッシングの入門機として定番の、安価ながらしっかりした作りのフライロッドです。
入門者も選びやすいラインナップも魅力で、7.6ftの♯3は渓流フライフィッシングの入門用に作られたモデルになっています。
デザインも安っぽさを感じさせず、これから本格的にフライフィッシングを始める方にも、長く使える一本と言えます。
【river peak】
JP6 7’6″ #3
低価格ながらマルチピースで、日本の渓流を想定した設計のフライロッドです。
ショートレングスながら柔軟性を重視した設計で、ラインウエイトをしっかり乗せてキャスティングできる作りになっています。
仕舞寸法は約40cmで、専用ケースも付属するので、険しい山道は収納して持ち歩くのにも適しています。
【M MAXIMUMCATCH】
CHALK Stream 6’6″2wt
本格的な釣りに対応するスペックを有しつつも、価格を抑えたハイコスパな渓流向けフライロッドです。
6.6ftと日本の渓流にもマッチするショートロッドで、4ピースなので仕舞寸法も短く、専用ケース付きで携帯性にも優れています。
ファストテーパー気味なのでラインの操作性に長け、より精密にピンポイントを狙いたい場合におすすめです。
【ティムコ】
ユーフレックス・インファンテ 664-4 ブルー・グレー
初心者も手を出しやすい価格帯ながら、上級者にも愛されるロングセラーモデルです。
ロッドにラインのウエイトが乗る感触は、初心者がキャスティングを覚えるのに最適で、キャスティングのリズムをつかみやすい味付けになっています。
加えて扱いやすい♯4なので、源流から渓流まで、幅広いシチュエーションにマッチする対応力も魅力です。
【キャップス】
KID’S6 グラファイトロッド(6023)
ザックなどに入れて携帯することも可能な、マルチピースのパックフライロッドです。
長さ6ftと短めのレングスに加えて6ピースなので仕舞寸法が短く、ハードケースも付属するので携帯性に非常に優れています。
継数が多いことで、♯2/3のロッドですがブランクもハリもあるので、ピンポイントを狙った精密キャストもしやすくなっています。
【バリバス】
iD イワイドリフト(ID783-4)
日本の渓流をターゲットに、操作性を重視した設計の渓流向けフライロッドです。
渓流での射程圏になる5~15ヤード前後で正確なキャスティングと、渓流の流れの中でもメンディングしやすい操作性を重視した作りになっています。
価格もリーズナブルで、予算を抑えつつもこだわりながらロッドを選びたい方にもおすすめしたいモデルです。
【天龍】
フェイテス ベーシックマスター(FBM763-2)
渓流における様々なシチュエーションに対応できる、ベーシックな渓流向きフライロッドです。
クセのない作りになっているので、渓流でのショートキャストから、プール狙いのミドルレンジのキャスティングまで対応できます。
価格も手ごろながら品質も折り紙付きで、これからフライフィッシングを渓流で始めようという方におすすめの一本です。
【バリバス】
ライトトレイル(LT-704-4)
クラシカルな見た目を残しつつ実用性にもこだわった、フライパックロッドです。
グラスロッドのアクションを最新鋭のカーボン素材で再現し、軽さを活かしたことでシャープなキャスティングを可能にしています。
ジョイントは職人の手仕上げによるスピゴットフェルールは非常に精巧で、安心して振り込むことができます。
【ティムコ】
ユーフレックス Jストリーム(JS792-4)
日本の渓流をメインフィールドに、一本でなんでもこなせるマルチなフライロッドです。
柔軟性がありつつシャープに曲がるブランク設計により、比較的近距離での勝負を幅広いフライで対応できるモデルに仕上がっています。
7.9ftとやや長めのレングスなので、里川から渓流まで幅広い河川に対応できる一本です。
【ティムコ】
ユーフレックス グラスマスター(703-4)
グラスロッドの魅力を活かしつつ、万人向けの使いやすさも重視した、グラス製フライロッドです。
グラスらしい粘りがありつつ、強さを付与したことでミドルレンジの釣りにも対応し、様々な渓流にマッチする一本になっています。
懐の広さを利用して、フライのサイズやパターンを使い切って渓流魚を狙いたい方におすすめです。
【SAGE】
ファウンデーション(590-4)
突出したラインコントロール性能を持つSAGEのハイパフォーマンスシリーズの、日本の渓流にもマッチするモデルです。
ラインの操作性に長けているので、木々の入り組む日本の渓流でも、狙ったポイントを逃さず打ち込むことが可能です。
このクラスの海外製ロッドでショートレングスのラインナップが充実しているのもありがたいですね。
【シマノ】
アスキス(J731)
軽さを活かしつつ柔軟性を活かした、バランスのいい使い心地が魅力のフライロッドです。
スパイラルXやCi4+といったシマノ独自の技術をフライロッドに落とし込んだことで、軽さと柔軟性のバランスを活かしています。
ショートレングスのラインナップも豊富で、特にJ731は小渓流をはじめとして日本の渓流に幅広く対応できるマルチなモデルに仕上がっています。
【river peak】
フライロッド #1 OIKAWA
オイカワをフライで狙うために作られた、ライトなフライロッドです。
近距離のキャスティングを得意としたアクションで、柔軟性を活かして水深のあるエリアでも安心してやり取りできます。
価格も安いので、気軽にオイカワフライを楽しみたい方や、小型の渓流魚をテンポよく釣りたい方にもおすすめです。
まとめ
渓流は日本のトラウトフィッシングのメインフィールドで、渓流をフライで釣り歩くのは独特の魅力があります。
紹介したように、渓流には渓流向けのフライロッドがあるので、ぜひお気に入りのロッドを携えて、日本の渓を楽しんでくださいね。
渓流フライロッドの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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