汽水域の河川で釣りをしているとキビレが釣れることがあります。
流れの中を好むキビレは身が引き締まり、40センチを超える良型以上になってくると、豪快な引きで釣り人を楽しませてくれます。
特に、春から夏にかけてのキビレは脂がのっていておいしいこともあり、釣りのターゲットとしての人気が再燃しています。
キビレ釣りは身近な釣り場で簡単にはじめられることから、初心者にもおすすめです。
そこで今回は、ルアーを使ったキビレの釣り方を紹介します!
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キビレ(キチヌ)とは
キビレと呼ばれることが多い魚ですが、正式名称はキチヌといいます。
姿形はクロダイやヘダイにも似ているのですが、確実に見分ける方法があります。
側線から背びれにかけてのうろこの枚数で見分けるのが確実です。
キビレは3.5枚、クロダイは5.5枚、ヘダイは6.5枚のうろこがあります。
ひれの色で見分けようとすると、キビレとヘダイの両方に黄色味がかったひれがあり、初心者ではなかなか見分けがつきません。
キビレの生息地としては汽水域から河口、内湾といった陸地に沿った地域に生息しています。
また、キビレは食用としても流通しており、春から夏にかけての魚体は脂が乗って非常に美味しい魚です。
刺身にすると、天然の真鯛に似た歯ごたえのある食感と、甘みのある脂が口いっぱいに広がり、上品な味わいになっています。
キビレ用ルアーの選び方
釣り場のエサに合わせる
例えば、アユが放流される汽水域の河川でキビレを釣る場合は、アユカラーのシャッドやクランクベイトへの反応が良くなります。
釣り場によってキビレの好みのエサが異なるのです。
なので、できれば釣行前に釣り場の環境を下調べして、どのようなエサを食べているかなどを把握しておくことをおすすめします。
反応の良いルアーを使えるかどうかによって、その日の釣果が大きく変わります。
以前にほかの場所でキビレが釣れたルアーであっても、場所によっては全く反応が得られないこともあるのです。
各時間帯での使い分け
時間帯によって、反応の良いルアーが異なります。
キビレは朝夕のマズメ時に活性が高くなる傾向があり、ルアーへの反応が良くなります。
活性の高いマズメ時には、アクティブに動くルアーへの反応が良く、果敢にアタックしてきます。
アピール力の強い動きをするルアーの選択がおすすめです。
デイゲームに関しては、キビレの警戒心がやや高くなります。
デイゲームでは潮位やそれによる水の流れ、濁りにも大きく影響を受けます。
河川での釣りの場合は、干潮時の流れがある時の方がキビレの反応は良くなります。
また、多少の濁りが入っている方がルアーのカラーをシビアに選ぶ必要がなくなるので、釣りやすいでしょう。
ナイトゲームに関しては、スローに引いてもしっかり泳いでくれるルアーがおすすめです。
ワームでボトムをズル引きするのも効果的です。
また、シルエットが分かりやすいルアーの方がキビレから見つけやすく、ミスバイトを防ぐことができます。
夕マズメ以降はキビレの警戒心は緩んでいるのですが、スローでキビレに見つけられやすい誘い方をすることが重要です。
ナイトゲームでは水が澄んでいるところや、浅場が狙い目です!
レンジの攻略
その時々のタイミングやシチュエーションによって、キビレのついているレンジは変わります。
釣り場についたらまず、キビレがどのレンジについているのかを調べなくてはなりません。
攻めるレンジが違うだけで釣果が大きく変わってくるので、慎重にレンジを探っていきましょう。
経験を積んでくると、季節や天候、潮位、濁りなどからキビレのポジションがある程度予測できるようになってきます。
しかし、はじめての釣り場や初心者のうちは予測を立てつつも、トップからボトムまで各レンジを探らなくてはなりません。
幅広いレンジを探れるサーチベイトを使うのがおすすめですが、キビレの活性によってはスローにしか反応しないこともあります。
なので、各レンジをスローに引いてもしっかり泳いでくれるルアーを準備しておくことをおすすめします。
キビレ用ルアーおすすめ10選
【ダイワ】
ハゼクランク MR(07420551)
ハゼをターゲットにしたクランクベイトですが、実はキビレからの反応も良かったりします。
サイズ感も良く、小型から40cmを超えるサイズまでサイズを選ばずにバイトしてきます。
クランクベイトは根がかりの回避性能も良いので、シャローエリアで使うのに特におすすめです。
コンパクトでスローでもしっかり泳いでくれるので、障害物のある狭いところでも狙ったラインをゆっくり攻めることができます。
【ダイワ】
STEEZ シャッド(43207-46)
このモデルのアユカラーは汽水域の河川でキビレを狙うのにおすすめのルアーです。
バス釣りで定番の人気ルアーですが、キビレ釣りにも効果抜群です!
上流域でアユの放流がされている河川であれば間違いないと思います。
春から秋の落ち鮎の時期までは特に重宝し、シーバスやマゴチなども釣れたりします。
注意点として、フックをソルト用のものに交換しておいた方が安心でしょう。
【ダイワ】
シルバーウルフ チヌ魂(07420023)
根がかりの回避性能が極めて高く、ストラクチャー周りを攻めるのに最適です。
2~3インチほどのサイズのワームをトレーラーにするのも効果的です。
フリーフォールでボトムまで沈めて、ゆっくり引くのも良いですし、小刻みにシェイクしてアピールするのも効果的です。
ボトムの状況を把握するのに向いており、アタリが出たら即合わせする方がバラシを回避できます。
【ダイワ】
シルバーウルフ シャコツイン(027307)
アミノ酸特殊誘引剤の「アミノX」と「えび粉」を配合しており、強力にキビレを寄せ付けます。
先に紹介したチヌ魂のトレーラーとしても相性が良く、組み合わせることでボトムの攻略に最適です!
0.8ミリの極薄形状の部分があり、デッドスローでズル引きしてもなまめかしく動いてくれます。
ナイトゲームにおいて特に、効果を発揮してくれます!
【ラッキークラフト】
バリッド55(5534)
リトリーブ速度に応じてアクションが変化するのが特徴のルアーです。
スローリトリーブでは細かなローリングアクションを発生させます。
水噛みが良いのでスローでもしっかり動きます。
リトリーブ速度を上げると激しいウォブリングアクションに変化し、平を打つダートアクションを発生させることもできます。
広範囲を様々なアクションで攻めることができるルアーです!
【メジャークラフト】
ブラックポーギー チヌブレード(BKP-BLADE)
リーズナブルでありながらも、しっかり釣果を出してくれる大人気のメタルバイブです!
メタルバイブならではの飛距離の出しやすさから、広範囲を探るサーチベイトとして最適なモデルです。
幅広いレンジを探れることも当然ながら、バランスの良さとダブルフックの相乗効果で根がかり回避性能を高められています。
障害物を臆することなく果敢に攻めて、是非、このルアーでしか取れない1匹を手にしてください!
【ラパラ】
カウント ダウン(RA5801174)
サイズやカラーのバリエーションが豊富なモデルで、釣り場に合った1つが見つかるはずです。
キビレ釣りで使用する場合は3~7センチのCD3~CD7のモデルがおすすめです。
ボトムを攻めるのに適したルアーで、しっかりボトムノックさせながらスローでも綺麗に泳いでくれます。
根がかり対策として、フロントフックを外し、リアフックをダブルフックに変える方法があります。
【ジャクソン】
R.A.POP
着水後はほぼ垂直な立ち姿勢になり、ポッピングする時も左右に首を振りにくい設計になっています。
これらの特徴は、キビレからのバイトをはじきにくくする効果があります。
ポップ音がしっかり出る設計になっており、濁りの強い日に特に効果を発揮するルアーです。
ポッパーで攻める場合はステイを入れずに、連続でポッピングさせる方が見つけられやすく見切られにくいのではないかと思います。
【デュオ】
レアリスペンシル65(ADA3033)
空気抵抗を低減する設計になっており、遠投性能が高められています。
アクションもつけやすく、簡単にきれいなドッグウォークを発生させられます。
自分のルアー操作でキビレを魅了してヒットさせた時は、他のルアーでは味わうことのできない達成感や面白さが感じられます。
キビレ釣りのトップウォーター攻略に1つ持っておくと、釣りの楽しみ方が広がります。
【エコギア】
熟成アクア バグアンツ
今までのワームを独自の製法でよりエサに近づけたワームです。
天然素材が持っている旨味成分を酵素の力でさらに引き出す「熟成」によって、集魚力を飛躍的に高めてあります。
エビの形を模したフォルムは、甲殻類を捕食する様々なターゲットに対して有効で、汎用性の高いワームです。
そこにキビレさえついていれば、しっかり釣果に繋げてくれるでしょう。
キビレが釣れるルアーの使い方(釣り方)
ストップ&ゴー
巻いている途中でステイを入れるルアー操作のテクニックですが、これがキビレに良く効きます。
特に濁りの入っている場面では、ステイを入れることでキビレのミスバイトを防ぐ効果もあります。
リトリーブ速度は一定でも釣れる時は釣れるのですが、少し緩急をつけるだけでもキビレにうまくアピールすることができます。
もし、アタリは感じるのになかなか乗らない場合は、時々ステイを入れると釣れやすくなります。
ズル引き
ワームのズル引きもキビレ釣りでは効果的な釣り方です。
どれくらいの速度でリトリーブすると良い反応が得られるか、探りながらキビレとの駆け引きをします。
デイゲームではリアクションバイトを狙ってアクションをつけながら、速めのリトリーブで攻めるのも効果的です。
ナイトゲームに関してはデッドスローで引くのが無難です。
ナイトゲームではキビレの警戒心は緩くなっていることが多いのですが、日中ほど活発ではありません。
また、夜間はルアーの見つけにくさもあるので、キビレに分かりやすくじっくりと食わせることが釣果に繋がります。
リフト&フォール
リフト&フォールは、幅広いレンジを効率良く探れたり、小刻みな上下の動きでキビレに効果的にアピールできます。
釣り場に到着してから、まずはバイブレーションなどのサーチベイトでどこにキビレがついているのかを探してみましょう。
キビレの居場所が分かったら、その場所をストップ&ゴーや小刻みなリフト&フォールで攻めてみます。
デイゲームにおけるキビレは、ただ巻きでの一定の動きよりも、変則的な動きの方がバイトに繋がる可能性が高いと思います。
また、ワームでスローに誘う場合も、時折リフト&フォールを入れることで、活性の高いキビレが好反応を示すことがあります。
その時に合った釣り方が見つかるまで様々なテクニックでアプローチしていると、きっと釣果に繋がってくるはずです。
まとめ
楽しく釣っておいしく食べる!
キビレ釣りは身近な釣り場で気軽にはじめられる、奥の深い釣りです。
楽しみ方は人それぞれですが、試行錯誤しながら絞り出した1匹はきっと感動をもたらしてくれます。
最後においしくいただけるのも大きな魅力の1つですね!
キビレ用ルアーの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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