ルアーのサビ取りおすすめ5選!錆落としにクエン酸や酢が効く?100均でも!

ルアーは消耗品の側面もありますが、大切に長く使うと、各部にサビが出てきて悩んでいる方も多いでしょう。

買い替えも一つの方法ですが、せっかくロスとせずに長く使えたルアーであれば、サビ取りして使ってみてはいかがでしょうか。

サビを取るためには、専用の錆落としはもちろん、クエン酸、酢なども有効で、最近には100均様々なアイテムがあります。

そこで今回は、ルアーのサビ落としにおすすめのアイテムについて、簡単な方法からおすすめ商品までご紹介します。

塩谷純一郎
執筆者
  • 釣り歴15年
  • 釣り具の販売経験あり
  • 全国10都道府県へ遠征

北国生まれのアマチュア釣り師。前職では量販店で釣り具の販売、企画も担当。釣った魚を調理して食べるのも大好きで、美味しい魚のためならフィールド問わずアクティブに挑戦します。

ルアーのサビ取りをするメリット・デメリット

ルアーのサビ取りは比較的簡単で、気軽にできる作業ではありますが、やるべきでない場合や、やっても意味のない場合もあります。

ルアーのサビ取りをする際の、メリットとデメリットを把握してから着手しましょう。

メリット

ルアーのサビは、進行する前に見つければ簡単にサビ落としが可能です。

それによって新品と同じように使い続けられるので、ルアーの寿命を延ばしてあげられるのが何よりのメリットでしょう。

赤サビは進行するとどんどん本来の金属の厚さを奪い、強度を落としていくため、早めに発見して対処すれば、確実に寿命を延ばすことが可能です。

基本的に、サビ落としに使うアイテムは安いので、定期的なメンテナンスでルアーコストを落とすこともできます。

また、ルアーのアイのサビはルアーの動きにも影響しますし、スナップを使わず直結する場合はライン強度に影響します。

そうなれば釣果にも影響するので、早めに対処しておくといいでしょう。

デメリット

ルアーのサビ落としをするのにはいくつかデメリットがあり、とくに注意したいのがサビを落としても元通りにはならないことです。

主に錆びた部分を取り去る形で処理するので、元の金属は薄くなり、強度が落ちていることもあります。

とくにフックの先端からシャンク部分などは、せっかくサビ落とししても、まともに使えない可能性があるのです。

また、サビ落としすることによって金属の表面の被膜が落ち、以前よりもサビに弱くなる傾向があります。

その場合も再度サビ落としすれば処理できますが、こまめな対処が必要です。

いずれも早めに対処すればダメージは少なくなるので、早めの対処をおすすめします。

ルアーのサビ取り用品は100均でも揃うのか?

具体的にサビ取りに使えるアイテムは以下で紹介しますが、100円ショップで購入できるものも少なくありません。

ルアーに使う場合、大量に必要でない場合もあるので、少量を安く買える100円ショップの商品もおすすめです。

もちろん、適切なものがなかったり、性能が同じとは限らないので、ホームセンターなどで購入するべき場合もあるでしょう。

しかし、サビを落としても、買い直すよりコストがかかってしまうともったいないので、うまく100円ショップなどを活用するといいでしょう。

ルアー(フックやメタルジグ)の錆落としの手段

実際にルアー周りにサビが起こった時に、使用するべきアイテムと簡単な使い方を解説します。

使用する対象によっては素材にダメージがある可能性があるので、実際に使用する際はよく注意して使用するようにしてください。

錆落とし専用品

主にカー用品やDIY用品として販売されているものですが、素材や使用環境などが適合すれば、ルアーなどにも使用可能です。

物理的にサビを削り落とすものや、化学反応でサビを溶かして落とすものなどがあるので、その効果をしっかり確認して使用する必要があります。

とくに化学反応で溶かすタイプには、素材にダメージがあったり、人にも刺激がある場合があるため、注意書きをよく確認しましょう。

しっかりサビの状況や素材に適合するものであれば、非常に効果的にサビ落としが可能になります。

お酢

専用品を用意するまでもない、もしくはコストを下げて作業したいという場合は、食用酢も軽度のサビに効果的です。

酸性の物質はサビを浮かし、取れやすくする効果があるため、身近な酸性の食品であるお酢もサビ取りに有効なのです。

効果的にサビを落とすためには、お酢を温めるのがポイントで、サビ取りしたいものを浸けて、湯銭する方法などが知られています。

なお、お酢のにおいが対象物に残ってしまう場合があるので注意が必要です。

クエン酸+重曹または過炭酸ソーダ

サビを溶かして落としたいけど、薬品は使いたくない場合や、お酢のにおいが気になる方は、クエン酸と重曹を合わせて使うのもおすすめです。

お酢と同じくサビを落としやすくするクエン酸に加えて、研磨剤としての効果や洗浄効果もある重曹を合わせることで、サビを浮かせつつ落とします。

最初から混ぜてしまうと中和して効果が薄まるので、クエン酸で溶かし、重曹で浮かせて削り落とすイメージで使用するといいでしょう。

なお、重曹はペースト状になる程度に水を混ぜると、扱いやすく効果的です。

サンドペーパー

かなり厚いサビが出てしまっているけど、どうしても除去したいという場合は、サンドペーパーも最終手段の一つになります。

厚いサビは錆取り剤なども浸透しにくく、落としきれないことがあるので、取り切れないサビをサンドペーパーで削り取ってしまうという方法です。

サンドペーパーのコスト自体は非常に安いですが、物理的に削り取るため、もちろん素材自体へのダメージも大きいです。

ほかの方法でどうしても取り切れなかったサビを落としきるための方法として活用しましょう。

錆転換剤

そもそも、サビはなぜ除去するべきかというと、赤サビは放置するとどんどん進行し、腐食を進めてしまうからです。

そこを逆転の発想で、落としきれないサビを、腐食しないように変えてしまおうというのが、錆転換剤です。

錆転換剤を赤サビに塗ることで黒サビに変化させ、それ以上の進行を防ぎます。

元の素材とは質感が変わってしまいますが、ほかの方法で取り切れなかった、隙間に残った赤サビを防ぐためにおすすめです。

ルアーのサビ取り用品おすすめ5選

上記した方法も含めて、ルアー周りのサビ取りにおすすめのアイテムを厳選してご紹介します。

とくにコスパがよく扱いやすいものをピックアップしたので、ぜひ参考にしてくださいね。

【エンジニア】
ネジザウルスリキッド サビ落とし ミストタイプ 100g(ZC-28M)

筆者が使った中で、最も手軽に効果を感じられた、コスパがいい錆落とし剤です。

吹きかけて待つだけで高い効果を発揮するので、激しくこすらずに大まかなサビを除去してくれます。

もちろん使用方法をよく読んで使用する必要はありますが、パーマ液などに使われるのと同じ中性の液体で、比較的安全に扱える錆落とし剤です。

【高森コーキ】
家庭用強力クリーナー さびとりつや之助 400g (TU-02)

強い薬剤を使用せず、人にも素材にも優しい、研磨剤系のサビ落とし剤です。

とくに初期のサビに効果的で、溶かして落とすタイプでは対応しにくい青サビなどを除去するのにも効果を発揮します。

ルアー周りについた薄いサビにはもちろん、リールのボディやスプールに浮いてきやすい白サビ対策にもおすすめです。

【激落ちくん】
クエン酸の激落ちくん 粉末タイプ 400g

コスパがよく扱いやすい、粉末状のクエン酸洗浄剤です。

小物を漬け込むときにはサッと水に溶けやすく、濃い目に溶かしてペースト状にして塗り置きする用途にも使用できます。

コスパも100均と大差なく、大容量入っているので、ルアーを大量にサビ取りしたい場合や、バッカンなどの匂い消しにもおすすめです。

【SOFT99】
赤サビ転換防錆剤 70ml(09204)

赤サビを、素材への影響の少ない黒サビに変化させる、コスパよく使いやすい錆転換剤です。

粘度が高いので垂れにくく、ほかのサビ落としで落としきれなかったサビを狙って塗布するのに適しています。

とくにメタルジグのアイの付け根や、エギのカンナの結束部分など、なかなかきれいにサビが落とせない部分におすすめです。

【呉工業】
クレ5-56 2WAY 400ml

潤滑油としてお馴染みのクレ5-56も、実は高いサビ取り効果のある商品です。

強い浸透力でサビを浮かせるので、多めに吹き付けて、浸透させてから金属ブラシなどで磨けばかなりきれいになります。

釣り具のサビ落としに限らず、家庭の様々な箇所に使用しやすい潤滑油で、価格もそう高くないので、1本用意しておいて損はないでしょう。

まとめ

サビは釣りでも悩まされるトラブルの一つですが、適切に処理すれば簡単にサビ落としして、釣り具を長持ちさせられます。

ぜひ紹介し多様なアイテムを使って、こまめに釣り具をメンテナンスしてあげてくださいね。

紹介アイテム一覧

ルアーのサビ取りの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。

エンジニア
ネジザウルスリキッド サビ落とし ミストタイプ 100g(ZC-28M)
高森コーキ
家庭用強力クリーナー さびとりつや之助 400g (TU-02)
激落ちくん
クエン酸の激落ちくん 粉末タイプ 400g
SOFT99
赤サビ転換防錆剤 70ml(09204)
呉工業
クレ5-56 2WAY 400ml