カヤックフィッシングのリールの選び方とおすすめ8選!

タックル選びも釣りの楽しみのうちの一つだと思います。

カヤックフィッシングではカヤック本体を選ぶ楽しみもありますが、ロッドやリールを選ぶ時間も楽しいものです。

始めたばかりの頃は餌釣りやルアーなど試しみたいことも多く、タックルには汎用性を求められることが多いでしょう。

そうなるとロッドとリールのタックルバランスが肝心になってきます。

では今回はスピニングリールとベイトリールの違いやメリット、デメリット、おすすめの番手などを紹介していきます。

佐々孝幸
執筆者
  • 釣り歴30年
  • カヤック所有

子供の頃にブラックバスブームがあり見事にハマり、その後クロダイのヘチ、前打ち釣りとシーバス釣りに明け暮れる。 岩手へ移住したのをきっかけにロックフィッシュへ転向。 ランカーサイズのアイナメ、ソイを狙い続け、3年前からフィッシングカヤックを導入。 あまり釣りを難しくせずに、シンプルスタイルをモットーに楽しんでいます。

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カヤックフィッシングで使うリールの選び方 

種類

リールは主に2種類、ベイトリールとスピニングリールがあります。

ではどちらもメリットがありますので簡単に説明していきます。

ベイトリールのメリットはその巻き上げトルクと手返しの良さがあります。

巻き上げる方向とギアの方向が同一なので、リールを巻いた力がロスなく伝達されます。

糸を出す際も親指一本でクラッチを切ればOK。

巻き上げる際もハンドルを回せばすぐに巻き上げられるので、根がかりが多いポイントなどでも有利になってきます。

スピニングリールのメリットはキャストもできる汎用性とドラグ性能の高さがありあります。

メタルジグでのバーチカルの釣りや、プラグやワームのキャストの釣りどちらにも対応しやすく、バックラッシュなどのトラブルが少ないのも魅力的。

また、ドラグ性能が良いものが多く細い糸でも安心して魚とやり取りできます。

バーチカルメインの方はベイトリール、キャストもする方はスピニングリールがお勧めできます。

番手(サイズ)

リールのサイズを選ぶ際に基準にするのは、使用ラインが必要な量巻けるのか、ドラグは何キロまでかけられるかで選ぶといいでしょう。

カヤックフィッシングでは様々な水深のエリアで色々なターゲットが狙えるので、糸の太さや糸巻き量はまちまちになってきます。

そこで次にドラグ力ですが、カヤックであまりドラグを強くかけると魚に引きこまれた際にカヤックが傾くことがあり危険です。

目安としてドラグ設定は2キロ前後、最大3キロ程度を基準にするといいでしょう。

そう考えると使用するPEラインは0.8~1.5号程度、最大ドラグ力が5~10kgのリールが良く、ベイトリール、スピニングリールともに小型~中型のものがおすすめです。 

ギア比

最近ではリールのハイギア化が進んでいます。

また、ギアが高精度、高強度化しており以前より巻き上げトルクが向上しています。

そのため、以前言われていたハイギア=巻きが重いというデメリットも改善されてきているので、ベイトリール、スピニングリールともにハイギアモデルがおすすめです。

ただし、カヤックを出すエリアによっては不意の大物が釣れることもありますので、そういった場合はノーマルギアやパワーギアのモデルで備えるのもいいでしょう。

ソルト対応有無

海で使用する場合はソルト対応モデルがおすすめです。

カヤックフィッシングではかなりタフな環境でリールを使用することが多くなります。

パドリングで移動する際も潮をかぶりますし、水面が近いので不意に波しぶきがかかることもあります。

また予備タックルも持っていくことも難しいので、リールにトラブルがあると釣りを中止することになってしまうかもしれません。

リールに耐久性、防水性があれば安心して釣りに集中できますので、これからリールを買うのであればソルト対応モデルから選んでみてください。 

価格

カヤックフィッシングではリールの破損や紛失のリスクがほかの釣りよりも高いのでコスパモデルでも良いと思います。

特に慣れないうちは出艇する際や、根がかりを外そうとした際などにタックル丸ごと海に落としてしまうかもしれません。

また、飛距離に関してはカヤックを漕げば解決できますので、剛性、耐久性があれば十分に魚は釣れます。

最近ではエントリーモデルでも性能が良くなっていますし、こだわりのオールドタックルで釣るもの楽しいでしょう。

破損や紛失のリスクを踏まえ、満足できるリールを購入するといいでしょう。 

カヤックフィッシングで使いたいスピニングリールおすすめ4選

【シマノ】
21 アルテグラ(C5000XG)

進化し続けるシマノの人気コストパフォーマンスモデル。

21モデルは特に進化しており、上位機種の機能を搭載しつつ、ベールもついにワンピースベールに変更されました。

カヤックでのライトゲーム全般に対応できるスペックを備えており、小型魚全般から中型青物まで楽しめるおすすめハイコスパリールです。

【ダイワ】
19 レグザ LT(LT4000D-CXH)

ダイワの新機軸「LT」コンセプトのスピニングリール。

軽量でありながら高剛性なアルミニウムボディとタフデジギアを搭載しているのが特徴。

ライトゲームに対応したサイズですが、ドラグは強力で最大ドラグ力12キロ。

軽量で高耐久、高剛性とまさにカヤックフィッシングにマッチした性能のリールです。

【シマノ】
20 ストラディックSW(6000HG)

シマノの大型ピニングリール「SW」シリーズの中でもコスパに優れたモデル。

HAGANEギア、ボディを搭載し、ラインローラーなどの細部までしっかりと防水されているXプロテクトなど耐久性、剛性ともに安心できるスペック。

マイクロモジュールギアで巻き上げトルクもあり不意の大物も安心です。

青物をガンガン釣りたい方や、大物を狙いたい方にはこちらがおすすめ。

【ダイワ】
18 ブラスト LT(LT6000D-H)

ダイワの軽量&タフをコンセプトにしたLTコンセプトの大型モデル。

スーパーメタルボディとアルミマシンカットタフデジギアで耐久性は十分。

そのうえで他社の同サイズリールよりも軽量にできているのが魅力的。

マグシールド搭載で防水性も十分ですので、カヤックフィッシングにもマッチするでしょう。

カヤックフィッシングで使いたいベイトリールおすすめ4選

【アブガルシア】
ソルティーステージ コンセプトフリー

ベイトリールの老舗アブガルシアのマルチオフショアベイトリール。

高剛性のアルミフレームボディにパワーハンドルとダブルハンドルが付属。

スプールもPE1号/200mとPE1.5号/200mの2個がついてくるのがうれしい。

ダブルハンドル+PE1号でタイラバや、パワーハンドル+PE1.5号でジギングなど様々な釣りに対応できるのが魅力。

さらにこの価格でドラグ音も出るので、一台で何でも挑戦したい方にはおすすめです。

【シマノ】
20 トリウム(1500HG)

とにかく高剛性でコストを追求したモデル。

色々な機能を削りコストを抑えながらも剛性、耐久性には一切手抜きなし。

HAGANEボディとXプロテクト搭載しており、HAGANEギアではありませんがさすがのシマノ、しっかり感があり巻き心地もシルキーです。

とにかくコスパ重視でパワーと耐久性を求めるならばこのモデルで決まりでしょう。

【シマノ】
グラップラー(300HG/301HG)

高剛性なHAGANEボディとマイクロモジュールギアの組み合わせのパワフルなベイトリール

スプールにはSVSが搭載されキャストもできますし、ラインキャパシティもPE3号/250mと大容量。

コンパクトなボディでパーミング性もよく、パワーハンドルも握りこみやすいデザインです。

SLJからライトジギング、スロージギングなどに使えて、青物相手にも十分に対応できます。

カヤック以外にオフショアジギングなどで使える汎用性が魅力的な一品です。

【ダイワ】
17 ソルティガBJ(200SH/200SHL)

ダイワが耐久性を徹底的に強化したベイジギングリール。

高剛性のスーパーメタルハウジングをマシンカットしたボディにハイパーデジギアを搭載。

防水タイプのATD搭載でドラグ性能も高く、シンクロレベルワインドで細糸への負担も少ないので安心。

カヤックで大物を狙う方は選択肢の一つとしていかがでしょうか。

まとめ

今回はこれからカヤックフィッシングを始める方へ向けた説明になりましたが、カヤックフィッシングの楽しみかたは十人十色。

思い入れのあるリールや憧れのリールなど色々選択肢はあると思います。

こだわりのタックルで満足いく一匹を狙ってみてください。

紹介アイテム一覧

カヤックフィッシングのリールの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。

シマノ
21 アルテグラ(C5000XG)
ダイワ
19 レグザ LT(LT4000D-CXH)
シマノ
20 ストラディックSW(6000HG)
ダイワ
18 ブラスト LT(LT6000D-H)
アブガルシア
ソルティーステージ コンセプトフリー
シマノ
20 トリウム(1500HG)
シマノ
グラップラー(300HG/301HG)
ダイワ
17 ソルティガBJ(200SH/200SHL)
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