タイプDのライフジャケットおすすめ7選！桜マーク付きでも何が違う？

安全な釣りを楽しむために欠かせないライフジャケット。

海中への転落時に、ライフジャケットを着用している場合としていない場合では生存率に2倍以上の差があるといわれています。

平成30年からは、小型船舶の乗船者全員にライフジャケットの着用が義務化されました。

とは言え、ライフジャケットにはさまざまな種類があります。

「桜マーク」「タイプA」「タイプD」など、どんなものを選べばよいかわからないという方も多いのではないでしょうか。

今回は、そんなライフジャケットの中から、「タイプD」のライフジャケットについて解説をします。

「タイプD」のメリットやデメリット、おすすめのライフジャケットなどをご紹介しますので、ライフジャケット選びの参考にしてみてください。

W.T

執筆者

元釣具屋店長
釣り歴16年

2020年まで大手釣具店で13年間勤務。ソルトフィッシングがメインで釣り歴は16年程です。職業柄、主要な釣りは一通り経験をしてきました。

1 ライフジャケットの「タイプD」とは
2 ライフジャケット「タイプD」のメリット
- 2.1 カラーが選べる
- 2.2 子供用も選びやすい
3 ライフジャケット「タイプD」のデメリット
- 3.1 制限がある
- 3.2 種類が限られる
4 タイプDのライフジャケットおすすめ7選
5 まとめ

ライフジャケットの「タイプD」とは

小型船舶では、航行する海域や用途に応じた国土交通省承認のライフジャケットを選んで着用しなければなりません。

安全基準を満たした証である「桜マーク」がついている国土交通省承認のライフジャケットが必須です。

桜マークのライフジャケットには、用途や航行する海域に応じたさまざまなタイプのライフジャケットがあります。

遊漁船を利用する釣り人が最も選んでいるタイプは「タイプA」のライフジャケット。

全ての小型船舶の法定備品として搭載可能で、全ての航行区域に対応しています。

一方、「タイプD」は限定沿海区域および沿岸区域、平水区域を航行区域とする小型船舶で使用可能なライフジャケット。

（限定沿海区域とは、港などの平水区域から最強速力で2時間以内に往復できる沿海区域内の水域のことで、沿岸区域とは海岸から5海里以内の水域のことを指します。）

旅客船に該当する旅客定員が12人を超える船舶での使用もできないため、ライフジャケットを選ぶ際にはよく確認する必要があります。

参考：国土交通省あなたが着用するライフジャケットはどのタイプ？

ライフジャケット「タイプD」のメリット

カラーが選べる

「タイプA」のライフジャケットは発見されやすい黄色やオレンジ色などに限定されています。

一方で、「タイプD」のライフジャケットには色の指定が無いため、自由な色やデザインの使用が可能です。

「タイプD」の使用が可能な用途で選ぶ場合には、「タイプA」にはないようなカラーやデザインを楽しめるというメリットがあります。

子供用も選びやすい

「タイプD」のライフジャケットはカラーリングが自由なため、子供用のライフジャケットも選びやすい点がメリットです。

「タイプA」のライフジャケットを含めて探せば、子供用のライフジャケットの選択肢を広げられるため探しやすくなります。

幅広い種類の中から、子供に合ったライフジャケットを選びましょう。

ライフジャケット「タイプD」のデメリット

制限がある

「タイプD」のライフジャケットにおけるデメリットは使用に制限がある点です。

使用できる場面は、限定沿海区域および沿岸区域、平水区域を航行区域とする小型船舶での使用に限られるため注意が必要です。

また、この範囲内での使用でも、旅客定員が12人を超える船舶での使用もできません。

一般的な遊漁船の場合、この基準を超えてしまう場合が多いため使用できないこともあります。

「タイプD」のライフジャケットを選ぶ際には、使用する海域や乗る船の定員などにも注意をしなければなりません。

種類が限られる

「タイプD」のライフジャケットは、幅広い海域で使用できる「タイプA」のライフジャケットと比べて種類が多くない点がデメリットです。

販売されている多くが固型式のものなので、膨張式のライフジャケットを探している方には「タイプA」のライフジャケットがおすすめです。