海上釣堀は手軽に高級魚を釣ることができる人気の釣りです。
海上釣堀というとウキ釣りをイメージする方も多いのではないでしょうか。
実は海上釣堀では、ウキ釣りの他にもエサを落とし込みながら探っていく脈釣りという釣り方もあります。
ややテクニカルな釣り方ですがタナを広く探れたり、スレた魚を狙えたりというメリットがあります。
今回はそんな脈釣りのロッド（スピニング用）について解説します。
海上釣堀での脈釣り竿の選び方やおすすめの竿、代用できる竿などをご紹介します。
今回の記事を読んで得られること
- 脈釣り竿の選び方
- おすすめの脈釣り竿
- 脈釣り竿の代用
- 元釣具屋店長
- 釣り歴16年
2020年まで大手釣具店で13年間勤務。 ソルトフィッシングがメインで釣り歴は16年程です。 職業柄、主要な釣りは一通り経験をしてきました。
目次
- 1 海上釣堀とは
- 2 海上釣堀に適した脈釣り竿（スピニングロッド）の選び方
- 3 海上釣堀の脈釣り竿（スピニングロッド）おすすめ10選
- 3.1 【宇崎日新】ゾーンマスター 海上釣堀 脈釣り 3305
- 3.2 【宇崎日新】プロスペック 海上釣堀 2WAY 脈釣Z（振出） 3004
- 3.3 【宇崎日新】プロミネント 海上釣堀 脈釣りSP（振出） 3305
- 3.4 【大阪漁具】海上釣堀-脈釣FG2 360
- 3.5 【ダイワ】クラブブルーキャビン 海上釣堀 さぐりづり S-300・E
- 3.6 【ダイワ】シーパラダイス さぐりづり S-300・V
- 3.7 【シマノ】シーマーク M350さぐり
- 3.8 【シマノ】シーリア 海上釣堀 S350 さぐり
- 3.9 【がまかつ】海上釣堀 コアスペック2 さぐり 3.0
- 3.10 【プロマリン】レディアス 海上釣堀 300M
- 4 海上釣堀の脈釣りロッドに代用できる竿はある？
- 5 まとめ
海上釣堀とは
海上釣堀とは、海上に浮かんだイケスのなかに放流された魚を狙う釣りのことです。
主にマダイやシマアジ、青物などが放流されており、手軽に高級魚が狙えるのが大きな魅力。
練り餌や切り身、オキアミやイカ、活きアジなどさまざまなエサを使い分けながらイケスの中の魚と駆け引きをするのが楽しい釣りです。
タナを探ったり、狙うポイントを変えたりと工夫が必要な奥の深い釣りともいえるでしょう。
安心して釣りを楽しめる環境の中で、手軽にいろいろな魚を狙うことができるのが人気の海上釣堀り。
家族連れやレクリエーションなどでも楽しむことができるでしょう。
海上釣堀に適した脈釣り竿（スピニングロッド）の選び方
長さ
海上釣堀の脈釣りに適した竿の長さは3m前後です。
取り回しがよく、魚とのやり取りにも適している長さを選ぶのが重要です。
短すぎると竿のしなりを活かすことができず、ハリス切れ等につながることも。
長すぎると取り回しが悪かったり、手返しが悪くなったりします。
イケスの際を狙う場合には3mを切るくらいのものを選ぶといいでしょう。
イケスの中心など広い範囲を探る場合は3m後半くらいの長めのものがおすすめです。
硬さ
硬さは狙う魚によって使い分けましょう。
喰い渋る魚を細いハリスで狙う魚には柔らかめの竿を。
青物などのサイズの大きな魚を太めのハリスで狙う場合には硬めの竿を使いましょう。
メーカーによってはS・M・Hなど硬さの表記があるものもありますので参考にして使い分けましょう。
穂先（ティップ）
脈釣りの竿は穂先の感度が非常に重要です。
ウキに魚の反応が出るウキ釣りと違って、脈釣りは糸の動きや穂先の感度で魚の反応を見なければなりません。
なかでも穂先の感度はとても重要で、釣果に直結する要素といっても過言ではないでしょう。
感度に優れたソリッド穂先のものなどが主流となっています。
手感度はもちろん、目感度も重要です。
蛍光色や白色など、視認性に優れたものを選ぶようにしましょう。
海上釣堀の脈釣り竿（スピニングロッド）おすすめ10選
【宇崎日新】
ゾーンマスター 海上釣堀 脈釣り 3305
宇崎日新から販売されている脈釣り用ロッドです。
喰い渋る魚の繊細なアタリを捉えることができる脈釣り専用設計。
白+蛍光オレンジの視認性の良い極軟グラスソリッド穂先を搭載し、微細なアタリも見逃しません。
パワフルなブランクスを採用。
多点ガイド仕様で負荷を分散させることでマダイから青物まで幅広い魚に対応できるロッドに仕上がっています。
3305は全長3.3mで取り回しがよく、際でも探りやすい長さに設定。
コストパフォーマンスもよく、脈釣りに挑戦してみたい方にもピッタリのロッドです。
【宇崎日新】
プロスペック 海上釣堀 2WAY 脈釣Z（振出） 3004
多彩なターゲットに対応できる宇崎日新の脈釣り用ロッドです。
視認性の良いカラー穂先は、食い込みと感度に優れた独自のソリッド穂先を採用。
喰い渋るターゲットの繊細なアタリを捉えることができます。
操作性重視の先調子に設計されていますが、魚が掛かると曲がってくれる安心してやり取りを楽しめる基本性能の高いブランクスを使用。
多点配置されたガイドで負荷を分散させているので、マダイから青物まで幅広いターゲットに対応できます。
PEラインの使用にも最適なSICリングのTOPガイドを採用している点も安心です。
2段階ズーム可能なのもこのモデルの特徴。
3004は2.3mと3mでの使用が可能で、際を攻めるときと幅広く使いたい時とで使い分けが可能です。
【宇崎日新】
プロミネント 海上釣堀 脈釣りSP（振出） 3305
宇崎日新から販売されているハイスペックな脈釣り専用ロッドです。
超高強度カーボンソリッド穂先のタフトップ穂先を採用。
繊細なアタリを獲ることができることに加えて、高い強度で穂先破損のトラブルも防いでくれます。
穂先部にはチタンフレームのIMガイドを採用。
軽量かつ糸がらみの少ないガイドを採用することでアタリに集中することができます。
マダイやシマアジなど繊細なアタリを取りたい魚におすすめのロッドです。
【大阪漁具】
海上釣堀-脈釣FG2 360
大阪漁具から販売されているリーズナブルな脈釣り専用ロッドです。
蛍光オレンジの、視認性と喰い込みの良いグラスソリッド穂先を採用しています。
粘り強いブランクスでマダイや中型青物に最適です。
360はやや長めの設定で幅広く探ることが可能。
脈釣りだけでなくウキ釣りにも対応可能です。
【ダイワ】
クラブブルーキャビン 海上釣堀 さぐりづり S-300・E
ダイワから販売されている、脈釣りに特化した海上釣り堀用ロッドです。
ハイプレッシャーな海上釣堀で擦れた魚を狙う脈釣りに最適なスペシャルモデル。
目感度と食い込みの良い白色グラスソリッド穂先を採用。
ブランクスのネジレを防止する構造「X45」と「Vジョイント」で大物とのやり取りも安心です。
穂先と2番固定ガイドにはチタンフレームIMガイドを採用し、高い操作性と使用感を実現。
ストレスのない釣りを楽しむことができます。
S-300は際での釣りに最適なショートレングスモデル。
操作性と取り回しがいいので、手返しよく際に付いた魚を狙うことができます。
【ダイワ】
シーパラダイス さぐりづり S-300・V
ダイワから販売されている、海上釣堀での脈釣りに最適なロッドです。
マイルドな元竿の設計で全体的にしなやかな曲がりを実現。
ハリス切れや口切れを防いでくれます。
ネジレ防止の「X45」構造を採用しパワフルなやり取りが可能。
S-300・Vは際とその付近のポイントを探るのに最適なモデルです。
ショートレングスで手返しもよく、近めのポイントの魚を効率よく狙えます。
コストパフォーマンスもいいので、入門者にもおすすめのロッドといえるでしょう。
【シマノ】
シーマーク M350さぐり
軽さと強さが特徴的なシマノの海上釣堀専用ロッドです。
「さぐり」モデルは喰い込みの良いグラスソリッド穂先を採用。
マダイや青物への繊細なアプローチを可能にしています。
3.5mのレングスで際から、やや遠めのポイントまで幅広く対応可能。
コストパフォーマンスにも優れているので入門者にもおすすめです。
【シマノ】
シーリア 海上釣堀 S350 さぐり
シマノの海上釣堀用ロッドとして人気なシーリアシリーズの「さぐり」モデルです。
脈釣りに最適なモデルで、繊細・軽量なタフテックαカーボンソリッド穂先を採用。
繊細な穂先でスレた魚にアプローチ出来ます。
さぐりモデルは通常モデルよりも短いショートグリップ採用で、さぐりやすいので攻めの釣りが可能です。
S350はしなやかさと粘り強さを兼ね備えているので、繊細な細仕掛けにも対応。
ハリス切れや口切れを防いでくれます。
【がまかつ】
海上釣堀 コアスペック2 さぐり 3.0
がまかつから販売されている、ハイスペックな海上釣堀専用ロッドです。
細身肉厚に巻き上げられたカーボンで、粘りのある調子を実現。
胴部分の復元力が高く、海上釣堀で狙える小型から大型までのさまざまな魚種に対応できます。
穂先部分にはIMガイドを搭載しトラブルを軽減。
さぐりモデルは繊細なグラスソリッド穂先を採用し、喰い渋り時の繊細なアタリにも対応します。
網際のマダイやシマアジ、イサキなどを狙うのに最適なロッドです。
【プロマリン】
レディアス 海上釣堀 300M
プロマリンから販売されているリーズナブルな海上釣堀専用ロッドです。
脈釣り専用モデルではありませんが、喰い込みの良いソリッド穂先を採用。
3mと短めのレングスで脈釣りにも対応可能です。
もちろんウキ釣りにも使用できるのでさまざまな釣りを試したい初心者の方にもおすすめ。
リーズナブルなので海上釣堀の最初のロッドにも最適です。
海上釣堀の脈釣りロッドに代用できる竿はある？
海上釣堀の脈釣りに使用する竿は、「繊細なアタリを感知できる」「強い引きに耐えられる」ことが必要です。
また長さも3m前後のものを選ぶ必要があります。
ソリッドティップを搭載したオモリ負荷30～50号程度の船竿なら脈釣りに使用可能です。
ですが、スピニングモデルとなると選択肢があまりなくなってしまいます。
他にはソリッドティップ搭載で繊細なアタリが取れるオフショアのジギングロッドなども使用可能でしょう。
ですが短いものも多く、幅広く使用するには難しい場合もあります。
使用できる竿もありますが、できれば専用モデルを選ぶことをおすすめします。
まとめ
海上釣堀の脈釣りに使用する竿についてご紹介しました。
手軽に身近な環境で高級な魚が釣れる海上釣り堀。
そこで行う脈釣りは、ダイレクトな魚との駆け引きがとても楽しい釣りです。
スレた魚にも対応できるので、ウキ釣りしかやったことがないという方にはぜひマスターしてほしい釣り方です。
安価なモデルもあるので専用竿で脈釣りを楽しんでみましょう。
海上釣堀の脈釣りロッドの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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