キス釣りに最適な餌箱を使うと、釣果が伸びたり手返しが良くなったりと、多くのメリットが得られます。
キス釣りを堪能するためにも、購入時の餌パックではなく、キス釣り専用の餌箱を用意したいところです。
しかし、一口に餌箱と言っても、さまざまな種類がありどれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
そこで、今回は『キス釣りでおすすめの餌箱8選』をピックアップしました。
種類の違いやメリットの解説、自作についても触れているので、餌箱選びの参考にしてみて下さい。
- 釣り歴20年
- 大会出場経験あり
10代の頃に遠投キャスティングの魅力に取りつかれ、激流の関門海峡を相手に日々奮闘してきました。実釣での最高飛距離は、およそ240m。大手メーカー主催の遠投競技大会への出場経験もあります。これまで培ってきた知見を活かし、投げ釣りやキス釣りの魅力が伝道できれば幸いです。
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目次
キス釣りの餌箱の必要性
餌箱は、キス釣りの釣果を伸ばすための、必須アイテムです。
キス釣りの餌であるゴカイやイソメなどの虫餌は、強い直射日光や高い気温ですぐに弱ってしまいます。
外気の影響を受けやすい夏場では尚更のこと。
弱った虫餌は活性が低く、キスにアピールできません。
そのため、キスの食いつきが悪くなり、釣果が上がらなくなります。
餌の鮮度は、釣果を左右する重要な要素なのです。
餌箱は、虫餌の鮮度を保持し、活発な状態を維持できます。
餌箱を使えば、夏場でもより長い時間、元気な餌が使えますよ。
鮮度だけではなく、滑り止めの石粉類が使いやすくなる、ランガンがスムーズになるなど、餌箱には多くのメリットも。
これらのような理由から、キス釣りには専用の餌箱が必要となるわけです。
キス釣りに適した餌箱の選び方
キス釣りで使う餌箱には、素材や機能性など、さまざまな種類があります。
それぞれの特徴を把握しておきましょう。
素材で選ぶ
木製
古くから使われている、オーソドックスなタイプ。通気性や保温性に優れています。
フックや小物入れを付けたりと、好みに応じたカスタマイズも可能です。
オリジナルの餌箱が作れますよ。
500円以下で購入できるなど、木製はリーズナブルです。
プラスチック製
釣行後は、竿やリールなどの道具を洗わなければいけません。
餌箱も同様で、洗浄不足は悪臭やベタつきの原因になります。
プラスチック製であれば、簡単に汚れを落とせて衛生的です。メンテナンスが楽になりますよ。
近年主流の餌箱で、バリエーションも豊富に展開されています。
ステンレス製
外気の影響を受けにくい高断熱素材。
保冷剤を使えば、真夏の炎天下でも餌の鮮度が保てます。
耐久性も高く、腐食したり割れたりしにくいです。
オールステンレスの餌箱もありますが、外缶は樹脂製、内缶がステンレスの餌箱がおすすめですよ。
サイズで選ぶ
携帯に便利なのは、ミニタイプの餌箱です。
ですが、ミニサイズは餌が取りにくく、手返しが悪くなってしまうことも。
また、頻繁に餌を入れ替えないといけないので、クーラーボックスの開閉が多くなります。
最適なのは、横幅が10cm以上ある餌箱です。
餌を掴むときに指が窮屈にならず、スムーズに餌付けできますよ。
サイズを選ぶ際は、使用するクーラーボックスの大きさも考慮して選びましょう。
釣法で選ぶ
キス釣りの釣法には、キャスティングを繰り返す数釣り、アタリを待つ置き竿、ポイントを探り歩くランガンなどがあります。
これらの釣法に合わせるのも、餌箱選びのポイントです。
針数が多くなる数釣りは、手返しの良さを考慮。
置き竿の場合は、使いやすい大きめのサイズ。
ランガンには携帯性や軽さを重視。
このように、自身のキス釣りスタイルを基準にした選び方もあります。
付加機能で選ぶ
携帯タイプ
ネックストラップや、ベルトなどに固定できるフック付きの餌箱です。
手元で餌付けできるので、手返しが良くなります。
餌付けの際に腰をかがめずに済み、疲労も軽減しますよ。
数釣りやランガンに最適なタイプです。
小分けタイプ
餌箱内部に仕切りがあり、ふたつのボックスに分かれてあります。
餌と石粉類を分け入れる、異なる餌を使えるなど、実用性が高い餌箱です。
箱の底側にスノコ状の仕切りが付いたタイプもあります。
キス釣りの餌箱おすすめ8選
【メイホウ】
ベイトクーラー No.203
ベーシックなプラスチック製。
餌の鮮度を長時間保てる、保冷剤投入タイプです。
小分けタイプの内缶は、石粉を入れたり小物を収納したりと、便利に使えます。
内缶サイズは横14.8cm、奥行7.5cm。ベルトホルダーとネックベルト付きで、状況に応じて使いわけできます。
シンプルですが、必要な機能が備わっているオールマイティーな餌箱です。
【シマノ】
サーモベイト SPECIAL CS-033N
フック付き、両サイドにサイドケースが付随、センター仕切りにスノコ付きなど、ハイスペックな餌箱です。
本体はABS樹脂。
横幅15cm、奥行11.6cmのベーシックサイズですが、餌箱本体に餌を多く入れられるので、効果的に使えます。
マグネット式のフタで開閉もスムーズ。
ランガンにもぴったりです。優れた機能で、キス釣りがより快適になりますよ。
【シマノ】
サーモベイト ステン ファイアレッド
外缶はABS樹脂、内缶がステンレス素材の餌箱です。
空気層によるエア断熱システムを搭載。
保冷剤も投入できるスノコ付きで、鮮度保持能力が抜群です。
横幅15cmは、キス釣りにぴったりなサイズ。
ベルトやバッカンに取付できるフック、ネックストラップも付随しています。
別売りアクセサリーのサシエ入れも装着できますよ。
カラーもおしゃれで、スタイリッシュかつ機能的な餌箱です。
【ダイワ】
エサ箱 ベイト 280T
シンプルなプラスチック製の餌箱です。
便利な小分けタイプで、片方にゴカイ、もう片方にジャリメなど、2種類の虫餌を同時に使えます。
横幅13cm、奥行10cm、高さ6.5cmと程よいコンパクトサイズ。
キャスティングやランガン時の邪魔になりません。
内缶の上部に「返しフレーム」が付いていて、虫餌の脱走を阻止します。
フタを完全に閉じ忘れていても安心ですね。
【ダイワ】
クールベイト 3
携帯性に優れた首掛けタイプ。
高さ8.5cmの深底仕様で、仕切りにもなるハーフトレーが付属しています。
小物類を収納できる内フタも付いているなど、高機能な餌箱です。
横幅18cmのワイドサイズは、餌が取りやすく手返しがスムーズに。
キスの数釣りに最適ですね。
汚れが落ちやすいプラスチック製なので、メンテナンスも楽々です。
【マルシン漁具】
桐エサ箱 開閉式 サイズL
昔ながらの木製餌箱です。通気性に優れた特徴があり、虫餌に適した環境が保てます。
横幅19cmのビッグサイズ。
餌を大量投入できるので、何度もクーラーボックスを開閉しなくて済みます。
針数の多い数釣りや、置き竿にぴったりです。
500円以下で購入できる餌箱で、コスパも圧倒的。
安くても丈夫な餌箱が欲しいという人におすすめです。
【ナカジマ】
桐エサ箱 W
桐素材の木製餌箱で、腐食に強く、高い耐久性があります。
通気性が良く、保冷剤を使用しなくても、箱内の一定温度が保てます。
横幅18cm、奥行12cmサイズの仕切りタイプ。
異なる虫餌の同時使用、石粉類と分別するなど、マルチに使えます。
加工しやすいのも、木製餌箱のメリット。
フックや小物入れを好きな場所に付けたりと、自由にカスタマイズもできますよ。
【マルキュー】
パワーエサバケット 15TRIII
柔軟性と弾力性に優れたEVA素材（合成樹脂）の餌箱。
水分や汚れを弾き、耐久性も抜群です。
スノコ付きで、餌箱内の余分な水分を取り除けるので餌が長持ちします。
スノコに脱着できるセンター仕切り付きです。
横幅15cm、奥行11.5cm、高さ8cm。
一度に多くの餌を入れられる大きめサイズは、春先や秋口でのキス釣りに最適です。
軽量で手入れも簡単ですよ。
キス釣りの餌箱は自作はできる？
木製であれば、餌箱の自作が可能です。
「開閉フタ付きの箱」という単純構造。
意外と簡単に製作できます。
使用する木材や留め具などは、全てホームセンターで入手可能です。
設計図を作っておき、購入時に木材をカットしておくのがおすすめですよ。
出来上がった餌箱に愛着が湧き、大切に使うようになります。
オリジナルの餌箱製作にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
キス釣りでおすすめの餌箱8選を、選び方の解説と併せてご紹介しました。
さまざまな種類の餌箱がありますが、重視する点を絞れば選びやすいですよ。
今回ピックアップした中では
・携帯性「ダイワ・エサ箱ベイト280T」
・機能性「シマノ・サーモベイトステン」
・コスパ「マルシン漁具・桐エサ箱」
がおすすめです。
自身のスタイルにマッチする餌箱を選んで、キス釣りを快適にしましょう。
キス釣りの餌箱の購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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