今や船アジ釣りの定番ともいえるライトタックルアジ。
その名の通りライトタックルを用いた船アジ釣りで、通称:LTアジと呼ばれています。
ライトタックルを使用することで、ダイレクトにアジの引きを楽しめるのが醍醐味です。
また比較的難易度は低く初心者でも簡単に釣ることができる反面、ハマると奥が深くて名人級の方は素人より数倍多く釣りあげることも。
そのため、幅広い層の釣り人から人気を集めています。今回はLTアジに適したロッドを紹介します。
初心者の方にも気軽に始めて頂けるよう、比較的安いおすすめの竿も紹介していきます。
- 元大手釣具メーカー勤務
- 釣り歴20年
幼い頃、父親に連れられて行ったハゼ釣りをきっかけに釣りに大ハマり。 釣り好きが高じて、学生時代に釣具店で働き、大学卒業後は約4年間 釣具メーカーにてリール開発をしておりました。 メーカー勤務時代に釣りの幅が大きく広がり、ジャンルを問わず旬の魚を追い求めています。
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目次
- 1 LTアジ用ロッドの選び方
- 2 LTアジ用ロッドおすすめ15選
- 2.1 【プロマリン】ソルティーボートLT(30-180)
- 2.2 【アルファタックル】フネタツライトアジ(175)
- 2.3 【ダイワ】ライトアジX(170・R)
- 2.4 【シマノ】ライトゲームBB(TYPE73 M195)
- 2.5 【アルファタックル】アルバトロスバレット(180L)
- 2.6 【アルファタックル】海人モバイリーライトアジ(180)
- 2.7 【ダイワ】アナリスターライトゲーム(73 M-190・Y)
- 2.8 【シマノ】ライトゲームSS(TYPE73 M190 RIGHT)
- 2.9 【ダイワ】リーディング(73 M-190・V)
- 2.10 【ダイワ】メタリアライトアジ(180)
- 2.11 【ダイワ】極鋭ゲーム(73MH‐175 AGS)
- 2.12 【ダイワ】極鋭コンセプトゲーム(L MH-185AGS)
- 2.13 【ダイワ】ライトゲーム X(73 M-190)
- 2.14 【がまかつ】ライブラ2(ML180)
- 2.15 【アブガルシア】黒船 ライト五目(KLTC-73/195M)
- 3 LTアジ用ロッドの代用竿はある?
- 4 まとめ
LTアジ用ロッドの選び方
ロッドタイプ
LTアジでは、基本的にベイトロッドを使用します。
タックルにはベイトタイプとスピニングタイプがありますが、LTアジのようにキャストをせず比較的重い仕掛けを船の真下に落とす釣りでは、圧倒的にベイトタックルがおすすめです。
なぜなら、リールの構造上ベイトリールの方が小さい力で重いものを巻き上げることができ、それに合わせてロッドもベイトタイプにするのがベストだからです。
長さ
1.8m前後の竿をおすすめします。
短ければ短いほど操作は簡単になりますが、あまり短い竿ですとシャクリ幅を大きくする必要があり、腕に疲労が溜まりやすくなります。
竿をシャクった際にしっかりと仕掛けを動かすことができ、なおかつ操作性良好な丁度良い長さが1.8m前後です。
もちろん人それぞれ身長や腕の長さにより最適な長さは異なりますが、この長さで不快に感じることはないと思うので、まずは1.8m前後を使ってみてからご自身に最適の長さを考えていくのがよいかと思います。
調子
竿の調子とは、7:3や6:4のように表記し、竿を10分割したときにどの部分が曲がりやすいか示す数値。
どのような調子がLTアジに使用するロッドとして適しているかを、調子別に紹介します。
先調子7:3
穂先側の3割が曲がりやすい7:3は、先調子と呼ばれる調子で、LTアジでも人気。
7:3はビシをしゃくりやすく、感度にも優れていて、LTアジに必要とされる性能のバランスに優れています。
また、7:3の調子は、マダイやヒラメ、イサキなどにも流用しやすいのも魅力的。
ライトゲームロッドを購入するときに、汎用性を重視したい人は、7:3を選ぶのがおすすめです。
先調子9:1、8:2
カワハギ釣りやイカ釣りで人気の9:1や8:2は、かなり先調子で柔らかいモデルだとしてもLTアジには適しません。
適さない理由としては、ベリーからバットが硬すぎて、アジのバラシが多発する可能性があるためです。
アタリを弾きやすくもなり、LTアジで数を伸ばしにくくなります。
これからLTアジに入門する人で新たに竿を購入する場合には、9:1と8:2は避けたほうがいいでしょう。
胴調子6:4
穂先側4割が曲がりやすい胴調子の6:4は、竿全体が綺麗に曲がり、アジの引き味を存分に楽しめるのが魅力。
また、アジのバイトを弾きにくかったり、バラシを軽減できたりするのも6:4の特徴です。
ただし、深いポイントでビシをしゃくるのには、ややコツが必要になるのが注意点。
慣れれば深いポイントでも問題なく使用できますが、初めて購入する1本としてはややおすすめできません。
硬さ
錘負荷60号程度まで背負えるものがおすすめです。
LTアジでは基本的に錘の重さは40号程度です。
汎用性を考えて重い錘にも対応する竿を選ぶ方がいますが、あまりオーバースペックな竿を選ぶと、醍醐味であるダイレクトなアジの引きを楽しめなくなってしまいますのでご注意ください。
LTアジ用ロッドおすすめ15選
【プロマリン】
ソルティーボートLT(30-180)
初心者におすすめしたいエントリーモデル。
低価格ですが、LTアジを楽むには充分な性能が備わっています。
スペックもLTアジにピッタリで申し分なし。
当製品は、大手釣具問屋のオリジナルブランドのものであり、問屋が自ら製品を創っているからこそ実現できる価格なのでしょう。
このブランドでは他にもコスパの良い製品を多数取り扱っており、度々良い評判を耳にします。
製品の信頼度も高く、おすすめです。
全長 | 1.80m |
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継数 | 2ピース |
仕舞寸法 | 135cm |
自重 | 109g |
先径/元径 | 1.2/10.2mm |
ルアーウェイト(鉛) | 10〜50号 |
【アルファタックル】
フネタツライトアジ(175)
ダイレクトな引きを大いに楽しみたいという初心者の方におすすめの一本。
比較的安価でありながらも、自重の軽さは高級価格帯と戦えるレベルです。
マイクロガイドを搭載することで、この軽さと高い感度を実現しており、アジの引きをダイレクトに味わえるに違いありません。
単純に釣れれば良いというわけではなく、魚との駆け引きを大いに楽しみたいという、強者の初心者におすすめしたいロッドです。
全長 | 1.75m |
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継数 | 2ピース |
仕舞寸法 | 91cm |
自重 | 98g |
先径/元径 | 0.8/9.8mm |
ルアーウェイト(錘) | 20~50号 |
【ダイワ】
ライトアジX(170・R)
耐久性の高い、初心者向けロッド。
穂先に、大きく変形させても折れにくいとされるグラス素材を使用して、耐久性を高めています。
どうしても初心者の方は竿の扱いに慣れず、仕掛けの巻き込みや、魚の取り込み時の過度な曲げにより穂先を折ってしまうことがあります。
もちろんそういったミスには気を付けるのは大前提ですが、万が一の場合にも折れにくいのがこのロッドです。
全長 | 1.7m |
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継数 | 2ピース |
仕舞寸法 | 90cm |
自重 | 97g |
先径/元径 | 1.1/8.9mm |
ルアーウェイト(錘) | 20〜60号 |
【シマノ】
ライトゲームBB(TYPE73 M195)
青物等、引きの強い魚も視野に入れている方向けのロッド。
メーカーはエントリーモデルと唄っていますが、このレベルになると中級者でも充分に満足されるのではないかと思います。
高負荷時でもネジレの少ない構造になっており、無駄な力を使うことなく竿の弾力を充分に活かして魚を引き寄せることができます。
そのため、青物等の引きが強い魚にも充分に対応できるので、汎用性の高さに期待できます。
全長 | 1.95m |
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継数 | 2ピース |
仕舞寸法 | 101cm |
自重 | 106g |
ルアーウェイト(錘) | 15〜60号 |
【アルファタックル】
アルバトロスバレット(180L)
コスパが良く、中級者~上級者に人気のロッド。
持ち運びの利便性と滑らかな撓りの両方を兼ね備えた、ワン&ハーフを採用しています。
竿の継ぎ目があると、撓った際に滑らかなカーブを描くのが難しいとされるのですが、継ぎ目の位置を最適化することで滑らかなカーブを描いて撓ってくれます。
それにより、竿の撓りを最大限活用した魚とのファイトができ、なおかつコンパクトに収納することが可能です。
また糸絡みを圧倒的に軽減するKガイドを全ガイドに搭載していることも、この竿の魅力です。
全長 | 1.8m |
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継数 | 2ピース |
仕舞寸法 | 109.5cm |
自重 | 107g |
先径/元径 | 10./9.7mm |
ルアーウェイト(錘) | 10〜40号 |
【アルファタックル】
海人モバイリーライトアジ(180)
電車での釣行をお考えの方に是非使って頂きたいロッド。
電車で船宿まで行く方のお悩みといえば、移動時の竿の持ち運びですよね。
この製品であれば、3ピース構成のモバイルロッドなので、持ち運びが非常に便利です。
3ピースですので、竿の撓り具合は通常のロッドと比較すると滑らかではないと思います。
その点ご理解は必要ですが、LTアジにおいてはそこまで高負荷がかかる釣りではないため、充分な性能を発揮してくれると思います。
全長 | 1.8m |
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継数 | 3ピース |
仕舞寸法 | 64.5cm |
自重 | 110g |
先径/元径 | 1.5/10.2mm |
ルアーウェイト(錘) | 20〜50号 |
【ダイワ】
アナリスターライトゲーム(73 M-190・Y)
ハイコストパフォーマンスの超高性能ロッド。
重心が手元の方にあるため非常に軽く感じ、とても扱い易いです。
この持ち重りしない重心の設定と、ダイワ独自の特殊素材を使用した穂先「メガトップ」の搭載により、超高感度に仕上がっています。
その感度良さは、タチウオの小さいアタリまで手元に伝わってくるほどです。
この価格でこの性能でしたら充分にご満足頂けると思います。
全長 | 1.90m |
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継数 | 2ピース |
仕舞寸法 | 100cm |
自重 | 95g |
先径/元径 | 0.8/9.4mm |
ルアーウェイト(錘) | 20〜60号 |
【シマノ】
ライトゲームSS(TYPE73 M190 RIGHT)
無駄な力を使わず、楽に釣りをしたい方に最適なロッド。
このロッドの最大の特徴は、シマノ独自のグリップ形状「Xシート」が搭載されている点です。
従来の形状とは大きく異なり、掌で竿を支えられるようになっており、非常に持ちやすくて余計な指の力を使うことがありません。
常に誘いを必要とするエサタチウオ等を視野に入れているという方にはおすすめです。
釣行後の手や腕の疲労を最小限に抑えられると思います。
全長 | 1.9m |
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継数 | 2ピース |
仕舞寸法 | 98.5cm |
自重 | 130g |
ルアーウェイト(錘) | 15〜60号 |
【ダイワ】
リーディング(73 M-190・V)
高い汎用性と携帯性を求める中級~上級者向けロッド。
通常センターカット2ピースですと、継ぎ目の撓りが滑らかにならず、竿本来のポテンシャルが発揮できません。
ですが、ダイワ独自のVジョイントを採用することでこの問題を解決し、携帯性に優れていてなおかつ撓りを存分に活かせるようになっています。
また、強い引きにも耐えるネジレ防止構造を採用しているため、高い汎用性にも期待できます。
全長 | 1.90m |
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継数 | 2ピース |
仕舞寸法 | 119cm |
自重 | 88g |
先径/元径 | 0.8/8.8mm |
ルアーウェイト | 40~120g |
【ダイワ】
メタリアライトアジ(180)
高感度を求める中級~上級者向けロッド。
穂先に高弾性のチタン合金素材を使用し、それに加えてカーボン素材のガイド「AGS」を搭載することで、感度の高いロッドに仕上がっています。
高弾性金属の穂先は、カーボン製と比較すると感度の違いは歴然であり、手感度がよいのはもちろん、目感度においても明確さは抜群です。
上級者にもご納得頂けるのではないかと思います。
全長 | 1.8m |
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継数 | 2ピース |
仕舞寸法 | 128cm |
自重 | 89g |
先径/元径 | 0.9/9.6mm |
ルアーウェイト(錘) | 20〜60号 |
【ダイワ】
極鋭ゲーム(73MH‐175 AGS)
超高感度のハイエンドモデル。
極鋭といえば、ダイワの最高級シリーズです。
自重の軽さはもちろんのこと、いかなる小さいアタリでも明確に捉える「SMT」と超軽量ガイドの「AGS」の組み合わせで、他にはない感度の高さを実現しています。
その感度の高さは、極鋭でしか取れないアタリがあると言われるほどです。
玄人の方にもきっとご満足頂けるロッドです。
全長 | 1.75m |
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継数 | 2ピース |
仕舞寸法 | 132cm |
自重 | 82g |
先径/元径 | 2.7/9.9mm |
ルアーウェイト(錘) | 10〜60号 |
【ダイワ】
極鋭コンセプトゲーム(L MH-185AGS)
LTアジロッドの最高峰。
感度、操作性、汎用性の全てにおいてトップクラスの高級モデルです。
上記の極鋭同様に、SMT、AGSの搭載はもちろんのこと、無駄な肉を極限まで削ぎ落して高い感度と操作性を実現しています。
また軽量化に特化しながらも、不意な大物による強い引きにも耐えられる強度が備わっており、汎用性の高さも伺えます。
極鋭シリーズは多くの釣り人が憧れ、一度使ったら虜になる、まさに最高峰に相応しいロッドです。
全長 | 1.85m |
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継数 | 2ピース |
仕舞寸法 | 114cm |
自重 | 85g |
先径/元径 | 0.9/9.3mm |
ルアーウェイト(錘) | 40〜80号 |
【ダイワ】
ライトゲーム X(73 M-190)
ダイワのライトゲームロッドで、汎用性が高くてLTアジ以外にも使用できるのが魅力です。
細くても強度を確保していて、持ち重り感を軽減し、LTアジで重要になる高い操作性を実現しています。
ブランクの最外層をカーボンシートでX状に巻き上げた構造で、ネジレを発生しにくい特徴を有します。
エントリーモデルながらも高級感があるところも魅力です。
【がまかつ】
ライブラ2(ML180)
がまかつのライトゲームロッドで、軽快な操作性と高い感度を実現したおすすめのモデルです。
LTアジはもちろんのこと、ライトアマダイやライトヒラメなどにも流用できます。
さらには、タイラバやタチウオジギング、イカメタルなどのルアー釣りにも流用でき、持っておくと重宝します。
スタイリッシュなデザインも魅力で、見た目にこだわるアングラーにもおすすめの1本です。
【アブガルシア】
黒船 ライト五目(KLTC-73/195M)
アブガルシアの低価格のライトゲームロッドで、低予算でLTアジ用の竿を購入したい人におすすめの1本です。
KLTC-73/195Mは7:3調子で、ライトアマダイやライトウイリーなどを中心に、イサキやカサゴなどにも流用できます。
低価格ながらも軽量化を実現し、LTアジで必要な高い操作性を備えています。
感度も高く、アジの繊細なアタリをしっかりと捉えられるのも特徴のひとつです。
LTアジ用ロッドの代用竿はある?
LTアジ用ロッドに代用できる竿はあります。
代用できる竿としてもっとも定番なのが、船のエサ釣りを汎用的に楽しめるライトゲームロッドです。
近年LTアジでは、多くの人がライトゲームロッドを使用しています。
ライトゲームロッドを使用する最大のメリットは、幅広い釣りに使用できるため、1本持っておくと重宝することです。
ライトゲームロッドのなかにはエサ釣り以外にルアー釣りに使用できるモデルもあるので、あわせてチェックしてみましょう。
まとめ
ここまで多数紹介しましたが、LTアジにおいては高級竿を使えば沢山釣れるというわけでもありません。
使いこなせるだけの技量がないと、持っていても宝の持ち腐れになってしまうのです。
ですから、初心者の方はまず安価なものを使い、物足りなくなったら竿のランクを上げることをおすすめします。
現状、ご自身でお持ちの竿に物足り無さを感じ、ワンランク上のロッドを探しているという方は、是非上記を参考に求める性能を満たす竿をお選び頂ければと思います。
LTアジロッドの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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