手動膨張式ライフジャケットおすすめ9選!使い方も解説!

釣りを楽しむうえで、ロッドやリールなどの釣り道具よりも大切なアイテムがライフジャケットです。

万が一落水してしまった際、命を守るためにはきちんと使えるライフジャケットが必須。

そんなライフジャケットの中には、落水すると勝手に膨らむ自動膨張式と、落水した時に自分で作動させる手動膨張式があります。

当記事ではその内、手動膨張式ライフジャケットについてメリットやデメリット、おすすめ製品をご紹介しています。

飯田光大郎
執筆者
  • 釣り歴15年
  • 様々なジャンルの経験

兵庫県出身愛媛県在住。5歳頃から釣りを始め、今も毎週釣りに通うほどの釣り好き。得意な釣りはメバリングやエギングですが、ショアジギングやバスフィッシングなど、ほぼすべてのルアーフィッシングを経験しています。釣りの世間イメージを「充実した趣味」にすることが夢です。

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手動膨張式ライフジャケットとは

手動膨張式ライフジャケットとは、普段は浮き輪となる浮力体がベルト状に収納されており、スイッチを引っ張ることでそこに空気が注入されて膨らむタイプを指します。

自動膨張式ライフジャケットは水を検知すると自動的に空気が注入されるのに対して、手動膨張式ライフジャケットはスイッチを引かない限りは作動しません。

これによってさまざまなメリットやデメリットが生じているので、以下で詳しくご紹介します。

手動膨張式ライフジャケットを使うメリット

手軽に洗える

手動膨張式ライフジャケットを使用する最大のメリットとも言えるのが、気軽に洗えることです。

自動膨張式ライフジャケットは海水でなく水道水であっても、水分を検知すると膨らんでしまいます。

そのため、魚の汚れが付着してしまった際には、水分検知装置を取り外してから洗う必要があります。

しかし、手動膨張式ライフジャケットであれば水分を検知して膨らむ心配がないので、そのままガシガシと洗うことが可能です。

誤作動の心配がない

自動膨張式ライフジャケットが膨らんでしまうのは洗う時だけではありません。

雨や波しぶきなどを被ってしまった際、水分検知装置が反応して誤作動を起こしてしまう可能性があります。

手動膨張式ライフジャケットであれば突然の大雨や大波で誤作動してしまう心配もなく、必要な時だけ膨らませることが可能。

誤作動を起こしてしまった経験のある方は、一度手動膨張式ライフジャケットを検討してみるのも良いかもしれません。

低価格

手動膨張式ライフジャケットは自動膨張式ライフジャケットと比較して、低価格であることがメリットです。

水分検知装置が付いていないことから、その分価格を抑えることが可能。

ライフジャケットは決して安くはないアイテムなので、少しでも低価格になることのメリットは大きいでしょう。

その分、ルアーやロッドなどにお金を回すこともできます。

手動膨張式ライフジャケットを使うデメリット

自分で操作しないと膨らまない

手動膨張式ライフジャケットのデメリットとして挙げられるのが、自分で操作しないと浮力体が膨らまないことです。

そのため、小さなお子様など自分で操作方法を理解できない人が使うのには適していません。

何かで両手が塞がっていたりした場合にも膨らませることができず、それは命にも大きく関わってしまいます。

確実性という観点から見ると、自動膨張式ライフジャケットの方が優れていると言えるでしょう。

安全性に劣る

ライフジャケットとしての安全性という観点から見ると、手動膨張式ライフジャケットは自動膨張式ライフジャケットに劣ってしまいます。

万が一落水時に気を失ったりしてしまうとライフジャケットが膨らむことはなく、ほぼ確実に命を落とすと言っても過言ではありません。

パニック状態になって正常に作動させられない場合もあり、安全性という観点から見ると自動膨張式ライフジャケットを選んでおくのがおすすめです。

乗れない船宿もある

上記までにご紹介してきた安全性という観点から、船宿の中には自動膨張式ライフジャケットじゃないと乗ることができない場合もあります。

実際に、船から転落してしまった際にライフジャケットが膨らまないと、大海原には捕まる場所もなく、助からないと言えるでしょう。

自動膨張式ライフジャケットであれば落ちた瞬間に作動し、気を失っていても気道を確保してくれます。

そのため、手動膨張式ライフジャケットを購入するのであれば安全性を深く考慮するようにしましょう。

手動膨張式ライフジャケットの選び方

タイプで選ぶ

手動膨張式ライフジャケットには肩掛けタイプとベルトタイプの2種類があります。

これらにはそれぞれメリットとデメリットがあり、自分に合ったものを選ぶのか良いでしょう。

肩掛けタイプは膨張すると自然と気道を確保してくれ、安全性に優れていますが、少し窮屈になってしまうことが特徴。

一方、ベルトタイプは動きやすく、ライフジャケットを邪魔に感じないものの、浮力などの安全性は肩掛けタイプに劣ります。

桜マーク付きが必須

手動膨張式ライフジャケットには、桜マークと呼ばれるマークが付いているものとそうではないものがあります。

桜マークとは国土交通省型式承認と呼ばれるものであり、安全性などさまざまな要件を満たした製品にのみ付けられるマーク。

手動膨張式ライフジャケットを選ぶ際には、この桜マークの付いた製品を選ぶようにしましょう。

桜マークのついていない製品は、万が一の時にきちんと動作しない可能性があります。

操作の簡単なものを選ぶ

手動膨張式ライフジャケットは自分で操作するからこそ、簡単に操作できるものを選ぶようにしましょう。

手動膨張式ライフジャケットを作動させる状況は落水した時であり、パニック状態となってしまうことも少なくありません。

そんな時でも膨張させやすいライフジャケットであれば、きちんと命を守ってくれます。

紐を引くだけで膨張させられるライフジャケットがおすすめです。

手動膨張式ライフジャケットおすすめ9選

製品
ダイワ
ショートライフジャケット DF-2520
ブルーストーム
カリフ BSJ-2300RS Ⅱ
ブルーストーム
BSJ-LR02
ジェスバサロ
ライフジャケット 手動膨張式
ジェスバサロ
ライフジャケット 手動膨張式 ウエストフィット
オーシャンライフ
手動膨張ショルダー式 LG-3
エムズジャパン
ライフジャケット ポーチタイプ Klj-pm
エムズジャパン
ライフジャケット ウエストベルトタイプ
バリバス
ライフジャケット ショートタイプ VAL-13
価格
17,325円
19,250円
23,689円
3,980円
4,980円
12,870円
4,700円
3,689円
19,800円
特徴 フィッシングベストと併用できるコンパクトなライフジャケット 国土交通省型式承認Type-Aで安心感抜群 フィッシングベストと一体化した救命浮環 Amazonベストセラー1位の大人気ライフジャケット 5,000円以下の格安腰巻ライフジャケット 船舶の法定備品としても使えるライフジャケット コンパクトで小さい手動膨張式ライフジャケット カラーラインナップも豊富で安い手動膨張式ライフジャケット 鮎や渓流、ウェーディングの釣りにピッタリ
サイズ
フリー:ウエスト120cmまで
フリー:ウエスト70~100cm
フリー:ウエスト60~100cm
フリー:ウエスト80〜145cm
フリー:ウエスト70~140cm
フリー:胸囲120cmまで
フリー
フリー:ウエスト130cm
フリー:ウエスト100cmまで
浮力
膨脹時5.8kg/24時間以上
初期浮力 約10.5kg
初期浮力 約9kg
11.0kg
10kg
初期浮力12.0kg
初期浮力12.0kg
5.85kg以上/24時間以上
桜マーク
あり
あり
あり
なし
なし
あり
なし
なし
あり
着用形式
肩掛け
肩掛け
肩掛け
腰巻き
腰巻き
肩掛け
腰巻き
腰巻き
肩掛け
D管
なし
あり
あり
あり
あり
なし
あり
なし
インジェクター確認窓
なし
なし
なし
なし
なし
なし
なし
なし
カラバリ
1
3
1
21
15
3
8
8
2
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ダイワ ショートライフジャケット DF-2520

サイズ フリー:ウエスト120cmまで
桜マーク あり
フィッシングベストと併用できるコンパクトなライフジャケット

大手釣り具メーカーのダイワから販売されている、首元だけのコンパクトに収まったライフジャケット。

フィッシングベストを着た状態でも着用することができ、ウェーディングやサーフフィッシングにおすすめです。

国土交通省型式承認もしっかりと得ており、安全性の信頼感も高い手動膨張式ライフジャケットとなっています。

浮力 膨脹時5.8kg/24時間以上
着用形式 肩掛け
D管 なし
インジェクター確認窓 なし
カラバリ 1
生地 ナイロン100%

ブルーストーム カリフ BSJ-2300RS Ⅱ

サイズ フリー:ウエスト70~100cm
桜マーク あり
国土交通省型式承認Type-Aで安心感抜群

救命胴衣を数多く販売しているブルーストームのカリフは、手動膨張式ライフジャケットとしては珍しいType-Aの国土交通省型式承認を得た製品。

Type-Aは船釣りでも使用することができ、ほとんどの釣りに対応させることができます。

自動膨張式ライフジャケットよりも手軽に洗えることから、波しぶきを被りやすい釣りにおすすめです。

浮力 初期浮力 約10.5kg
着用形式 肩掛け
D管 あり
インジェクター確認窓 なし
カラバリ 3
生地 ポリエステル420D
重量 約457g
充気装置 UML MKS / Micro Manual
レビュー要点まとめ
メリット
  • 勝手に膨張しないから安心
  • 細いから動きやすい
デメリット
  • 手動膨張式ライフジャケットとしては高価

ブルーストーム BSJ-LR02

サイズ フリー:ウエスト60~100cm
桜マーク あり
フィッシングベストと一体化した救命浮環

ウェーディングをする時、ウェーダーの上からライフジャケットを着ると動きにくくなってしまう。

そんな悩みを抱えている方におすすめなのが、このBSJ-LR02です。

フィッシングベストと救命浮環が一体化しており、トリガーを引くと救命浮環が膨らみます。

ただし、ライフジャケットとしての使用はできず、あくまでも万が一の対策として使ってください。

浮力 初期浮力 約9kg
着用形式 肩掛け
D管 あり
インジェクター確認窓 なし
カラバリ 1
生地 ナイロン コーデュラ500D, ポリエステル1680D
重量 約500g
充気装置 ハルキーロバーツ V90000(HR 6F)

ジェスバサロ ライフジャケット 手動膨張式

サイズ フリー:ウエスト80〜145cm
桜マーク なし
Amazonベストセラー1位の大人気ライフジャケット

ジェスサバロというメーカーから販売されている、Amazonでベストセラー1位を獲得している手動膨張式ライフジャケット。

価格が5,000円以下とお求めやすく、初心者はもちろん複数のライフジャケットを用意したい方にもおすすめです。

ウエストタイプなので釣りの邪魔にもなりにくいでしょう。

実際に使っている方からの評価も高く、安いながらも充分に安心感のあるライフジャケットです。

浮力
着用形式 腰巻き
D管 あり
インジェクター確認窓 なし
カラバリ 21
体重 110kgまで
レビュー要点まとめ
メリット
  • 軽くて動きやすい
  • 低価格なので購入しやすい
  • 大きなサイズにも対応している
デメリット
  • ベルトが垂れてしまう
  • 国土交通省型式承認は得ていない

ジェスバサロ ライフジャケット 手動膨張式 ウエストフィット

サイズ フリー:ウエスト70~140cm
桜マーク なし
5,000円以下の格安腰巻ライフジャケット

ライフジャケットの中でも移動やキャストの邪魔になりにくく、大人気の腰巻きタイプの手動膨張式ライフジャケットです。

腰巻きタイプのライフジャケットは1万円以上することも多いですが、この製品は5,000円以下と格安。

レビュー評価も高く、安全性も充分なものを備えています。

できるだけ価格を抑えたい方や、必要数の多い方におすすめです。

浮力 11.0kg
着用形式 腰巻き
D管 あり
インジェクター確認窓 なし
カラバリ 15
レビュー要点まとめ
メリット
  • 簡単で使いやすい
  • 邪魔にならない
  • 低価格なのに軽量
デメリット
  • 国土交通省型式承認は得ていない

オーシャンライフ 手動膨張ショルダー式 LG-3

サイズ フリー:胸囲120cmまで
桜マーク あり
船舶の法定備品としても使えるライフジャケット

国土交通省型式承認のType-Aを得ており、しっかりと桜マークを取得しているので、船舶の法定備品としても使えるライフジャケット。

手動膨張式ライフジャケットとしては最高峰の安全性を備えており、万が一の時にも安心です。

価格も自動膨張式ライフジャケットと比較するとお求めやすいので、数を揃えるのであれば大きなコストダウンになるでしょう。

浮力 10kg
着用形式 肩掛け
D管 なし
インジェクター確認窓 なし
カラバリ 3
レビュー要点まとめ
メリット
  • 桜マークが付いている
  • 安心して船釣りができる
デメリット
  • 1万円以上してしまう

エムズジャパン ライフジャケット ポーチタイプ Klj-pm

サイズ フリー
桜マーク なし
コンパクトで小さい手動膨張式ライフジャケット

ライフジャケットの中でも特に小さくて動きやすい、ポーチタイプの手動膨張式ライフジャケットです。

このタイプのライフジャケットは2万円程するものが多い中、5,000円以下に抑えられている点も魅力的。

バスフィッシングやエギングなどの歩き回る釣りや、ライフジャケットはかさばるから好きではないという方にこそ使っていただきたい製品です。

浮力 初期浮力12.0kg
着用形式 腰巻き
D管
インジェクター確認窓
カラバリ 8
レビュー要点まとめ
メリット
  • 低価格でお求めやすい
  • 釣りをしていて邪魔にならない
デメリット
  • 少し太い
  • 国土交通省型式承認は得ていない

エムズジャパン ライフジャケット ウエストベルトタイプ

サイズ フリー:ウエスト130cm
桜マーク なし
カラーラインナップも豊富で安い手動膨張式ライフジャケット

5,000以下というお求めやすさながら5色のカラーがラインナップされており、自分の好みに合わせて選べるライフジャケット。

腰巻きタイプなので邪魔にもなりにくく、軽量で動きやすくなっています。

120㎏まで対応しているので、少し大柄な方でも安心。

万が一漂流するようなことがあっても浮力を確保し続けてくれます。

浮力 初期浮力12.0kg
着用形式 腰巻き
D管 あり
インジェクター確認窓 なし
カラバリ 8
レビュー要点まとめ
メリット
  • 安いのに見た目がいい
  • 負担感がない
デメリット
  • マジックテープが剝がれやすい
  • 国土交通省型式承認を得ていない

バリバス ライフジャケット ショートタイプ VAL-13

サイズ フリー:ウエスト100cmまで
桜マーク あり
鮎や渓流、ウェーディングの釣りにピッタリ

バリバスから販売されているライフジャケットは、鮎や渓流釣り、シーバスなどウェーディングをする釣りにピッタリ。

首回りだけのショートタイプなので、フィッシングベストやウェーダーの上からでも窮屈なく取り付けられます。

もちろん国土交通省型式承認を得ているので桜マークが付けられており、万が一の時にも安心です。

浮力 5.85kg以上/24時間以上
着用形式 肩掛け
D管 なし
インジェクター確認窓 なし
カラバリ 2
素材 ポリエステル

手動膨張式ライフジャケットの使い方

手動膨張式ライフジャケットの使い方は非常にシンプル。

多くの製品には赤色のトリガーが取り付けられており、このトリガーを強く引くことによって気室に空気が注入されます。

もし落水してしまった時には、焦らずこのトリガーを確実に引くようにしましょう。

なお、自動膨張式ライフジャケットであってもこのトリガーは取り付けられており、手動膨張式ライフジャケットと同じように膨らませることが可能。

もし水分検知装置が壊れてしまっていた時のために、手動膨張式ライフジャケットの使い方は覚えておくのが良いでしょう。

上記のYouTubeも参考にしてみてください。

まとめ

以上ここまで、手動膨張式ライフジャケットのメリットやデメリット、選び方を解説するとともに、おすすめ製品をご紹介してきました。

手動膨張式ライフジャケットは自動膨張式ライフジャケットとは違ったメリットがあり、人によっては自動膨張式ライフジャケットよりも適しています。

低価格でお求めやすいものが多いので、釣り初心者にもおすすめ。

しっかりとライフジャケットを着用して、安全に釣りを楽しみましょう。