ヒラマサは近年ショアでも人気のターゲットで、特に磯ではコンスタントに釣ることができ、大物も狙うことができます。
しかしヒラマサはおかっぱりで釣れるサイズでもかなりパワーがあり、力勝負に耐えられる強靭な竿が必要です。
ヒラマサ狙いの磯竿ではよく5号が使われていますが、他には何号のものが使用できるのでしょうか。
そこで今回は、ヒラマサ狙いの磯竿について、号数を含めた選び方や、おすすめ商品もご紹介します。
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目次
ヒラマサ釣りに適した磯竿の選び方
ヒラマサは近年比較的釣りやすくなったターゲットですが、かなりパワフルな魚なので、それなりの装備が必要です。
もちろん竿もパワーファイトに十分対応できるものが必要なので、選び方を解説します。
ヒラマサ対応の磯竿がベスト
ヒラマサを磯や堤防から、遠投カゴ釣りや泳がせ釣りで狙う場合は、基本的には磯竿で問題ありません。
ただし磯竿にも様々あり、気軽なサビキ釣りなどに対応するようなものもあるため、その中でもヒラマサ向きのものを選びましょう。
磯竿の中には大物対応のものもあり、ヒラマサをターゲットにしたものもあります。
通常の磯竿との違いは、全体的に剛性が高く、バットパワーがあることです。
柔らかい胴調子の竿だと大物に負けやすいため、パワー勝負しやすいようにバットパワーを強化してあります。
加えて長時間やり取りしやすいよう、適度に柔軟性を残していたり、軽量になっているものもあります。
ただ単に号数の大きい竿ではそういった扱いやすさはないので、なるべくヒラマサ対応の竿を選ぶのがおすすめです。
パワーは4~6号程度
パワーがあり力いっぱいに走るヒラマサを狙うなら、パワーも十分ある竿が必要です。
ナイロンで言えば10号以上の太いラインも必要になるので、そのラインの引張強度に耐えられる強さの竿が必須です。
一般的によく使われるのが4~5号で、基本的にはサイズが小さめの時は4号、大物は5号と言う使い分けで良いでしょう。
根ズレのリスクが低い堤防から釣る場合、磯ほど強いラインを使わないので、4号のほうが扱いやすいこともあります。
6号を使う方もいますが、必然的に竿が硬くなるため、より使い手のパワーも必要になり、使い手を選びます。
また、6号になると強靭で持久力のあるドラグを持つリールと組み合わせる必要があり、タックルバランスもシビアです。
最近は磯竿でもLMHで表記する場合もありますが、メーカーによって基準が違うので、スペック表をよく確認して選びましょう。
長さは5m程度がおすすめ
磯釣りでは長い竿を使うこともありますが、ヒラマサ狙いの場合は、磯竿としては短めのものを使用します。
主に使われるのが5m前後で、ヒラマサ用の磯竿として作られたモデルもこの長さが多いです。
長いものでは5.4mなど微妙に長さの差はありますが、身長などに合わせて扱いやすいものを選びましょう。
磯だともう少し長いものが欲しくなることもありますが、あまり長いものは扱いにくいので、なるべく短いものがおすすめです。
長い竿はパワー勝負がしにくくなり、引きも感じやすく、竿も重くなるので、大物とは相性が悪いからです。
このため、ヒラマサ狙いの場合は竿の長さで魚を操作するのではなく、ある程度走らせて根から離す技術が必要です。
ヒラマサ磯竿おすすめ6選
上記したポイントも踏まえて、ヒラマサ釣りにおすすめの磯竿を厳選してご紹介します。
釣法によって微妙に適した竿も変わるので、その点も踏まえて解説します。
【宇崎日新】
イングラム ひらまさスペシャル MH
遠投ヒラマサ専用竿を手ごろ価格で!粘りとパワーで大物対応
磯から遠投で大型ヒラマサを狙うのにもぴったりの、ヒラマサ専用の磯竿です。
細身でありながら肉厚なブランクスで、ヒラマサのパワーを受け止めつつ、浮かせるためのパワーを両立しています。
MHとHの2種類のラインナップで、MHは60~70cmの青物を確実に引き上げるために、Hは超大型青物のための設計になっています。
独自設計の専用モデルをこの価格帯で出せるのは、さすが宇崎日新のコスパと言えるでしょう。
【ダイワ】
剛弓(ヒラマサ4.5号-50遠投・Q)
扱いやすいバランス感!パワーもあるのに遠投しやすい軽快さ
磯でも遠投カゴ釣りを想定し、パワーだけでなく仕掛けの投げやすさも重視して設計された、ヒラマサ対応磯竿です。
通常、パワーがあると仕掛けを投げる感覚が損なわれますが、このモデルは柔軟性を残しているので、重みを感じながら投げられます。
ダイワの独自技術によってガイドの保持力なども向上していて、小さなストレスも軽減されています。
ヒラマサモデルは2種類用意されており、号数は同じですが、53はより大物に対応しやすい設計です。
【がまかつ】
がま磯 ヒラマサ天剛2 フカセ
磯竿の定番シリーズ!通常モデル以上の強靭さを軽量で実現
磯竿と言えば一番に名前が上がるほどの定番シリーズ、がま磯のヒラマサ専用モデルです。
ヒラマサ専用モデルの多くが遠投カゴ釣り用ですが、がま磯にはフカセ釣り用セッティングのものが用意されています。
号数換算では3.5号とヒラマサ竿としてはやや弱めですが、フカセ釣りでコンスタントに釣りあげるのに適した設計になっています。
反発力も抑え気味になっているので、ドラグに頼らずテンポよく釣りあげるのにもぴったりです。
【シマノ】
アぺルト(4-520E)
安くてもヒラマサ対応!様々な釣りを一本で楽しみたい方に
ヒラマサ対応の竿はやはり性能的に長けていますが、どうしても価格帯から手を出しにくいという方もいるでしょう。
パワー感では劣るものの、手ごろな汎用の磯竿でも対応できるものがあり、アペルトもその一つです。
重さがある以外は非常によくできたロッドで、アベレージサイズのヒラマサであればパワーも申し分ありません。
インナーガイドは多少コツが要りますが、トラブルフリーなので、初心者の方にもおすすめです。
【シマノ】
ブルズアイスペシャル(AOMONO 520)
大物特化のストロング仕様!全身パワー設計でガチンコパワー勝負
ブランクス全体をパワー重視で設計し、大型青物とのガチンコパワー勝負が楽しめる、ヒラマサ用の遠投磯竿です。
スパイラルXコアとハイパワーX、ナノピッチ製法による補強で、ヒラマサの全力の走りにも対抗できます。
ブランクスのブレも抑えているのでパワーロスも少なく、潮目が遠い場合には遠投にも対応できます。
最大限の補強を施しながらも390gと軽量に設計され、長丁場の釣りでも扱いやすいでしょう。
【シマノ】
ヒラマサスペシャル 500
メーターアップの大物対応!本場北九州で鍛えられた本格派
大型のヒラマサをターゲットに設計された、ハイパワー設計のヒラマサ専用竿です。
大型ヒラマサ釣りの本場でもある北九州での釣りを想定し、上カゴ仕掛けの遠投釣りに対応した調子になっています。
ハイパワーXとスパイラルX、細部への補強も加えて、メータークラスのパワーに対応できる剛性感を実現しています。
それでいて乗せ調子の味付けも忘れず、無理せずにやり取りできる柔軟性も活かしたやり取りが可能です。
ヒラマサ磯竿の購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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