渓流ベイトフィネス用ショートロッドおすすめ8選!特徴やメリット・デメリット等を解説!

渓流でのルアーフィッシングにおいて、近年ベイトリールを使った渓流ベイトフィネスの人気が高まってきています。

渓流ベイトフィネスとは、軽いルアーをベイトリールを使ってキャストし、トラウトを狙う釣りです。

そんな渓流ベイトフィネスでは、4~5ft前後のショートロッドがおすすめです。

今回は渓流ベイトフィネスでショートロッドをおすすめする理由や、ショートロッドを使うメリット・デメリット、おすすめのショートロッドなどをご紹介させていただきます。

梶原
執筆者

    神奈川県在住。海釣りから渓流釣りまで幅広いジャンルをシーズンに合わせて楽しんでいます。友人にライトショアジギングに誘われたのをきっかけに釣りにハマり、今では毎週のように釣りに出かけています。渓流ベイトフィネスをメインに、渓流に行けないときは近所でシーバス、メバル、タチウオなどを狙っています。最近はボートでのロックフィッシュ、タイラバなどにも挑戦中です。

    渓流ベイトフィネスで使うショートロッドの特徴

    渓流ベイトフィネスは川の上流~下流まで幅広いフィールドで釣りを行います。

    比較的開けた川の下流域であれば長いロッドでも問題ありませんが、川を上るにつれて木や岩などの障害物が多くなってくるので、長いロッドだとキャストするスペースが取れないことも多くなります。

    そんな時に活躍するのがショートロッドです。

    渓流ベイトフィネス用のショートロッドは軽いルアーでも簡単に投げられ、かつトラウトのバイトを弾きにくいように柔らかく作られています。

    また、渓流では予備のタックルを持っていくこともあり、携帯性に優れたロッドも多く発売されています。

    渓流ベイトフィネスでショートロッドを使うメリット・デメリット

    ショートロッドの特徴を最大限活かして渓流ベイトフィネスをするためには、ショートロッドのメリット・デメリットを理解しておくことが大切です。

    ここでは、渓流ベイトフィネスでショートロッドを使うメリット・デメリットを詳しくご紹介させていただきます。

    メリット

    渓流ベイトフィネスでショートロッドを使うメリットは、大きく3つあります。

    障害物の多い渓流ではショートロッドが活躍する場面が数多くあります。

    ショートロッドのメリットを活かして快適に釣りを楽しみましょう。

    キャストスペースが狭くても投げられる

    木の枝や岩などの障害物が多い渓流では、キャストをするスペースが極端に狭くなってしまうことがあります。

    長いロッドでは障害物が邪魔になってキャストできない場面でも、ショートロッドを使えば難なくキャスト可能です。

    また、フリップキャストをする際にもロッドの先端やルアーが地面や水面に当たってしまうリスクも低くなり、ロッドを破損する可能性も低くできます。

    携帯性に優れている

    渓流ベイトフィネス用のショートロッドは、携帯性に優れていることが多いです。

    海釣り用のロッドなどは2本継であることが多いですが、4~5ftでも2本継だと仕舞寸法は70~80cmほどになります。

    しかし、渓流ベイトフィネス用のショートロッドは3~4本継や振り出し(テレスコピック)式になっていることが多いので、仕舞寸法も30~60cm程度に抑えられています。

    予備のロッドを持っていくことの多い渓流ベイトフィネスでは、携帯性に優れているということが大きなメリットです。

    片手でも取り回しやすい

    ショートロッドは短く軽いため、片手でも簡単に取り回すことができます。

    渓流を遡上しているときや、登れない滝などを迂回する高巻きを行う場合などに、木の枝や岩などを避けつつ体も支えなくてはならない場面も多くあります。

    そうした場面で長いロッドだと取り回しが効かず、ロッドを破損させてしまったり、転倒してしまう可能性が高いです。

    しかし、ショートロッドであれば容易に取り回すことができるので、ロッドを破損させたり、バランスを崩して転倒してしまったりするリスクを低減できます。

    デメリット

    渓流ベイトフィネスでショートロッドを使うデメリットは飛距離が出しにくいことです。

    飛距離のあまり必要ない源流域であれば特に問題ありませんが、川幅の広い下流域などではキャストしても飛距離が足りないということが起こり得ます。

    同じロッドで源流域~下流域まで対応させるのはなかなか難しいので、ロッドを使い分けるなどの工夫が必要です。

    私の場合、源流用の4.2ftのロッドと中流用の5ftのロッド、下流や湖用の6.5ftのロッドを使い分けています。

    渓流ベイトフィネス用ショートロッドおすすめ8選

    ここまでは、渓流ベイトフィネスでショートロッドを使うメリット・デメリットやショートロッドの特徴などをご紹介させていただきました。

    ここからは、渓流ベイトフィネスにおすすめのショートロッドを8本厳選してご紹介させていただきます。

    【シマノ】
    カーディフ ネイティブスペシャル B47UL-3

    カーディフ ネイティブスペシャルは源流~下流域、湖などの幅広いフィールドでトラウトを狙うための全15種類のロッドがあります。

    中でも、B47UL-3は4.7ftのショートレングスで源流域や小渓流からそこそこ川幅のある中流域や下流域まで使えるオールラウンドなロッドです。

    3本継で仕舞寸法50cmとコンパクトになるので、藪漕ぎや高巻きの際の携帯性にも優れています。

    シマノ独自のスパイラルX、およびハイパワーXと呼ばれるキャスト時のロッドのブレを抑える構造で、ピンポイントへの正確なキャストを可能にします。

    【テイルウォーク】
    トラウティア 43L/C-T

    トラウティアはトラウトの世界を「もっと手軽に。もっと真剣に。」をコンセプトに開発されたロッドで、3.8ft~8.3ftまでの18種類をラインナップしています。

    43L/C-Tは使いやすい4.3ftという長さと、テレスコピック構造からくる仕舞寸法37cmという圧倒的な携帯性で、オールラウンドに使えるロッドです。

    継数の多いテレスコピック構造でありながらしなやかに曲がり、キャストアキュラシーも高く、十分な性能を持っています。

    また、価格も抑えられているので初心者の方の最初の1本にもおすすめできるロッドです。

    【スミス】
    トラウティンスピン ダガーストリーム DS-TEC47UL

    トラウティンスピン ダガーストリームは源流域や小渓流に特化したロッドで、4.7ft~5.5ftまでの6種類がラインナップされています。

    ラインガイド部分のカーボンの長さを最小限に抑えることで、ブランクの曲がりを邪魔しない構造になっています。

    ルアーをセットしたままの移動時に便利なフックキーパーも装備されているので、機動力が非常に高いのも魅力です。

    源流域の釣りが好みの方や、遠征される方にもおすすめのロッドです。

    【スミス】
    トラウティンスピン マルチュース TRMK-463L

    トラウティンスピン マルチュースは4.2ft~8ftまでの11種類がラインナップされており、ベイトモデルは4.2ft~5.6ftまでの3種類があります。

    TRMK-463Lはベイトモデルの中でも特にオールラウンドに使える長さで、源流域~下流域まで幅広く使えるロッドです。

    フルグラスロッドの特徴でもあるしなやかな曲がりは、トラウトのバイトを弾きにくく、ローリングなどで暴れる魚をうまくいなすことができます。

    グラスロッドでありながら自重95gと軽く作られているので、グラスロッドを使ったことがない方でも扱いやすいおすすめのロッドです。

    【スミス】
    Be Sticky Trout BST-EXS43UL/C3

    渓流ベイトフィネスのパイオニアでもある本山 博之氏がその理想を追及して作り上げた渓流ベイトフィネス専用ロッドです。

    ショートロッドはキャストの際のリリースポイントが掴みづらいと言われることもあります。

    しかし、このBST-EXS43UL/C3はルアーの負荷がロッドに乗るタイミングを明確にするようにチューニングされているので、リリースポイントが掴みやすく、キャストアキュラシーが非常に高いのが特徴です。

    今回ご紹介したロッドの中では最高値のロッドですが、初心者だけでなく、上級者にもおすすめのベイトフィネス専用ロッドとなっています。

    【アブガルシア】
    トラウティンマーキス ナノ TMNC-516L Ⅱ TE

    ベイトモデルとスピニングモデルの両方が展開されており、ベイトモデル4.1ft~5.7ftまでの5種類がラインナップされています。

    トラウティンマーキス ナノは剛性が高く、粘りのあるナノカーボンブランクスを採用したロッドで、ブレのないキャストフィールと食い込みの良さを持っています。

    TMNC-516Lは5.1ftの長さでオールラウンドに使える一方、テレスコピック構造によって仕舞寸法47.3cmというコンパクトさを併せ持っている、とても使いやすいロッドです。

    コンパクトなオールラウンダーとして初心者の方や、遠征する方などにもおすすめのショートロッドです。

    【メジャークラフト】
    ファインテール FTX-B46/505UL

    ファインテールはエリア用、ストリーム用などのジャンル別に多くのロッドがラインナップされていますが、中でもこのFTX-B46/505ULの最大の特徴は「スイッチスタイル」です。

    6インチのバットピースが付属しており、このバットピースを使うことでロッドの長さを4.6ftから5ftに変更すること可能です。

    その日のシチュエーションや気分などに合わせて1本のロッドで2つの長さを使えるので、幅広いエリアに対応することが出来ます。

    また、仕舞寸法も38cmとコンパクトな設計となっており、携帯性に優れ、遠征等でも活躍します。

    1本で2つの長さを楽しめるお得さと、仕舞寸法38cmという驚異的なコンパクトさで非常におすすめできるショートロッドです。

    【パームス】
    シルファー SYCVCi-46XUL/P4

    シルファーはカーボンモデルとクロスオーバーグラスモデルの2種類があり、このSYCVCi-46XUL/P4はクロスオーバーグラスモデルです。

    グラスロッドならではのしなやかな曲がりは、フリップキャストを多用する源流域などではとても快適に釣りをすることが出来ます。

    ティップ部分にグラファイト素材を使っているので、グラスロッドの弱点であるキャスト終盤でのティップの暴れを抑え、正確なキャストが可能になります。

    源流域では抜群の性能を発揮する、初心者から上級者まで幅広くおすすめできるショートロッドです。

    まとめ

    今回は渓流ベイトフィネスでショートロッドを使うメリット・デメリットやおすすめのショートロッドをご紹介させていただきました。

    携帯性と取り回しの良さに優れているショートロッドは、特に源流~中流域の釣りで活躍します。

    障害物を避け、狙った場所に正確にキャストをするためにはショートロッドは強い味方となってくれます。

    今回の記事が皆さんのロッド選びの参考になれば幸いです。

    紹介アイテム一覧

    渓流ベイトフィネスのショートロッドの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。

    シマノ
    カーディフ ネイティブスペシャル B47UL-3
    テイルウォーク
    トラウティア 43L/C-T
    スミス
    トラウティンスピン ダガーストリーム DS-TEC47UL
    スミス
    トラウティンスピン マルチュース TRMK-463L
    スミス
    Be Sticky Trout BST-EXS43UL/C3
    アブガルシア
    トラウティンマーキス ナノ TMNC-516L Ⅱ TE
    メジャークラフト
    ファインテール FTX-B46/505UL
    パームス
    シルファー SYCVCi-46XUL/P4
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