マイクロジグおすすめ12選!使い方や選び方を紹介!

近年のメソッドの拡大により、ライトジギングの領域でも口を使わない魚に対し更なるアプローチ方法として注目を集めてきているマイクロジグ。

シラス等のマイクロベイトを捕食している魚に対してもしっかりと食わせる事ができ、また一日を通してボウズになることが非常に少ないのが特徴です。

ここではそんなマイクロジグの使い方や選び方、おすすめの製品等をご紹介していきます。

遠山直樹
執筆者
  • 元釣具屋店員
  • 釣り歴21年
  • 大会出場経験あり

物心付いた頃から釣りを始め、基本的にルアーでターゲットとなる魚は、淡水、ソルトに関わらず狙っています。年間を通して釣れる魚を日々追って、長期連休時は遠征釣行も行っています。当面の目標は100㎏オーバーのクロマグロ、キングサーモンを釣り上げる事です。

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マイクロジグとは?定義は?

実際のところ一言にマイクロジグと言っても明確な区切りはないですが、一般的に20g以下で非常に小型のジグをマイクロジグと呼びことが多いです。

このマイクロジグは特にシラス等の極小ベイトを捕食していて、通常サイズのジグに魚が反応しない場面で非常に有効で、また通常サイズのジグには反応し難い小型の魚もバイトしてくる為、ボウズになる可能性が少なく、初心者の方でも釣りを楽しみ易いメリットがあります。

マイクロジグの選び方

重さ

まずマイクロジグを選ぶにあたって重要となるのがジグの重さです。

基本的にマイクロジグを扱う様な場面では、潮流がそれほど早くなく、水深も10m前後のポイントが多いのであまり重いジグは必要ありません。

5~20g前後のジグを用意すれば大抵の状況に対応出来ます。

釣り場での重さの選択は、水深・潮、流・遠投性を考慮しながら選んでみて下さい。

また魚の活性が低い場合は、ウェイトを少し軽くしフォール時間を長く取ったりすることで、バイトが得易くなりますので是非試してみて下さい。

色(カラー)

ジグを選ぶ上で重さの次に悩むのは色(カラー)ではないでしょうか。

一般的には水色が澄んでいる状況ではシルバーをベースにした色を使用し、逆に濁っている場合は、ゴールドをベースにした赤金や緑金等の色が効果的です。

また朝マヅメや曇りのローライト時は、グロー系の色のルアーが有効となることもあります。

最低でもシルバー系とゴールド系の2種類のカラーは釣り場に持参した方が様々なシチュエーションに対応できる為、おすすめです。

ウェイトバランス

ジグを色々見てみるとパッケージにウェイトバランス等が記載されているものがあります。

これは文字通りジグのウェイトバランスを示すもので、ルアーアクションに直結します。

センターバランスのものは汎用性が高く、扱い易いでのまずはセンターバランスのものを選んで問題ありませんが、フォールアクションに強いフラット形状や速いアクションに強いフロントバランス等があります。

マイクロジギングでは、そこまで速い動きは使わず、フォールで食わせることが多いので、センターバランスとフラット形状の2種類があれば安心です。

ジグ材質

一般的にジグの材質は鉛が主流ですが、近年はより比重の高いTG(タングステン)製のジグが人気があります。

比重が鉛よりも高い為、同じ重さでもより小さいシルエットの為、ベイトサイズにシビアな状況に非常に有効です。

デメリットとしては、タングステンがレアアースに該当する為、鉛製のジグと比較すると高価な点ですが、タックルボックスに1、2個入れて置けば活躍するシーンが出てきますのでおすすめです。

マイクロジグおすすめ12選

【ジーク】
Rサーディン

ルアーメーカーであるジークが販売するメタルジグです。

個人的に最もおすすめのジグで、ジャカジャカ巻きからワンピッチジャーク、ロングフォールと万能に使用でき、特にフォールでのヒットが多く、マイクロジギングからライトショアジギングまで幅広く使用しています。

重さとカラーを揃えて用意して欲しい製品で、迷ったらまずこのルアーを選んで間違いなしです。

【ジーク】
Gスラッシャー

6g~のラインナップがあり、細身のシルエットの為、小型のベイトを捕食しているシーンに特に有効です。

細身で水切りが良い為、操作がし易く、レスポンスの良いアクションが特徴で、アジやワカシなどの小型回遊魚に強く、空気抵抗が少ない為、飛距離が出ます。

Rサーディンと併せて用意することで殆どのシーンをカバー出来る汎用性の高い製品と言えます。

【メジャークラフト】
ジグパラマイクロ

ロッドメーカーであるメジャークラフトが販売するメタルジグで1.5~15gまでと幅広いウェイトラインナップが魅力の製品です。

センターバランス系フラットの使い易い形状と豊富なカラーラインナップが特徴で、他社製品と比較しても安価に購入出来る点は嬉しいポイントです。

また塗装も剥がれにくい為、長く使用することができコスパの高い製品と言えます。

ケイムラ加工がされているカラーも多い為、強いアピールで魚を誘う事が出来ます。

【メジャークラフト】
ジグパラマイクロスリム

ジグパラマイクロのスリムタイプのシリーズです。

マヅメの時間帯が終了し、シビアになった状況に効果を発揮し易いジグで細身の為、飛距離が出やすいのが特徴です。

フロントバランス寄りの形状の為、フォールアクションも素早く魚の活性が高いシーンで特に有効で、アジやメバルと言った遊泳力の高い魚におすすめ出来ます。

通常、テールフックが付いていますが、アクションによってはテールフックが絡み易いので、必要に応じテールフックを外して使用してみて下さい。

【メジャークラフト】
ジグパラマイクロスイム

ジグパラマイクロシリーズの中でもその名の通り巻くだけで釣れるスイム系ジグです。

リアバランスで非常に飛距離が出る為、広いエリアでおすすめの製品で、ワンピッチジャークやジャカジャカ巻きなどの小難しいアクションが必要なく、ただ巻くだけで魚が釣れる優れものです。

初心者の方はもちろん、あまりシャクるのが好きではない方にも最適な製品と言えます。

巻きでしか反応しない状況や魚もいますので、変化球としてタックルボックスに入れておくと何かと便利です。

【メジャークラフト】
ジグパラTG

ジグパラシリーズのタングステン製のモデルです。

タングステン製の為、より小さいシルエット且つ飛距離が必用なシーンに非常に活躍し、また他メーカーのタングステン製メタルジグと比較しても安価なのが嬉しいポイントです。

タングステン製ジグの中では珍しい10g~と軽量なクラスからのラインナップがあるのもこのシリーズの特徴と言えます。

【アブガルシア】
ソルティーステージ マイクロジグスリム

釣り具メーカーのアブガルシアが販売するジグです。

1~7gまでの小さいサイズ展開が特徴の製品で、マイクロジギングの中でも特にライトなタックルで狙うカサゴ等の根魚ゲームに最適で、足元を丁寧に探る釣りに適していると言えます。

リフト&フォールを繰り返す釣りとは特に相性が良く、集魚性の高い一口サイズのジグとしておすすめです。

【アブガルシア】
ソルティーステージ マイクロジグフラット

ソルティーステージマイクロジグシリーズの中でも、文字通りフラットな形状をしたモデルです。

1~14gまでのラインナップがあり、そのフラットな形状からフォールアクションが魅了的で、根魚から青物まで幅広く狙う事が出来ます。

テトラ周りでより効果を発揮する万能タイプのジグとしてマイクロジギングでは高い汎用性があります。

【ダイワ】
TGベイト

ダイワが販売するタングステンタイプのジグです。

釣り人の間では「もはやエサ」と言われる程の圧倒的な釣果を叩き出し、左右非対称の形状から、ワンピッチジャークやジャカジャカ巻きはもちろん、ロングフォール時のアピールも非常に高い製品です。

20g~しかラインナップがありませんが、シルエットが非常に小さい為、幅広い魚をターゲットにすることが出来、実績と実力を兼ね備えたジグとして非常におすすめ出来ます。

【シマノ】
コルトスナイパー ワンダーフォール

シマノが販売するメタルジグです。

30gからのラインナップとなりますが、本物の魚の様な鱗を再現した「狂鱗」仕様により、強い食わせ力があり、また魅力的なフォールアクションはショア、オフショア問わず、活性の低い魚に対しても効果てきめんです。

グロー系のカラーもあり、様々なシーンで活躍します。

【シマノ】
イワシロケット

名前の通り飛距離が売りのジグです。

リアバランスの為、ロケットの様な圧倒的な飛距離で、遠くのポイントまで攻める事が出来ます。

ロングフォールなどのアクションはあまり向きませんがタダ巻きはもちろん、ワンピッチジャークやジャカジャカ巻き等にも幅広く対応できる扱い易さが売りです。

活性の高い青物には特に有効なジグで、ルアーをキビキビ動かした方が良い状況では、このジグが必須です。

【デュオ】
ドラッグメタル キャストスロー

国内最大手ルアーメーカーであるデュオが販売するジグです。

15gからあるラインナップでフラット形状の為、活性の低い魚や遊泳力の高くない魚にも幅広く使用することができ、マイクロジギングでは大活躍する製品です。

根魚や青物はもちろん、ヒラメなどにも有効で、狙う魚種は選びません。

リアがシングルフックが採用されている為、根掛りし難いのも大きな特徴です。

マイクロジグの使い方

ワンピッチジャーク

多くの人がジギングと言えば真っ先に思い浮かぶアクションの一つです。

ロッドを一煽りする間にリールを一回転巻き取り、ラインスラッグ(たるみ)を利用してジグにアクションを付けます。

センターバランスのジグやフロントバランスのジグと相性のいいアクションで、ジャークのリズムを変えたり、フォールを長くしたりすることでトリッキーに魚を誘う事が出来ます。

青物等の遊泳力の高い魚を狙う状況に最適なアクションです。

ジャカジャカ巻き

文字通りリールを巻きながらロッドをジャカジャカと煽りながら行うアクションです。

特にラインスラッグなどを意識する必要はなく、ジャカジャカと巻いていれば青物等がヒットしてきます。

時折ストップを入れたりすることでジグを追ってきた魚にイレギュラーな間を作り、バイトに持ち込むことも出来ます。

こちらも青物等の遊泳力の高い魚に有効なアクションです。

ロングフォール

フォールで食わせることに重点を置いたアクションで、マグロや青物、根魚、底モノとすべての魚に効果があります。

ご当地ジャークとして有名な丹後ジャークや伊勢湾ジャークも、ロングフォールで食わせるアクションで、今流行りのスロージギングも同類です。

ジグを動かす際は、スロー若しくはクイックで素早い動きどちらでもいいですが、あくまでもフォールで魚に食わせる事を意識しましょう。

センターバランスやフラットな形状のジグと相性のいいアクションで、特に難しいアクションではない為、初心者の方にもおすすめです。

タダ巻き

ジャーク系のアクションとは異なり文字通りタダ巻きするだけのアクションです。

近年タダ巻き専用のジグが多く発売されており、非常に簡単に扱え、且つマダイや根魚、カマス、青物等多くの魚に効果があります。

巻くだけなので最も簡単なアクションで、小さいお子さんにも簡単に出来る為、ファミリーフィッシングとしてもおすすめ出来ます。

まとめ

ジグの種類は近年増加の一途を辿っていますが、基本は同じでセンターバランスのものを選んでおけばどんな釣りにも対応出来ます。

アクションに関してはある程度慣れが必用になりますが、どれもそこまで難しくなく、足元でジグのアクションを確認してみればイメージも付きやすいと思います。

魚がヒットする際は他の釣りよりもダイレクトに手元に伝わり病みつきになりますので、ぜひチャレンジしてみて下さい。

紹介アイテム一覧

マイクロジグの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。

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