日本では中禅寺湖でしか釣れない北米原産のレイクトラウト。
岸やボートからルアーやフライ、トローリングと様々な釣り方で狙えますが、近年ルアーでの狙い方が多様化し、より狙い易くなってきました。
ここではそんな中禅寺湖でメインとなるミノー、メタルジグ、スプーンの3つの釣り方やおすすめ品をご紹介していきます。
- 元釣具屋店員
- 釣り歴21年
- 大会出場経験あり
物心付いた頃から釣りを始め、基本的にルアーでターゲットとなる魚は、淡水、ソルトに関わらず狙っています。年間を通して釣れる魚を日々追って、長期連休時は遠征釣行も行っています。当面の目標は100㎏オーバーのクロマグロ、キングサーモンを釣り上げる事です。
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レイクトラウトの狙い方
ミノーイング
中禅寺湖は5月以降に水温が高くなるとワカサギが岸近くに接岸し、メタルジグやスプーンで沖のブレイクを探らなくても岸際をミノーで探る事で釣りでも釣り易くなってきます。
シーズンになると大型のレイクトラウトやブラウントラウトがワカサギを求めて岸際を回遊するシーンも見られ、岸際をミノーのただ巻きやトゥイッチ、ジャーキングで誘うことも非常に有効です。
メタルジグ（ジギング）
基本的に沖の深場のブレイクのボトムにいることも多く、遠投してボトムを探る釣りがメインになってきます。
シーズン初期や後半の深場メインで探る釣りでは最も飛距離が出るメタルジグが非常に有効です。
ロングロッドで遠投し、根魚を誘う様にじっくりとボトムを探ることでバイトを得ることが出来ます。
殆どフォール中にバイトが集中しますので、2～3回シャクッてからボトムを取る様にして誘うと効果的です。
スプーン
スプーンの釣りは中禅寺湖では最もポピュラーでスタンダードな釣り方です。
後ほどご紹介しますがM・Tレイクスやプロビアと言ったスライドスプーンでボトムを取ってから巻く「2-2-5メソッド」で誘う方法が一般的です。
メタルジグもそうですが、中禅寺湖はブレイクラインが非常に厳しいですのであまり手前まで誘うと根掛が連発し、ルアーロストが非常に増えてしまいます。
ある程度誘った後は少し早めにルアーを回収することをおすすめします。
レイクトラウト用ミノーおすすめ4選
【スミス】
チェリーブラッド（90S）
本流、湖ともに非常に人気のあるシンキングタイプのミノーです。
レイクトラウト以外にもブラウントラウトやサクラマス、ホンマスにも効果的でただ巻きからトゥイッチ、ジャーキングと幅広いアクションに対応出来ます。
あまりクセの無いアクションで初心者の方からベテランアングラーまで幅広くおすすめ出来るルアーボックスに1つは入れておきたいルアーとしておすすめです。
【デュオ】
スピアヘッド リュウキ（95S）
国内最大のルアーメーカーであるデュオが販売するシンキングタイプのミノーです。
スリムなボディにより控えめなアクションでスレた魚や活性の低い日でも自然なアピールで口を使わせることが可能で、激しいアクションを嫌うシーンで非常に活躍します。
また速巻きでも動きが破綻し難く、ジャーキングやトゥイッチでもレスポンスの良いアングラーの意に沿ったアクションをしてくれます。
派手なアクションをするルアーと合わせて使用することで幅広いシーンで活躍します。
【ウォーターランド】
ジャークソニック（90S）
ルアーフィッシングの第一人者である村田基氏のメーカーであるウォーターランドから発売するシンキングミノーです。
名前の通りジャークアクションも非常に良い動きをするルアーですが、ボリュームのあるボディからくるしっかりとしたアクションで、ただ巻き、トゥイッチ等基本性能が非常に高いルアーです。
飛距離も出る為、多少風が吹いているシーンでも飛距離を稼げる為、おすすめ出来ます。
【ラパラ】
カウントダウンエリート（CDE75）
世界最大のルアーメーカーであるラパラが販売するシンキングミノーです。
ラパラのルアーはウッド材質から来る独特の動きで、非常に高い釣果を叩き出して気ましたが、飛距離が稼げないのが大きな弱点でした。
しかし最新設計のこのルアーはアクションそのままに、飛躍的に飛距離を向上させより扱い易くなりました。
コンパクトなボディながら非常にアピールの高い動きをする為、個人的にも非常に強くおすすめ出来るルアーの1つです。
レイクトラウト用メタルジグおすすめ4選
【パームス】
スローブラットキャストロング・レイクショアスロー
国内ロッド、ルアーメーカーであるパームスが販売するメタルジグです。
レイクショアスローと言うジャンルを確立したメタルジグで、飛距離はもちろん魅力的なフォールアクションでレイクトラウト以外のトラウトでもバイトを得ることが可能です。
中禅寺湖に挑む際は、日中にバイトが遠のく時間帯で活躍しますので、タックルボックスに入れておくと安心できます。
【シーレーベル】
リーズ
中禅寺湖では非常に人気の高いルアーメーカーであるシーレベルが販売するメタルジグです。
特徴的な四角いフォルムからくる魅力的なフォールアクションで活性の低いシーンでも魚に口を使わせることが出来ます。
ボトムを取り易いので、初心者の方にもおすすめです。
【ジーク】
Rサーディン
淡水用のメタルジグではありませんが、90度捻じれたアイにより非常に魅力的なフォールアクションを演出します。
40gまでのウェイトラインナップもあり、より遠くへ遠投したいシーンでも活躍しますので、個人的に非常におすすめです。
【ジャクソン】
ギャロップ
こちらも淡水用のメタルジグではありませんが、レスポンスの良いアクションから底べったりにいる活性の低いレイクトラウトからリアクションバイトを得易く、高い遠投性能も相まって中々使い勝手が良いです。
ロッドのティップで操作をすることで非常に小気味の良いアクションで誘うことが出来ます。
レイクトラウト用スプーンおすすめ4選
【ロデオクラフト】
M・Tレイクス
トラウトルアーメーカーであるロデオクラフトが販売するスライド系スプーンです。
中禅寺湖のレイクトラウト向けスプーンの代表的な製品の1つでボトムを取ってから2回巻き2秒フォール、2回巻き2秒フォール、5回巻きボトムまでフォールの「2-2-5メソッド」が非常に有名で完成が極めて高いスプーンです。
中禅寺湖では13～23gまでのウェイトの出番が多く、レイクトラウトを狙うなら必ずと言っていい程出番があるド定番品です。
スライドフォール以外でもただ巻きでも食ってくるポテンシャルの高さは非常に魅力的と言えます。
【シーレーベル】
プロビア
ロデオクラフトのM・Tレイクスと並び中禅寺湖の代表格のスプーンの1つであるシーレーベルから販売するスプーンです。
こちらも非常に高い実績がある製品で初心者にも非常に扱い易いのが特徴です。
細身のシルエットから飛距離も出し易く、時間帯問わず魚からの反応を得ることが出来ます。
中禅寺湖では14g以降の重さの出番が多く通常の湖トラウトゲームより多少重めのスプーンを扱います。
【ダイワ】
チヌークS
国内総合釣り具メーカーであるダイワが販売するスプーンです。
巻いて良し、フォールでも良しの万能スプーンで中禅寺湖のレイクトラウトはもちろんニジマスやブラウントラウト、ホンマスから本流のサクラマスまで幅広く使用することが出来る汎用性の高さが売りです。
中禅寺湖以外にも本流や他の湖でのトラウトゲームをされる方におすすめ出来ます。
【フォレスト】
フロントレイクス
国内トラウトルアーメーカーであるフォレストが販売するスプーンです。
12gまでのウェイトラインナップしかありませんが、手前のブレイクをじっくりとゆっくりとしたフォールで探る際におすすめで、ルアーを良く見せてから食わせるシーンで活躍するモデルです。
また岸際での表層巻きにも適しておりホンマス等にも高い効果を発揮します。
まとめ
中禅寺湖は歴史のある湖ですが、ルアーフィッシングにおいてはまだまだ様々な釣りが確立されてきている非常に奥が深い釣りです。
またリリースをする際は、極力魚を傷付け無い為にバーブレスフックがレギュレーションとしてありますので、ルールを守って楽しい釣りを行ってください。
レイクトラウトのルアーの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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