大自然に囲まれて釣りを楽しむ渓流釣り。
沢を登りながら魚を釣り上がっていく渓流釣りでは、タックル以外にも様々な装備が必要になります。
渓流釣りの装備の中で、1本持っておくと便利なのがナイフです。
今回は渓流釣りにナイフを持っていくメリットや注意点、おすすめのナイフなどをご紹介させていただきます。
神奈川県在住。海釣りから渓流釣りまで幅広いジャンルをシーズンに合わせて楽しんでいます。友人にライトショアジギングに誘われたのをきっかけに釣りにハマり、今では毎週のように釣りに出かけています。渓流ベイトフィネスをメインに、渓流に行けないときは近所でシーバス、メバル、タチウオなどを狙っています。最近はボートでのロックフィッシュ、タイラバなどにも挑戦中です。
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渓流釣りでナイフは必要?活用例は?
渓流釣りにおいて、ナイフは絶対に必要というわけではありません。
しかし、ナイフを1つ持っておくだけであらゆる場面で重宝します。
釣った魚を持ち帰る場合、その場で魚を締める必要があり、魚を締める際にはナイフが必要です。
また、渓流釣りでは藪や木の枝などが生い茂った場所を通らなくてはならない場面があります。
そうした場面でナイフがあれば、木の枝などを払いながら安全に進むことが可能です。
渓流で昼食をとる際にもナイフが活躍します。
食材を切るだけでなく、木の枝を集めて適度な長さに切って薪を作ったり、拾ってきた木の枝を削いでお箸を作る事もできます。
銃刀法違反に注意
釣り用に限らず、刃物を所持する場合に気をつけなくてはならないのが銃刀法 (銃砲刀剣類所持等取締法) です。
銃刀法 第22条に刃体 (刃の部分) の長さが6cmをこえる刃物については「何人も、業務その他正当な理由による場合を除いては、これを携帯してはならない」と定められています。
フィッシングナイフも例外ではなく、釣り用とわかるように持ち歩く必要があります。
また、刃体の長さが6cm以下でも軽犯罪法 1条2号で「正当な理由がなくて刃物、鉄棒その他人の生命を害し、又は人の身体に重大な害を加えるのに使用されるような器具を隠して携帯していた者は、拘留又は科料に処する」とされています。
ナイフを携帯する際にはこれらの疑いがかけられないように注意しましょう。
特に車で現地まで移動する際などにはタックルボックスにしまう、釣りが終わったら必ず自宅で保管する等して、すぐに使えない (取り出せない) 状態にしておくことが大切です。
渓流フィッシングナイフの選び方
渓流用フィッシングナイフには、様々なタイプのナイフがあります。
ここでは、渓流用フィッシングナイフの選び方についてご紹介させていただきます。
ナイフの種類
渓流用フィッシングナイフには主に3種類のタイプがあります。
魚を締める場合などは、魚の大きさに応じて適したタイプがありますので、ナイフを選ぶ際には狙う魚の大きさに合わせて種類を選ぶと失敗しにくいです。
スライドナイフ
スライドナイフは、カッターのように刃の部分がスライドして出し入れできるタイプのナイフです。
片手で刃の出し入れができ、コンパクトなものが多いので、小さい魚をメインに釣る方や初心者の方におすすめです。
刃をしまっておけば、ポケットに入れて持ち運ぶことも出来る携帯性の良さが特徴です。
フォールディングナイフ
フォールディングナイフは、刃を折りたたんで収納するタイプのナイフです。
刃の部分が完全に収納できるので、スライドナイフと同じくコンパクトで安全性も高いのが特徴です。
強度がスライドナイフよりも高いので、小型〜中型の魚にも対応できます。
シースナイフ
シースナイフは、折りたたんだり、スライドさせるのではなく、刃を鞘 (シース) に収めて収納するタイプのナイフです。
シースナイフは刃が固定されているタイプで、非常に強度が高いのが特徴です。
シースナイフの中にはさらに3種類のタイプがあります。
1つ目はフルタングです。
フルタングは刃が1枚の鋼材でできており、刃をハンドル材 (柄の部分) で挟む構造になっているタイプのナイフです。
非常に強度が高く、バトニング (薪割り) なども出来るので、キャンパーにも人気のタイプです。
2つ目はナロータングです。
ナロータングはハンドル材に穴を開け、ハンドル材より細くした鋼材を差し込まれ、接着剤やビスで留めているタイプです。
シースナイフの中では軽くて扱いやすいですが、バトニングなどには向きません。
3つ目はコンシールドタングです。
コンシールドタングは、ナロータングとフルタングの中間のようなタイプで、軽量で扱いやすく、調理に向いているのが特徴です。
素材
渓流用フィッシングナイフの素材はステンレスと炭素鋼 (カーボンスチール) の2種類があります。
ステンレスはサビに強く、メンテナンスが簡単なので初心者の方におすすめの素材です。
一方炭素鋼はサビやすくメンテナンスの手間はかかりますが、独特の輝きがあり、切れ味の良さが特徴の素材です。
グリップ
柄の素材は天然素材と人工素材の2種類があります。
天然素材はウッド (木) やスタッグ (鹿の角や貝類等) などがあり、1本1本質感や表情が異なるので、人と違う個性を出したい方におすすめです。
人工素材は合成樹脂や積層合板などを使ってできており、耐久性や耐蝕性が高く、変形しにくいという特徴があります。
また、人工素材は天然素材よりも安い場合が多く、初心者の方にもおすすめです。
渓流釣りナイフおすすめ10選
ここまで、渓流釣り用ナイフの選び方をご紹介させていただきました。
ここからは、渓流釣りにおすすめなフィッシングナイフを10個厳選してご紹介させていただきます。
【シマノ】
スライドナイフ CT-911R
シマノのスライドナイフ CT-911Rは、ブレードはステンレス素材、グリップは樹脂素材のスライドナイフです。
収納時のサイズが110mmと非常にコンパクトになり、ダイヤルを回すことで刃を出し入れ出来る構造なので、片手で簡単に出し入れすることができます。
価格も1,000円以下と非常に安いので、初心者の方でも手の出しやすいおすすめのナイフです。
【ダイワ】
フィールドナイフ SL-78
ダイワのフィールドナイフ SL-78は、ブレードはステンレス素材、グリップは樹脂素材のスライドナイフです。
グリップ部分を開閉して刃を出し入れするスライダーをロックする機構なので、使っている途中で不意に刃が引っ込んでしまうリスクがないのが特徴です。
価格も安く、コンパクトで使い勝手の良いおすすめのナイフです。
【belmont】
フィッシングフォールディングナイフ MP-177
belmontのフィッシングフォールディングナイフ MP-177は、ブレードはステンレス素材、グリップはステンレス・アルミニウム素材のフォールディングナイフです。
折りたたむとコンパクトに収納でき、刃の厚みが3mmあるので、力をしっかり入れることができます。
スタイリッシュなデザインで、カラビナが付いているので、携帯性も抜群です。
【OPINEL】
Tradition #10 ステンレススチール
OPINELのTradition #10 ステンレススチールは、ブレードはステンレス素材、グリップはウッド素材のフォールディングナイフです。
100年以上の歴史を持つフランスの老舗ナイフメーカーのナイフで、#6〜#12までの6種類があります。
ナイフの元祖とも言われている伝統的でオーソドックスなナイフで、コンパクトに折り畳めるので簡単に持ち運びが可能です。
渓流によく合うウッド素材のグリップで価格もお手頃なおすすめのナイフです。
【BUCK KNIVES】
110 フォールディングハンター
BUCK KNIVESの55 フィールディングハンターは、ブレードはステンレス素材、グリップは真鍮・黒檀素材のフォールディングナイフです。
BUCK社が世界で初めて作ったロック付きフォールディングナイフのデザインをほぼそのまま受け継いだナイフで、アウトドアマン憧れのナイフとして愛され続けています。
「世界でもっともコピーされたナイフ」と言われる非常に美しいナイフです。
【がまかつ】
フィッシングナイフ GM2014
がまかつのフィッシングナイフ GM2014は、ブレードは440ステンレス素材、グリップは強化ウッド素材のフルタングのシースナイフです。
ブレード部分に強度の高い440ステンレスを使用した大型ナイフで革素材のシースにベルトループが付いているので、ベルトに通して携帯することができます。
比較的値段も手頃なおすすめのナイフです。
【モーラナイフ】
Companion Heavy Duty MG
モーラナイフのCompanion Heavy Duty MGは、ブレードは炭素鋼、グリップはラバー素材のナロータングのシースナイフです。
100年以上の歴史を持つスウェーデンのナイフブランドで、切れ味抜群の炭素鋼ブレードのナイフを低価格で手に入れることができます。
プラスチックシースを採用し、比較的大型のシースナイフですが、軽量に作られているのも特徴です。
初心者の方でも手の出しやすいおすすめのシースナイフです。
【ジー・サカイ】
サビナイフ2 (サバキ3寸)
ジー・サカイのサビナイフ2 (サバキ3寸) は、ブレードはステンレス素材、グリップはFRN (ガラス繊維強化ナイロン) 素材のフルタングのシースナイフです。
365日塩水に沈めていても錆ないH-1 (ローカーボンステンレス) 鋼をブレードに採用しているので、海でも川でも安心して使えます。
岐阜県関市の刃物メーカーで、メイドインジャパンの高品質なおすすめのナイフです。
【鍛冶屋トヨクニ】
土佐鍛渓流刀 115
鍛冶屋トヨクニの土佐鍛渓流刀 115は、ブレードは土佐オリジナル白鋼、グリップは樫オイルステンのナロータングのシースナイフです。
4mm厚の白鋼を職人が手作業で鍛造したナイフで、1本ずつ違った表情が楽しめます。
抜群の切れ味とオイルステン樫の見た目が渓流で映えるおすすめのナイフです。
【Helle】
TEMAGAMI ST
HelleのTEMAGAMI STは、ブレードにステンレス素材、グリップにウッド素材を採用しハーフタングのシースナイフです。
フルタングの腹側のみを削って軽量化しており、強度と軽さを両立しています。
ノルウェーの職人が1本1本手作業で作ったハンドメイドのナイフで、非常に美しく、渓流に映えるおすすめのナイフです。
まとめ
今回は渓流釣りにおいてナイフを使う必要性やナイフの選び方、おすすめのナイフについてご紹介させていただきました。
自然に囲まれて行う渓流釣りでは、ナイフがあると便利な場面が多々ありますが、ナイフの保管や携帯方法を間違えると、銃刀法などに引っかかってしまうリスクもあります。
リスクを認識した上できちんと保管を行い、安全にナイフを使いましょう。
今回ご紹介させていただいたポイントをおさえて、皆さんのお気に入りのナイフを選んでみてください。
渓流釣りのナイフの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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